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制御機器の基礎知識 (8)資料編

ハンドブック

リレー編

制御用リレーの仕組みや選び方・使い方を解説した制御機器の基礎知識【リレー編】。
下記章がありますが、本章では、その他のリレー、試験法詳論、NECA会員リレーメーカ一覧を掲載しています。
他の章や制御用リレーのカタログは制御用リレー特集 https://www.aperza.jp/feature/page/102/  にてご確認ください。

1. 制御用リレーとは
2. 総論
3. 各論 ヒンジ形リレー
4. 各論 プランジャ形リレー
5. 各論 リードリレー
6. 各論 特殊用途リレー
7. 各論 半導体リレー
8. 資 料 編

※規格に関しては、必ず現行規格のご確認をお願いいたします。
※NECA Webサイトにも、リレー編を掲載しています。https://www.neca.or.jp/standard/howto/relay/

※本コンテンツの商用目的、営利目的での利用、また無断転載を禁じます。
(本コンテンツは、一般社団法人 日本電気制御機器工業会及び第三者が有する著作権により保護されております。)
※本コンテンツを利用に関して生じたいかなるトラブル、直接・間接の損害に対し、日本電気制御機器工業会及び発行者はいかなる責任も負いません。

このカタログについて

ドキュメント名 制御機器の基礎知識 (8)資料編
ドキュメント種別 ハンドブック
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取り扱い企業 一般社団法人日本電気制御機器工業会 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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リレー 編 資料編 その他のリレー、試験法詳論、会員リレーメーカ一覧
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制御機器の基礎知識 リレー編 4 資料編 目次 4.1 その他のリレー .......................................................................... 170 4.1.1 ステッピング・リレー ........................................................ 170 4.1.1.1 原理と構造 ....................................................................... 170 4.1.1.2 種類 ................................................................................... 171 4.1.1.3 使い方 ............................................................................... 171 4.1.2 アナンシェータリレー ........................................................ 172 4.1.3 ハイブリッドリレー(複合形リレー) ............................ 174 4.1.3.1 定義 ................................................................................... 174 4.1.3.2 入力側にいくつかのモードを持つ機能リレー .......... 174 4.1.3.3 低消費電力化を目的としたハイブリッドリレー ...... 175 4.1.3.4 出力側接点の長寿命化、高信頼化を目的とした ハイブリッドリレー ....................................................... 176 4.2 試験法詳論 .................................................................................. 178 4.3 会員リレーメーカ一覧 .............................................................. 180 4.4 リレー編 編集者・執筆者一覧 ................................................ 181 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1 その他のリレー、4.1.1 ステッピング・リレー、4.1.1.1 原理と構造

制御機器の基礎知識 リレー編 資料編 4 4.1 その他のリレー 4.1.1 ステッピング・リレー 4.1.1.1 原理と構造 ステッピング・リレーはコイルに規定の ON/OFF の入力パルスが加わると動作し、歯車の回転に 従って接点を順次切り替える複数の回転位置を持つリレーである。 図 4.1.1 に構造の一例を示す。コイル端子に入力パルスが加わると電磁力により可動鉄片が固定 鉄心に吸引し、可動鉄片に取付けられた“つめ”により歯車が回転する。このことで接触片も回転 し、プリント基板のあらかじめ決られたパターン上で接点が ON/OFF することになる。図 4.1.2 に このリレーの動作を示す。 この他同一接点でも入力パルスに対して決められた ON/OFF 動作を行うように、歯車に連動する カムで接触片を動かすようにしたものがある。また、リセット状態を必要とするものには歯車の位 置を復帰できるものがあり、構造は“つめ”によるロックを解いて回転軸をばねの復帰力によって 元の位置に戻すようになっている。 ステッピング・リレーは歯車を回転させるのにラチェットを用いているものが多く、これらはラ チェット・リレーともいわれる。 復帰バネ コイル端子 鉄心枠 コイル 可動鉄片 固定鉄心 つめ 取付ネジ 歯車 取付板 接点端子 接点端子 接点 プリント回路板 接触片 取付ナット 図 4.1.1-ステッピング・リレーの構造 170 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1.1.2 種類、4.1.1.3 使い方

制御機器の基礎知識 リレー編 1 2 3 10 11 12 コイル(入力) OFF ON 0 - 1 0 - 2 0 - 3 0 - 11 0 - 12 図 4.1.2-ステッピング・リレーの動作 4.1.1.2 種類 ステッピング・リレーは基本的にはステップの方式で二つの種類に分けられる。一つは接点が回 転して順次接点出力が切り換わるものてある。他は、接点は単に ON/OFF の順序をカムの形状に従 って繰返すものである。この区別の統一された呼称はないが、ここでは前者を接点回転式、後者を カム式と区別している。 特徴となるステップ形態については、接点回転式のステップ数は最大 24 まである。カム式では ON/OFF を繰り返すものや 4 ステップで ON‐OFF‐OFF‐OFF の動作をするものなどがある。 4.1.1.3 使い方 接点の開閉動作を任意に得ることができるので多数回路の切替え、パルスの計数、回路の選択な どの動作をさせることができる。このため自動販売機、遊戯機器、制御盤などに使用される。また 接点切替後はコイル無通電でもその接点状態を維持するので省電力回路にも適している。 使う場合はステップの送りミスを防ぐため、入力電圧はパルス状で与えパルス幅も十分にとる (一般には 10~100 ms 程度以上)。また、取付けは可動鉄片動作方向に振動、衝撃が加わる方向 を避ける。 171 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1.2 アナンシェータリレー

制御機器の基礎知識 リレー編 4.1.2 アナンシェータリレー 小形電磁リレーを 2 個組合せ各種の警報機能を持たせたものをアナンシェータリレーと呼んで いる。 アナンシェータリレーとは、各種機器や装置あるいは設備の動作状態の表示、故障の表示、警報 を的確に行わせるために用いるもので、通常、数十個から数百個のユニットが集中的に用いられる 場合が多く、その表示パターンも故障や報知内容に応じて使い分けられる。また、ほとんどの場合、 フリッカリレーと併用される。 アナンシェータリレーの外観例を図 4.1.3 に示す。 図 4.1.3-アナンシェータリレー外観例 図 4.1.3 に示すように、1 系統を 1 リレーユニットとして、8~11P のプラグインユニットにコン パクトにまとめられている。 警報動作例と回路構成例を図 4.1.4、図 4.1.5 に示す。 本例の場合、結線方式は、外部入力信号接点の種類で異なり、a 接点入力用は図 4.1.5 のように それぞれ結線し、検出数に応じて同一結線で追加していく。 また、フリッカリレーを接続して警報表示ランプの点滅動作も行える。動作は、正常時に正常表 示ランプが強点灯している。 異常信号が入ると正常表示ランプが消灯し、警報表示ランプが点滅を繰り返して警報ブザーが連 続音で鳴る。 オペレータが異常を確認して確認押しボタンスイッチを押すと警報表示ランプが強点灯となり、 警報ブザーが止まる。 なお、ノンロックイン方式の場合は、異常が確認押しボタンスイッチを押すまでに正常に戻ると 警報ランプとブザーも正常の状態に戻る。また、点滅動作不要の時はフリッカリレーは不要である。 172 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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制御機器の基礎知識 リレー編 テスト ノンロック動作 ロック動作 入力信号 正常表示ランプ 警報ランプ ブザー ランプ入力テスト 確認入力 図 4.1.4-アナンシェータリレーのタイムチャート ● 常時開接点入力用 u u PB1 FL LT U PB2 BS (+) U(+) NO NO AL :警報表示ランプ 3 7 7 8 6 3 5 4 7 8 6 3 5 4 DL :正常表示ランプ X Y X Y U-V: リレー電圧 X X Y Y X Y X Y u-v :ランプ電圧 Y Y X X FL :フリッカライン FR X Y Y X X X Y Y X X LT :ランプテストライン BZ X X PB1 :ランプテスト押ボタン 2 10 9 11 1 10 2 9 11 1 10 2 PB2 :確認押ボタン フリッカリレー アナンシェー アナンシェーAL ターリレー DL AL ターリレー DL RF (ブザーストップ) V(-) BZ :フリッカリレー AL NO :ブザー v NC :常時開入力接点 共 通 (常時開接点入力用) ノンロックイン動作 ロックイン動作 :常時閉入力接点 ● 常時閉接点入力用 u u PB1 FL ● 端子配列 LT PB2 BS U(+) U(+) NC NC 6 3 7 7 8 6 3 5 4 7 8 6 3 5 4 5 7 8 X Y X Y Y X 4 Y Y Y X Y X Y X 9 X X 3 FR X Y Y X X X Y Y X X 2 10 BZ X X 2 10 9 11 1 10 2 9 11 1 10 2 1 11 フリッカリレー アナンシェー アナンシェAL AL ターリレー DL ータ ーリレー DL V(-) AL v 共 通 (常時閉接点入力用) ノンロックイン動作 ロックイン動作 注 リレー電圧が直流の場合( )内の極性となる。 図 4.1.5-アナンシェータリレーの結線 173 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1.3 ハイブリッドリレー(複合形リレー)、4.1.3.1 定義、4.1.3.2 入力側にいくつかのモードを持つ機能リレー

制御機器の基礎知識 リレー編 4.1.3 ハイブリッドリレー(複合形リレー) 4.1.3.1 定義 ハイブリッドリレーとは、半導体または半導体とその他の電子部品で構成された回路(含 IC)とメカニ カルリレーを組合わせて一つのパッケージの中に納めたものであり、入力側に色々な機能をもたせたもの と、出力側の機能の向上を図ったものとに分けることができる。タイマ機能をもった電子式タイマリレー はタイマの分類に入れることとし、本項では、その他の機能をもったハイブリッドリレーについて述べる こととする。現在市場に出ているハイブリッドリレーを分類すると次のようになる。 ① 入力側にいくつかのモ-ドを持つ機能リレー ② 低消費電力化を目的としたもの(入力側) ③ 出力側接点の長寿命化、高信頼化を目的としたもの 以下、それぞれの概略と特徴について簡単に説明する。 4.1.3.2 入力側にいくつかのモードを持つ機能リレー 4.1.3.2.1 原理と構造 図 4.1.6 に一例を示す。内部に信号処理、増幅作用をもつ専用 IC と有極ラッチングリレーが一つのリレ ーの中に複合されている。 図 4.1.7 に専用 IC とラッチングリレーを複合し、入カモードとしてセット、リセット、モノステイブル 動作、トグル動作の四つの動作形態を持つリレーの構成と機能のタイミングチャートを示す。また、図 4.1.8 にこのリレーの全体ブロック図を示す。 制御システムの回路構成によりこれらの機能を自由に選択することができる。ここでセット、リセット とは有極ラッチリレーと同一動作であり、モノステイブルとは一般の電磁リレーと同一動作、トグルとは 一回のパルス入力で ON 状態、次のパルスで OFF 状態となる動作をいう。また各動作において定常電流は 小さくおさえられている。 図 4.1.6-ハイブリッドリレーの一例 174 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1.3.3 低消費電力化を目的としたハイブリッドリレー

制御機器の基礎知識 リレー編 V(Vcc) H S(セット) L H R(リセット) L M(モノ H ステイブル) L 専用 IC +Vcc ラッチングリレー H T(トグル) L MOS IC T 内部コイル電流 ROM S PLA R M 接点(NO) ON OFF A G ON コイル 接点(NC) OFF 図 4.1.7-ブロック図とタイムチャート Vcc Gnd 定電圧 単安定マルチ 回路 バイブレータ リ Auto レ Reset ーリ 駆レ (R) フ 動ー インターフェイス リロ コ Reset リ優負 (T) 回 ッ 路イ セ先性 ッ回 (S) プ ル インターフェイス ノ Set ト路イ ズ 除 インターフェイス 去Toggle ト優回 グ先路 正性ノイズ ル回 Mono インターフェイス 除去回路 路 stable 図 4.1.8-全体のブロック図 4.1.3.2.2 特徴 このハイブリッドリレーは入力が負論理動作で構成されたパルス入力は 100 µs 以上、また 10 mW 以下 の低消費電力となっているため、CMOS、TTL はもちろん、CPU、ROM、PLA などの LSI と直接接続が可 能で、従来これらの IC と出力リレーとの間に介在したインターフェイス回路、ラッチング回路、耐ノイズ 回路などが不要となる。 したがって、回路の単純化や設計の簡略化、構成部品の削減、省配線等の合理化が行える。 4.1.3.3 低消費電力化を目的としたハイブリッドリレー 4.1.3.3.1 原理と構造 本リレーはハイブリッドリレーの一例である。すなわち有極ラッチングリレーと節電機能専用 IC ユニッ ト部が一つのリレーの中に複合されている。図 4.1.9 にブロック回路図を示す。この回路において、リレ ーの V 端子を電源に、G 端子をグランドに接続する。所定の電圧上昇速度以上で電圧を印加して行くと、 所定の電圧以上となったときセットスイッチ回路が ON リレーのコイルを通して急激にコンデンサに充電 電流が流れる。この充電電流によってリレーは駆動され、接点は切替わる。コンデンサが十分に充電され 175 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.1.3.4 出力側接点の長寿命化、高信頼化を目的としたハイブリッドリレー

制御機器の基礎知識 リレー編 ると、電流はごく微小(10 µA 程度)な漏れ電流程度になるが、接点はもともと有極ラッチングリレーを 使用しているため、内部の永久磁石の力により、そのままの状態が保持される。すなわち、ON 状態での 定格消費電力は非常に小さいことになる。次に入力電圧が所定の電圧以下になると、リセットスイッチ回 路が働き、コンデンサがリレーコイルを通じて放電する。この放電電流によってリレーは復帰する。図 4.1.10 にこのリレーの動作時のタイムチャートを示す。 + V N.O. セット V(供給電圧) スイッチ回路 N.C. 電圧検出 ( 4 - 5) 回路 接点 リセット 10-11 リレー スイッチ回路 コイル G - コンデンサ 消費電流 COM 図 4.1.9-ブロック回路図 図 4.1.10-タイムチャート 4.1.3.3.2 特徴 このハイブリッドリレーの特徴は、通常の電磁リレーと同じ駆動回路で動作することができるが、消費 電力は数百分の 1 と低く、したがってコイル発熱が殆どなく、微小信号計測時に問題となる接点の熱起電 力の発生もほとんどない。またコンデンサの充放電を利用しているため、コイルの逆起電圧の発生がなく、 駆動側に保護回路を付ける必要がない。バッテリーなどでドライブしなければならない遠隔地でのセンサ 出力リレーとして使用すると大きなメリットが出る。 4.1.3.4 出力側接点の長寿命化、高信頼化を目的としたハイブリッドリレー 4.1.3.4.1 原理と構造 半導体リレーは長寿命であるが、通電中の電圧降下が大きく、有接点に比較して発熱が大きいため、放 熱フィンが必要となりサイズが大となる。一方、有接点リレーは小形であるが、アークによる接点消耗に よって寿命が短い。そこで有接点リレーと半導体を組合わせ、回路の開閉を半導体(トライアック)で行 って接点のアークをおさえ、通電時を接点で受けもつことによって発熱をおさえれば小形で長寿命のハイ ブリッドリレーができることになる。 図 4.1.11 に構造図を示す。内部はトライアックと特殊構造の 2a 形リレー、スナバ回路により構成されて いる。この特殊構造の 2a 形リレーは 2 つの a 接点を持ち、そのうち、1接点は他の1接点に比較し早く ON し、遅く OFF するように構成されている。 主接点 リレー 補助接点 LED 抵 抗 温度ヒューズ トライアック 抵 抗 コンデンサ 図 4.1.11-構造図 176 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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制御機器の基礎知識 リレー編 図 4.1.12 に内部回路図、動作説明図を示す。この回路図においてリレーのコイルに入力信号が入ると、 まず早く動作する a1 接点が ON し、トライアックのゲートに電流を流しトライアックを ON する。次に TD 時間後に遅く ON する a2 接点が入り、負荷電流は a2 接点を流れ始める。したがって、その時点でトラ イアックは OFF 状態になる。次にリレーコイル信号がなくなると、リレーの復帰時間後 a2 接点が OFF し、 トライアックに再び電流が流れ始める。次に a1 接点が OFF し、負荷電流は次のゼロ電流でトライアック により遮断されることになる。 したがって、リレーの ON 時、OFF 時はトライアックにより、また通電は a2 接点によってなされること になり、a2 接点の消耗はほとんどない。一方、トライアックは ON、OFF 時の短い時間のみに通電するた め小さなもので十分である。 リレー + LED D 温度ヒューズ 入 コ a1 a2 出 力 イ R ル C 力 - トライ 動作表示 アック R a) 内部回路 交流電源電圧 ON OFF 入力信号電圧 ON OFF a1接点 ON OFF a2接点 TD 抵抗負荷電流 トライアック電流 接点電流(a2) b) 動作説明 図 4.1.12-内部回路及び動作説明 4.1.3.4.2 特徴 従来の SSR に比較し、放電フィンが不要であり、小形化ができる。 一方、従来の有接点リレーに比較し 100 倍程度の長寿命化が可能となる。 4.1.3.4.3 使用上の注意点 a) 入力側はリレーコイルとなっているため、開閉時に逆起電圧が発生する。この逆起電圧により IC やト ランジスタが誤動作または破壊することがあり、ダイオードまたはバリスタなどの逆起防止保護対策を 行うことが必要である。 b) モータ負荷のインチング運転を行うと、突入電流が高頻度でトライアックに流れることになり、トラ イアックの熱破壊につながるため、インチング運転への使用は不向きである。 177 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.2 試験法詳論

制御機器の基礎知識 リレー編 4.2 試験法詳論 表 4.2.1 に試験法とその IEC 規格及び JIS の一覧を示す。 表 4.2.1-試験法とその IEC 規格及び JIS 試験名 試 験 概 要 IEC 規格 JIS 電気的耐久性 規定条件で規定の動作回数にわたってリレーの動作が満足 IEC 61810-1 JIS C 5442 試験 できるかどうかを調べることを目的として、電気的耐久性試 JIS C 4540-1 験を規定。開閉部へ通電して評価する。 連 過負荷試験 リレーの定格負荷開閉に対する余裕度を調べることを目的 IEC 61810-1 JIS C 5442 続 とし、負荷条件、試験条件、評価基準について規定している。 JIS C 4540-1 開 閉機械的耐久性 規定条件で規定の動作回数にわたってリレーの動作が満足 IEC 61810-1 JIS C 5442 試試験 できるかどうかを調べることを目的として、機械的耐久性試 JIS C 4540-1 験 験を規定。開閉部へ通電せず評価する。 故障率試験 規定条件で、リレーの低負荷での故障率又は故障率水準を調 IEC 61810-2 JIS C 5442 べることを目的とし、試験条件、故障率水準について規定し IEC 6810-2-1 ている。 絶縁抵抗試験 開路状態にしたリレーに直流電圧を加えたとき、絶縁部分の JIS C 5442 表面及び体積方向に流れる漏れ電流を検知し、その抵抗値を 測定することを目的とし、試験装置、前処理方法、試験条件 について規定している。 耐電圧試験 リレーに用いる絶縁材料や部品の間隔が適切であり、一時的 IEC 61810-1 JIS C 5442 な電圧又はインパルス状の過電圧に耐え、しかもその後支障 JIS C 4540-1 なく、使用できるかどうかを調べることを目的としている。 試験装置、前処理方法、試験条件について規定している。 電空間距離・沿 リレーに必要な絶縁耐力(インパルス耐電圧及び交流電圧) IEC 61810-1 JIS C 4540-1 気面距離・固体 を満足する空間距離及び沿面距離とその測定法を規定する IEC 60664-1 的絶縁測定法 とともに、リレーの寿命中に必要な固体絶縁の評価法を規定 性 している。 能高周波特性 この規定は,情報通信機器/計測器などの伝送回路における 試 高周波信号の絶縁を測定し,適用するリレー接点並びに入力 験 -出力間の適合性を評価するものである。 接触抵抗 リレーの接触抵抗(静的接触抵抗及び動的接触抵抗)を測定 JIS C 5442 試験 することを目的とし、電圧降下法、低電圧・低電流法の 2 種類を規定する。試験前の準備、試験条件、試験装置、前処 理方法について規定している。 基本動作 リレーの励磁又は減磁によってリレーが動作又は復旧する IEC 61810-1 JIS C 5442 試験 電圧値等規定している。 JIS C 4540-1 温度上昇 リレー各部の温度上昇を、それぞれ測定することを目的とし IEC 61810-1 JIS C 5442 試験 規定している。 JIS C 4540-1 178 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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制御機器の基礎知識 リレー編 表 4.2.1-試験法とその IEC 規格及び JIS(続き) 試験名 試 験 概 要 IEC 規格 JIS 耐振性試験 使用中及び輸送中でのリレーの耐振性を調べることを目的 IEC 60068 JIS C 60068 とし、誤動作振動試験及び耐久性振動試験における装置、供 -2-6 -2-6 試前の準備、試験条件について規定している。 衝撃試験 使用中及び輸送中での機械的衝撃に対するリレーの耐衝撃 IEC 60068 JIS C 60068 性を調べることを目的とし、誤動作衝撃試験及び耐久性衝撃 -2-27 -2-27 機 試験における装置、供試前の準備、試験条件、測定方法を規 械 定している。 的端子強度試験 リレーの端子部分の強度がリレーの取り付け、配線及び使用 IEC 61810-1 JIS C 60068 性 中に加えられる外力に対して十分あるかどうかを調べるこ IEC 60999-1 -2-21 能 とを目的とし、1)端子の引張試験、2)端子の押し試験、3)端 IEC 61760-1 試 子の曲げ試験、4)リード端子のねじり試験、5)ねじ端子のね IEC 60068 験 じり試験、6)フック端子のねじり試験、7)タブ端子の強度試 -2-21 験について装置、試験条件、個別規定を規定している。 IEC 61984 はんだ耐熱 はんだ付けによる加熱ストレスに耐える能力を調べること IEC 61810-1 JIS C 60068 性試験 を目的とし、装置、試験条件、個別規定について規定してい IEC 60068 -2-20( 試験方 る。 -2-20 法 Tb) JIS C 4540-1 耐寒性(耐寒、 個別規格に規定する耐寒貯蔵及び耐寒動作の温度のもとに IEC 60068 JIS C 60068 貯蔵、耐寒動 リレーをさらしたとき、リレーが支障なく使用できるかどう -2-1 -2-1 作)試験 かを調べることを目的にし、装置、試験前準備、試験条件に ついて規定している。 耐熱性(耐熱 個別規格に規定する耐熱貯蔵及び耐熱動作の温度のもとに IEC 60068 JIS C 60068 貯蔵、耐熱動 リレーをさらしたとき、リレーが支障なく使用できるかどう -2-2 -2-2 作)試験 かを調べることを目的とし、装置、試験前準備、試験条件に ついて規定している。 温度変化 急激な温度変化を供試リレーに与え、このような変化に対す IEC 60068 JIS C 60068 耐 試験 る特性の安全性と構造上の耐久力測定することを目的とし、 -2-14 -2-14 ( 試 験 候 装置、試験前準備、試験条件を規定している。 Na) 性 ・高温高湿(定 高温、高湿の下でリレーの使用時と貯蔵時における適性、ま IEC 60068 JIS C 60068 雰常)試験 たは高湿中での電圧印加時に発生する電気化学的腐食に対 -2-78 -2-78 囲 する耐久力を評価することを目的とし、装置、試験条件につ 気 いて規定している。 試温湿度サイク リレーが高温高湿及び低温条件で、水分による呼吸作用によ IEC 60068 JIS C 60068 験ル試験 って劣化するかどうかを加速した方法で調べることと、リレ -2-38 -2-38 ーを高い湿度の下で温度変化を受けるような状態で使用及 JIS C 60068 び貯蔵するときの適性を短時間に調べることを目的とし、装 -2-30 置、試験条件について規定している。 塩水噴霧 リレーの塩水噴霧に対する耐食性を調べることを目的とし IEC 60068 JIS C 60068 試験 ている。装置、試験条件、後処理、最終測定項目について規 -2-52 -2-52 定している。 気密性試験 密閉されたリレーの気密性を調べることを目的としている。 IEC 61810-1 JIS C 4540-1 加熱法、減圧法、トレーサガス法について、装置、試験条件、 IEC 60068 JIS C 60068 個別規定について規定している。 -2-17 -2-17 179 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.3 会員リレーメーカ一覧

制御機器の基礎知識 リレー編 4.3 会員リレーメーカ一覧 表 4.3.1 に NECA 会員のリレーメーカを示す。 表 4.3.1-会員リレーメーカ IDEC 〒532-0004 大阪市淀川区西宮原 2-6-64 株式会社 URL:http://jp.idec.com/ja/top NKK 〒213-8553 川崎市高津区宇奈根 715-1 スイッチズ株式会社 URL:https://www.nkkswitches.co.jp/ 〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入 オムロン株式会社 オムロン京都センタービル URL:https://www.fa.omron.co.jp/ 〒393-0087 諏訪郡下諏訪町 4684-1 共立継器株式会社 URL:http://www.washion.co.jp/ 〒213-8535 川崎市高津区久本 3-5-8 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 URL:http://www.te.com/jpn-ja/home.html 〒571-8506 門真市大字門真 1006 パナソニック株式会社 URL:https://www.panasonic.com/jp/corporate/ais.html 〒103-0011 中央区日本橋大伝馬町 5-7 富士電機機器制御株式会社 三井住友銀行人形町ビル URL:https://www.fujielectric.co.jp/fcs/ 140-8586 品川区東品川 4-12-4 〒富士通コンポーネント株式会社 品川シーサイドパークタワー URL:http://www.fujitsu.com/jp/group/fcl/ 〒824-8511 行橋市西宮市 2-13-1 安川コントロール株式会社 URL:http://www.yaskawa-control.co.jp/ 〒104-0033 中央区新川 1-3-17 ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社 三幸ビル URL:https://www.rockwellautomation.com/ja_JP/overview.page 180 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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4.4 リレー編 編集者・執筆者一覧

制御機器の基礎知識 リレー編 4.4 リレー編 編集者・執筆者一覧 編集運営委員会 吉田 清 日本工業大学 委 員 長 副委員長 青木 武 IEC/TC94 エキスパート 幹 事 窪野 和男 富士通コンポーネント株式会社 委 員 澤 孝一郎 慶応義塾大学 委 員 辻村 茂 IDEC 株式会社 委 員 鶴岡 正敏 オムロン株式会社 委 員 野田 将之 オムロン リレーアンドデバイス株式会社 委 員 元田 繁喜 オムロン リレーアンドデバイス株式会社 委 員 及川 宜久 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 委 員 大野 隆 パナソニック株式会社(2016 年 10 月まで) 委 員 児玉 浩 パナソニック株式会社 委 員 野辺 武 パナソニック株式会社(2016 年 11 月から) 委 員 鈴木 健司 富士電機機器制御株式会社 委 員 濱田 健次郎 安川コントロール株式会社 【免責事項】 他社等の著作物等から引用された図、画像、文章等(以下、引用コンテンツ)に ついて、その著作 権は夫々の引用箇所に名称が標記された法人等(以下、引用元法人等)に帰属します。 また、引用コンテンツの内容や、それが引用されたことにより本文に加わった意味、内容等について、 引用元法人等は、その正確性、有用性、確実性その他の保証をするものではなく、万一何らかの損害が 発生したとしても、引用元法人等は、一切責任を負いません。 181 Copyright 2018 NECA All rights reserved.
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リレー 編 制御用リレーとは