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組込みコンピュータ規格の種類とその概要、最新動向について解説しています。
【技術記事】コンピュータ・オン・モジュール規格~ライフサイクルを通しての安定性
この技術記事は、組込みコンピュータ規格の種類とその概要、最新動向について解説しています。
今日、コンピュータ・オン・モジュール市場では多くのことが起こっています。 SMARC 2.1 では、 低消費電力モジュール規格の新しいバージョンがリリースされました。 また、 ハイエンドの組込みコンピューティング規格である COM-HPC も、 多くの新しい疑問を提起しています。 では、 装置メーカーやシステム設計者は何を知る必要があるのでしょうか?
キーワード:COM Express, SMARC, Qseven, COM-HPC, PICMG, SGET
このカタログについて
ドキュメント名 | 【技術記事】コンピュータ・オン・モジュール規格~ライフサイクルを通しての安定性 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 3.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | コンガテックジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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技術記事
ライフサイクルを通しての安定性
コンピュータ・オン・モジュール規格
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1 コンピュータ・オン・モジュール規格
ライフサイクルを通しての安定性
今日、コンピュータ・オン・モジュール市場では多くのことが起こっています。 SMARC 2.1 では、 低
消費電力モジュール規格の新しいバージョンがリリースされました。 また、 ハイエンドの組込みコ
ンピューティング規格である COM-HPC も、 多くの新しい疑問を提起しています。 では、 装置メー
カーやシステム設計者は何を知る必要があるのでしょうか?
オープンでメーカーに依存しないコンピュータ・オン・モジュール規格によって、アプリケーションのライフサイクルは数十年になります。 ETX モジュールのフォームファクタは、
純粋にレガシーバスをベースにしているにもかかわらず、今日でも新しい製品を購入することができます。 PCIe をベースとした規格では、下位互換性のおかげでさらにライフ
サイクルは長くなります。
IHS Markit の市場統計によると、コンピュータ・
オン・モジュールは、 従来の組込みボードである
Mini-ITX や 3.5インチ シングル・ボード・コンピ
ュータ(SBC)などよりも、 広く採用されている組
込みフォームファクタです。 コンピュータ・オン・
モジュールが組込みシステム設計において幅広
く採用されている理由は、カスタマ固有のキャリ
アボードを柔軟に設計できることと、 必要なすべ
てのドライバやファームウェアを含めすぐに使用
でき、容易にモジュールをインテグレーションでき
るという、すばらしいコンビネーションによるもの
です。 このスーパーコンポーネントには、 CPU、
RAM、 高速インタフェースなど、すべての主要な
コンピュータ・オン・モジュールは、組込みシステム開発のための最初
の選択肢で、従来のボードソリューションをしのぎます。
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2 コンピュータ・オン・モジュール規格
構成要素が含まれており、多くの場合グラフィックスユニットも機能検証済みの単一パッケージとして
含まれています。 もう1つの利点は、同じ規格のコンピュータ・オン・モジュールにおいて、プロセッサ世
代間、およびメーカー間で自由に交換することができることです。 これにより、数年後であっても最新
のプロセッサテクノロジーを使用して柔軟にソリューションをスケーリングしたり、アップグレードする
ことができます。 また、マルチベンダー戦略をとることが容易になるため、 価格面で有利なうえ、何よ
りも供給性が保証されます。 モジュールの標準化については2つの独立した委員会があり、ひとつはア
メリカでホストされている PICMG で、もうひとつはドイツの SGET です。 現在、この2つの組織により、
合わせて4つのコンピュータ・オン・モジュール規格が管理されており、それらのほとんどには多数の
派生規格があります。 ハイエンドセグメント向けの規格は COM-HPC と COM Express で、低消費電力
セグメント向けは SMARC と Qseven です。
ハイパフォーマンス向けの新しい COM-HPC
PICMG の最新のコンピュータ・オン・モジュール規格である COM-HPC は、名前が示すように、ハ
イパフォーマンス組込みコンピュータの設計を目的としており、その性能は世界をリードする COM
Express 規格を上回ります。 COM-HPC は、 PCI Express 4.0 や 5.0、25 ギガビット イーサネットなど、
新しい高速インタフェースの搭載を想定しています。 コンガテックのクリスチャン・エダー(Christian
Eder)議長のもと、 COM-HPC サブコミッティーによって、 2種類のモジュールバージョン、COM-HPC
Server と COM-HPC Client が開発されました。 これらの主な技術的な違いは、形状、およびサポート
されるインタフェースの数とタイプ、そしてメモリ容量です。
COM-HPC Server モジュール
COM HPC Server
COM-HPC Server は、組込みコンピューテ
ィングの超ハイエンド向けの規格で、過酷な
環境において大規模なワークロードを管理 65x PCIe
する必要がある新しいエッジサーバとフォグ
サーバに適しています。 COM-HPC Server 2x USB 4.0
は2種類の形状が定義されており、最大64
の PCIe レーン(最大256ギガバイト/秒)と、 2x USB 3.1
最大8つのイーサネット(それぞれ25ギガビッ 4x USB 2.0
ト/秒)を実装することができます。 新しい点 2x SATA
は、COM-HPC Server が x86 テクノロジーに
限定されず、RISC プロセッサや FPGA、あるい 12x GPIO
は GPGU の使用も可能にすることで、これに 2x UART
より、新しいモジュール化の概念が追加されま
す。 サーバアプリケーションの要件を満たすた eSPI, 2x SPI
めに、モジュールはマスター/スレーブ モードと SMB, 2x I2C, IPMB
リモート管理も提供します。 この強力な IPMI 1x NBaseT (max. 10 Gb)
規格の命令セットを活用することで、確立され
たサーバテクノロジーをサーバ・オン・モジュ 8x 25GBE KR
ールでも利用できるようになります。 最大300 Power 12V DC
ワットの電力バジェットを提供する COM-HPC
Server モジュール規格は、 超ハイパフォーマ COM-HPC Server モジュールの主な機能:非常に多くの高速インタフェース、
卓越したネットワーク帯域幅、そしてヘッドレスサーバのパフォーマンス。
ンスの組込みエッジ、およびフォグサーバの開
発に最適です。 これに対して、今日の最も強力な COM Express Type 7 サーバ・オン・モジュールは最
大で100ワットです。もう1つの重要な違いは信号ピンの数で、COM Express のコネクタは440ピンで
すが、COM-HPC では、ほぼ2倍の800ピンになっています。
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3 コンピュータ・オン・モジュール規格
COM-HPC Client モジュール
COM-HPC Client モジュールは、グラフィ
ックスが統合されており、 ハイパフォーマ
ンス組込みシステム向けに設計されてい
ます。 このモジュールは3つのデジタル・デ
ィスプレイ・インタフェース(DDI)と1つの
embedded DisplayPor(t eDP)により、4
つのグラフィックス出力を提供します。 最
大128ギガバイトの RAM 用に、 最大4つの
SO-DIMM ソケットを実装することができま
す。 ペリフェラルの接続には、48の PCIe レ
ーンと2つの USB 4.0 が利用可能です。 組
込みカメラモジュールは、 2つの MIPI-CSI
インタフェースを介して直接接続すること
もできます。 COM-HPC Client モジュール
には、120 mm x 160 mm(Size C)、 120
mm x 120 mm(Size B)、 および120 mm COM-HPC Client とCOM Express Type 6 のインタフェースの違いは、主に PCIe レーンの数と
帯域幅、イーサネットインタフェース、そしてUSB ポートです。
x 95 mm(Size A)の3種類のサイズがあり
ます。
世界で最も成功したモジュール規格、COM Express
最小の COM-HPC Client の形状は、125 mm x 95mm で、COM Express Basic とほぼ同じサイズで
す。 これは、COM-HPC Client が COM Express のはるか上に位置し、 COM Express が対応できない
アプリケーションをターゲットにしていることを示しています。 COM Express は 2005年にリリースさ
れ、ここで紹介しているコンピュータ・オン・モジュール規格の中で、最も長く使われています。 この規
格では、さまざまなモジュールサイズとピンタイプが定義されています。 COM-HPC およびスモール・フ
ォーム・ファクタ(SFF)モジュール規格の Qseven や SMARC とは異なり、COM Express は x86 プロセ
ッサテクノロジーのみを対象としています。
COM Express Type 7 サーバ・オン・モジュール
COM Express にも COM-HPC と同様に、サーバモジュールとクライアントモジュールがあります。お な
じみの Type 6 がクライアントで、Type 7がサーバになります。T ype 7 サーバは COM-HPC と同様に、
グラフィックス出力のないヘッドレス サーバ・オン・モジュールで、組 込みエッジサーバやフォグサーバ
用に設計されています。特 筆すべきは、インタフェースとストレージメディア用に、最大 4x 10 GbE と、
最大 32x の高速 PCIe Gen 3.0 レーンをサポートしている点です。こ のサーバ・オン・モジュールには、
インテル® Xeon® D プロセッサ、あるいは AMD EPYC Embedded 3000 プロセッサを搭載した製品が
あります。こ れらの非常にパワフルな COM Express サーバ・オン・モジュールを使った設計を簡素化す
るために、コンガテックはアプリケーションレディの冷却ソリューションによる100ワットのエコシステ
ムも提供します。
COM Express Type 6 コンピュータ・オン・モジュール
グラフィックスを備えた従来の組込みアプリケーションでは、PICMG COM Express Type 6 モジュール
が理想的です。 これには インテル® Core™ や Pentium®、 Celeron® から AMD Embedded R シリー
ズまでの組込みプロセッサを搭載した製品があります。 95 mm x 125 mm(Basic)、または 95 mm x
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4 コンピュータ・オン・モジュール規格
95 mm(Compact)の形状があり、440ピンのコネクタでキャリアボードに接続され、さまざまな最新
のコンピュータインタフェースを提供します。 最大4つの独立したディスプレイのほか、24の PCIe レー
ン、USB 2.0 および USB 3.0、イーサネット、CANバス、シリアルインタフェースをサポートし、パワフルな
PLC や HMI、製造現場のシステム、あるいはコントロールルームの SCADA ワークステーションを構築
するために必要なすべての機能を提供します。 その他のアプリケーション分野には、ハイエンドのデジ
タルサイネージシステムや画像診断用の高性能医療機器が含まれます。
COM Express Type 10 Mini モジュール
COM Express 規格で最小のフォームファクターである COM Express Mini は55 mm x 84 mm のサ
イズで、 PICMG Type 10 ピン配置が対応しており、 SFF設計向けのCOM Express 規格です。 このモジ
ュールは、 低消費電力の Intel Atom® や Celeron® プロセッサ用に設計されています。 PICMG COM
Express エコシステム全体で、同じコネクタテクノロジーとデザインガイドが使用されているため、 開
発者は大部分の機能を再利用でき、このことが mini 規格の大きなアドバンテージになっています。 し
Processor COM Express Mini, Type 10 Qseven (70 mm x 70 mm) SMARC 2.1
pinout (84 mm x 55 mm) µQseven (70 mm x 40 mm) (82 mm x 50 mm)
Graphics interfaces Max. 2 independent Max. 3 independent Max. 3 independent
LVDS 1x single channel LVDS/eDP 2x dual channel LVDS/eDP 2x dual channel LVDS/eDP/
MIPI DSI
DDI 1x DVI/DP++ 1x DVI/DP++ 2x DP++
Camera inputs - 2x MIPI-CSI (flat foil connector
on module) Up to 4x MIPI CSI
Audio 1x HDA 1x HDA/I²S 1x HDA & 2x i²S
Ethernet 1x Gbit 1x Gbit 2x Gbit
Wireless - - Bluetooth & WLAN optional
Storage 2x SATA 2x SATA 1x SATA
Extensions
PCI Express 4 lanes 4 lanes 4 lanes 2x SerDes support
USB 8x USB 2.0 / 2x USB 3.0 8x USB 2.0 / 2x USB 3.0 6x USB 2.0 / 2x USB 3.0
Industrial I/Os 2x serial / CAN bus 4x serial / CAN bus 2x serial / CAN bus
GPIO 8x 8x 14
SPI 1x 1x 1x
LPC 1x 1x 1x eSPI
SMB 1x 1x 1x
I²C 1x 1x 1x
Qseven と SMARC 2.1 の主な違いはインタフェースの数で、これによってアプリケーション領域が Qseven ではより深く組込みこまれるアプリケーション、SMARC 2.1 はよりビジョンにフォ
ーカスした設計に分けられます。
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5 コンピュータ・オン・モジュール規格
かしながら、S GET規格の SMARC や Qseven はより広く確立され、使用されており、こ れら両方の規
格では、x86 のほか、ARM アプリケーションプロセッサもサポートしています。
深く組み込む機器向けの Qseven
Qseven と SMARC の寸法以外の違い(Qseven:70 mm x 70 mm; SMARC:82 mm x 50 mm)は
簡単に説明できます。 コネクタに関して Qseven は230ピンで、SMARC は314ピンを提供します。 した
がって、Qseven は、IoT ゲートウェイや、コスト最適化された HMI、POS システムなどのような、 深く
組み込まれる設計に適しています。 そのため、 Qseven は最適化された産業用ペリフェラルをサポー
トするために、最大2x USB 3.0、8x USB 2.0、 および最大4つのシリアルインタフェース、 または CAN
バスを提供します。 それに加えて、 最大2台の MIPI-CSI カメラをフラットフォイルコネクタによりモジュ
ールに接続することができます。 Qseven はさらに、 インターネット接続用のギガビットイーサネットポ
ートを提供し、 最大3つの独立したディスプレイをサポートします。 現在、 コンガテックが提供している
Qseven モジュールは、 Intel Atom®( Apollo Lake)プロセッサを搭載した x86 バージョン、あるいは
新しい i.MX 8 や i.MX 8X プロセッサを搭載したARMプラットフォームの2種類があります。
組込みビジョン向けの SMARC
SMARC は、ハイエンドの SFF アプリケーションに適しています。 この規格は最近、リビジョン 2.1 でメ
ジャーアップデートされました。 新しいリビジョンでは、 拡張エッジ接続用の SerDes のサポートなど
多数の新機能が追加されており、モジュール上の2つの追加インタフェースは、 組込みコンピューティ
ングとエンベデッドビジョンとの融合に対するニーズの高まりに対応するために、合計4台の MIPI-CSI
カメラ接続用に使用することができます。 新しい機能は Rev. 2.0 と下位互換性があり、Rev. 2.0 のす
べての拡張機能はオプションであるため、コンガテックのすべての SMARC 2.0 モジュールは自動的に
SMARC 2.1 と互換性があることになります。
コネクタの2つの MIPI インタフェースに加えて、 SMARC のもう1つの際立った機能は、 モジュール上
で WLAN や Bluetooth などのワイヤレスインタフェースを直接サポートしていることです。 SMARC モ
ジュールに理想的なプロセッサは、第5世代 Intel Atom® プロセッサ、 あるいはコンガテックが12種類
の SMARC コンピュータ・オン・モジュールで提供する、新しい i.MX 8 アプリケーションプロセッサのす
べてのレンジになります。
モジュールベースの設計から標準ボードまで
しかしながら、コンピュータ・オン・モジュール
は、必ずしもカスタマ固有の設計を目的として
いるわけではありません。 コンガテックの新し
い 3.5 インチ SBC が示しているように、これら
を使用して標準ボードを柔軟にスケーリングす
ることもできます。 SMARC のスロットを提供す
ることで、モジュールベースの設計と標準化さ
れた組込みボードとの間のギャップを埋めま
す。 このボードは、コンガテックのすべての NXP
i.MX 8 搭載モジュールと一緒に使用するために
最適化されています。 ARM プロセッサの世界 SMARC 2.1 キャリアボードとスケーラブルな 3.5 インチ シングル・ボード・コンピュー
は伝統的に独自設計で使われていることを タ:conga-SMC1は、モジュールベースの設計と非常にスケーラブルな市販の標準ボードと
の間のギャップを埋めます。
考えると、この 3.5 インチ SBC を使った設計
は、 市販(COTS)の標準のボードやシステムに移行するための一歩です。 さらに、 2つのインテグレー
トされた MIPI-CSI 2.0 コネクタにより、 追加のボードなしで MIPI カメラを直接接続できるため、装置
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6 コンピュータ・オン・モジュール規格
メーカーはエンベデッドビジョン アプリケーションを非常に簡単に開発することができます。 装置メー
カーにとってのもう1つの非常に便利な利点は、Basler などのエンベデッドビジョン パートナーのカメ
ラテクノロジーを含めて、 ボードをプラグ・アンド・プレイ ソリューション プラットフォームとして使用で
きることです。 これは、ボードにブートローダや OS、 対応する BSP、そしてプロセッサに最適化された
Basler エンベデッドビジョン ソフトウェアが統合されているためです。
著者:
ゼリコ・ロンカリック(Zeljko Loncaric)、コン
ガテック マーケティングエンジニア
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コンガテック(congatec)について
コンガテック(congatec)は、 組込みコンピューティング製品にフォーカスする、 急速に成長しているテクノロジー企業です。 ハ
イパフォーマンス コンピュータモジュールは、 産業オートメーション、 医療技術、 輸送、 テレコミュニケーション、 その他の多く
の分野の幅広いアプリケーションやデバイスで使用されています。 当社は、 成長する産業ビジネスにフォーカスする、 ドイツの
ミッドマーケットファンドである株主のDBAG Fund VIIIに支えられており、 これらの拡大する市場機会を活用するための資金調
達とM&Aの実績があります。 また、 コンピュータ・オン・モジュールの分野では、 世界的なマーケットリーダーであり、 新興企業
から国際的な優良企業まで優れた顧客基盤を持っています。 コンガテックは、 ドイツのデッゲンドルフに本社を置き、 現在、 米
国、 台湾、 中国、 日本、 オーストラリア、 英国、 フランス、 チェコ共和国に事業拠点を置いています。 詳細については、 当社の
Web サイト www.congatec.com/jp、 または LinkedIn、 Twitter、 YouTube をご覧ください。
本社
congatec GmbH
Auwiesenstraße 5
94469 Deggendorf
Germany
Phone +49 (991) 2700-0
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Chengde Rd. San Diego 浜松町一丁目ビル301 No. 28 Xuanhua Road, Changning District,
10366 Taipei, Taiwan CA 92121 USA Phone +81 (3) 6435-9250 Shanghai 200050, China
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