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暗黙知を引き出しシステムを可視化 メカ‧エレキ‧ソフトの連携で付加価値創出を実現
半導体産業を⽀える「除振装置」の開発‧販売を⼿掛ける明⽴精機株式会社様への⽀援事例です。除振装置の性能向上と付加価値を同時に 実現するという難しい課題に対して構造化に基づくシステムズエンジニアリングを適⽤し、これまでにないプロダクトをつくりだすことに成功しました。
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
| ドキュメント名 | 株式会社レヴィ 導⼊事例レポート 明⽴精機株式会社様 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | 製品カタログ |
| ファイルサイズ | 1.4Mb |
| 登録カテゴリ | |
| 取り扱い企業 | 株式会社レヴィ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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株式会社レヴィ 導⼊事例レポート
明⽴精機株式会社様
暗黙知を引き出しシステムを可視化
メカ‧エレキ‧ソフトの連携で
付加価値創出を実現
明⽴精機株式会社
(2025年4⽉1⽇現在)
半導体産業を⽀える「除振装置」の開発‧販売を⼿掛ける明⽴精機株
業種 製造業
式会社様への⽀援事例です。除振装置の性能向上と付加価値を同時に
所在地 神奈川県横浜市神奈川
実現するという難しい課題に対して構造化に基づくシステムズエンジ 区新浦島町1-1-25
ニアリングを適⽤し、これまでにないプロダクトをつくりだすことに 設⽴ 1968年9⽉
成功しました。 資本⾦ 3,000万円
従業員数 40名
Webサイト http://www.meiritz.jp
提供サービス システムズエンジニアリ
ング導⼊⽀援
提供期間 8ヶ⽉間
ご不明点やご相談などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。「課題がまだ明確になってない」「社内の合意が取れてい
ない」といった段階でもまったく問題ございません。まずはお気軽にご連絡いただければ幸いです。 お問い合わせ先:contact@levii.co.jp
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サマリー
お客さまの課題に対する取り組みと成果
お客さまの課題
激戦市場で勝ち抜くために 他社と差別化を図るため 部品が廃盤になると
他社製品を上回る優れ 他社には真似できない 製品を⽣産できなく
た性能が不可⽋ 独⾃の価値提供が必要 なってしまうリスク
実施内容
機能と性能を明確にし メカ‧エレキ‧ソフトで 協⼒会社へ発注できるよう
プロジェクトの全体像 責務の分割とインター 仕様を解き明かし、仕
とゴールを設定 フェースを設計 様書へ落とし込み
成果
製品の性能向上で 付加価値創出により 製品をリニューアルし
他社に流れた顧客を取 新たな価値提供での収 部品の廃盤によるリス
り戻すことに成功 益化を実現 クを事前に回避
お客さまの声
情報を整理しながらコミュニケーションできるところが良かったです。特にソ
フトウェア開発担当の技術者とのコミュニケーションがスムーズになったとこ
ろがプロジェクトの成功につながりました。構造化によってお互いの理解が早
くなった気がします。その結果、現在の状態や責任分担が分かりやすくなっ
て、あとからもめることがない形でやりとりができるようになりました。
技術部 I 様
議論の対象にフォーカスを合わせながら話をしていくことができました。⼤⼈
数での会議では話があっちに⾏ったりこっちに⾏ったりしてしまうことがあり
ますが、レヴィさんの⽀援により、そういうことがおこらずに効果的にゴール
の設定や仕様の明確化について議論することができました。
技術部 S 様
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ストーリー
メカ‧エレキ‧ソフトの連携で付加価値創出を実現
明⽴精機は除振装置のパイオニアとして知られ、アジアを中⼼に国内外で顧客に⽀持される
製品を取り扱っています。除振装置とは、極めて微細な測定が必要な機械(例えば半導体や有
機ELの検査装置やレーザー顕微鏡など)に対して、床からの振動を伝えないようにする装置の
ことです。除振装置の中でも明⽴精機さんが得意とする「アクティブ除振台」は、振動の計測
と制御によって極めて微⼩な振動環境をつくることができます。
明⽴精機はいち早くアクティブ除振台の技術確⽴と製品化に成功し、シェアを伸ばしてきま
した。しかし近年は競合企業との競争が激化してきており、性能の向上と新しい価値提案の両
⽅を同時に実現する必要に迫られていました。
問題点を整理する
構造化思考に基づくシステムズエンジニアリング(以下、SEと表記)の最初の⼀歩は、既存
のシステムを取り巻くコンテキスト(背景状況)や問題点を整理するところからはじまりま
す。この整理によって明⽴精機は「振動は⽬に⾒えない」というユーザ視点の問題を⾒出すこ
とができました。除振装置の相⼿は、⼈間では感知できない⾮常に⼩さな振動です。そのた
め、計測がうまくできないなどのトラブルがあった場合に、装置に問題があるのか、除振装置
に問題があるのか、すぐには分かりません。また、ずっと張り付いて動作を監視しているわけ
にもいきません。そこで明⽴精機は、振動環境のモニタリングを⼿軽にできるようになること
が新しい付加価値になると考えました。
ゴールを描く
しかし、明⽴精機の製品にモニタリング機能を追加するためには、10年以上前に開発された
DSP(Digital Signal Processor:演算装置)の刷新が必要でした。⻑年⼿をつけられていな
かったDSPの設計変更は明⽴精機にとってハードルの⾼い課題でしたが、もしそれに成功すれ
ばモニタリング機能という付加価値の実現だけでなく、⾼性能化や部品廃盤リスクへの対応に
もつながることが分かりました。このようなつながりを整理するところにも、レヴィによるSE
⽀援が有効でした。このようにして明⽴精機は「DSPの刷新」と「モニタリングシステムの構
築」というゴールを描くことができました。
アクティブ除振装置 アクティブ除振台ユニット
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ストーリー
分野を横断するシステム設計の難しさ
DSPの刷新とモニタリングシステムの構築というゴールを描くことができた明⽴精機です
が、それを実現するシステム全体の設計は簡単ではありません。除振装置の専⾨性(メカ)、
DSPに関する専⾨性(エレキ)、パソコン上で動くアプリケーションの専⾨性(ソフトウェ
ア)など、異なる専⾨性を持つエンジニアの知⾒を統合し、適切なインターフェースを再設計
する必要があるからです。
これまで明⽴精機にとってDSPは「除振のためのアルゴリズムを実⾏する装置」でした。し
かしモニタリングを⾏うためには、パソコンとDSPが常に通信を⾏い、センサデータ等を送受
信を⾏わなくてはならず、DSPに期待する役割(機能)が⼤きく変わります。役割が変わる
と、扱うインターフェースが変わります。その結果、アーキテクチャを⾒直す必要がありま
す。ここが明⽴精機にとって⾼いハードルとなっていました。まず、DSPの仕様をすべて把握で
きているわけではないので、何ができて、何ができないのかがわかりません。さらに、どうす
ればできるようになるかもわかりません。
構造化とSEで仕様を明確化
そこでレヴィ式SEの出番です。まず、モニタリングシステムを含めたアクティブ除振台シス
テムの全体像を描きました。そして、ゴールを実現するために必要なコンポーネントと機能、
それらの間のインターフェースについて、それぞれの専⾨家と構造化を通した対話を重ねてい
きました。その結果、はじめは不明確だった実現可能性もだんだんと明確になり、DSPやモニ
タリングシステムの仕様を固めることができました。
モニタリングシステムの設計における構造化
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ストーリー
DSPとモニタリングシステムの開発は、それまでの明⽴精機が扱ってきた課題領域を⼤きく
超えるものでした。レヴィが⽀援する構造化ベースのSEにより、認知の限界を広げ、新しい領
域を把握できるようにして、これまでにない製品の設計を可能にしました。
今回の事例で紹介した新しいDSPとモニタリングシステムはすでに製品化しており、明⽴精
機の除振台製品の⼤きな魅⼒となっています。これらによる性能向上と付加価値により、他社
に流れていた⼤⼝の顧客を取り戻す結果にもつながりました。
レヴィが提供する「Balus」で構造化 完成したモニタリングシステムの画⾯
株式会社レヴィは、JAXA宇宙科学研究所で学んだ仲間が創業したスタートアップです。
複雑で価値あるものを実現するための「構造化思考」の普及に⽇々取り組んでいます。
お問い合わせ先:contact@levii.co.jp
本レポートで紹介した事例に関するサービスについては、こちらをご覧下さい
構造化思考で前に進む システムズエンジニアリング導⼊⽀援サービス
https://levii.co.jp/downloads/se-01/
構造化やシステムズエンジニアリングに関するお役⽴ち資料を公開しています
「SEで学ぶシリーズ」や「サルでもわかるNASA式システム開発」など
https://levii.co.jp/downloads/
会社情報 (2025年4⽉1⽇現在)
会社名 株式会社レヴィ 所在地 東京都⽂京区本郷4-1-3 設⽴ 2016年5⽉
資本⾦ 352万円 従業員数 約30名 Webサイト https://levii.co.jp
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