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石油元売・エネルギー企業向け|新エネルギー事業への転換と投資ポートフォリオ構築の実践フレームワーク

ホワイトペーパー

次のエネルギー事業に、どの順番で投資するか。分散投資を脱し、成長事業へ集中投資する判断軸

第7次エネルギー基本計画では、2040年度の電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を40〜50%程度とする見通しが示されました。航空燃料では2030年に10%をSAFに置き換える目標があり、水素・アンモニアや合成燃料の開発も進んでいます。一方、新しいエネルギー事業は成熟度・収益化までの期間・必要な投資の規模が大きく異なります。多くのテーマに少しずつ投資する分散投資のままでは、既存事業の縮小を補う収益の柱にはなりません。

本資料は、石油元売・エネルギー企業が既存事業の収益を原資に、新規事業への投資の順番と規模を判断するための考え方とアプローチをまとめたホワイトペーパーです。

■ 本資料で解説する5つのテーマ

事業転換が「投資配分の判断」になった理由
エネルギー転換をめぐる主な動き
新規事業の投資判断を阻む壁
投資ポートフォリオの4層フレームワーク
セルフ診断と次のステップ

■ 新規事業への投資集中を阻む3つの構造的な壁

第1の壁 不確実性:技術の成熟度・需要の立ち上がり・政策支援の変更リスクにより収益化の時期が見通せない
第2の壁 分散:新規事業のテーマが多すぎて1つひとつの規模が小さく、推進人材も分散し収益の柱が育たない
第3の壁 投資判断:事業ごとに判断基準が異なり、撤退基準がなく、既存事業との原資配分も定まらないため資金を集中できない

■ 投資ポートフォリオ 4層フレームワーク

Layer1 新規事業の評価:市場・技術・収益化時期・必要投資額・自社の強みによる共通基準での評価
Layer2 事業の分類:集中・育成・探索の3つへの分類
Layer3 段階的な投資判断:節目ごとの継続・見直し・撤退・提携の判断
Layer4 経営・資金配分:既存事業と新規事業の原資の一体的な配分計画

■ 3ステップの実行ロードマップ

STEP1(0〜6か月):新規事業の評価と分類。候補事業を棚卸しし、共通基準で評価して集中・育成・探索に分類し、重点投資する事業を明確化します。

STEP2(6〜18か月):投資計画と判断の仕組み。事業ごとに段階的な投資計画を立て、節目ごとの見直し基準と既存事業からの原資配分計画を整えます。

STEP3(18か月〜):集中投資と投資計画の見直し。集中する事業に資金と人材を振り向け、技術・需要・政策の変化に合わせて節目ごとに投資・提携・撤退を判断します。

■ こんな課題をお持ちの方へ

・新規事業を共通の基準で評価していない
・多くの事業に少しずつ投資している
・事業の節目ごとの判断基準がない
・既存事業と新規事業の原資の配分を計画していない

アクセンチュアでは、新規事業の評価から投資の計画・判断の仕組み・原資配分・実行まで段階的に支援しています。まずはお気軽にご相談ください。

このカタログについて

ドキュメント名 石油元売・エネルギー企業向け|新エネルギー事業への転換と投資ポートフォリオ構築の実践フレームワーク
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 795.5Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 アクセンチュア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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スライド 1

WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 次のエネルギー事業に、 どの順番で 投資するか 石油元売・エネルギー企業のための 新エネルギー事業への転換と投資ポートフォリオ構築の実践フレームワーク 40~50% 10% 投資配分 2040年度の電源構成に 2030年に航空燃料を 既存事業と新規事業 占める再エネの見通し SAFに置き換える目標 のバランス 本稿の内容 新エネルギー事業の成熟度(概念図) 再エネ発電 1 事業転換が「投資配分の判断」になった理由 SAF・バイオ燃料 2 エネルギー転換をめぐる主な動き EV充電・蓄電 3 新規事業の投資判断を阻む壁 水素・アンモニア 4 投資ポートフォリオの4層フレームワーク 合成燃料 成熟度:低 成熟度:中 成熟度:高 5 セルフ診断と次のステップ ※概念図であり、実際の値は企業・製品により異なります アクセンチュア株式会社 2026年 外部公開版 Supply Chain & Engineering(SC&E) SupplyChain_Engineering@accenture.com Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved.
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WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 2 EXECUTIVE SUMMARY 数ある選択肢のなかで、限られた資金をどう振り向けるか 第7次エネルギー基本計画では、2040年度の電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を40~50%程度とする見通しが 示されました。航空燃料では2030年に10%を持続可能な航空燃料(SAF)に置き換える目標があり、水素・アンモニアや合 成燃料の開発も進んでいます。 一方、新しいエネルギー事業は、成熟度、収益化までの期間、必要な投資の規模が大きく異なります。本稿では、石油元売・エ ネルギー企業が、既存事業の収益を原資に、新規事業への投資の順番と規模を判断するための考え方とアプローチを整理しま す。 Why 1 「新規事業の探索」ではなく「投資配分の判断」から始める事業転換 多くのエネルギー企業は、再生可能エネルギー、SAF、水素、EV充電など、複数の新規事業に取り組んでいます。しかし、それぞれの規模 が小さく、投資が分散したままでは、既存事業の縮小を補う収益の柱にはなりません。 新規事業の成熟度や収益化の時期に加え、自社の設備・顧客基盤・物流網などの強みを生かせるかを評価し、投資の優先順位を決め ることが求められています。 図1 エネルギー事業のバリューチェーンと転換のホットスポット 既存事業 新規事業の候補 事業化 資金 顧客 技術の 精製・販売 再エネ発電 投資の規模 電力会社 成熟度 SAF・ 石油化学 原料の確保 投資回収の時期 航空会社 バイオ燃料 水素・ 需要の 物流網 公的資金の活用 産業顧客 アンモニア 見通し 不確実性:大 不確実性:中 不確実性:小 図1:技術・原料・需要、投資回収時期などの不確実性が大きいです(概念図) 40~50% 10% 2026年度 2040年度の電源構成に 2030年に航空燃料を GX-ETSが 占める再エネの見通し SAFに置き換える目標 本格稼働 ※出典:資源エネルギー庁「第7次エネルギー基本計画」(2025年2月)、国土交通省、経済産業省。図1と表紙の図は概念図です。 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 3 図2 新規事業への投資の集中を阻む3つの構造的な壁 第1の壁 第2の壁 第3の壁 不確実性 分散 投資判断 技術 ・ 需要 ・ 政策 テーマ ・ 規模 ・ 人材 基準 ・ 撤退 ・ 原資 ・技術の成熟度が事業ごとに違う ・新規事業のテーマが多すぎる ・判断基準が事業ごとに異なる ・需要の立ち上がりが読めない ・1つひとつの規模が小さい ・撤退の基準がない ・政策支援の変更・縮小の可能性 ・新規事業を推進する人材が分散 ・既存事業との原資配分 収益化の時期が見通せない 収益の柱が育たない 資金を集中できない 図2:不確実性・分散・投資判断の3つの壁が、新規事業への投資の集中を難しくしています Why 2 新規事業を同じ物差しで比べ、投資の順番を決める 新規事業を比べるには、市場の大きさ、技術の成熟度、収益の時期、必要な投資、自社の強みが生きるかを、共通の基準で評価する必 要があります。評価をもとに、すぐに収益化を目指す事業、段階的に育てる事業、小さく試して見極める事業に分けます。 事業の節目ごとに投資の継続・見直しを判断することで、不確実性に対応します。また、既存事業の効率化で生み出した資金を計画的 に新規事業へ配分し、事業転換を推進します。 図3 エネルギー転換をめぐる主な動き 2020年 2021年 2023年 2024年 2025年 2030年 2040年度 1 2 3 4 5 6 7 2050年カーボン 第6次エネルギー GX推進法 水素社会 第7次エネルギー SAF10%の 再エネ40~50% ニュートラル宣言 基本計画 が成立 推進法が成立 基本計画 目標年 の見通し 政策・制度の整備 新エネルギーの目標・見通し 図3:政策と目標が整い、新エネルギー事業への投資を判断する局面に入りました 分散投資ではなく、重点投資する事業の選択が求められています。 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 4 Why 3 投資配分は「新規事業部門だけ」では決められない 新規事業への投資は、既存事業の収益計画、設備の転換、人材の配置、財務の方針と一体で判断する必要があります。そこには3つの 課題があります。 共通の評価基準 1 市場・技術・収益化の時期・必要投資額・自社の強みに基づき、新規事業を同じ基準で評価します。 段階的な投資の仕組み 2 事業の節目ごとに継続・見直しを判断する、段階的な投資の仕組みを整えます。 既存事業との原資の配分 3 既存事業の効率化で生み出した資金を、計画的に新規事業に振り向けます。 図4 従来の新規事業投資と目指す姿 従来の新規事業投資 目指す姿 多くのテーマに少しずつ投資する 評価に基づき投資を集中する 事業ごとに判断基準が異なる 共通の基準で事業を比べる 一度決めた投資を続ける 節目ごとに継続の有無を見直し 既存事業と新規事業を別々に計画 原資の配分を一体で計画する 撤退の基準が定まっていない 撤退と提携の基準を明確にする アプローチ 共通の基準で新規事業を比べ、段階的に投資する 新規事業の候補を、市場・技術・収益化の時期・必要投資額・自社の強みの観点で評価し、集中・育成・探索の3つに分けます。投資 は事業の節目ごとに判断する段階的な形にし、既存事業から生み出す原資の配分と合わせて計画します。それを支えるのが次の4層の仕 組みです。 図5 新エネルギー事業の投資ポートフォリオ 4層フレームワーク Layer 4 経営・資金配分 原資の配分 財務方針 事業構成 既存事業と新規事業の原資の配分 Layer 3 段階的な投資判断 節目判断 撤退基準 提携 節目ごとの継続・見直し・撤退の判断 Layer 2 事業の分類 集中 育成 探索 集中・育成・探索への分類 Layer 1 新規事業の評価 市場 技術 自社の強み 市場・技術・収益化時期・必要投資額・強み 図5:新規事業の評価を土台に、分類・段階的な投資判断・資金配分を積み上げます Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 5 図6 新エネルギー事業への転換 実行ロードマップ STEP 1 0~6ヵ月 STEP 2 6~18ヵ月 STEP 3 18ヵ月~ 新規事業の評価と 投資計画と 実行と 分類 判断の仕組み 継続的な見直し 候補事業の棚卸し 段階的な投資計画 集中事業の拡大 共通基準での評価 節目における判断基準 節目ごとの見直し 集中・育成・探索の分類 原資の配分計画 提携・撤退の判断 重点投資する事業の 投資判断の仕組みが整う 新規事業の収益化を実現 明確化 図6:評価・計画・実行の3段階で、新エネルギー事業を収益の柱に育てます STEP 1 新規事業を同じ基準で評価する 取り組んでいる新規事業と候補を棚卸しし、市場の大きさ、技術の成熟度、収益の時期、必要な投資、自社の強みで評価します。集中 ・育成・探索の3つに分類します。 STEP 2 投資の計画と判断の仕組みをつくる 事業ごとに段階的な投資計画を立て、節目ごとに見直す仕組みをつくります。既存事業の効率化により得られた原資の配分も併せて計 画します。 STEP 3 集中投資と投資計画の見直し 集中する事業に資金と人材を振り向け、拡大を進めます。技術・需要・政策の変化を継続的に把握し、節目ごとに投資・提携・撤退を判 断します。 期待する成果 段階ごとに得られる成果 短期(0~6ヵ月) 中期(6~18ヵ月) 長期(18ヵ月~) → 新規事業の棚卸し → 段階的な投資計画 → 集中事業の拡大 → 共通基準での評価 → 節目における判断基準 → 投資効率の向上 → 事業の分類 → 原資の配分計画 → 新規事業の収益化 ※成果の時期は目安であり、対象範囲や現状により異なります Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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WHITE PAPER|石油・石炭製品 × 戦略・経営企画 6 セルフ診断 新エネルギー投資を、成長が見込める事業に集中できているか? 以下の項目に1つでも当てはまる場合、投資が分散すると、収益の柱が育たない可能性があります。 図7 新エネルギー投資 セルフ診断チェック 新規事業を共通の基準で評価していない 要対応レベル → 早急な対応が必要な可能性があります 多くの事業に少しずつ投資している 0 → 早急な対応が必要な可能性があります 現時点では大きな懸念なし 事業の節目ごとの判断基準がない 1~2 → 早急な対応が必要な可能性があります 注意が必要 撤退や提携の基準が定まっていない → 早急な対応が必要な可能性があります 3以上 既存事業と新規事業の原資の配分を計画していない 早急に着手 → 早期の見直しをおすすめします 当てはまる項目の数 新規事業の収益化の時期を見通せていない → 早期の見直しをおすすめします 図7:紫の背景は早急な対応が必要な項目、灰色の背景は早期の見直しをおすすめする項目です 1つでも当てはまる場合 3つ以上当てはまる場合 投資が分散すると、収益の柱が育たない可能性があります。ま 投資ポートフォリオの見直しに早急に着手すべき段階です。共 ずは、取り組んでいる新規事業の一覧と投資額を確認してくだ 通の基準での評価から始め、集中する事業を決めることをおす さい。 すめします。 次のステップ 新規事業ポートフォリオの現状診断から始める 新エネルギーへの事業転換は、すべての事業を一度に決める必要はありません。取り組んでいる新規事業を同じ基準で評価することから始 まります。アクセンチュアでは、新規事業の評価から、投資の計画と判断の仕組み、原資の配分、実行まで、段階的に支援しています。 新エネルギー事業への投資判断を、まずは相談してみませんか? 現状診断のご相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。 アクセンチュア株式会社 Supply Chain & Engineering(SC&E) SupplyChain_Engineering@accenture.com 本稿のデータは公表情報・統計資料に基づきます。図は概念図を含みます。個別の投資・経営判断については、当社の専門家にご相談ください。 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com