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民間の技術が、国を守る時代へ。防衛・デュアルユース市場への参入戦略|製品開発と政府調達戦略の実践フレームワーク

ホワイトペーパー

自社技術の適合性診断から、情報保全などの体制整備、プライム企業との連携、民生と防衛を両立する事業化まで、4層の参入フレームワークをご紹介

日本は2023~2027年度の5年間で、約43兆円の防衛力整備を進めています。無人機・宇宙・サイバー・AIなど、民生分野で発展した技術の防衛への活用が求められ、防衛生産基盤の強化や装備移転の制度見直しも進みました。民間企業にとって、新たな市場機会が開かれつつあります。一方で、防衛分野には独自の調達制度、情報保全、輸出管理などの要件があり、民生技術を持っていても、それだけでは参入できません。

本ホワイトペーパーは、「防衛産業の担い手は、もはや一部の大企業だけではない」という視点から、民生技術を持つ企業が防衛・デュアルユース市場へ参入するための課題を整理し、製品開発と政府調達の戦略立案のアプローチを示した資料です。

【こんな方におすすめです】
・民生向けの技術・製品を持つメーカー、スタートアップ企業の経営層、事業開発・営業・技術部門のご担当者様
・自社の技術が防衛分野でどう活かせるか、判断の材料を求めている方
・防衛装備品の調達制度、情報保全、輸出管理への対応に不安をお持ちの方
・プライム企業や研究機関との連携を検討している方

【本書の内容】

防衛力強化が民生技術を求める理由
従来型の装備に加え、無人機・宇宙・サイバー・電子戦・AIといった新しい領域の比重が高まっています。これらの多くは民生分野で技術革新が進んでおり、民間企業の技術を取り込むことが、防衛力強化の前提となっています。防衛・デュアルユース市場のエコシステムを図解します。
民間企業の参入を阻む3つの壁
「調達制度の複雑さ」「情報保全への対応」「事業リスクの見極め」という3つの壁を取り上げ、制度・体制・事業性を同時に乗り越える必要があることを解説します。
防衛・デュアルユースをめぐる制度の動き
防衛力整備計画の開始、装備移転の制度見直し、セキュリティ・クリアランス制度の運用開始、関連予算をGDP比2%とする目標年度など、制度面の整備の流れを時系列で整理します。あわせて、参入の鍵は「技術」より「政府調達への適応」であることをご紹介します。
民生と防衛を両立する事業設計
「要件の違いの管理」「受注までの長いリードタイム」「パートナーの選定」という3つの課題と、「防衛は一部の大企業の市場」から「自社技術の防衛活用を戦略的に検討」へ、従来の姿勢から目指すべき姿への転換を示します。
市場参入の4層フレームワーク
Layer 1「技術適合性の診断」、Layer 2「制度・体制の整備」、Layer 3「提案・パートナー戦略」、Layer 4「事業ポートフォリオ」。技術の適合性を土台に、体制・提案・事業設計を積み上げる実践フレームワークをご紹介します。
実行ロードマップと期待する成果
STEP 1(0~6ヵ月)技術適合性の診断と参入方針の策定、STEP 2(6~18ヵ月)体制整備と実証・共同研究、STEP 3(18ヵ月~)継続受注と事業化。3段階で進める具体的な道筋と、短期・中期・長期の期待する成果をまとめています。
セルフ診断チェックと次の一手
「自社技術が防衛のどの領域で活かせるか評価していない」「防衛装備品の調達制度を理解していない」「情報保全の体制・資格の整備に着手していない」など、6項目のセルフ診断で、自社の防衛市場参入への備えを確認できます。

【ポイント】
防衛市場への参入は、いきなり大型案件を狙う必要はありません。まず自社の技術が防衛のどこで活かせるかを見極めることが第一歩です。防衛力整備の計画期間は限られており、参入の準備には時間がかかります。制度が整ったいまこそ、自社の技術を活かす経路を描く好機です。

アクセンチュアでは、技術適合性の診断から、参入戦略、体制整備、事業化まで、段階的にご支援しています。技術適合性診断(無償)も受け付けておりますので、ぜひ本資料をご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

このカタログについて

ドキュメント名 民間の技術が、国を守る時代へ。防衛・デュアルユース市場への参入戦略|製品開発と政府調達戦略の実践フレームワーク
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 1Mb
取り扱い企業 アクセンチュア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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WHITE PAPER|航空機・防衛 × 営業・マーケティング 防衛・デュアルユースのエコシステム ! プライム 企業 民間の技術が、 防衛省・ 部品・ 防衛装備庁 素材 国を守る時代へ。 スタート 防衛・デュアルユース アップ企業 民生 技術 市場への参入戦略。 研究 機関 ! 防衛・デュアルユース製品開発と 海外 共同開発 政府調達戦略の実践フレームワーク 装備・ 運用 2025年 2% 43兆円 セキュリティ・ 2027年度の 2023〜27年度 防衛関係費(当初予算)の推移(兆円) クリアランス GDP比目標 の整備計画 制度の運用 10 8.7 9 7.9 本稿の内容 8 6.8 7 1 防衛力強化が民生技術を求める理由 6 5.4 2 防衛・デュアルユースをめぐる制度の動き 5 4 3 民生と防衛を両立する事業設計 3 2 4 市場参入の4層フレームワーク 1 0 5 セルフ診断チェックと次の一手 FY22 FY23 FY24 FY25 整備計画の前 計画期間 直近年度 2025年 セキュリティ・クリアランス制度の運用開始 2027年度 関連予算をGDP比2%とする目標年度 43兆円 アクセンチュア株式会社 2023〜2027年度の防衛力整備計画の総額 Supply Chain & Engineering(SC&E) SupplyChain_Engineering@accenture.com 2026年 外部公開版
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エグゼクティブサマリー / Why 1 2 EXECUTIVE SUMMARY 防衛産業の担い手は、もはや一部の大企業だけではない。 日本は2023〜2027年度の5年間で約43兆円の防衛力整備を進めている。無人機・宇宙・サイバー・AIなど、民生分野で発展した 技術の防衛への活用が求められ、防衛生産基盤の強化や装備移転の制度見直しも進んだ。民間企業にとって、新たな市場機会が開 かれつつある。 本稿は、民生技術を持つ企業が防衛・デュアルユース市場へ参入するための課題を整理し、製品開発と政府調達の戦略立案のアプロ ーチを示す。 Why 1 防衛力の抜本強化が、民生技術への需要を生んでいる 防衛力の整備では、従来型の装備に加え、無人機・宇宙・サイバー・電子戦・AIといった新しい領域の比重が高まっている。これらの多くは民 生分野で技術革新が進んでおり、民間企業の技術を取り込むことが防衛力強化の前提となっている。 一方で、防衛分野には独自の調達制度、情報保全、輸出管理などの要件があり、民生技術を持っていても、それだけでは参入できない。 図1 防衛・デュアルユース市場のエコシステム 技術の担い手 技術・製品 統合・提案 防衛当局 用途・市場 ! 民生 無人機・ プライム 自衛隊の メーカー ロボット 企業 装備・運用 スタート 宇宙・ サブコン 防衛省・ 防衛装備 アップ企業 センサー トラクター 防衛装備庁 の移転 ! 大学・ AI・ 海外 民生への 研究機関 サイバー パートナー 還元 参入経路の要所 図1:民生技術はプライム企業や海外パートナーを経由して防衛装備に組み込まれる 43兆円 GDP比2% 新領域 2023〜27年度の 2027年度の 無人機・宇宙・ 防衛力整備計画 関連予算目標 サイバー・AI ※数値は公表情報・業界調査に基づく推計値・目安を含む Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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Why 1(続き)/ Why 2 3 図2 民間企業の防衛市場参入を阻む3つの壁 第1の壁 第2の壁 第3の壁 制度 ・ 仕様 ・ 契約 情報保全 ・ 資格 ・ 体制 輸出管理 ・ 評判 ・ 収益 調達制度の複雑さ 情報保全への対応 事業リスクの見極め ・民生と異なる調達・契約の仕組み ・秘密情報を扱う資格と体制が必要 ・輸出管理・技術流出への対応 ・仕様書・試験・品質要求が独特 ・社内規程・設備の整備に時間を要する ・社内外の理解と評判への配慮 ・受注までの期間が長い ・人の適格性確認も求められる ・少量生産での採算確保 制度理解が参入の前提 体制整備に時間を要する 経営としての判断が要る 図2:制度・体制・事業性の三つを乗り越えて初めて、技術が防衛市場で活きる Why 2 参入の鍵は「技術」より「政府調達への適応」 優れた技術を持つ民間企業が防衛市場で苦戦する最大の理由は、技術ではなく、政府調達への適応である。防衛当局の課題を理解し、プ ライム企業や研究機関と組み、制度に沿った形で技術を提案できる体制をつくること。デュアルユースの技術を、民生と防衛の双方で収益化す る事業設計も欠かせない。 図3 防衛・デュアルユースをめぐる主な制度の動き 安保3文書の 防衛生産基盤 重要経済安保 防衛関連予算 改定 強化法の施行 情報保護法成立 GDP比2%の目標年度 2023 2023 2025 1 2 3 4 5 6 7 2022 2023 2024 2027 セキュリティ・ 防衛力整備 装備移転の クリアランス 計画の開始 制度見直し 制度の運用開始 制度の整備 参入準備の節目 図3:制度面の整備が進み、民間企業が参入しやすい環境が整いつつある 制度は整いつつある ── 問われているのは、民間企業がその機会を事業として取り込めるかどうかだ。 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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Why 3 / アプローチの方向性 4 Why 3 民生と防衛の「両立」を事業として設計する デュアルユース事業は、防衛向けの売上だけで成り立たせるのは難しい。民生と防衛の双方で技術と製品を活かし、それぞれの要件の違いを 管理できる事業設計が求められる。そこには3つの課題がある。 1 課題 2 課題 3 課題 要件の違いの管理 受注までの長いリードタイム パートナーの選定 防衛向けは耐環境性・信頼性・情報保全 研究段階から装備化まで年単位を要する。 プライム企業・研究機関・海外企業のうち、 の要件が厳しい。民生品との共通化と差分 民生事業と組み合わせた収益計画が欠か どこと組むかで参入経路が大きく変わる。 の管理が必要。 せない。 図4 従来の姿勢と目指すべき姿 ✕ 従来の姿勢 目指すべき姿 ✕ 防衛は一部の大企業の市場 自社技術の防衛活用を戦略的に検討 ✕ 技術があれば売れると考える 防衛当局の課題を起点に提案 ✕ 単独で参入を試みる プライム企業・研究機関と連携 ✕ 情報保全は受注後に対応 参入前に体制と資格を整備 ✕ 防衛向けだけで採算を考える 民生と防衛の両面で収益化 アプローチ 自社技術の適合性診断から、段階的に参入する まず自社の技術・製品が防衛のどの領域で活かせるかを診断し、狙う案件と参入経路を定める。そのうえで情報保全や品質の体制を整え、実 証・共同研究から実績を積み上げる。それを支えるのが次の4層の参入フレームワークである。 図5 防衛・デュアルユース市場 4層の参入フレームワーク Layer 4 事業ポートフォリオ 収益計画 民生展開 装備移転 民生と防衛の両面で収益化する事業設計 Layer 3 提案・パートナー戦略 課題把握 提案戦略 連携先選定 防衛当局の課題に沿った提案と連携先の選定 Layer 2 制度・体制の整備 情報保全 品質保証 輸出管理 情報保全・品質保証・輸出管理の体制づくり Layer 1 技術適合性の診断 技術棚卸 ニーズ把握 適合評価 自社技術と防衛ニーズの対応関係を可視化 図5:技術の適合性を土台に、体制・提案・事業設計を積み上げる Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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実行ロードマップ / 期待する成果 5 図6 防衛・デュアルユース市場参入 ロードマップ STEP 1 STEP 2 STEP 3 0〜6ヶ月 6〜18ヶ月 18ヶ月〜 技術適合性の診断と 体制整備と 継続受注と 参入方針の策定 実証・共同研究 事業化 自社技術の棚卸し 情報保全体制の整備 装備化案件への参画 対象領域・案件の特定 研究公募・実証への応募 民生への展開 参入経路の検討 プライム企業との連携 継続的な受注体制 「どこで勝負するか」が決まる 実績づくりの土台が整う デュアルユース事業の確立 図6:診断・体制整備・事業化の3段階で、防衛市場での実績を積み上げる STEP 1 自社技術と防衛ニーズを照らし合わせる 自社の技術・製品を棚卸しし、防衛力整備で重視される領域との対応関係を整理する。狙う領域と案件、プライム企業経由か直接かとい った参入経路を定める。 STEP 2 体制を整え、実証から実績を積む 情報保全・品質保証・輸出管理の体制を整えたうえで、研究公募や実証事業に参加し、防衛当局やプライム企業との関係を築く。 STEP 3 民生と防衛の両面で事業化する 装備化案件への参画を目指しつつ、民生市場への展開も並行して進め、受注の波に左右されにくい事業構造をつくる。 期待する成果 変革が生み出す具体的な価値 短期(0〜6ヶ月) 中期(6〜18ヶ月) 長期(18ヶ月〜) → 技術適合性の把握 → 情報保全体制の整備 → 装備化案件の受注 → 対象領域の決定 → 実証・研究への参加 → 民生への展開 → 参入経路の選定 → 連携先との関係構築 → 継続受注の体制 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com
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自己診断 / 次のステップ 6 自己診断 あなたの会社の防衛市場参入への備えは? 以下の項目に一つでも当てはまれば、まず現状の確認を。リスクが潜んでいる可能性がある。 図7 防衛市場参入への備え セルフ診断チェック ☐ 自社技術が防衛のどの領域で活かせるか評価していない 警告 → 早急な対応が必要な可能性があります ☐ 防衛装備品の調達制度を理解していない 危険 安全 → 早急な対応が必要な可能性があります ☐ 情報保全の体制・資格の整備に着手していない 参入準備スコア → 早急な対応が必要な可能性があります 要対応レベル ☐ 輸出管理・技術流出への対応方針がない 当てはまる項目が多いほど → 早急な対応が必要な可能性があります 針は「危険」側に振れる ☐ プライム企業・研究機関との接点がない → 早期の見直しを推奨します ☐ 民生と防衛を両立する事業計画がない → 早期の見直しを推奨します 図7:赤は早急な対応が必要な項目、黄は早期見直しの推奨項目 3つ以上当てはまった場合 3つ以上なら、すぐに着手すべき段階です。防衛力整備の計画期間は限られており、参入の準備には時間がかかります。制度が整った いまこそ、自社の技術を活かす経路を描く好機です。 次のステップ まず「技術適合性診断」から始める 防衛市場への参入は、いきなり大型案件を狙う必要はない。まず自社の技術が防衛のどこで活かせるかを見極めることから始まる。アクセンチュ アでは、技術適合性の診断から参入戦略、体制整備、事業化まで、段階的に支援している。 「防衛・デュアルユース戦略、まずは相談してみませんか」 技術適合性診断(無償)を受け付けています。 アクセンチュア株式会社 Supply Chain & Engineering(SC&E) SupplyChain_Engineering@accenture.com 本資料のデータは公表情報・統計資料に基づく推計値・目安を含みます。個別の投資・経営判断については当社の専門家にご相談ください。 Copyright © 2026 Accenture. All rights reserved. Supply Chain & Engineering(SC&E)|SupplyChain_Engineering@accenture.com