W H I T E P A P E R
消したくない‧消せない。でも⽇常では使わない。
そのファイル、消さずに“探せる形”で残せます。
消さずに残す。 判定‧フロー‧
ワークシートつき
捨てられないファイルの
保管ルール設計ガイド
配信技術で、デジタルを動かす。 ©2026 Necfru Inc. 0 1
⽬次
この資料の内容
01 なぜ「削除できないファイル」は溜まるのか P.03
02 消す∕残すを迷わない「判断の型」 P.06
03 削除せず‧乗り換えず残す P.11
04 AIで“探せる状態”にする+実務ツール P.14
05 よくある質問(FAQ) P.18
06 necfru drive の位置づけ P.21
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01
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なぜ「削除できない
ファイル」は溜まるのか
完了案件の図⾯、過去の提案書、検査動画、契約書類。消す判断がつかず、作業場所に置けば埋もれ、奥へ逃がせば⾏⽅不明——こ
の構造を、まず4つの背景で整理します。
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困りごとの背景
「使わないのに消せない」4つの理由
✓ 法令で“捨てられない”
契約書‧帳簿‧取引書類には法定の保存年限があります。会社法で契約書は原則10年、法⼈税法で帳簿等は原則7年(⽋損⾦の繰越で最⻑10年)、電⼦取引データ
は2024年から電⼦のまま保存、といった例が代表的です(年限は書類種別‧法改正で変わるため最新の法令‧⾃社規程でご確認ください)。
✓ 社内規程‧再利⽤で“捨てたくない”
完了案件の図⾯‧提案書‧検査記録‧過去⾒積は「いつか参照する」「トラブル時の証跡」で消せません。⼀件ずつ判断するコストが⾼く、結局“全部残す”に倒れ
がちです。
✓ 誤削除‧消失が怖い
データ消失の主要因の⼀つが、⼈の⼿による誤削除‧上書きです。必要なものまで失う不安から、そもそも整理⾃体が進みません。
✓ 属⼈化‧ダークデータ化
個⼈フォルダ‧メール‧NASの奥へ退避した結果、担当者しか在り処を知らず、ファイル名だけでは中⾝が分からない“探せないデータ”になります。
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考え⽅の転換
問題は「どう消すか」ではありません。
どう削除せず残し、後から探せるようにするか で
す。
⼿元に積み上がるのは「毎⽇使うデータ」ではなく、消せない‧消したくないが、⽇常では使わない
データ。だから打ち⼿は、消すことではなく「削除せず残して、後から中⾝で探せる状態にする」こ
とに向かいます。
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消す∕残すを迷わない
「判断の型」
溜まる最⼤の原因は、その都度「消していいか」を勘で判断していること。毎回迷わずに済む仕分けの型と、そのまま使える判定チ
ェックリスト‧意思決定フローを配ります。
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仕分けの出⼒
ファイルは、3つに振り分ける
01 02 03
削除してよい 保管すべき 要相談
保存義務がなく、再利⽤‧証跡の可能性も低 保存年限がある、確定版‧完了案件、再利⽤ 年限が不明、確定か作業中か曖昧、関係者で
い⼀時ファイルや重複‧古い下書き。基準に や証跡の可能性がある——削除せず保管庫 判断が割れるもの。担当と管理部⾨で承認の
照らして⾃信を持って消せるものだけ。 へ。使わなくても“消さずに残す”対象です。 うえ判断し、迷ったら残します。
ポイントは“迷ったら全部残す”で肥⼤化させず、基準に照らして仕分けること。
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実務ツール①:判定チェックリスト
削除OK∕保管すべき∕要相談の⾒分け⽅
判定の観点 保管すべき(残す)⽬安 削除してよい⽬安 要相談
法定‧社内の保存年限 年限内で保持義務がある 年限が過ぎ、他に残す理由もない 年限が不明‧判断できない
版のステータス 確定版‧完了案件で固まっている 破棄前提の⼀時‧作業ファイル 確定か作業中か曖昧
再利⽤‧参照‧証跡 再利⽤や証跡の可能性がある 重複‧古い下書きで不要 参照可能性が読めない
アクセス頻度 使わないが将来必要になり得る ⻑期間だれも使わず理由もない 使うかどうか関係者で割れる
容量インパクト ⼤容量で作業場を圧迫している ⼩容量で影響も薄い 影響が判断できない
使い⽅:各⾏の観点で当てはまる列に印を付けます。「保管すべき」が⼀つでもあれば削除しない=保管庫へ。「要相談」は担当と管理部⾨で承認のうえ判断します。
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参考:法定保存年限の代表例
“捨てられない”書類の保存年限(⽬安)
書類の種別 根拠となる法令の例 保存年限の⽬安
契約書‧取引に関する重要書類 会社法 ほか 原則10年(代表例)
帳簿‧決算関係‧取引関係書類 法⼈税法 ほか 原則7年(⽋損⾦の繰越で最⻑10年)
電⼦取引データ(注⽂‧請求 等) 電⼦帳簿保存法 電⼦のまま保存(2024年〜)
⾒積書‧納品書などの証憑 税法 ほか おおむね7年(代表例)
図⾯‧検査記録‧品質記録 社内規程‧業界基準 社内規程‧取引要件による
上表は代表的な例‧⽬安です。実際の保存年限は書類の種別‧最新の法令改正‧⾃社規程‧取引先要件で変わります。運⽤前に必ず最新情報でご確認ください。
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実務ツール②:意思決定フロー
「削除 vs 保管」を迷わず判断する
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Q1‧保存年限 Q2‧版の状態 Q3‧再利⽤/証跡 Q4‧不要の確信
保存年限があるか 確定版‧完了案件か 再利⽤‧証跡の可能性 明確に不要と⾔えるか
法定‧社内の保存年限があれば削除不可。 作業中‧改訂の可能性があれば作業場に残 再利⽤‧参照‧証跡の可能性があれば保管 ⾔い切れれば削除OK。判断がつかなけれ
→「保管(保管庫へ)」が確定。なければ す。確定‧完了なら次へ進みます。 庫へ退避。可能性がなければ次へ。 ば“要相談”(担当+管理部⾨で承認)。
次へ。
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削除せず‧乗り換えず
残す
いまのクラウドは“作業場”のまま。確定版‧完了案件だけを別の保管庫へ退避します。乗り換えないから移⾏リスクは最⼩。使わな
いが捨てられないデータを、安全に置いておけます。
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2層で分ける
作業場はそのまま、確定版だけ退避
打ち⼿はシンプルです。いま使っている Google Drive‧OneDrive‧SharePoint‧Box‧ 2 層 運 ⽤ の イ メ ー ジ
Dropbox‧社内サーバーは“作業場”としてそのまま残します。
作業場:既存クラウド →
そのうえで、確定版‧完了案件のファイルだけを別の保管庫へ退避します。乗り換えない
ので、現場の運⽤ルールは変わりません。 確定版だけ退避
保管庫に移したファイルは、必要なときに検索‧プレビューし、元のクラウドやサーバー 保管庫:necfru drive
へ戻して使えます。移⾏に伴う業務停⽌やデータ消失のリスクを最⼩に抑えられます。
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保管の3層
どのデータを、どこに置くか
保管の区分 置くデータの例 取り出し‧閲覧の考え⽅
HOT(作業に近い層) 進⾏中‧⽇々参照‧共有中のデータ すぐ取り出せる。頻繁にアクセスする現役データ向け
COLD(⻑期保管層) 使わないが捨てられない確定版‧終了案件‧古い映像‧ 低頻度向け。取り出しに時間を要する設計で、滅多に出
契約書類‧過去CAD さないデータ向き
元ファイル保存なし(プロキシ) ⼤容量動画(放送マスター‧撮影⽣素材‧⻑尺映像)。 necfru上は軽量プレビューで確認。原本を開かず中⾝を
原本は客先で管理 把握できる
具体的な料⾦体系‧単価‧取り出し条件は、御社の運⽤に合わせて資料∕お問い合わせでご案内します。
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AIで“探せる状態”に
する+実務ツール
「削除せず残す」を決めても、次の壁は“退避したはいいが探せない”。AIで中⾝から探せる状態にする⼿順と、⾃社データにそのま
ま書き込む保管ルール設計ワークシートを配ります。
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実務ツール③:AIで探せる⼿順
ファイル名に頼らず、中⾝から探す
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退避する AIで意味づけ 横断検索で再発⾒
確定版‧完了データを作業場から保管庫へ移し → AIが概要を⾃動要約し、場所‧⼈物‧案件名な → 概要‧タグ‧⽂字起こし‧メタデータを横断検
ます。原本を開かなくても扱える状態にしま どのタグを付与。動画は⽂字起こし、PDF等は 索。名前を思い出せなくても⾔葉や⽂脈でたど
す。 ページ単位で整理します。 り着けます。
ファイル名‧フォルダ名だけに頼る運⽤から、中⾝から探せる運⽤へ。顧客データがAIモデルの学習に使われることはありません。
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実務ツール④:保管ルール設計ワークシート
⾃社データを書き込んで仕分ける
対象データ種別 保存年限の⽬安 確定版‧完了か 取り出し緊急度 AI概要‧タグ 保管配置‧判定
完了案件の図⾯‧CADデ 7〜10年(例) 完了 低 タグ‧ページ整理 COLD(保管)
ータ
納品済みの検査‧撮影動 社内規程 完了 低 ⽂字起こし+タグ COLD∕プロキシ
画
過去の契約書‧帳票PDF 7〜10年(例) 完了 低 ページ整理‧タグ COLD(保管)
進⾏中案件の提案‧⾒積 — 作業中 ⾼ — HOT(作業場に残す)
判断に迷う個⼈フォルダ 不明 不明 — — 要相談
(⾃社データを記⼊)
使い⽅:容量を⾷う上位フォルダから記⼊し、保存年限‧確定版か‧取り出し緊急度で判定。「完了かつ低頻度」なら COLD、原本が超⼤容量ならプロキシ、迷う⾏は要相談へ。
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導⼊の進め⽅
捨てない‧乗り換えない、進め⽅
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STEP 1‧棚卸し STEP 2‧仕分け STEP 3‧退避 STEP 4‧運⽤化
消せない‧使わないを可視化 チェックリストで判定 確定版を保管庫へ 探せる状態でルール化
容量を⾷う上位フォルダ‧⻑期間未アクセ 削除OK∕保管すべき∕要相談に振り分け 既存クラウドは作業場のまま、確定版‧完 AI概要‧タグで探せる状態にし、完了デー
ス‧重複を洗い出します。 ます。 了データだけ集約します。 タの保管‧定期棚卸しを定着させます。
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よくある質問
(FAQ)
削除せず残すことへの疑問——容量‧併⽤‧検索‧AI‧セキュリティ‧導⼊について、正直にお答えします。数値や精度の細部は、御
社の条件に合わせて個別にご案内します。
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よくある質問(1/2)
容量‧併⽤‧検索の疑問
Q. 削除せず残すと、かえって容量が増えませんか?
A. 増え続けるのは、使わないデータを作業⽤の場所に置き続けるからです。確定版‧完了データを低頻度向けの保管層へ分ければ、⽇々使う作業場
の容量は空きます。増やし続ける運⽤から“分ける運⽤”への切り替えが狙いです。
Q. いまの Google Drive / OneDrive / Dropbox / Box / SharePoint と併⽤できますか?
A. できます。これらは⽇々の「作業場」として残し、使わないが捨てられないファイルだけを保管庫へ退避する2層運⽤です。乗り換えではなく、必
要なときは元のクラウドへ戻して使えます。
Q. 保管したファイルは、後からちゃんと探せますか?
A. AIが概要を要約し、場所‧⼈物‧案件名などのタグを⾃動付与。概要‧タグ‧⽂字起こし‧メタデータを横断して検索できるため、ファイル名を
思い出せなくても⾔葉や⽂脈から候補を提⽰できます。
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よくある質問(2/2)
AI‧セキュリティ‧導⼊の疑問
Q. AIの精度や対応形式はどの程度ですか?
A. 概要⽣成‧⾃動タグ付け‧動画の⽂字起こし‧ページ単位の整理‧⼤容量原本の軽量プレビューといった⽤途に対応します。対応形式‧精度や標
準∕オプションの別はご利⽤条件で異なるため、資料またはお問い合わせでご確認ください。なお、顧客データがAIモデルの学習に使われることは
ありません。
Q. セキュリティ‧ガバナンスは⼤丈夫ですか?
A. 顧客ごとに独⽴した専⽤環境(AWS 東京リージョン)で運⽤し、通信はSSL/TLSで暗号化。権限管理と操作ログで「誰が⾒た‧触った」の証跡を
残せます。個⼈フォルダやNASに逃がす⽅法と違い、属⼈化を防げます。
Q. 導⼊は⼤変ですか?業務を⽌めたくありません。
A. 作業中のデータは動かさず、更新の終わった確定版から段階的に退避します。既存クラウドを残すため業務を⽌めずに始められます。無償オンラ
インデモと1か⽉トライアルもご⽤意しています。
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