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ソディックオリジナルの射出・可塑化方式 V-LINE

製品カタログ

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このカタログについて

ドキュメント名 ソディックオリジナルの射出・可塑化方式 V-LINE
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 8.1Mb
取り扱い企業 株式会社ソディック (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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V-LINE®は、射出と可塑化の工程を分離することにより、 樹脂の均一な可塑化と、ハイレベルな計量・射出精度の両立を実現し、高精度な安定成形を約束します。 V-LINE®とは、ソディックが開発した射出成形機の射出・可塑化方式の名称です。一般には、スクリュ・プランジャプリプラ方式(以下、プリプ ソディックオリジナルの駆動源とその制御技術を融合し、 ラ方式)と呼ばれることもありますが、そのプリプラ方式を改良した構造です。ソディック独自の構造が材料替えや色替えの手間を解消してい 低速から高速までレスポンスのよい速度・圧力切り替えを実現し、 ます。 超精密成形において抜群の威力を発揮します。 逆止機構 可塑化スクリュをわずかに前進させることにより、流路をふさぎます。従来のチェックバルブとは異なり、 積極的に流路を閉鎖できるため、樹脂の逆流、圧力損失がありません。 ●チェックバルブ チェックバルブに背圧がかかるまで作 動が不安定になります。また、バルブ部 分に樹脂が滞留し、色替えの悪さや、 コンタミの発生原因になりました。 樹脂のフロントローディング 射出部への樹脂流路の工夫により、可塑化後の樹脂がムダなくスムーズに充填されます。 また、樹脂がプランジャー表面に接しながら充填されるため、クリーニング効果があります。 プリプラ方式での問題点 前回ショット時の樹脂が残留しやすく、 いつまでも色替えができないことがあり ました。さらに、残留樹脂が劣化し、炭 化物となって成形品に混入してしまう ことがありました。 V-LINEⓇの優位性:vsインライン方式 スクリュが往復動作をするインライン方式では、構造上の問題から、安定した可塑化、安定した充填量、安定した保圧の繰り返しを長期にわ たり維持できません。V-LINE®のスクリュは回転のみなので、有効長の変化など、スクリュの往復動作に起因する不具合は発生しません。 V-LINE®は以下のような特長を備え、従来方式の問題点を除去し、超精密・安定成形を可能としています。 2つの相反する力(樹脂がスクリュを押し下げる力とスクリュがネジ抜き後 スクリュによって送られた樹脂でプランジャは後退する。 退する力)の合力と機械的に寄与される背圧で微妙なバランスを得る構 背圧は樹脂密度の調整のみに使用される 造となっている。このバランスを樹脂密度の調整にも併用している
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V-LINE®は、射出と可塑化の工程を分離することにより、 樹脂の均一な可塑化と、ハイレベルな計量・射出精度の両立を実現し、高精度な安定成形を約束します。 V-LINE®とは、ソディックが開発した射出成形機の射出・可塑化方式の名称です。一般には、スクリュ・プランジャプリプラ方式(以下、プリプ ソディックオリジナルの駆動源とその制御技術を融合し、 ラ方式)と呼ばれることもありますが、そのプリプラ方式を改良した構造です。ソディック独自の構造が材料替えや色替えの手間を解消してい 低速から高速までレスポンスのよい速度・圧力切り替えを実現し、 ます。 超精密成形において抜群の威力を発揮します。 逆止機構 可塑化スクリュをわずかに前進させることにより、流路をふさぎます。従来のチェックバルブとは異なり、 積極的に流路を閉鎖できるため、樹脂の逆流、圧力損失がありません。 ●チェックバルブ チェックバルブに背圧がかかるまで作 動が不安定になります。また、バルブ部 分に樹脂が滞留し、色替えの悪さや、 コンタミの発生原因になりました。 樹脂のフロントローディング 射出部への樹脂流路の工夫により、可塑化後の樹脂がムダなくスムーズに充填されます。 また、樹脂がプランジャー表面に接しながら充填されるため、クリーニング効果があります。 プリプラ方式での問題点 前回ショット時の樹脂が残留しやすく、 いつまでも色替えができないことがあり ました。さらに、残留樹脂が劣化し、炭 化物となって成形品に混入してしまう ことがありました。 V-LINEⓇの優位性:vsインライン方式 スクリュが往復動作をするインライン方式では、構造上の問題から、安定した可塑化、安定した充填量、安定した保圧の繰り返しを長期にわ たり維持できません。V-LINE®のスクリュは回転のみなので、有効長の変化など、スクリュの往復動作に起因する不具合は発生しません。 V-LINE®は以下のような特長を備え、従来方式の問題点を除去し、超精密・安定成形を可能としています。 2つの相反する力(樹脂がスクリュを押し下げる力とスクリュがネジ抜き後 スクリュによって送られた樹脂でプランジャは後退する。 退する力)の合力と機械的に寄与される背圧で微妙なバランスを得る構 背圧は樹脂密度の調整のみに使用される 造となっている。このバランスを樹脂密度の調整にも併用している
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3 V-LINE®は、射出・可塑化の全工程を独立制御することで、つの安定 ①樹脂の溶融状態、②計量樹脂の密度、③実充填量、に3つの安定を実現。
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3 V-LINE®は、射出・可塑化の全工程を独立制御することで、つの安定 ①樹脂の溶融状態、②計量樹脂の密度、③実充填量、に3つの安定を実現。
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V-LINEⓇは、トータルでのコストメリットを創生します。 今、製造業のあらゆる分野で、IoT(Internet of Things)への関心が高まっています。 良品率が不安定な製造現場では、不良品解消の作業が常時発生し、生産効率も低下し、 IoTの構築以前の作業に多くの手間がかかってしまいます。 射出成形の現場においては、常に良品を成形し続け、 その成形データ※も繰り返し安定性を示すことが、IoTを適応する最も大切なカギとなります。 ※計量値、最小クッション量、射出速度値&射出圧力値 など ト 精密で複雑なプラスチック成形の分野で高い評価をい ー ただいているソディックのV-LINE ®射出成形機。繰り返 タ し安定性に加え、高精度・高難度な成形での実力も抜 ル 群です。 で この実力と安定性をベースとして、さらなるハイサイクル の 成形を開発コンセプトとする「eV-LINE 電動 射出成 コ 形機MSシリーズ」は、生産効率の向上やIoTシステム ス の構築へ、その実力を持って貢献します。 ト メ リ ッ ト を MS シリーズ特設サイトはこちら 創 https://www.sodick.co.jp/special/ms_series/ 生 Xグラフ 生産状況表示 成形データモニタ表示 充填精度の高さにより保圧充填領域を少なくすることによって、金型の 不良率の低下と、成形機からの出力データの信頼性の 破損事故が激減し、金型費に含まれる金型修理費用が格段に削減 高さにより、検査にかかるコストを大幅に削減する されました。 ことが可能となりました。 44% DOWN
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V-LINEⓇは、トータルでのコストメリットを創生します。 今、製造業のあらゆる分野で、IoT(Internet of Things)への関心が高まっています。 良品率が不安定な製造現場では、不良品解消の作業が常時発生し、生産効率も低下し、 IoTの構築以前の作業に多くの手間がかかってしまいます。 射出成形の現場においては、常に良品を成形し続け、 その成形データ※も繰り返し安定性を示すことが、IoTを適応する最も大切なカギとなります。 ※計量値、最小クッション量、射出速度値&射出圧力値 など ト 精密で複雑なプラスチック成形の分野で高い評価をい ー ただいているソディックのV-LINE ®射出成形機。繰り返 タ し安定性に加え、高精度・高難度な成形での実力も抜 ル 群です。 で この実力と安定性をベースとして、さらなるハイサイクル の 成形を開発コンセプトとする「eV-LINE 電動 射出成 コ 形機MSシリーズ」は、生産効率の向上やIoTシステム ス の構築へ、その実力を持って貢献します。 ト メ リ ッ ト を MS シリーズ特設サイトはこちら 創 https://www.sodick.co.jp/special/ms_series/ 生 Xグラフ 生産状況表示 成形データモニタ表示 充填精度の高さにより保圧充填領域を少なくすることによって、金型の 不良率の低下と、成形機からの出力データの信頼性の 破損事故が激減し、金型費に含まれる金型修理費用が格段に削減 高さにより、検査にかかるコストを大幅に削減する されました。 ことが可能となりました。 44% DOWN
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プラスチック用射出成形機 製品ラインナップ 横型射出成形機 eV-LINE 超小物製品用 電動 射出成形機 mm03 eV-LINE 電動 射出成形機 MS50/MS100/MS200 V-LINE® ハイサイクル小型精密 射出成形機 TR10EH3/ TR20EH3 V-LINE® 高付加価値製品用 射出成形機 GL30/GL60/GL100/GL150/GL200 V-LINE® 中型 高付加価値製品用 射出成形機 TR220EH3/ TR300EH3/ TR350EH3/ TR450EH3 V-LINE® 高付加価値製品用 高応答 射出成形機 LP10EH3/LP20EH3/GL30-LP/GL60-LP V-LINE® 高付加価値製品用 高速・高圧 射出成形機 GL60-HSP/GL100-HSP/GL150-HSP/GL200-HSP V-LINE® 熱硬化性用 射出成形機 GL30-LS/GL30-LSR /GL60-LSR /GL100-LSR /GL150-LSR 竪型射出成形機 V-LINE® ハイサイクル 小型 竪型 ロータリ式 射出成形機 HC03VRE V-LINE® 竪型 単動式 射出成形機 TR20EHV/ TR40EHV/ TR75EHV V-LINE® 竪型 ロータリ式 射出成形機 TR20VRE/ TR40VRE/ TR75VRE/ TR100VRE/ TR150VRE/ TR200VRE V-LINE® 竪型 熱硬化性用 射出成形機 LS40EHV/LS75EHV/LS40VRE/LS75VRE/LS100VRE 株式会社ソディック 本社 / 技術・研修センター 〒224-8522 横浜市都筑区仲町台 3-12-1 TEL(045)942-3111(大代) https://www.sodick.co.jp/ ●弊社製品あるいはその関連技術(プログラムを含む)につきましては、外国為替及び外国貿 易法に基づき輸出等が規制されているものです。また、製品によっては米国輸出管理規則の 再輸出規制を受けるものもございますので、日本国外へ輸出あるいは提供する場合には事前に 弊社担当営業までお問い合わせください。 ●写真は3Dモデルから生成したイメージ図を含みます。 ●本カタログの写真にはオプションが含まれている場合があります。 ●不断の研究により予告なく仕様の変更を行う場合があります。 ●このカタログの記載内容は 2018 年 12月現在のものです。 Printed in Japan R2008300.2018.12<03>