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セイスイ工業水処理総合カタログ2021夏号~仮設水処理プラントによる汚泥・泥水・排水処理のすべて

製品カタログ

本カタログは、水処理の基礎知識から仮設水処理プラントによるさまざまな課題解決まで、分かりやすくご紹介する36ページのカタログです。

◎水処理総合カタログ 2021の主なコンテンツ
1 「災害・BCP特集」と水処理の基礎知識
自治体・工場担当者を対象にした防災意識アンケート調査を収録!そして「水処理」とは何か?といった基礎的なことから、仮設水処理施設を導入した場合の利点、また、「汚泥」の種類やその処理方法、排水や汚泥の処理を行う際の「仮設水処理システムの利点」についてご紹介しています。

2 課題解決マップ
水処理の困りごとは、土木工事現場や工場、災害・水害現場など、さまざまなシーンで発生しています。それぞれのシーンに対応したセイスイ工業のソリューションをマップにしてご紹介しています。一目で課題やシーンに応じたソリューションが見つかります。

3 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション
さまざまな現場での水処理の課題に対応したセイスイ工業の各ソリューションの詳細をご紹介しています。課題解決策や効果事例、各ソリューションの特徴・導入メリットなどがご覧いただけます。

4 セイスイ工業の機材レンタル
セイスイ工業が提供する、脱水機をはじめとしたさまざまな水処理機材をご紹介しています。

5 よくあるご質問
仮設水処理プラントの設置運用・適用範囲について、よくあるご質問をまとめています。

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このカタログについて

ドキュメント名 セイスイ工業水処理総合カタログ2021夏号~仮設水処理プラントによる汚泥・泥水・排水処理のすべて
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 4.1Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 セイスイ工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 2021年8月版 水処理総合カタログ 2021 産業廃棄物量と産廃コストを削減し地球環境保全につなげる 仮設水処理プラント活用のすべて 災害・BCP 特集 水処理の「お困りごと」はお電話・ウェブで 043-312-0895 「水処理ナビ」で検索 〒265-0045 千葉県千葉市若葉区上泉町424-18 ちばリサーチパーク内 電話:043-312-0895 電話受付時間9:00~17:30[ 土(隔週)・日・祝日除く] メール:mizu@seisui-kk.com FAX:043-312-0897(営業) 043-312-0898(機材) https://seisui-kk.com/
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セイスイ工業のビジョン セイスイ工業水処理総合カタログ2021 このカタログでは水処理の基礎知識から、仮設水処理プラントによる様々な課題解決までなるべく分かりやすくご紹介しています。 Purpose Mission Target Vision ぜひご活用ください。 日本一の 全ての人々に 地球環境に 仮設水処理技術を よりよい水環境を 豊かな環境を 貢献する 望む人々 目 次 提供する 創る 4 災害・BCP特集 8 水処理の基礎知識(1「)水処理とは」 9 水処理の基礎知識(2「)汚泥とは」 10 水処理の基礎知識(3「)仮設水処理システムとは」 12 課題解決マップ 14 【工場排水】 既設水処理設備のトラブルで工場の稼働が止まり早く復旧したい! 15 【下水処理場】 ゴミやし渣が多くて既設水処理設備では処理ができなくなった! 16 【大規模処理】 バキュームカーによる産廃処理費用が高額になり困っている・・・ セイスイ工業はSDGsに賛同しています 17 【土木工事】 矢板打設で発生する泥水の処理に時間とコストがかかる・・・ 1 8 【水処理能力増強】 処理量が増えてしまい既設水処理設備では処理が追い付かない! 19 【高濃度泥水・排水】 固形物濃度が高くなり既設水処理設備で処理が追い付かない・・・ 20 【災害対応】 災害・水害による汚泥処理応策がない・・・ 21 【設備更新】 大規模改修で水処理設備の代替え機がない・・・ 最近、こんなロゴマークを企業のホームページやパンフレットで見かけませんか? 2 2 【食品工場】 食品工場での排水処理にトラブルが発生した! これは企業や団体がSDGs達成に寄与していることを表すものです。関心のある一般の方も入手できます。 23 【発電所】 発電所での排水処理にトラブルが発生した! セイスイ工業もSDGsに賛同し、SDGs私募債を発行しています。 24 【製油所】 含油汚泥や油分排水処理に困っている… SDG(s Sustainable Development Goals)は、持続可能な開発目標の略称。 2015年9月に国連で開催されたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。 2 5 【浄水場】 トラブルで浄水設備が十分な能力を発揮できない… 2030年までの長期的な開発の指針となっています。 26 セイスイ工業の機材レンタル 廃棄物を削減しきれいな水を再生するセイスイ工業の技術はSDGsの以下の分野への貢献に当てはまります。 2 8 仮設水処理の導入まで/無料分析サービスのご紹介 「関わる仕事全てがSDGs」といっても過言ではないのです。 30 全国サポート体制(緊急対応/機材メンテナンス体制について) 「6 安全な水とトイレを世界中に」 「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」 「8 働きがいも経済成長も」 「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」 「11 住み続けられるまちづくりを」 「12 つくる責任 つかう責任」 30 2021年実績マップ 「14 海の豊かさを守ろう」 「15 陸の豊かさも守ろう」 32 よくあるご質問 「日本一の仮設水処理技術で環境に貢献する」というポリシーを掲げ、社員は今日も現場に向かいます。 3 4 ビジネスパートナーの声 2 3
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 災害・BCP特集 独自アンケート調査から紐解く 取り除く予算申請が取られていたり、大規模な床下浸水が起きたという Q1で「非常に高まっている」「やや高まっている」と回答した方に Q2 お聞きします。直近3年間において、水害対策に関する予算は 経験に基づくものが多いようです。その中でも最も重視されていたのは 企業・自治体の 増加しましたか。 特集 「災害時に発生した汚泥・泥水・汚水処理」が82.2%でした(Q6)。 わからない 増加した 災害対策・BCP対策の課題 26.6% 48.9% ■ 災害時の行動指針の一つに排水処理システムの見直しを このように、水害対策の意識が自治体において向上していることが見て 減少した 取れました。排水処理という点に注目すると、災害時の汚泥・泥水・汚水 0.0% 処理という点が最も重視されており、「災害時に現地で仮設水処理が レンタルできる災害時排水処理システム」を半数以上が導入したいと 変わらない いう結果になりました。気候変動の影響が避けられぬ中、自治体には 24.5% 地域住民の安全を確保するための最善策をとることが求められています。 災害時に取る具体的な行動指針として、排水処理システムの見直しを してみるのも良いかもしれません。 ■自由回答 ・ 一部抜粋 あなたがお勤めの自治体では、水害が起きた際の排水処理に ・69歳: ゲリラ豪雨による降る雨の量がおおくなっているので河川の Q4 関して、以前より意識が高まっていると思いますか。 セイスイ工業では2021年6月~7月、防災関連業務を行う自治体職員110名に対し、「自治体の水害対策」に 数位が危険水位に迫ってきている。護岸、土手の決壊及び超える 関する調査および、製造業の工場経営者104名に対し、「工場でのBCP対策」に関する調査を実施しました。 ことが懸念されている。更なる積み増し等を関係機関と協議中。 非常に低くなっている 2つの調査結果の抜粋から、現代の企業・自治体の災害対策・BCP対策の課題を考察します。 やや低くなっている 0.0% ・57歳: 冠水や土砂崩れの恐れ。 0.9% 非常に高まっている ・59歳: 被災したから。 20.9% 特に変わらない ・47歳: 災害派遣で職員が出向く機会が増えた。 32.7% ・52歳: 近年の気候変動を踏まえ、従来の河川対策に加え、流域の 「自治体の水害対策」に関するアンケート調査 あらゆる関係者により流域全体で取り組む「流域治水」への やや高まっている 2019年の台風19号や2020年の熊本洪水など、昨今台風被災や 45.5% Q1 洪水などの水害が取り上げられています。現在、あなたがお勤めの 転換が求められている。 自治体では、これら水害への意識が高まっていますか。 ■ 約86%の自治体職員が防災意識が高まっていると回答 ・54歳: 大雨が降る機会が増えている。 防災関連の自治体職員110名に対し、自治体の水害対策に関する調査 非常に低くなっている ・50歳: 10年前とかと比べ、防災指令の出る回数が明らかに増えて Q4で「非常に高まっている」「やや高まっている」と回答した方に 0.0% きた。 Q6 お聞きします。特にどの分野の排水処理に関して重要だと を実施しました。 やや低くなっている 思いますか(。複数回答) 0.0% ・49歳: 危機管理は自治体の重要な任務だから。 まず、約86%の自治体職員が、昨今の水害を受け防災意識が高まって 非常に高まっている 43.7% 災害時に発生した汚泥・泥水・汚水処理 82.2% いると回答しています(Q1)。また、約半数が「水害対策に関する予算が ・65歳: 毎年水害があり、防災訓練の頻度も増やしている。 下水・し尿処理 38.4% 特に変わらない 増加した」と回答しており、全体的な傾向として自治体の水害対策は 臭気など衛生対策 14.5% ・43歳: 九州北部地方は最近大雨による災害が多い。 30.1% 進んでいるようです(Q2)。その理由を聞いた設問では、防災指令や、 有害物質の処理・流出 30.1% 大雨が降ることが多くなったという変化に加え、その大元の原因である 油を含んだ排水処理 21.9% 粉塵の対応 気候変動という問題が指摘されていました(自由回答参照)。気候変動は ■ 災害時に発生する汚泥・泥水・汚水処理に関心 19.2% 世界的な環境問題として取り上げられていますが、その中でも台風や やや高まっている 特にない 6.8% 41.8% その他 2.7% 洪水による水害は、自治体の施策を大きく動かす要因となっているよう また、水害時の排水処理についても、66.4%が「排水処理に対して意識が です。 高まった」と回答しています(Q4)。その具体的な変化としては、川の土砂を 4 5
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 災害・BCP特集 「工場でのBCP対策」に関するアンケート調査 ■ まだまだ不十分な工場におけるBCP対策 ■45.2%がBCP策定の専門家に相談したいと回答 Q4で「不十分」と回答した方にお聞きします。 Q9 BCP策定について課題に感じることを教えてください。 また、BCP策定において、特に重視すべきところを聞いたところ「社員の (複数回答) ■ 約7割の企業で具体的なBCP対策の明文化が進まず 次に、工場におけるBCP対策が十分に行えているかを質問したところ 「十分である」との回答はわずか約10%に留まりました。その原因は、 安全確保」が最も多く、続いて、調達先の確保や製品供給ルートの確保 もう一つの調査では、製造業の経営者104名に対し「工場でのBCP対 「そもそも工場におけるBCPを策定していない」ことや「リスクに対しての などが挙がりました。課題としては「検討事項が多すぎる「」どこから手を 検討事項が多すぎる 55.6% 策」に関するアンケート調査を実施しました。 対策を検討しきれていない」ことが多く挙げられていました(Q5)。また、 つければ良いかわからない「」どこまでリスクを想定すべきかわからない」と、 どこから手をつければ良いかわからない 53.3% その他の理由としては「専属の人材がいない」「、物凄くわかりにくいので、 根本的な部分から困惑している様子が見て取れます(Q9)。他の設問では どこまでリスクを想定すべきかわからない 48.9% 策定のための人がいない 31.1% まず、72.1%が「BCPを文書として残していない」と回答しています 従業員に末端まで情報が行き渡らない」など、人事面での問題も明らかに 45.2%がBCP策定の専門家に相談したいと回答していることからも、 策定のための時間がない 28.9% (Q1)。「残している」と回答した残りの27.9%のうち「基本方針」また なっています(自由回答参照)。 BCPに対する専門知識が必要な場面が潜在的にあると考えられます。 相談できる先がない 24.4% 「BCP推進体制」が高い割合で策定されていました。一方で、ほとんどの その理由としても「、被害が増加している「」対応に苦慮した」という実体験 特に課題は思いつかない 2.2% その他 0.0% 選択肢が30%を上回るなど、全体的に策定されているものが多くありま Q4で「不十分」と回答した方にお聞きします。 に基づくニーズから「、専門家目線でのアドバイスに興味」など、専門家の した(Q2)。 Q5 どのような点が不十分であると思いますか。 意見を取り入れたいという声も見られています。 セイスイ工業株式会社 (複数回答) 工場のBCP対策実態に関する調査 (n=45) 昨今増加している自然災害の脅威に対し、万全な準備をしておくため Q1 あなたの会社ではBCPを策定し、 にも、専門家によるBCP対策・策定を取り入れるべきなのかもしれません。 文書として記録されていますか。 そもそも工場におけるBCPを策定していない 57.8% リスクに対しての対策を検討しきれていない 55.6% リスクを十分に検討できていない 53.3% 27.9% 工場での事業継続に関する情報の整理と 文書化の実施がなされていない 40.0% 工場でのBCP発動基準・発動体制を 明確化できていない 33.3% セイスイ工業の視点 2.2% ● 27.9% はい その他 ● 72.1% いいえ セイスイ工業では水害・災害時に発生する汚泥・泥水・排水処理課題を解決する セイスイ工業株式会社 工場のBCP対策実態に関する調査 ため、仮設水処理プラントの現地運用による「災害時排水処理システム」を提供して (n=45) います。災害に被災し一時的に工場の排水処理システムが稼働できなくなった際 72.1% にも、その代替として迅速に導入が可能です。事前の災害対策・BCP対策の一環と セイスイ工業株式会社 工場でのBCP対策実態に関する調査 してぜひごご検討・ご活用ください。 (n=104) ■自由回答 ・ 一部抜粋 ・56歳: 万一に備えてのマニュアル等がない。 Vtuberハルナが解説する「災害時排水処理システム」 Q1で「はい」と回答した方にお聞きします。 (QRコードから3分解説動画がご覧になれます) Q2 BCPとして策定しているもの全てを教えてください。 ・52歳: 対策の方法自体わからない。 (複数回答) ・63歳: 景気変動にもろに左右される。 BCP基本方針の策定 75.9% ・67歳: 人材がいない。 社内でのBCP推進体制の決定 55.2% BCP発動時の体制を明確化 48.3% 調査概要 調査の全容はセイスイ工業ウェブサイト「プレスリリース」で公開しています。こちらのQRコードからご覧ください。 BCPで想定する緊急事態の絞り込み 44.8% ・45歳: 準備がまだ整っていない事が大きな理由。 BCP発動基準の明確化 41.4% 中核事業・復旧優先事業の選定 37.9% ・27歳: 物凄くわかりにくいので、従業員に末端まで情報が行き 「自治体の水害対策」に関するアンケート調査 「工場でのBCP対策」に関するアンケート調査 重要な業務を特定(ビジネス影響度分析) 37.9% 事前対策の検討 37.9% 渡らない。 調査概要: 自治体の水害対策に関する調査 調査概要: 工場でのBCP対策に関する調査 事業継続に関する情報の整理と文書化の実施 37.9% その他 6.9% 調査方法: インターネット調査 調査方法: インターネット調査 ・67歳: 現状把握及び将来の可能性の検討。 調査期間: 2021年6月7日~同年6月7日 調査期間: 2021年7月19日~同年7月20日 セイスイ工業株式会社 工場のBCP対策実態に関する調査 ・57歳: 専属の人材がいない。 有効回答: 防災関連業務を行う自治体職員110名 有効回答: 製造業の工場経営者104名 (n=29) 6 7
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1 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 水処理の基礎知識  「水処理とは?」 水処理の基礎知識 2 「汚泥とは?」 「水処理」とは何か、そして仮設水処理施設を導入した場合の利点についてご紹介します。 「汚泥」と一口に言ってもその種類は様々です。汚泥の種類とその処理方法についてご紹介します。 水処理とは? 汚泥は自然界にも存在する 汚泥の種類とその分類 弊社では、スクリューデカンタ式の遠心分離機を 水処理施設では汚泥の処理も行えます。汚泥とはどういったもので、 汚泥は「無機汚泥」と「有機汚泥」に分けられます。無機汚泥は腐らず、 60台以上保有しており、工場・下水処理場・浄水場・ どのような処理が必要になるのでしょうか。「汚泥」は時に「ヘドロ」や 有機汚泥は腐るものです。「腐る」とは細菌の作用で植物性・動物性の 発電所・製油所等、全国各地にレンタルを行ってい 「スラッジ」とも呼ばれます。みなさんは池や沼の底にたまった、水でも ものが分解して変質することを指しますので、微生物が分解するか ます。遠心分離機(デカンタ)とは、家庭用洗濯機の 固形物でもないドロドロした泥状のものを想像されるでしょうか。 どうかで無機汚泥と有機汚泥と呼び分けているのです。 脱水機と同様に、毎分数千回転する円筒内の遠心力 汚泥は自然界で発生します。そして、自然界以外でも汚泥は発生 で固液分離する脱水装置です。最近では健康ブームに しています。 では、無機汚泥と有機汚泥はどのような場所で生じているのでしょうか。 のった豆乳搾りから、国際問題になっているウラン 無機汚泥は、土木工事現場で高圧水を使って穴を掘る際や、化学工場・ 濃縮機まで、幅広い分野で使われています。防爆 それらの汚泥はなぜ生まれるのでしょう。まず、自然界における 製鉄・製油・発電所などで発生します。化学物質を含んでいるものもあり 遠心分離機(PTM540)も取り扱っております。 工場排水や生活排水をそのまま海や河川に放流すると様々な環境被害が発生してしまいます。 汚泥を見てみましょう。代表例は池や沼です。そこには様々なものが ます。一方、有機汚泥は、食品工場や下水処理場などから生じます。無機 流れ込んできます。葉っぱや草木が土壌微生物により分解されて 汚泥や有機汚泥も生じる場所により含有する物質が異なるため、さらに 小さくなったもの、土などが流れ込み、それらは水と比べ重いため長い たくさんの種類に分けることができます。 仮設水処理設備の導入で廃棄物量を削減 仮設水処理設備での水処理は、排水や汚泥が発生する「現場」に水処理 時間をかけて徐々に池や沼の底に沈んで溜まっていくのです。海辺でも プラントを設置し、バキュームカーによる搬出を行うことなく、「現地で」 汚泥は発生します。例えば港ではヘドロなどが港内に堆積し汚泥と 多くの工場では、終末処理場に送る前に自社で何らかの水処理を行って 「連続的に」水処理を行う方法です。水は施設内で再利用したり河川に なります。 汚泥の性状に合わせた水処理が必要 います。また土木工事現場などで発生する泥水は下水道に流すわけに 放流するなど自然に返すこともできます。また、有害物質を取り除いて いかないため、やはり水処理が必要になります。工場や土木工事現場 残った固形物は脱水ケーキとして再生土に使うこともできます。そのため、 自然界以外では、土木工事現場、工場、下水処理場など水を使うところ 汚泥はその発生する場所や含む物質により性質、状態が異なります。 などの排水を処理する方法としてこれまでは、排水や汚泥を外部の処理 本来廃棄すべきだった廃棄物量を大幅に削減することができます。 では必ず生じます。水のあるところ汚泥あり、と言っても過言ではあり 例えば下水処理場で発生する汚泥と土木工事現場で発生する汚泥(泥水) 施設に運搬してから産業廃棄物として処理するという方法がとられてきま 投棄される水の量や、排水を外部施設まで運搬する際に使われる ません。そしてさらに製鉄所、製油所、発電所などで発生する汚泥もあり では、性質、状態が異なるため、水処理のプロセスも異なります。汚泥の した。この方法だと、施設までの運搬費用、産業廃棄物としての処理に 車両の燃料や排出される二酸化炭素も削減でき、地球環境への負荷を ます。例えば製油所では、原油に含まれる不純物が原油タンク底に堆積し 適切な処理において大事なことは、発生している汚泥の種類・成分・毎時の 多くのコストがかかります。 軽減することができるのです。 スラッジとなります。汚泥、ヘドロ、スラッジと呼ばれる物質は様々な場所に 発生量を正確に把握して、含有する物質(固形物、不純物)を確実に分離 存在します。 する仕組みを構築することになります。 動物が食べる 工場からの汚水 工場の水処理設備 汚水マス 家庭からの汚水 死骸 終末処理場 ポンプ室 エアレーション 消毒設備 最初沈殿池 最終沈殿池 落葉、フン 汚泥 栄養分 微生物の分解 放流 河川や湖 汚泥 汚泥 自治体が運営する終末処理場(下水処理場・浄水場)では、工場排水や生活排水の最終的な水処理を行っています。 自然界では、生態系のサイクルの中で河川などに汚泥が堆積していきます。 8 9
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3 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 水処理の基礎知識  「仮設水処理システムの利点とは」 排水や汚泥の処理を行う選択肢の一つが、仮設水処理施設を自社施設(現場)に導入する方法です。経済面、環境面でさまざまな利点 があります。 仮設の設備を導入して水処理を行う利点 処理前 現場での水処理で劇的にコストダウン 「水処理システム」の前に「仮設」をつけ、「仮設水処理システム」と呼ぶ セイスイ工業の提案する仮設水処理システムを利用することで、現地で のは、永久的に使う設備を導入するのではなく、仮の設備で処理を行う 水と固形物への分離ができるので、従来、外部施設にバキュームカーで ためです。仮設水処理システムでは、設備一式を現場に運んで設置し、 運搬していた産業廃棄物の量を劇的に減らすことができます。バキューム 処理を行い、処理が終われば撤去します。例えると、車の故障時に カーの運搬コストと廃棄物処理費用も減らせるので大きなコストダウンに 修理が終わるまで新しい車を買わずに修理屋さんの用意した代替車や つながります。また、現地で処理を終えた水を再利用することもできる レンタカーに乗るのと同じことです。仮設水処理施設には設備を動かす ので、省資源化と地域環境の保全にもつながるのです。 ための管理スタッフも派遣します。この方法だと、目的に合わせカスタ 原水 仮設水処理システム設置例 処理前水質 100,000mg/ℓ マイズした設備(プラント)が持ち込まれるため、対象物を確実に処理が できます。また、必要な期間だけ使うことができるので永久的に使う ■仮設水処理システムのメリットまとめ 設備を導入するよりもコストを圧縮できます。さらには、従来のような 処理後 「有機汚泥」を遠心分離機によって脱水する利点 外部施設で処理を行う場合、水や汚泥を運搬する必要がありますが、 (m3) 脱水処理前汚泥 100 現場に導入した仮設水処理システムでは、現場で処理ができるので廃棄 今まで廃棄 SS濃度 1% する水の量を減らすことができ、運搬や産業廃棄物の処理の費用を大幅に されていた水分 Dry SS(固形物量) 1t 50 減らすことができます。 脱水処理後の 廃棄物量 汚泥量(固形物+水分) 100m(3 1t+99m3) 0 分離された水分量 脱水処理前 脱水処理後 3 3 99m3 - 5.7m3 = 93.3m3 100m /6.7m = 14.9 93.3m3が廃棄対象外 1/15に減容化 様々な処理に対応する仮設水処理システム 処理水 18m3/h (m3) (m3) 処理後水質 100~150mg/ℓ 100 8 含脱 S脱 仮設水処理システムは、その対象となる排水や汚泥の性状、濃度、 水水 80 S水 率処 処処 6 処理量など、様々な条件に合わせて設計する必要があります。システム 85理 60 理理 1 脱水処理後汚泥 %後 後 4 時の 40 %の としてどのように「プラント」を組み合わせるかが重要です。プラントとは、 汚 時汚 含水率 85% 泥 20 泥 2 単一機能(ある一つの処理を行う)を持つ機械で、「水処理プラント」 量 量 Dry SS(固形物量) 1t 0 0 「脱水プラント「」仮設汚泥減容化プラント「」仮設重金属不溶化プラント」 2 4 6 8 10 12 85 80 75 70 65 60 SS濃度 (%) 含水率 (%) 汚泥量(固形物+水分) 6.7m(3 1t+5.7m3) 「仮設含油除去プラント」などがあります。プラントは、振動ふるい機、 ※減容化率はSS濃度と含水率により変わります。 し渣除去機(ローターマット)、脱水機(遠心分離機)など、機器と装置の 脱水ケーキ(脱水後の固体) 組み合わせでできています。適切なプラントを選び、さらにそのプラントを 脱水ケーキ含水率48% どのように組み合わせて処理を行うかが水処理成功の鍵となります。 (m3) 「無機汚泥」を脱水機(遠心分離機)によって脱水する利点 脱水処理前汚泥 100 SS濃度 5% 脱水プラントのみで構成される「土木泥水再利用システム」、水処理 廃棄物量の比較 今まで廃棄 されていた水分 Dry SS(固形物量) 5t プラントと脱水プラントを組み合わせる「下水汚泥処理システム「」工場 (m3/h) 50 25 脱水処理後の 3 3 排水処理システム」などがありますが、さらに特殊な用途として、油分や 廃棄物量 汚泥量(固形物+水分) 100m(5t+95m ) 重金属の除去、土壌洗浄に用いるために設計されるシステムもあります。 20 0 分離された水分量 3 3 分野や用途に応じ様々な処理に対応できます。 脱 脱水処理前 脱水処理後 95m3 - 5m3 = 90m3 100m /10m = 10 水 90m3が廃棄対象外 1/10に減容化 15 減 (m3) (m3) 容 30 20 また、仮設水処理システムは、現場の排水や汚泥の処理量にあった、 含脱 S脱 水水 S水 最適な規模感で設計する必要があります。そうすることで過剰な設備 化 再生処理して 率処 処処 15 10 50理 20 理理 脱水処理後汚泥 投資を抑制でき、効率的な水処理が可能になります。そのほか、仮設設備を ムダなく再使用 %後 5 後 10 時の %の 汚 時汚 含水率 50% 利用する利点として、既存設備にトラブルが発生した場合や災害時などの 泥 5 量 10 泥 5 22 4 量 Dry SS(固形物量) 5t 緊急対応が可能なことも挙げられます。 0 0 約       m3/h 約    m3/h 2 4 6 8 10 12 656055504540 35 30 SS濃度 (%) 含水率 (%) 汚泥量(固形物+水分) 10m(3 5t+5m3) 0 処理前 処理後 ※減容化率はSS濃度と含水率により変わります。 10 11
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 課題解決マップ セイスイ工業では社会の様々なシーンで発生する「水処理のお困りごと」に全力で対応いたします! こちらのマップでご紹介するソリューションのほか 重金属や油分を含んだ汚泥処理、汚染土壌の除染 浄水場 セイスイ工業 なども対応できます。 機材レンタル 下水処理場 トラブルで浄水設備が 脱水機やタンク、 十分な能力を発揮できない… ゴミやし渣が多くて 水処理課題解決 ポンプなど機材だけ 既設水処理設備では処理が 災害対応 レンタルしたい ソリューション11へ(24P) できなくなった! マップ 機材レンタルへ(26P) ソリューション2へ(15P) 災害・水害による 汚泥処理応策がない・・・ ソリューション7へ(20P) 高濃度泥水・廃水 固形物濃度が高くなり 既設水処理設備で処理が 追い付かない・・・ 土木工事 ソリューション6へ(19P) 矢板打設で発生する 泥水の処理に 時間とコストがかかる・・・ 食品工場 ソリューション4へ(17P) 食品工場での排水処理に トラブルが発生した! 大規模処理 ソリューション9へ(22P) バキュームカーによる 水処理能力増強 産廃処理費用が高額になり 処理量が増えてしまい 困っている・・・ 既設水処理設備では ソリューション3へ(16P) 処理が追い付かない! ソリューション5へ(18P) 工場排水 発電所 既設水処理設備の トラブルで工場の稼働が止まり 発電所での排水処理に 早く復旧したい! トラブルが発生した! お気軽に ソリューション1へ(14P) ソリューション10へ(23P) ご相談ください! 設備更新 大規模改修で水処理 製油所 設備の代替機がない・・・ 含油汚泥や油分排水処理に セイスイ工業 困っている… ソリューション8へ(21P) Vtuberハルナ ソリューション12へ(25P) 12 13
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1 2 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 工場の稼働を止めることなく、大量の汚泥を処理できる 既設設備で処理できないゴミや、し渣だけを除去する 「仮設水処理プラント」 「下水汚泥処理システム」 既設水処理設備のトラブルで工場の稼働が止まり早く復旧したい。 ゴミや、し渣が多すぎて既設水処理設備では処理できなくなった。 悩み ● 設備を修理するのに時間がかかり、数カ月間ほど工場を休業しなければならない・・・ 悩み ● 繊維質を多く含む「し渣」がポンプに詰まり処理ができない・・・ ● 修理期間中に既設水処理設備と同等の処理ができる設備があれば・・・ ● ゴミや、し渣が多すぎて既設脱水機での処理が間に合わない・・・ ● ゴミや、し渣だけを除去する方法があれば・・・ 現地に仮設プラントを設置し、その場で廃水を処理し排水基準値を満たした水質を担保し 既設水処理設備で対応できない場合は、現地に仮設プラントを設置し、その場で汚泥から 解決 放流ができます。 解決 ゴミや、し渣を取り除き、水処理を行うことができます。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 工業排水処理設備を更新することになり、工事のため2カ月間排水処理が止まることに 下水処理場で沈殿槽に堆積していた汚泥にし渣分が大量にあり、既設のポンプでは なりました。その間の代替処理方法を探しましたが、廃水量が30m3/h×24時間と大量の 引き抜くことができず処理ができません。そのため、バキュームカーで汚泥ごと引き ため、バキュームカーで処理をすると4,000万円以上かかる試算でとても困っています。 抜こうとしたが、し渣分が多いために吸引できず困っています。し渣分を除去した 汚泥を既設濃縮槽に送水し既設設備で処理できるようにして欲しいです。 効果 仮設脱水プラントを24時間稼動させることで工業用水を常時1時間当たり30m3 効果 製造することができ、工場の生産ラインを停止することなく継続生産できました。 沈殿槽内のし渣分を取り除いてから既設濃縮槽に送水させることにより、既設の また、仮設濁水処理前の原水と比較して約1/62の量まで脱水減容化し、コストも 脱水機で処理を行うことを可能にしました。他社浚渫工法やバキュームカーでの 現場全景 1/4に抑える事ができました。 移送に比べ、工事費を削減することができました。 仮設し渣除去プラント設置例 動画で解説 (m3) 廃棄物量の比較 処置した水は (m3) バキューム処理と廃棄物量の比較 (%) バキューム処理との経済性の比較 10,000 工業用水として 900 120 8,000 無駄なく再利用 90 6,000 600 40%削減 廃棄物を10,000m3から 廃棄物を約800m3から 60 4,000 2,000 160m3まで減容化 300 約32m3まで減容化 30 0 0 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 プラントフロー図 プラントフロー図 プラントの特徴・導入メリット 仮設水処理プラント設置例 処理の特徴 • バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。 • 連続運転で処理することが可能。 • 従来工法に比べ処理量が格段に多い。 • 短期間・省スペースでの設置が可能。 導入メリット • 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が可能であり処理能力 が格段に優れている。 • バキューム費用と比較し大幅に産廃費用の削減が可能。 • 24時間連続運転で処理することが可能。 • 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも対応可能。 ロータマットを用いて堆積したし渣や砂分を除去することで、既設水処 • 組み合せは自由自在である程度の限られたスペースで設置ができるため、既設 脱水機(遠心分離機)設置状況 動画で解説 理設備への負荷を軽減させることを目的とするプラントです。 水処理設備のラインに組み込んで処理が可能。 14 15
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3 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 4 大量の汚泥が発生する現場で有効な ウォータージェット工法で発生する大量の泥水処理 「大規模排水処理システム」 「土木泥水処理システム」 処理量が多いため、補修工事中のバキューム処理費用が高額になる。 土木工事現場における泥水の処理に時間がかかる。 悩み ● バキュームカーで汚泥を定期的に場外搬出しているが、 悩み ● 一般的な土木工事現場から発生する泥水が高濃度のため、   産廃処理費用が1,000万円以上かかってしまう・・・   水を再利用する為に使っている水処理設備では、時間がかかり作業が進まない・・・ ● もっとコストを下げる方法があれば・・・ ● もっと短時間で処理する方法があれば・・・ 現地に仮設プラントを設置し、その場で汚泥を減容化するので産廃処理量が1/5以下になり 現地に仮設プラントを設置し、その場で泥水を短時間で再利用可能な水の水質まで再生するので、工期の短縮 解決 ます。産廃処理費用と仮設プラントの費用を合わせてもコストダウンにつながります。 解決 につながります。また、発生した産廃処理量も減容化し水も再利用できるため、コストダウンにつながります。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 漁港を浚渫した際に発生する高濃度汚泥を1時間当たり800㎥処理したいが、 鋼矢板打設工事のウォータージェットカッターを使用する際に発生する、大量の 処理量が多い為に処理を出来る会社がなく困っています。また、バキュームで処理 泥水の産廃費用や水道費用を削減したいです。 すると産廃費用が高額になる為、コストを下げる方法を探しています。 効果 効果 土木泥水再生処理プラントを稼動させることにより、常時1時間当たり約15m3の 仮設大規模汚泥減容化プラントを3カ月稼動させることにより、総水処理量 泥水を再生することができました。また、泥水再生処理前の泥水と比較して、 360,000m3、有機汚泥52,000m3を処理し、廃棄物量を1/16まで削減でき、 約1/10まで脱水減容化しています。従来の濁水処理設備による方法に比べ、 処理費用も大幅に削減できました。 沈殿待ち時間がありませんので、施工ロスが改善できます。 現場全景 現場全景 (m3) 廃棄物量の比較 (m3/h) 廃棄物量の比較 6,000 16 再生処理した水は 無駄なく再利用 12 4,000 94 8 廃棄物を約15m3/hから 2,000 %削減 4 約1.5m3まで脱水減容化 0 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 処理前 処理後 プラントフロー図 プラントフロー図 砂分除去機(サイクロン付き振動篩機) 鋼矢板打設状況 脱水機(遠心分離機)設置状況 動画で解説 脱水機設置状況 動画で解説 16 17
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5 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 6 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる 固形物濃度の高い廃水・排水にも対応 「仮設水処理による能力増強」 「高濃度泥水・排水処理」 一次的に排水の処理量が増えてしまい、既設水処理設備では処理が追い付かない。 廃水の固形物濃度が高くなり、既設水処理設備では処理が追いつかない。 悩み ● 季節的要因で生産量が増えてしまい既設水処理設備だけでは、処理が追い付かなくなってしまった・・・ 悩み ● 曝気槽の固形物濃度が高くなりこのままでは放流できなくなる・・・ ● 既設水処理設備に一時的な設備を増強できれば・・・ ● 既設水処理設備を稼働させながら固形物濃度を下げる方法があれば・・・ 現地に仮設プラントを設置し、その場で余剰汚泥を減容化するので廃棄物量の削減ができます。 現地に仮設プラントを設置し、既設水処理設備を稼働させたまま、その場で固形物濃度を下げる 解決 廃棄物処理費用と仮設プラントの費用を合わせてもコストダウンにつながります。 解決 ことができます。増加した固形物は脱水することで減容化ができるため、廃棄物量の削減ができます。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 沈殿池に汚泥が900m3堆積していて、これ以上汚泥が増え続けると放流水の水質が 夏場に飲料水の需要が高まり、生産量の増加とともに既設水処理設備だけでは処理 悪化してしまうので困っています。 しきれないほどの廃水量となりました。また、既設水処理設備の改修工事とも重なっ てしまい、大量の余剰廃水をバキュームで処理するとなると、1億6,000万円ほどの 効果 コストがかかる試算となり、このままでは赤字生産になってしまうので困っています。 仮設脱水プラントを稼動させることにより、微細な繊維を含んだ汚泥も問題なく 処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を900m3から170m3まで 効果 約1/5にまで減容化できました。また、堆積した汚泥を除去したことにより、放流水が 仮設脱水プラントを稼動させることにより、そのまま廃棄してしまう方法に比べ、 増加した際も放流基準を維持しながら放流できるようになりました。 廃棄物の量を8,000㎥から365㎥まで約1/22にまで減容化できました。 仮設脱水プラント設置例 動画で解説 現場全景 (m3) バキューム処理と廃棄物量の比較 (%) バキューム処理との経済性の比較 (m3) バキューム処理と廃棄物量の比較 (%) バキューム処理との経済性の比較 900 120 900 120 90 90 600 40%削減 600 廃棄物を約900m3から 60 廃棄物を約8,000m3から 60 70%削減 300 約170m3まで減容化 300 30 約365m3まで減容化 30 0 0 0 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 プラントの特徴・導入メリット プラントフロー図 プラントの特徴・導入メリット プラントフロー図 処理の特徴 処理の特徴 • 遠心力を利用する為、比重による固液分離が可能。 • 遠心力を利用するため、比重による固液分離が可能。 • バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。 • バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。 • 連続運転で処理する事が可能。 • 連続運転で処理する事が可能。 • 従来工法に比べ処理量が格段に多い。 • 従来工法に比べ処理量が格段に多い。 • 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。 • 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。 導入メリット 導入メリット • 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が • 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が 可能であり処理能力が格段に優れている。 可能であり処理能力が格段に優れている。 • バキューム費用と比較し大幅に産廃費用の削減が可能。 堆積した汚泥を除去することで、排水が増加した際も放流基準を維持しながら放流することを • バキューム費用と比較し大幅に産廃処理費用の削減が可能。 堆積した汚泥を除去することで水位を下げ、排水が増加した際も放流基準を維持できるように • 24時間連続運転で処理することが可能。 目的とするプラントです。 • 24時間連続運転で処理することが可能。 することを目的としたプラントです。 • 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも • 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも 対応可能。 対応可能。 • 組み合せは自由自在である程度の限られたスペースで設置が • 組み合せは自由自在である程度の限られたスペースで設置が できるため、既設水処理設備のラインに組み込んで処理が可能。 できるため、工場の生産ラインに組み込んで処理が可能。 18 19
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7 8 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 台風による水害対応などに有効な 既設水処理設備更新時の代替に 「災害時排水処理システム」 「あらゆる仮設水処理プラント」 災害、トラブル時のバックアップがない。 大規模改修で水処理設備の代替機がない。 悩み ● 災害により被災した水処理設備の復旧期間中の処理ができない・・・ 悩み ● 改修工事中に準備した設備だけでは処理が追い付かない・・・ ● 既設水処理設備が故障している期間中の処理ができない・・・ ● 改修工事中をしたいが、その期間の代替処理方法が見つからない・・・ ● 代替処理する方法があれば・・・ ● 代替処理する方法があれば・・・ 現地に仮設プラントを設置し、既設水処理設備と同程度の処理を行うことができます。使える 現地に仮設プラントを設置し、既設水処理設備と同程度の処理を行うことができます。処理量に応じて脱水機 解決 設備は使い、不足している部分の処理を行うこともできます。 解決 (遠心分離機)の台数を自由に増やすことができるので、大量にある廃水や汚泥の処理にも対応ができます。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 台風で川が氾濫した影響で、水力発電ダムが外部、内部共に水没してしまい、備蓄 既設水処理設備が故障した為、修理期間中の代替処理を目的とする水処理設備を してあった潤滑油等の油が流出しました。10,000㎥という膨大な含油排水が出てし 導入したいです。 まい、どこにも流すことができないので困っています。 効果 効果 既設設備の修理が終了するまで、既設設備相当の処理と汚泥の減容化処理を 仮設油分汚泥減容化プラントを稼動させることにより、油を含んだ排水を問題なく 行い、廃棄物量を2,000㎥から100㎥まで減容化しました。 処理し、廃棄物量を大幅に減容化できました。一次処理で含油排水に最適な凝集剤を 使い固形物を濃縮することで、二次処理の脱水機(遠心分離機)で効率よく水と 固形物に分離することができました。一方、処理水の回収率は99%以上と非常に 現場全景 動画で解説 不純物の少ない水になっており河川放流を行いました。 脱水機(遠心分離機)設置状況 (m3) バキューム処理と廃棄物量の比較 (%) バキューム処理との経済性の比較 廃棄物量の比較 経済性の比較 10000 100 5000 75%削減 廃棄物量を約1,000m3から 50 80%削減 67m3まで減容化 95%削減 0 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 バキューム工法 セイスイ工業の技術 プラントフロー図 プラントの特徴・導入メリット プラントの特徴・導入メリット 処理の特徴 脱水ケーキ(含水率80%) 処理の特徴 • 遠心力を利用する為、比重による固液分離が可能。 • 遠心力を利用するため、比重による固液分離が可能。 • バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。 • バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。 • 連続運転で処理する事が可能。 • 連続運転で処理する事が可能。 • 従来工法に比べ処理量が格段に多い。 • 従来工法に比べ処理量が格段に多い。 • 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。 • 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。 導入メリット 導入メリット • 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が可能であり処理能力が • 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が可能であり処理能力が 格段に優れている。 格段に優れている。 • バキューム費用と比較し大幅に産廃費用の削減が可能。 • バキューム費用と比較し大幅に産廃費用の削減が可能。 • 24時間連続運転で処理することが可能。 • 24時間連続運転で処理することが可能。 • 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも対応可能。 • 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも対応可能。 • 組み合せは自由自在で、工場内のある程度の限られたスペースで設置ができる • 組み合せは自由自在である程度の限られたスペースで設置ができるため、工場の ため、工場の生産ラインに組み込んで処理が可能。 処理水状況 動画で解説 生産ラインに組み込んで処理が可能。 20 21
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 9 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 10 設備更新・トラブル対応や大規模処理に 設備更新・トラブル対応や大規模処理に 「食品工場向け仮設水処理」 「発電所向け仮設水処理」 食品工場での排水処理にトラブルが発生した。 発電所での排水処理にトラブルが発生した。 悩み ● 食品工場に付帯する水処理設備の更新のため一時的に工場を止める必要があり困っている・・・ 悩み ● 発電所に付帯する水処理設備の更新のため ● 水処理設備のトラブルで食品・飲料の精算計画に影響が出るのを回避したい・・・   ある一定期間だけ代替の水処理が必要だがコストで悩んでいる・・・ ● 水力発電ダムの取水口に汚泥が堆積し、このままでは発電所の運用に支障をきたす恐れがある・・・ 現地に仮設プラントを設置し、その場で汚泥を減容化するので、廃棄物量の削減ができます。 現地に仮設プラントを設置し、その場で汚泥を減容化するので廃棄物量の削減ができます。 解決 廃棄物処理費用と仮設プラントの費用を合わせてもコストダウンにつながります。 解決 廃棄物処理費用と仮設プラントの費用を合わせてもコストダウンにつながります。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 数カ所ある工場を1カ所に集約するため、廃止する工場の水処理設備に残って 2週間で取水口に堆積している汚泥をできるだけ低コストで除去して欲しいです。 いる排水(廃水)や汚泥を全て除去し、解体工事ができるようにしてほしいです。 効果 効果 ダイバーによるポンプ浚渫と仮設汚泥減容化プラントを稼動させることにより 仮設脱水プラントを稼動させることにより、既設水処理設備に残っている汚泥を、 設置から撤去までを2週間で問題なく処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比 そのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を800㎥から38㎥まで、約1/21 べ廃棄物の量を500㎥から72㎥まで約1/7に減容化できました。 まで減容化できました。 現場全景 現場全景 (m3) 廃棄物量の比較 (m3) 廃棄物量の比較 800 500 600 廃棄物を約500m3から 400 95 250 %削減 72m3まで減容化 200 0 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 処理前 処理後 プラントフロー図 プラントフロー図 脱水機(遠心分離機)設置状況 砂分除去機(サイクロン付き振動篩機) 処理水(分離された水) 脱水機(遠心分離機)設置状況 22 23
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11 仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の仮設水処理ソリューション セイスイ工業の仮設水処理ソリューション 12 含油汚泥・排水の効率的な処理に 浄水場の被災時や水処理設備のトラブルに 「製油所向け仮設水処理」 「浄水場向け仮設水処理」 製油所での排水処理にトラブルが発生した。 浄水場での排水処理にトラブルが発生した。 悩み ● 製油所に付帯する水処理設備の更新のため、 悩み ● トラブルで浄水設備が十分な能力を発揮できないが近隣工場への工業用水の供給は止められない・・・   ある一定期間だけ代替の水処理が必要だがコストで悩んでいる・・・ ● 既設の天日乾燥床では処理が間に合わない事態が発生した・・・ ● 最終放流池などに含油汚泥が堆積し、このままでは放流水の水質が悪化する恐れがある・・・ 現地に仮設プラントを設置し、その場で含油汚泥を水と固形物に分離し減容化します。分離された一次処理水に 仮設脱水プラントを現地で稼働させることにより、浄水場の水処理設備の能力をカバー。発生汚泥をそのまま廃棄してしまう処理に 解決 油が混ざる事も想定し、二次処理では凝集剤を使い油分を完全に取り除いた後、最終放流池に戻していきます。 解決 比べ、廃棄物量も大幅に削減できます。処理水(分離された水)の回収率は99%以上と非常に良好な状態を保つことが可能です。 効果事例 効果事例 ご相談内容 ご相談内容 製油所内の最終放流池に含油汚泥が1,800㎥堆積していて、これ以上汚泥が増え 梅雨の時期に洪水による水害が発生した影響で、天日乾燥床内の泥水の濁度が 続けると放流水の水質が悪化してしまうので困っています。 上がってしまい一時的に使用できなくなってしまいました。 効果 効果 台船によるポンプ浚渫と仮設含油汚泥減容化プラントを稼動させることにより、油を 既設の天日乾燥床では処理が間に合わない為、能力追加として仮設脱水プラントを 含んだ汚泥も問題なく処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を 設置。脱水機(遠心分離機)により約1/18まで廃棄物の減容化に成功しました。 1,800㎥から300㎥までと1/6にまで減容化できました。また、堆積した汚泥を除去 本来の既設水処理で行っていた工業用水の供給についてもトラブルはなく、近隣の したことにより、放流水が増加した際も放流基準を維持しながら放流できるように 工場や火力発電所などへの工業用水を継続供給できました。また水質基準に関し 最終放流池に浮かべた台船 なりました。 脱水機(遠心分離機)設置状況 ても問題なく対応できました。天日乾燥床などの固化処理に比べ、脱水処理による 固体削減能力が高く、産廃費用の大幅コストカットに繋がりました。 (m3) 廃棄物量の比較 2000 83%削減 (m3) 廃棄物量の比較 1500 80,000 1000 60,000 500 40,000 廃棄物を80,000m3から 0 3 バキューム工法 セイスイ工業の技術 20,000 4,500m まで約1/18に減容化 0 バキューム工法 セイスイ工業の技術 プラントフロー図 脱水機(遠心分離機)設置状況 脱水ケーキ含水率は64%に セイスイ工業では ほかにもさまざまな 「水処理のお困りごと」に対応! お気軽にご相談ください。 処理水(分離された水)の放流 水質基準をクリア 24 25
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 セイスイ工業の機材レンタル セイスイ工業では脱水機をはじめ様々な水処理機材をレンタルしています。どの機材も完璧なメンテナンス後にレンタルしますので 工場・下水処理場・浄水場・発電所・製油所等に、円形タンク・角タンク等で1~560m3までレンタル実績が 安心してご利用いただけます。もちろん全国エリアに対応。お気軽にご相談ください。 あります。仮設対応に特化しておりますので、内部防触塗装や天板の取付け等、現場仕様に合わせた タンクレンタル タンクを迅速にレンタルできます。また、設置スペースが少ない場合にはタンクを2段に設置することも できます。1週間や数日だけといった短期レンタルにも対応します。 脱水機(遠心分離機) 弊社では、スクリューデカンタ式遠心分離機を60台以上保有 しており、工場・下水処理場・浄水場・発電所・製油所等、全国 各地にレンタルを行っています。遠心分離機(デカンタ)とは、 家庭用洗濯機の脱水機と同様に、毎分数千回転する円筒内の 仮設円形タンク 漁港での円形タンク設置風景 仮設角タンク 仮設角タンクを2段に設置した例 遠心力で固液分離する脱水装置です。最近では健康ブームに のった豆乳搾りから、国際問題になっているウラン濃縮機まで、 特殊ポンプや汎用機材を現場に合わせて設計・一式レンタルを行っています。ここに記載のない機材も 幅広い分野で使われています。防爆遠心分離機(PTM540)も ポンプ・汎用機材レンタル ございますので、お問い合わせください。 取り扱っております。 ■脱水機レンタルラインアップ 処理能力 駆動電動機 寸法 浚渫用特殊ポンプ モーノポンプ 各種自動盤・分電盤 撹拌機 ※1 型式 脱水処理 本体側 差速側 消費電力 幅 長さ 高さ 総重量(t) 耐摩耗 防爆仕様 ※2 (㎥/h) (kW) (kW) (200V) (mm) (mm) (mm) ※3 仮設架台 ベルトコンベア 流量計 各種ホース MW-4 5 18.5 ‒ 60A 2000 2755 1940 2.3 ○ ‒ HS-400MW 8 30 ‒ 70A 2100 3635 2205 4.5 ○ ‒ HS-450MW 12 37 ‒ 90A 2100 4800 1855 6.5 ○ ‒ 発電機 各種キャプタイヤ スクリューコンベア 各種配管 HS-500MW 18 45 11 100A 2100 5800 2230 8 ○ ‒ 主に下水処理場のし渣を分級・脱水する用途で使用する し渣除去機(ロータマット) 「し渣除去機」のほか「サイクロン付振動ふるい(主に浚渫 レンタル 現場でゴミと砂を除去する用途で使用)「」振動ふるい(主に HS-550MW 22 45 15 120A 2100 5800 2230 8.5 ○ ‒ 工場・浚渫現場でゴミを除去する用途で使用)」もレンタル しています。 し渣除去機 HS-600MW 30 75 22 150A 2400 7500 2500 14 ○ ‒ 薬注設備のレンタルは「高分子凝集剤薬注装置「」高分子凝集剤自動溶解装置」を取り扱っています。 PTM500 30 75 22 150A 2260 6520 2137 12.5 ○ ‒ 薬注設備レンタル また薬注用特殊ポンプのレンタルも承ります。PAC注入や、次亜塩素酸注入の際にも対応できます。 ラインアップ詳細はお問い合わせください。 PTM540 30 75 22 150A 2260 7500 2300 14.5 ○ ○ 膜処理ユニットレンタルを活用することで、し尿処理場・農業集落排水施設・漁業集落排水施設・ ※1 処理能力については処理液や処理固体の性状、処理の目的などにより変化します。 膜処理ユニットレンタル コミュニティープラント、食品工場排水等の改修工事の際に、排水の流入を止めることなく工事が行え ※2 MW型機は内部に超硬チップを使用しており、土砂、鉱物紛等の混入泥水処理も可能です。 ※3 消費電力は(200V時)の最大電流目安(A)となっています。 ます。ラインアップ詳細はお問い合わせください。 26 27
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 仮設水処理システムの導入/水処理分析サービス 仮設水処理システムの導入まで 水処理分析サービスのご紹介 セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っています。お客様が納得できる処理方法をご提案するため、 セイスイ工業では仮設水処理によってどれくらいの効果が得られるのかを検証できる「水処理分析サービス」を無料でご提供しています。泥水・濁水・ 全国各地をご訪問させていただきます。 汚泥処理でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。 お客様からのお問い合わせ ■「水処理分析サービス」はどんな場合におすすめですか? STEP 1 ? お客様のご質問やご要望に、弊社営業担当が対応いたします。 現在バキュームカーで全量廃棄している場合、脱水した場合の廃棄 弊社ホームページ、もしくはお電話にてお問い合わせください。 物量が事前にわかります。また、現状の薬品選定が間違っていないか 確認もできます。処理を行う前に汚泥の性状を分析し脱水に必要な 弊社プランの提示 最適な薬品選定ができ、なおかつ脱水後の廃棄物量もある程度積算 STEP 2 お客様の現場状況を確認の上、ご要望に合わせて処理費用の概算をお出しいたします。 できるため、正確な処理計画が立案できるのがメリットです。 ご連絡していただいたお客様には、ご要望内容によっても異なりますが、 概算見積、処理計画案、類似した過去の現場事例、処理フロー図等を送付いたします。 ■「水処理分析サービス」で具体的に何がわかりますか? 現地確認や打ち合わせ セイスイ工業の「水処理分析サービス」では以下のような指標を明らかに STEP 3 お客様との合意が得られた後に現地の作業現場の確認や、 することができます。これによって、仮設水処理プラントを導入すべきか 処理対象物のサンプリング試験を行います。 否か、コストを踏まえた現実的な判断に役立てることができます。 分析レポートサンプル STEP 4 お客様にて弊社プランを確認・採用後、ご発注 SS: 水中に浮かぶ1μm以上の浮遊物量(mg/l) この時点で正式なご発注書類を頂戴しております。 TS: 乾燥させた後の固形物の質量(mg/l)水に溶けている物質も含めた 固形物の質量 処理実施 ph: 酸性かアルカリ性の程度 など すべての設置作業と共に、運転指導を行います。 STEP 5 他レンタル社のような貸して終わるレンタル業とは違い、 ■「水処理分析サービス」の利用だけでも大丈夫ですか? 弊社は各現場に合った運転方法までサポートいたしますので前もった知識や技術は必要ありません。 もちろん可能です。分析結果とセイスイ工業技術者からの実践的な アドバイスを踏まえて、仮設水処理プラントの導入・活用について 運転開始後も、充実のアフターサポート ご検討ください。 STEP 6 作業中に何かわからないことや、トラブルが発生した場合もお電話一本で弊社担当が問題解決にあたります。 ※放流基準に関しての分析は除外します。 汚泥脱水試験結果報告書サンプル もちろん、現場へ再度出向いて確認する場合もございます。 STEP 7 作業終了後、弊社で撤去作業を行います セイスイ工業の技術は国土交通省の「NETIS」に認定されています ※STEP1~5までの工程は、最短で1週間程度で無料にてご対応いたします。 「お問い合わせからプラン実行まで、最短1週間で対応します」 セイスイ工業の「土木泥水再利用システム」は、経済性・効率性・ 環境保全の面での革新性が認められ、2020年5月に国土 まずはお気軽にお問い合わせください。概算見積、処理計画案、類似した過去の現場事例、処理フロー図 交通省の新技術提供システム(通称NETIS)データベースに などをお送りします。その後お客様の現場状況を確認の上、ご要望に合わせて処理費の概算をお出しします。 登録されました。矢板・コンクリート矢板・鋼管杭などの工事、 お客様との合意が得られた後に現地の作業現場の確認や、処理対象物のサンプリング試験を行います。 従来の濁水処理工法での処理の難しい高濃度泥水処理に 最終的に詳細プランをご提示し、正式なご発注書類を頂戴します。 おいて、経済性32.76%向上、施工性12.5%向上が認められて ご発注後速やかに、すべての設置作業と共に運転指導を行います。通常の「貸して終わり」のレンタル業 とは違い、弊社は各現場に合った運転方法までしっかりサポートしますので、事前知識や技術習得は一切 います。環境保全については、従来は産業廃棄物として処分 必要ありません。運転開始後も充実のアフターサポート体制がありますので、作業中に何かわからない されていた泥水が再利用できることにより、施工現場および ことやトラブルが発生した場合も、お電話一本で弊社担当が問題解決にあたります。設置から処理後の セイスイ工業 周辺環境への配慮が可能になります。 NETIS Webサイトはこちら ▶ 撤去作業まで、すべてセイスイ工業のエキスパートチームにお任せください。 Vtuber ハルナ 28 29
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 全国サポート体制 セイスイ工業の仮設水処理・全国実績レポート(2020年度版) 緊急対応について セイスイ工業では、創業以来日本全国で累計2,000件以上の仮設水処理の実績がございます。ここでは1989年から2020年11月までの実績 ご相談から最短1週間以内で、仮設水処理プラントを稼働させることができます。営業時間内に問い合わせいただくことを原則としていますが、水処理設 (1500件超)を集計しました。 備の緊急トラブルなど一刻を争う場合は、可能な範囲で迅速な対応をさせていただきます。 場所だけでなく、様々な過酷な環境での水処理にも実績があります。北海道のある漁港ではマイナス15度の厳冬期に大規模な仮設水処理を成功させ ご心配なことがあればできるだけ前もってご連絡ください。最近では、下水処理場や工場などで災害が起きた時のために現場を下見して欲しいという ました。また、重金属や油分を含んだ汚泥の水処理や、放射能を含んだ土壌の除染処理など、特殊な水処理の経験と実績も豊富です。 要望を多くいただいています。調査費用がかかりますが、調査時期に余裕があれば、弊社がその近くで仕事があった時に現場確認をするといった方法で 調査費用を抑えられます。 私たちはお客様のご相談があれば全国どこへでも飛んでいきます。 また台風や豪雨など災害時の泥水/汚泥処理対策として、事前に災害時契約をしておいて仮設水処理プラントで緊急対応を行うことも可能です。 ■仮設水処理・全国実績マップ 水処理のエキスパート集団・ セイスイ工業にご相談ください! 仮設水処理のお問い合わせは 043-312-0895 受付時間 9:00~17:30[ 土(隔週)・日・祝日除く ] 機材メンテナンス体制 ■レンタル用の脱水機を60台以上保有 水処理設備のトラブルはいつ何時発生するかわかりません。そうした お客様の「お困りごと」を解決するため、セイスイ工業では脱水機など 仮設水処理プラントの核となる機材をすべて自社で保有し、常に完璧な 状態にメンテナンスしています。特にレンタル用の高性能脱水機の保有 台数は日本一です。 現地にはセイスイ工業の社員が伺い稼働から運用までをすべてケア しますので、お客様の貴重な社員のお手を煩わすこともありません。 機材メンテナンス体制を動画で見る ■仮設水処理実績・エリア別統計(1989年~2020年) 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州・沖縄 40 125 704 268 194 87 20 70 30 31
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 よくあるご質問 仮設水処理プラントの設置運用・適用範囲についてよくあるご質問をまとめました。 仮設水処理プラントの基本について Q 水処理後の廃棄物の処理もしてもらえますか? 油が固まったようなものでも こちらで処理しなければなりませんか? Q 仮設水処理プラントで処理できますか? Q 仮設水処理で産業廃棄物処理費用を削減できると聞いたのですが、 なぜ削減できるのでしょうか? A 廃棄物の処理は弊社では行っておりません。法律でゴミ処理をするのは 可能です。製油所他で処理をした実績がございます。 地域ごとの免許を持つ事業者と決まっているからです。必要な場合は、 A A 仮設水処理では、色々なゴミが混じっている液体を、「液体と液体以外の 弊社から免許を持つ事業者をご紹介できますのでご安心ください。 ゴミ」に分別をします。液体からゴミだけを取り出すのでゴミが濃縮され 廃棄するゴミが減ります。減ったゴミだけ廃棄すれば良いので産業廃棄物処理 仮設水処理プラント設置・運用について 費用を減らすことができます。さらにはそのゴミを産廃処分場まで運搬するための 運搬費用も減らすことができます。 Q 現場で必要なものは何ですか? Q 仮設水処理プラントを設置するには どれくらいの広さが必要ですか? A 現場で必要なものには、 災害や緊急対応について 1.設置スペース、機械の搬入路 A 1時間10m3位の処理だとすると、10m×10mの広さがあれば十分です。 2.電力(発電機も手配できます) 仮設水処理プラントによる災害時対応の 1時間1,000tの処理の場合は、30m×50m位の広さが必要です。 3.水(薬品溶解用水、洗浄用水) Q 事例はありますか? などがあります。詳しくはご相談ください。 Q 沈殿池に汚泥が溜まっていて、固定の処理設備を設置すると 費用対効果が全く合いません。仮設水処理で対応できますか? 数多くございます。最近の事例ですと、2019年10月の長野県の千曲川の Q レンタル期間は A 氾濫、2020年7月の熊本県人吉市の豪雨災害の対応があります。 どれぐらいになりますか? A 可能です。同様の対応についてお問い合わせが増えており、いくつもの現場 対応を並行して行っています。全国の発電所での実績も多数ございます。 既設水処理設備トラブル対応時の計画を、 A 1日だけの実験工事でも可能です。1日~長期まで対応しております。 Q 事前に作成いただくことは可能でしょうか? 4t車の上に設備を乗せたまま処理をした実績もございます。また、短期間の Q 汚泥にゴミなどの「し渣」が多く既存設備で処理ができません。 場合、運転員の派遣も可能です。 そのような場合も対応できますか? A 可能です。有償になりますが、これまでのノウハウがありますので、どう いったことが起き得るかを予測、一緒に計画を策定することができます。 Q A 可能です。し渣除去機(ロータマット)を使い、し渣分の多い汚泥でも適切に 何を期待されているかを聞かせていただければ計画をすぐに立案します。 使用時に必要となる技術などはありますか? 処理し水と固形物に分離いたします。 BCP対策(事業継続対策)のための Q どのくらいまでの排水量(あるいは汚泥量)を 設置、試運転、調整まで弊社で行った後、現場ごとにマニュアルを作成いた Q 仮設水処理システムはありますか? 仮設水処理プラントで処理できますか? A します。半自動運転できるようなプラントになっているため、現場での操作は 最小限となります。 A お客様が望んでいる対策をお聞きして、個別に提案させていただきます。これ A 処理する量に制限はありません。これまで最大の量として、1時間あたり までの経験では、BCP対策はお客様ごとに求めているものが異なるため、 1,000tを1系統で処理したことがあります。これも2系統、3系統と増やし、 特殊な水処理について こちらからAプラン、Bプランのようなパッケージでの提案はしておりません。お話を 1つの設備を大きくすれば1時間あたり1万tの処理も可能です。 お伺いできれば、弊社ができること以外の方法も含めて最適な解決法をご提案します。 Q セシウムなど放射性物質を含んだ排水や汚泥も 仮設水処理プラントで処理できますか? パートナー制度について A 仮設水処理プラントの販売パートナーは募集していますか? 可能です。原発の凍土壁や、除染作業でも実績がございます。 Q 土木工事現場で大量の泥水が出て Q 代理店制度はありますか? 現場では泥水処理が間に合いません。 Q 重金属などを含んだ汚泥処理も 費用を抑えて泥水処理ができるプラントを素早く設置できますか? A 販売パートナーは常に募集しています。また、代理店制度もあります。 仮設水処理プラントで処理できますか? ご紹介いただいた方には相応の手数料をお支払いいたします。弊社の提案 A 可能です。国土交通省のNETISに認定されている弊社の「土木泥水処理 していることは比較的新しい方法なので、信頼関係のある方を経由して販売したいと A システム」を用いればウォータージェット工法で発生する大量の泥水を連続的 考えています。圧倒的なコストメリットを出せる弊社の工法を理解していただいて、 可能です。これまで、ヒ素や水銀を含んだ排水処理の実績がございます。 処理し、水を効率的に再利用できます。 お客様をご紹介いただけたらと考えています。 32 33
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仮設水処理プラントレンタルのセイスイ工業 ビジネスパートナーの声 1 セイスイ工業は相談の段階から迅速に対応してくださり、 水処理のコストを1/3に下げることができ、 VOICE 当初であれば何十億もかかる水処理費用を1/3に低減できました VOICE 3 お客様から非常に感謝されました  当社は、1907年創業の産業機械の製造・販売を行っている「メーカー商社」です。  製造プラント向けに機械・機材・資材のレンタル及び販売を行っています。当社の 製鉄・自動車・半導体・製紙の5業界をメインターゲットに、様々な機器を国内外から 強みはお客様と密接な関係を保ちながら、かつ幅広く様々な業界のお客様とお付き 調達する商社としての機能だけでなく、福岡に工場を持ち、お客様の様々な要求を 合いしていることです。 形にすることができるメーカー機能も兼ね備えています。  セイスイ工業とは数年前から一緒にビジネスをさせていただいていますが、仕事ぶりは  セイスイ工業とお取引をさせていただいた中で非常にインパクトがあったのが、 想像を超えていました。それは、現場に対して専門的に技術的に深堀してとにかくやり 一番初めの案件です。相談の段階から迅速に対応していただき、当初であれば何十億 切ることです。色々な会社とお付き合いがありますが、ここまでの会社は他にありません。 もかかる水処理費用を1/3に低減できました。お客様に非常に喜んでいただき、我々 結果的に、お客様も非常に喜ばれて、我々も非常に満足できる。ウィンウィンの関係です。 としてもうれしかったです。  ビジネスをして感じるのは、セイスイ工業はお客様の心の底にある課題やニーズ、  セイスイ工業とお仕事をさせていただく際に必ず聞かれるのが、「まずお客様は 業界の目が届かないようなところまで広く深く見ていることです。そこで重要なのが インタビュー動画 ▶ 私たちに何を求めているのか」ということです。これはセイスイ工業のポリシーなのだと インタビュー動画 ▶ 信頼関係とそれを継続していくことです。 思うのですが、お客様の期待に応えるというのを非常に大切にされているのだと感じます。 セイスイ工業とは今後も、謙虚に喜びも分かち合いながら末永くお付き合いしていき  当社の全国に30数ヶ所あるすべての営業拠点でセイスイ工業が行う勉強会を開いて たいと考えています。 います。その中で、勉強会を行った後に営業同行をしていただいており、案件対応、 ニーズへの対応を我々の営業と一緒にスピーディーに対応していただいています。 [株式会社オータツ 営業 田崎 智治 様からのコメント] プラントの水処理をはじめ、建設現場・土木現場の水処理は大小問わず全国に多く  セイスイ工業は全国で数多くの現場の水処理を担当されていて経験が非常に豊富 リックス株式会社 あります。その水を再活用するのは環境保全に優しく社会に貢献できるシステムだと です。私たちは工場がメインですが、工場以外の現場でも水処理に関しては安心して 横浜事業所 我々は思っています。社会に貢献するという意味において、セイスイ工業と一緒にやって 任せられます。 事業開発本部 いくのは大きな意義があります。  セイスイ工業はお客様に対しても、打ち合わせの場などで的確にアドバイスをして 事業推進部  現在、社会が大きく変わってきている中で、お客様のニーズ・要望も非常に大きく 株式会社オータツ くださるので、私たちも勉強になりますし、お客様も理解が深まるため大変ありがたい アクア膜グループ マネージャー 変化してきている。そこに対して最前線でお客様に接している我々の営業が、その 代表取締役 です。某化学系企業のお客様では、水処理のコストを1/3に下げることができて 山田 隆喜 様 ニーズ・要望を聞いてきてセイスイ工業と一緒に応えていくということを、今後も強力に 大村 達英 様 お客様に非常に感謝されました。セイスイ工業は、技術力の高さももちろんですが、 進めていきたいと考えています。 現場での対応力が高く、かつ丁寧でお客様は大変満足されていました。 2 セイスイ工業が提供する設備とプラント混在のユニット化は 4 土木泥水再利用システムは VOICE コスト削減のパフォーマンスが非常に高いです VOICE 泥水を現場内で処理できる画期的なシステムです  当社は1978年の創設以来「、お客様の信頼に応えられる企業」であることを第一に、  土木工事などで使用するポンプをレンタルする事業を行っています。整備した 高度化かつ多様化する建設機械、プラント資機材の設計・製作・販売・レンタル事業を ポンプに水槽試験も行い、必ず性能通り、カタログスペックでご提供できるのが 通じて社会づくりに取り組んでいます。お客様のニーズに応じた特色ある建設・産業 当社の強みです。お客様としては、“水”に関係する現場全般が対象になりますが、 資機材を求められる以上の品質で提供することを徹底的に追及しています。レンタル 生コン事業者様など主に土木事業者様に当社のポンプを利用していただいてい タンク事業では日本トップレベルのシェアがあります。 ます。  セイスイ工業とは、レンタルタンクで取り引きさせていただいています。セイスイ工業の  セイスイ工業とは相互に本業で取り引きしている関係で、セイスイ工業で使用する 水処理設備と東京機材工業のレンタルタンクを組み合わせてお客様に提供しています。 ポンプは、ほぼすべて当社のポンプをご利用いただいています。また、当社のお客様や セイスイ工業とは、水処理に関して同行営業・勉強会を月に1回程度、継続して行って お取引先から水処理のご相談が来た際には、セイスイ工業に依頼しています。 います。勉強会の資料作りや講師も積極的にやっていただいており、新たな水処理  セイスイ工業は水処理設備のレンタルでは日本一の会社だと思っています。 インタビュー動画 ▶ 技術の知識などを常にアップデートさせていただいています。 インタビュー動画 ▶ 水処理のプロフェッショナルですし、どんな現場も任せられる実績と信頼があります。  土木工事などの建設工事で発生する泥水処理は非常にコストがかかる作業です。 「土木泥水再利用システム」は泥水を現場内で処理できる画期的なシステムです。 セイスイ工業が提供する水処理プラントのユニット化はコスト削減のパフォーマンスが 今まで土木の現場での泥水処理は大きな課題でしたが、泥水処理コストの削減 非常に高く、環境にも貢献するソリューションです。ただ、プラント業界においては、 など、これまでの課題を解決できるシステムですので、より多くの方に知ってもらい セイスイ工業の水処理設備と東京機材工業のレンタルのタンクを一定期間・短期間 たいですね。 だけ借りて水処理が行えるという認識が、まだまだ薄い状況です。  セイスイ工業とは今後とも取引関係を強化し、当社の強みであるレンタルポンプで  その認識を広げる営業活動を、タッグを組んでさらに強化していきたいです。 セイスイ工業を支えていきたいと思います。 東京機材工業株式会社 水処理の技術力の高いセイスイ工業はこれからもどんどん伸びていく企業だと確信 横浜支店 しています。これからも、新たな水処理技術の啓もうと市場拡大にともに歩んでいき 株式会社フルカワ 営業部 たいと考えています。 千葉営業部 支店長 千葉営業所 赤間 謙一 様 佐藤 淳 様 34 35