W H I T E P A P E R
HOT∕COLD、うちのデータはどっち?
仕分け判定
データを「温度」で判定し、置き場を分ける設計ガイド チェックリスト
安く置くだけでは、 ‧配置ワーク
シートつき
⻑期保管は失敗する。
配信技術で、デジタルを動かす。 ©2026 Necfru Inc. 0 1
⽬次
この資料の内容
01 HOT∕COLDという「2つの温度」の考え⽅ P.03
02 安い保管の「落とし⽳」──安いだけで選ぶと逆に⾼い P.07
03 実務ツール:データの仕分けと配置設計 P.10
04 使い分けても「探せる」──necfru drive P.17
05 よくある質問‧お問い合わせ P.20
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HOT∕COLDという
「2つの温度」の考え⽅
⻑期保管で失敗しないコツは「全部を速い保管に置き続けない」こと。データを“温度”=使う頻度で分ける発想を整理します。
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基本の発想
データを「温度」で分ける
HOT∕COLD は、データを使う頻度(=温度)で分ける考え⽅です。よく触るデータは 2 つ の 温 度
「温かい(ホット=HOT)」、めったに触らないが捨てられないデータは「冷たい(コール
速い保管:よく使うデータ向け →
ド=COLD)」と表現します。
この「使う頻度で置き場所を変える」発想が、使う頻度でデータを分けて保管する運⽤で 安い保管:使わないが捨てられない
す。社内でも、社内の共有ファイル保管機はよく使う保管寄り、テープでの保管は安い保
管の代表格、といった住み分けがあります。
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2つの温度の性格
速い保管∕安い保管、それぞれの向き
保管の種類 向くデータ 保管コスト 原本のダウンロード
速い保管 進⾏中案件‧⽇々参照‧共有中 ⾼め すぐダウンロードできる
(よく使うデータ向け=HOT)
安い保管 終了案件‧古い映像‧過去の設計デー 最⼩級 原本を戻す処理のあとダウンロード(待
(使わないデータ向け=COLD) タ‧契約書類 ち時間‧費⽤)
軽いプレビュー(元データを開かず中⾝を確認できる軽い確認⽤データ)は、どちらの保管でも⾃動でつくられ、⾒る‧ダウンロード‧共有は原本を戻す処理なしでできます。時間‧費⽤がかかるのは、安い保
管の原本そのものをダウンロードするときだけ(速い保管の原本はすぐ取り出せます)。保管の料⾦や戻す時間は各サービスで前提が異なります(推定)。
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共通の仕組み
軽いプレビューは、両⽅の保管で使える
保管を「速い∕安い」に分けても、中⾝が⾒えなくなるわけではありません。すべてのフ ポ イ ン ト
ァイルには軽いプレビュー(元データを開かず中⾝を確認できる軽い確認⽤データ)が⾃ 中⾝の確認は、どちらの保管でも原本を戻す処理なし
動でつくられ、速い保管でも安い保管でも、⾒る‧ダウンロード‧共有ができます。 でできる。時間‧費⽤がかかるのは、安い保管の原本
を戻すときだけ。
待ち時間や費⽤がかかるのは、安い保管に置いた原本そのものをダウンロードするとき
(=原本を戻す処理)だけ。中⾝の確認だけなら、原本を戻す処理はいりません。
放送マスターや撮影の⽣素材のような超⼤容量データは、原本を⼿元(社内サーバーやテー
プでの保管など)に置いたまま、保管基盤側には軽いプレビューだけを持つ使い⽅もできま
す。全部を預けなくても、中⾝の確認はいつでも可能です。
だから「安い保管に落とすと死蔵する」という不安は当てはまりません。中⾝は常に確認で
き、原本が本当に必要なときだけ戻せばよいからです。
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安い保管の「落とし⽳」
安いだけで選ぶと逆に⾼い
安い保管は「安い」ことばかり注⽬されますが、選び⽅を誤ると逆に割⾼になります。ここは正直にお伝えします。
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落とし⽳
安い保管に落とす前に知るべき5つ
✓ 原本のダウンロードに時間
安い保管の原本をダウンロードするには「原本を戻す処理」が必要で、待ち時間(数時間〜数⽇級とされることも)が発⽣する設計が⼀般的。※中⾝の確認‧軽
いプレビューの表⽰‧ダウンロード‧共有は、戻す処理なしでできます。すぐ要る原本を落とすと業務が⽌まります。
✓ 戻す‧転送に費⽤
原本を戻す処理(回数‧量‧ダウンロードの通信)に応じた費⽤がかかる設計が⼀般的。原本を頻繁に出し⼊れすると「安いはずが⾼くつく」。
✓ 最低保管期間
早期に削除しても、⼀定期間分の料⾦が発⽣するケースがあります。
✓ ⼩さいファイルで逆に割⾼
⼩さなファイルを⼤量に安い保管へ回すと、1件ごとの付加コストでかえって割⾼になることがあります。
✓ 置いたら探せなくなる
⻑期保管に回した瞬間に⾏⽅不明になり、結局また⼿元へ戻してしまう──これが最⼤の落とし⽳です。
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落とし⽳の結論
安さだけで⼀律に落とすのではなく、
使う頻度と戻す量を⾒積もって 振り分ける。
だから「何を安い保管に落とすか」の仕分け判定こそが実務の肝になります。次章の判定ツールへ。
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実務ツール:データの
仕分けと配置設計
ここからは、⾃社データにそのまま当てはめて使える実務ツールです。5つの観点での仕分け判定、データ種別ごとの配置、戻すコス
トの⾒積もりの考え⽅をまとめました。
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判定の5つの観点
温度は、この5つの観点で判定する
✓ 使う頻度
最後にいつ開いたか。⽇々触るなら速い保管、めったに触らないなら安い保管寄り。
✓ 取り出しの緊急度
原本がすぐ要るか。すぐ要るデータを安い保管に落とすと業務が⽌まります。
✓ 保存年限
法律や社内規程で「捨てられない」データは、⻑期保管を前提に安い保管へ。
✓ 容量の⼤きさ
動画‧⾼解像度画像など、作業領域を圧迫している⼤容量データは退避の優先度が上がります。
✓ 原本の置き場
超⼤容量で全部を預けるとかさむ原本は、⼿元に置いて軽いプレビューだけ預ける選び⽅もできます。
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チェックリスト
仕分け判定チェックリスト(判定基準)
仕分けの観点 速い保管に残す⽬安 安い保管に寄せる⽬安
使う頻度 ⽉1回以上、誰かが開く 90⽇以上、誰も開いていない
原本が要る緊急度 原本をすぐ使う 原本を戻す処理の待ちを許容できる
保存年限 参照‧再利⽤が業務で続く 法律‧社内の年限で保持するだけ
容量の⼤きさ ⼩容量で影響が⼩さい ⼤容量で作業領域を圧迫
原本の置き場 保管基盤で原本も管理したい 原本を⻑期保管したい(超⼤容量なら⼿元+軽いプレビ
ューも可)
使い⽅:各データ種別を5つの観点で当てはめ、多く該当する側へ寄せます。迷ったら「速い保管に残す」が安全。原本を頻繁に戻すデータを安い保管に落とすと、戻す費⽤でかえって割⾼になり得ます(中⾝の
確認は軽いプレビューで、戻す処理なしにできます)。
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記⼊例
仕分け判定チェックリスト(記⼊例)
データ種別 使う頻度 緊急度 保存年限 容量 判定
進⾏中プロジェクト∕提 本⽇ 即時 — ⼩ 速い保管
案‧⾒積
過去案件フォルダ∕図 180⽇前 低い 10年 約1.2TB 安い保管
⾯‧検査記録
過去の帳票‧スキャン 90⽇前 低い 7年 約400GB 安い保管
PDF
納品済みの撮影‧映像素 120⽇前 低い 5年 約3TB 安い保管
材(4K)
放送マスター‧撮影⽣素 ほぼなし 中⾝確認のみ ⻑期 超⼤容量 安い保管+原本は⼿元
材(⻑尺)
容量を⾷う上位フォルダから記⼊し、5つの観点で当てはめて判定します。超⼤容量の原本は、⼿元(テープでの保管など)に置いて軽いプレビューだけ預ける選び⽅もできます。
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ワークシート
仕分け配置ワークシート(記⼊例)
データ種別 置き場 配置の理由 探す⼿がかり
進⾏中案件‧共有中ファイル 速い保管 ⽇々参照‧共有中で即時性が要る フォルダ∕通常の検索
終了案件‧確定版の書類 安い保管 更新なし‧保存年限で保持するだけ ⽬印(タグ)‧AI概要
過去の設計データ‧古い図⾯ 安い保管 使わないが捨てられない‧⼤容量 ⽬印(タグ)‧軽いプレビュー
過去の放送素材‧映像 安い保管 低頻度だが必要時に取り出す ⽂字起こし‧横断検索
放送マスター‧撮影⽣素材 安い保管(原本は⼿元) 超⼤容量‧原本は⼿元で管理 軽いプレビュー
データ種別ごとに「どこへ‧なぜ‧どう探すか」を1⾏ずつ埋めます。探す⼿がかりまで決めておくことが、安い保管に回したデータを死蔵させないコツです。
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試算の考え⽅
原本を戻す費⽤‧時間は「頻度×量」で⾒積もる
安い保管の費⽤は、⼤きく「置いておく費⽤」と「原本を戻す費⽤」に分かれます。中⾝ 試 算 の コ ツ
の確認‧軽いプレビューの表⽰は戻す処理がいりません。安さだけで⼀律に落とすと、原 移す前に「本当に使わないか」を頻度で⾒積もる。具
本を戻すときにかえって⾼くつきます。 体的な料⾦‧御社データでの試算は、お問い合わせく
ださい。
考え⽅はシンプルです。原本を滅多に戻さない確信度が⾼いデータほど安い保管向き。原
本を戻す回数が多いと、安いはずの保管が割⾼になります。
置く費⽤:容量×保管の料⾦。安い保管の料⾦は速い保管より⼤きく下がるのが⼀般的(推
定)。
戻す費⽤:原本を戻す処理(回数‧量‧通信)に応じて発⽣。最低保管期間‧⼩容量割⾼に
も注意。
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⽐較
分けずに持ち続ける vs 使う頻度で分ける
分けない(全部を速い保管に置き続ける) 分ける(速い保管∕安い保管)
保管コスト △ 使わないデータにも作業⽤と同じ料⾦ ◎ 使う頻度に応じて置き分け、保管コストを最適化
業務速度 △ 速いが、容量圧迫で頭打ちになりがち ◎ 作業⽤は速い保管に残し速度を維持
⻑期保管 △ 容量上限‧増設に追われ続ける ◎ 使わないが捨てられないデータを安く保持
探せるか △ 膨れ上がり、どこに何があるか属⼈化 ◎ 安い保管に回した後も中⾝から再発⾒できる
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使い分けても「探せる」
necfru drive
多くの解説は「どこに安く置くか」で終わり、「置いたあと、どう探すか」が語られません。探せる状態のまま⻑期保管して初めて、
使い分けは意味を持ちます。
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探せる仕組み
安い保管に回したデータも、中⾝から再発⾒する
necfru drive は、データを使う頻度で速い保管‧安い保管に分けつつ、AIで探せる状態の デ ー タ の 扱 い
まま⻑期保管できる法⼈向けの保管基盤です。置き場を分けた後も、中⾝から再発⾒する AIによる解析で、顧客データがAIモデルの学習に利⽤
仕組みがあります。 されることはありません。既存クラウド(Dropbox∕
AI概要⽣成:内容を⾃動で要約し、開かなくても⼀覧で中⾝を把握。 Box∕Google Drive∕OneDrive∕SharePoint)は作業
場のまま併⽤できます。
AI⾃動タグ付け:場所‧⼈物‧案件名‧キーワードを抽出し、探す⼿がかり(⽬印)に。
動画の⽂字起こし∕軽いプレビュー:⻑尺の映像も発⾔を⽂字にでき、原本を開かず軽く中
⾝を確認。
AI横断検索:概要‧⽬印(タグ)‧⽂字起こし‧付帯情報(作成⽇‧案件名など)をまたいで
探せる。ファイル名を思い出せなくても候補を提⽰。
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適性
necfru drive が向く条件‧向かない条件
万能ではありません。向く場合と向かない場合を正直にお伝えします。作業⽤クラウドを置き換えるものではなく、作業場の隣に置く“探せる保管基
盤”です。
向く:既存クラウドを使い続けたい∕⼤容量‧完了案件だけ別保管したい∕名前だけでは探しにくい∕中⾝を確認して再利⽤したい∕AIで検索性を⾼めた
い∕権限管理も維持したい。
向かない:Office ⽂書の共同編集そのものを改善したい∕個⼈向けの写真‧動画保管が⽬的∕とにかく最安の保管先だけを探している∕全ファイルを常時
すぐ編集したい。
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よくある質問‧
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