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テクニカルマガジン+ONE Vol.2

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ドキュメント名 テクニカルマガジン+ONE Vol.2
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精密平面研削盤PSGSA1シリーズ
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株式会社岡本工作機械製作所

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精密平面研削盤PSG-GXシリーズ
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株式会社岡本工作機械製作所

このカタログの内容

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OKAMOTO TECHNICAL MAGAZINE vol.2 11/8● 13● 特集 JIMTOF 2022 新シリーズのご紹介 株式会社 岡本工作機械製作所 本    社 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番 地 営 業 本 部 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番 地 仙台営業所 〒981-1106 仙台市太白区柳生7丁目2番5号(シャトルプラザF3) 北関東営業所 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番 地 首都圏営業所 〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17(C・M Port 6階) 静岡営業所 〒422-8067 静岡市駿河区南町11-10(Aフラット1階) 富山営業所 〒939-8281 富山市今泉西部町11-9(LONG-1ビル1階) 名古屋営業所 〒468-0051 名古屋市天白区植田1丁目2003番2号 大阪営業所 〒564-0063 吹田市江坂町2丁目2番6号(紙谷第2ビル) 広島営業所 〒721-0973 広島県福山市南蔵王町3丁目13- 3   福岡営業所 〒812-0063 福岡市東区原田3丁目6番8号 ○当社製品をご使用の際は、付属の取扱説明書に記載されている安全に関わる危険・警告・注意書及び  実機に取付けられている同表示をよくお読みください。 ○当社製品が「外国為替及び外国貿易法」の規定による輸出規制物資に該当する場合は日本国外に輸出 注意  あるいは持ちだす際に日本国政府の許可または承認が必要となります。 2022 October ○改良等により仕様その他を予告なく変更することがあります。 この印刷物は環境に配慮した紙と植物油インクを使用しています
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OKAMOTO TECHNICAL MAGAZINE vol.2 2022 October CONTENTS 会社情報 Special Interview 石井常路社長  事業部門を一つ増やす 3年後に売上高500億円 p3 特集 工作機械事業 p5 特集 半導体関連装置事業 p7 TOPICS 2022年度日本機械学会「機械遺産」第114号認定 精密平面研削盤PSG-6B形1号機 p9 特集 JIMTOF 2022 p10 新シリーズのご紹介 テクニカル情報 生産現場における研削工程で活躍 精密平面研削盤PSG-GXシリーズとPSG-SA1シリーズ p15 テクニカル情報 研削盤における 機上計測による「自動化」「見える化」 p21 技研 既存機の本体を利用して経済的に、機能を引き上げる 研削盤のオーバーホール、レトロフィット、自動化 p25 SDGs 費用対効果も確認 岡本工作機械が省エネ効果 p29 SDGs SDGs対応 油圧レス採用 HPGシリーズの省エネ効果 p30 COLUMN 工作機械 主要製品の歩み p33 1 +ONE +ONE 2
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会社情報 Profi le いしい つねゆき 事業部門を一つ増やす 1979年成蹊大学経済学部卒、岡本工作機械製作所入社。83年オカモト・シンガポールの 3年後に売上高500億円 ファイナンスマネージャーなどを経て85年タイ赴任。87年オカモト・タイ取締役、2003 年社長、05年取締役兼オカモト・タイおよびオカモト・シンガポール社長。07年取締役兼 オカモト・タイ社長、12年常務、14年から現職。神奈川県出身。1956年生まれの65歳。 月間生産財マーケティング/2022・7 2022年度~24年度の新中期経営計画で「研削で このほど策定された中期経営計画では「事業ポート 価値を創造するソリューションカンパニー」とのビジョ フォリオを磨く」とあります。 具体的に何をされるのでしょうか。 ンを掲げた岡本工作機械製作所。史上最高額となった 21年度の売上高375億円を大きく上回る500億円 中国で汎用機を作り、高級機は日本から輸出する。 を目指す。石井常路社長にその狙いと詳細な戦略を聞 技術面で特に力を入れたいことは。 いた。 岡本工作機械製作所 石井 もう一つ「グローバルでの高付加価値機種拡販」と の戦略もあります。 歯車の生産能力を増強する。 常路社長 昨年、自動倉庫の建設を発表されました。 さまざまな母国語を持つエンジニアが日本で働いて 基本戦略の一つ「コア事業の競争力強化」では中国 いる。 での市場シェア拡大を目標に設定しています。 3 +ONE +ONE 4
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特 集 工作機械事業 【 日本の製造業を精度で支える工作機械事業 】 最終製品との関わり ■ 自動車  ■ 航空分野  ■ ロボット  ■ スマートフォン/パソコン  ■ 大型液晶テレビ  ■ 金型  ■ 最先端医療 研削盤シェアは世界トップレベル 精度を追求し時代のニーズに応えるフルラインナップ 製品の基礎を支え様々な産業の発展に貢献する研削盤シリーズ ■ マザーマシン製造 平面研削盤 成形研削盤 円筒研削盤 内面研削盤 あらゆる機械やその部品類は工作機械に よって作られるため、工作機械は全てのも のづくりを支えています。 ■ ものづくりの最終工程 研削加工はものづくりの最終加工工程を 担っており、研削盤の精度が製品の品質を 複合研削盤 プロファイル研削盤 ベッド研削盤 決定付けます。各種高精度研削盤製造で 様々な業界に貢献しています。 研削盤とは 歯車研削盤 門形研削盤 といしを高速回転させ、金属に回転や往 復運動を与えて特殊な形状の研削をす るための工作機械です。研削盤はマザー マシンとして様々な製品の基礎を支え 静圧案内面世界最大級のベッド研削盤 ています。 UDG10035NC 5 +ONE +ONE 6
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特 集 半導体関連装置事業 【 最先端ものづくりに貢献する半導体関連装置事業 】 最終製品との関わり ■ 次世代パワー半導体Sic  ■ 材料ウェーハ  ■ 電気自動車  ■ICチップ  ■ スマートフォン/パソコン   ■大型レンズ    未来を見つめ、IoT社会の最先端ものづくりへ 確かな技術に裏付けられた信頼の製造装置   ■ 磨きの技術 各種半導体関連装置で半導体シリコンウ 半導体製造プロセスで活躍する 半導体関連装置 エーハをより薄く、より平らにする技術でも のづくりを支えています。 半導体製造工程一覧 ウェーハの表面を鏡面状に研削・研磨します ウェーハ表面を研磨しパターンの凹凸を平坦化します ■ 最先端技術革新に貢献 ファイナルポリッシャー  ウェーハポリッシャー IoTが進む社会に大きく貢献し、ロボットや 【 前工程 】 Ai技術、自動車用パワーデバイス、フラット 回路設計・ フォトマス インゴット インゴット フォトレジスト ウェーハ表 ウェーハの ウェーハの研削・研磨 面にパター エッチング イオン注入 平坦化(CMP) 電極形成 パネル用マザーガラス、電子機器の大容量 パターン設計 ク作成 の引き上げ の切断 塗布 検査 ン形成 化などの分野に貢献をしています。 ウェーハの ウェーハの チップの ワイヤー トリム& 製品検査・ モールド バーンイン マーキング 完成 バックグラインディング ダイジング マウンティング ボンディング フォーム 信頼性検査 【 後工程 】 半導体とは また、電車の運行システム、銀行や証券会 ウェーハ用グラインダー 社の業務、電気、ガス、水道など社会インフ お客様の要望に沿った厚さにウェーハを裏側から削ります ■ 大型液晶パネル  ■ 太陽電池・ソーラーパネル 普段は電気を通さないが、ある条件を加 ラの制御に至るまで、現代の文化的生活を えると電気を通す物質の事。この仕組みを 「半導体」が支えています。 使って作られた電子部品のことを一般的に 半導体と言います。 スマートフォン、パソコン、液晶テレビ などのデジタル家電、冷蔵庫や洗濯機、自 動車など、ありとあらゆる製品に搭載され ています。 ピッチポリッシャー 太陽電池インゴット複合研削盤 7 +ONE +ONE 8
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日本国際工作機械見本市 JIMTOF2022で発表される 平基及を駆工か加 1 期す P (本さ「度形密場こ 面本し採動作な工 / の。 S 昭機れ機日の平内の 研構て用装機精を 1 機日 G 和はま械 削 本初面に度 造いす置械度実 0 械本 盤 6 28 、し遺機号研所、 新シリーズのご紹介 をるるにでで現 0 工の B 年 で 当た産 機削蔵群 す画平な油す支す 0 業高 )社。」械 形 が盤さ馬 。し面ど圧。えるmm の度のにが と学 2 P れ県 た研、シテたと台発経初製 1 し会 0 S て・ 最削現リー歴いの展済号作 9 て発 2 G い安 初盤在ンブ史う精を成機し 5 認表 2 6 る中 のの普ダル的確密、長でた 3 定の年 B 精工 JIMTOF IMTS EMO ▶ OKAMOTOの展示製品・展示技術 大型平面研削盤 中型平面研削盤 中型円筒研削盤 新シリーズ 精密平面研削盤PSG-6B形1号機 主要スペック ●1 CNC超精密門形平面研削盤 ●3 CNC超精密平面研削盤 ●6 NC精密円筒研削盤 ●7立軸ロータリー研削盤 チャックサイズ(左右×前後) 590×200mm NEW UPG208CHLi UPG63CA-iQ OGM250EX VRG6DX NEW といしサイズ(外径×幅×内径) φ205×19×φ50.8mm ●2 CNC精密平面研削盤 ●4 精密平面研削盤 PSG127CA-iQ NEW PSG52SA1 ●8グラインディングセンタ 上下最小切込み量 0.001mm UGM64GC NEW 機械サイズ(間口×奥行) 2,200×1,078mm ●5 CNC超精密成形研削盤 UPZ52Li 機械質量 1,300kg 機上計測 超精密・鏡面 自動化・高能率・複合 脆性材 ■日本機械学会ホームページ https://www.jsme.or.jp/kikaiisan/heritage_114_jp.html ■お問合せ先…株式会社岡本工作機械製作所 技術開発部商品企画部 027-329-6776 9 +ONE +ONE 10 - -
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②立軸ロータリー研削盤「VRG6DX」 ①CNC精密平面研削盤「PSG127CA-iQ」 文字レス対話iQソフト 立軸/横軸の各種研削盤の特徴と比較 自走式の操作盤 立軸&回転テーブル 横軸&回転テーブル 横軸&角テーブル VRGシリーズ PRGシリーズ PSGシリーズ VRG6DX PRG8DXNC PSG63GX 加工方式 加工方式 加工方式 ダウンフィード加工 プランジ加工orトラバース加工 プランジ加工orトラバース加工 といし軸 といし軸 といし軸 FXコントローラ採用の操作盤 テーブル 回転テーブル 回転テーブル 立軸&ロータリーテーブル 横軸&ロータリーテーブル 横軸&角テーブル といし加工面積 大 並 並 といし軸モータ VRG6DX: 11kw VRG10DX: 37kw PRG6DXNC: 11kw PSG63GX: 3.7kw 生産性 バツグン 大 並 加工負荷 大 少 少 表面模様 アヤメ模様・ロータリー模様 ロータリー模様 研削模様 一般的にオススメ 丸形状の平面研削 角形状の平面研削 対象ワーク 個数が多いもの 幾何公差が高いもの 機上計測 表面積が大きいもの 成形研削が必要なもの 11 +ONE +ONE 12
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会場のご案内 東京ビッグサイト 東ホール 東3 東2 東1 東7 入場ゲート 入場ゲート (1F) (1F) 東6 東5 東4 東8 ③グラインディングセンタ「UGM64GC」 East Hall4 E4020 東6ホール 東5ホール 東4ホール East Hall6 East Hall5 East Hall4 その他出展機のご紹介 CNC超精密門形平面研削盤 UPG208CHLi + MAP研削システム CNC超精密平面研削盤 UPG63CA-iQ + 超精密研削の新提案 精密平面研削盤 PSG52SA1 + 機上計測ユニット Quick Touch CNC超精密成形研削盤 UPZ52Li + といし&ワーク自動交換 NC精密円筒研削盤 OGM250EXⅢ ATC(Auto Tool Changer) + 新提案オペレーターハンドル 回転テーブルとといし軸 13 +ONE +ONE 14
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テクニカル 情報 生産現場における研削工程で活躍 精密平面研削盤PSG-GXシリーズとPSG-SA1シリー ズ ㈱岡本工作機械製作所 商品企画部 西上 和宏 図3:サドルとコラム方式で分かれるシリーズ 中型平面研削盤 約30年経過 PSGシリーズとは   PSGシリーズ サドルタイプ コラムタイプ PSG-CA1シリーズ 【マイナーチェンジモデル】 PSG-GXシリーズ 【ポイント】 PSG-GXシリーズ 【ポイント】 ・省スペース ・省スペース ・販売台数トップ ・高剛性 ・低コスト ・重量ワーク対応 PSG-CA-iQシリーズ 【国産初の平面研削盤】 【現行前ベストセラーモデル】 PSG-SA1シリーズ PSG6型 PSG-DXシリーズ PSG-CA3シリーズ 図4:サドルとコラム方式による構造の違い 図1:国産初の平面研削盤からの現代へ派生 【後継機・新モデル】 PSG-SA1シリーズ サドルタイプ コラムタイプ テーブルが前後する コラムが前後する コラム 国産初の平面研削盤からの開発 といし頭 コラム といし頭 テーブル テーブル (図1) サドル フレーム フレーム 注水装置を配置できるスペース オーバーハングレス構造 (図2) (図4) (図5) 図2:平面研削と成形研削の異なる開発コンセプト 図5:UPGシリーズにおける機械精度 X軸(TB左右)真直度(ストレッチ測定) Z軸(CO前後)真直度(ストレッチ測定) 19 θ=0˚-45˚ スピンドル回転精度 平面研削盤 【当社: PSG】 成形研削盤 【当社: PFG】 加工内容 平面メイン 加工内容 平面&成形 θ チャックサイズ 500×200mm以上 チャックサイズ 350×150mm以上 14φ ポイント 真直 ポイント 真直&位置決め精度 50 加工方法 自動 加工方法 各種用意 110 15 +ONE +ONE 16 14 H 30
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生産現場における研削工程で活躍 精密平面研削盤PSG-GXシリーズとPSG-SA1シリーズ GXシリーズの基本サイクル SA1シリーズの基本サイクル PSG-GXシリーズとPSG-SA1シリーズの 手動ドレッサによる着脱 サイクル中に自動ドレス対応 共通構造  ドレス開始位置まで下降 リトラクト機能 手動速進 自動切込開始 スパークアウト テーブル 手動速進 粗研削 精研削 (0~5回) 右端停止 粗加工前ドレス 粗加工 仕上げ前ドレス 仕上げ加工 スパークアウト 研削終了 といし といし ワーク (上下リトラクト機能 ワーク オプション) 図6:ステンレス材を使用したカバー 粗切込 精切込 図7:油圧ポンプを    機外にレイアウト 図9:ドレッシング方法とサイクルの違い ワーク基準=取り代入力 チャック基準=定寸入力 ワークからの除去量を画面に入力 ワークの定数値を画面に入力 ワーク ワーク t = 定寸 t = 取り代   寸法 (図6) マグネットチャック マグネットチャック �ワーク上面が基準 �チャック上面が基準 取り代=加工者が判断した数値 取り代=チャック上面から希望定数まで (図7) ※一般的にワーク基準の方が精度を出しやすいと言われています (図8) 新たなオプションが続々登場 図11:ワーク基準とチャック基準の比較 PSG-GX/SA1シリーズの違い  (図12) (図9) さいごに (図10) 図12:機上計測ユニットのオプション GXシリーズ操作盤 SA1シリーズ操作盤 タッチパネル方式による操作 セレクトスイッチ方式による操作 細かい設定まで入力可能 デジタル表示をみながら手動操作 (図11) 図8:操作盤の違い 図10:開閉カバーとステンレス材の注水タンク仕様 17 +ONE +ONE 18
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MAP研削ソフト搭載 MAP Measuring highest point 研削ソフトとは? 加工開始点を認識 高精度平面成形研削盤 補助金向けパッケージ Air-cut less 空走距離削除   実際のMAP研削による金型プレート計測 Productivity 最新の機上計測技術・アプリケーションの活用で ワークに穴や溝がある場合 生産性向上 自動化・生産性向上! MAP研削ソフトでは、あらかじめCADデータを取 り込んでいるためワーク形状を認識しています。 そのため、タッチプローブが入り込んでしまう穴や 溝部分の計測をスキップして計測プログラムを作 成する機能が搭載されています。 導入のメリット 加工前後をMAP化 MAP形状では、加工前のワーク上面に高 対象シリーズ 低差を確認することができます。 項目 採用効果の例 model チャックサイズ (mm) 加工後にMAP形状を計測することで、寸 加工プログラム作成 自動化 PSG84CA3 800×400 法差分値を確認することができます。 計測プログラム作成 自動化 加工前MAP化 加工後MAP化 PSG104CA3 1,000×400 サイクルタイム 30%削減 1,000×600 加工時間を短縮する秘訣 高精度定寸管理 自動補正機能で対応 PSG106CA3 エアーカット時間ってなに? 高能率切込研削 30%向上 テーブル反転距離 環境対応油圧レス 油量60%削減 エアーカット時間には2種類の意味があります。 ワーク特性のエアーカット時間 あらかじめオペレーターが加工開始点からとい といし パッケージ付属品 補助金向けパッケージでは補助金申請におすすめの しを上方向に逃がしておく距離。 各種付属品をパッケージ提案しています もうひとつはといしがワークに当たっていない 加工開始点から安全を見たエアーカット時間 注水装置マグセパ付き 機上計測&自動化&生産性向上&エコなパッケージ 図の水色部のような領域を指します。MAP研削 加工開始座標 電磁チャック 各サイズ対応 ソフトでは前者の当て込み作業を自動化するだ 標準付属品 けでなく、後者の空走時間を削減することによっ MAP研削ソフト て、約20~30%のサイクルタイム削減に効果あ タッチプローブ(といしガード右側) り、加工前の凹凸が大きければ大きいほど生産 計測&自動化 CO2排出削減でSDGs環境対策 性に貢献することができます。 機上計測& 油圧レスによる 注水装置 ペーパーフィルタ追加 MAP研削ソフト 環境対応研削盤 例)実加工サイクルタイム比較 注水装置 液温自動調整機追加 ワークサイズ:1,000×600mm といし:キュービトロンといし オイルミストコレクター ※通常研削では測定時間含まず オプション付属品 永電磁チャック 単位 通常研削 MAP研削 フルオートバランサー 総研削量 mm 0.61 ファインバブル発生装置TWIN-BIX 粗切込量 mm 0.01 各種予備といしフランジ 時間短縮&生産性向上 さらなる能率&自動化オプション 前後ステップ量 mm 20 高能率といしで フルオートバランサーで テーブル左右反転速度 m/min 20 サイクルタイム短縮 自動バランス取り サイクルタイム 分 62 51 027-381-6661  凸部から自動研削開始、最速経路・最速研削 カスタマーサービス本部 19 +ONE +ONE 20
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テクニカル 情報 研削盤における 機上計測による「自動化」「見える化」 ㈱岡本工作機械製作所 技術開発本部 吉田 裕 MAP研削の流れ 終了 01 02 03 04 05 06 CADデータ サイクル 取込み スタート 測定プログラム 自動計測 MAP化 研削プログラム 作成 作成 加工開始 自動計測 07 08 終了 補正プログラム 自動作成 自動再研削 写真1:機上計測(タッチプローブ) 図1:MAP研削の流れ 1.機上計測で研削盤を計測機として活用 (図1) ① 計測プログラム作成 ⑤ 加工開始 (写真1) ② 加工ワークの最終製品寸法データとしてCADデータから   自動計測 ⑥ 自動計測 ③ 計測データをMAP化 2.計測と研削プログラムを自動生成する (図2) ⑦ 補正プログラム自動作成 「MAP研削ソフト」 ④ 研削プログラム作成 ⑧ 自動再研削 加工前MAP化 加工後MAP化 テーブル反転距離 ワーク特性のエアーカット時間 といし 加工開始点から安全を見たエアーカット時間 加工開始座標 図2:MAP研削の可視化 21 +ONE +ONE 22
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研削盤における 機上計測による「自動化」「見える化」 (図3) 5.研削専用5軸対応CAM 「GRIND-SCOPE」による複雑形状加工 写真2:機上計測装置「Quick Touch」の使用例 4.全自動平面研削システム「SELF」の 無人化・完全自動化 図3:研削専用5軸対応CAM「GRIND-SCOPE」画面 3.だれでもカンタンに当てるだけで おわりに   機上計測を実現「Quick Touch」 ■回転といしとワークの加工開始点の位置合わせを繰り返  写真3:といし外形自動検知「エアマイクロセンサ」  し精度2μm以内で自動化 (写真3) 表1:ワーク上面のタッチプローブ繰り返し精度 23 +ONE +ONE 24
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技研株式会社 既存機の本体を利用して経済的に、機能を引き上げる 研削盤のオーバーホール、レトロフィット、自動化 ㈱技研 生産管理課 課長 藤原 大和 【根強いオーバーホール】 写真1 スプライン研削盤レトロフィット 生産中止の機械を母機とし、手動式だったインデックス装置もNCインデックス装置とした。自動ドレスにも対応した。 Q 再生仕様の検討: 予算と効果 【レトロフィットの定着】 再生後の用途: 使用期間 A 対象研削盤の現状を確認 工場へ搬入 分解 塗装除去 洗浄 部品検査 Q A Q 塗装(サビ止め、パテ塗り) 塗装 摺動面加工(きさげ作業) A 写真2 歯車研削盤レトロフィット。 汎用機として修理不可だったが、 NC化し段取り時間も大幅に短縮。 Q 制御装置FANUC仕様も対応して いる。 配線及び配管 配線及び配管 オーバーホール完成 A 図1 研削盤のオーバーホール&レトロフィットのプロセス 25 +ONE +ONE 26
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既存機の本体を利用して経済的に、機能を引き上げる 研削盤のオーバーホール、レトロフィット、自動化 【ワーク搬送】 写真3 写真5 ロボットをコラム横へ設置し省スペース化を図った。 写真4 歯車製造ラインの自動化 【最後に】 写真6 PSG63CA3 SELF 写真3  会社概要 会社名 技研株式会社 所在地 〒252-1121神奈川県綾瀬市小園1086-2 (写真7) 写真5、写真6 TEL 0467-38-7560 設立 1975 年 代表者 代表取締役社長 小清水 司 従業員数 53名(2022年2月1日 現在) 各種工作機械のオーバーホール及びレトロフィット 岡本工作機械製品のOEM生産 事業内容 センタ穴研削盤の製作、販売 専用研削盤及び装置の開発、設計、製作、販売 写真7 台車式の協働ロボットによるワーク自動搬送 27 +ONE +ONE 28
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SDGs z 費用対効果も確認 SDGs対応 油圧レス採用 岡本工作機械が省エネ成果 HPGシリーズの省エネ効果 月刊生産財マーケティング2021.10 Marketing  岡本工作機械製作所が省エネルギーの取り組みで大き HPGシリーズは業界でもいち早く全駆動方式にサーボ制 な成果をあげている。2017年度の省エネ補助金を活用し、 御方式に移行した小型研削盤。従来の油圧駆動方式の研削 16年比で15%以上の省エネを果たした。その後も省エネ体 盤と比較して、メンテナンス面の改善・熱変異対策・環境対 制の整備を進め、省エネ補助金による成果を評価する経済 策・省スペース化を実現した研削盤シリーズ。 産業省から最高評価を受け続けている。同社が省エネに取 り組む最も大きなきっかけは、コスト削減にあったという。 きっかけはコスト削減 膨張 低温 高温 省エネと生産性向上を両立 従来油圧駆動の同スペック機 (油圧タンク込) HPG500NC 占有面積約25%削減 (油圧タンクレス) 作動油なし 作動油 本社工場の大型モニターの前で、 機上計測ユニット Quick Touch 執行役員の菅原誠製造本部長 29 +ONE +ONE 30
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岡本工作機械製作所の 平面研削盤・成形研削盤・ QUALITY サービスパック 円筒研削盤・内面研削盤・門形研削盤 MANAGEMENT サービスパックプラン プラン 対象機種  中古機の購入でもサービスパックの対象となります。 2019年10月より中古機登録制度を導入(有料) この度、機械寿命に関わる大切な4種類のアフターサービスを 大切な研削盤を責任をもってサポート致します お得なサービスパックとして、発売開始致しました! ■ サービスパックシール(サービスパック実施機に付属) 新しく高引火点油圧油交換作業に加えて OIL 作業実施日を記入し機械にシールを貼らせて頂きます。 今回実施      年     月 次回予定      年     月 1年プラン・お得な3年プランもご用意しましたので是非ご検討ください。 次回予定も併せて記入しますので、次回点検の目安にご検討ください。 株式会社 岡本工作機械製作所 カスタマーサービス本部 TEL. 027-381-5522 導入後の研削盤の静的精度をお客様の工場で再検査&修正 ご使用中の研削盤のソフトを再指導・バージョンアップ 1 3 静的精度検査 & 機械修正 機械操作再指導作業 基本作業内容 基本作業内容 ■ レベル出し  ■ チャック研削 ■ 対話ソフト再指導 ■ 静的精度検査表作成 ■ スピンドル振れ調整 ■ ソフトバージョンアップ ■ 6点ピース研削  ■ 点検作業 ※自動プロ・専用マクロは別途お見積りが必要となります。 ※オートコリ・レーザー測定はオプションです。 油交換作業パックには、1年プランとお得な3年プランをご用意 第四類 第四石油類に該当しない、新たな高引火点の指定油圧油を開発! 2 4 指定油圧油 NS-01B交換作業 【NEW】指定高引火点油圧油 OK-250交換作業 基本作業内容 プラン 買い得! 引火点の検証 お ■ 当社指定油&ストレーナ交換作業 (製造上250°以上の ■ 機械点検作業 引火点をクリア) 基本作業内容 プラン ■ 1年プラン ■ 3年プラン ! 270 お買い得 ■ スピンドル振れ調整 ■ 当社指定油&ストレーナ交換作業 260 250 ■ 機械点検作業 ■ 1年プラン ■ 3年プラン OK-250導入のメリット 240 ■ スピンドル振れ調整 ■ OK-250は消防法の可燃性液体類に分類されます。 230 保管容量2,000L(2m3)を超える場合は、市区町村への届け出が必要です 220 ※当社研削盤における指定油以外のご使用は機械寿命・精度に影響する場合が御座います が、第四石油類ではないため、消防設備・防火設備の導入コストが軽減でき 210 ます。 NS-01B OK-250 点検作業で故障・部品交換が発覚した場合は、別途お見積りをさせていただきます。 カスタマーサービス本部 027-381-5522 31 +ONE +ONE 32
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COLUMN 工作機械 主要製品の歩み PREMIUM QUALITY TOTAL GRINDING SOLUTIONS 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 昭和からの技術 継承 (~1989) グローバル化 (1989~1995) 超精密化・大型化 (1996~2009) IoT/ 自動化 高精度 /微細化 文字レス化 (2010~2022) グローバル化 IoT 平面研削盤 成形研削盤 ロータリー 研削盤 円筒研削盤 内面研削盤 歯車研削盤 33 +ONE +ONE 34