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【導入事例】あらゆる業界で活躍する協働ロボット

事例紹介

日本の導入事例をご紹介

日系企業のさまざまな業界での導入事例を「導入前の課題」、「協働ロボットでの解決方法」、
「どのような改善がされたか」の3つのステップでご紹介します。

【掲載している導入事例】
・自動車業界
・エレクトロニクス業界
・化学製品・医薬品業界
・金属加工業界

このカタログについて

ドキュメント名 【導入事例】あらゆる業界で活躍する協働ロボット
ドキュメント種別 事例紹介
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取り扱い企業 ユニバーサルロボット (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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あらゆる業界で 活躍する協働ロボット 無限の可能性の発見
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あらゆる産業で 活躍する協働ロボット 01  協働ロボットは、人間と並んで作業することを目的として設計されています。そ の汎用性により、さまざまな環境で幅広い用途に使用できます。協働ロボットは、 医学系研究などの分野での助手として配置することもできます。簡単に設定してプ ログラミングできるため、ロボットの専門技術は不要です。増え続ける課題に取り 組んだり、急激な変化に対応したりするには最適なソリューションです。 02 協働ロボットを使用する利点  協働ロボットは、さまざまな用途や生産設備において、非常に魅力的な自動化の 機会を提供しています。 実装時間とプログラミング  ユニバーサルロボットの協働ロボット (URロボット)は、シンプルかつ直感的 な操作性が特徴です。作業条件に応じ て、ユーザー自身が迅速に簡単にプロ グラムすることができます。新たなタ スクを設定する場合、ユニバーサル ロボットは平均半日で取り付けお よび設定を行うことができま 1 2 す。 DAY
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生産性とコスト効率の増加  URロボットを定常的に稼働させることによって生産コ ストを削減し、生産性を増加させることができます。UR ロボットは、生産現場のレイアウトを変えることなく、簡 単に再プログラミングして別のタスクに再配置すること ができます。この柔軟性により、ユーザーは 6か月から 6>12 12か月の間に採算を取り、迅速に投資回収することがで きます。 MONTHS 精度と品質  URロボットは再現性に優れ、位置繰り返し精度は年中無休で稼働しても ± 0.03mmです(UR3e / UR5eの場合)。これにより、より短いサイクルタイムを 実現でき、原料の廃棄量を減らすことができます。生産工程で使用する他にも、カ ± 0,03 メラシステムを合わせて使うことで品質管理工程で 3次元測定や検査を行うこと もできます。工程を進める前に、不具合のある製品を特定することでも廃棄物を削 減できます。 効率と労働力の最適化  URロボットは、時間のかかる単純作業から作業員を解放し、より付加価値の高 い業務に集中する時間を与えます。作業員がそれぞれのスキルに合ったタスクを行 う中で、URロボットは体力のいる危険な業務を実行します。それにより作業員を 過酷な環境や繰り返し作業によるストレス、重量があったり鋭利な加工品によるけ がなどのリスクから守ります。 安全と協働  URロボットには、ロボットにぶつかった場合や障害がある場合に 直ちにシャットダウンする、業界団体に認証された安全機能が搭載 されているため、現場におけるリスクアセスメントを行った後であ れば、安全柵なしで作業員の隣で作業を行うことができます。
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03 場所を問わない人間と ロボットの協働作業  URロボットは、さまざまな工程の自動化に最適で、あらゆる製造業に適してい ます。 ・ピック&プレース:  自動化することで、作業の精度を高めて廃棄物を削減することができます。これ は、無人操作時も同様です。軽量で設置面積が小さいため、限られたスペースで のさまざまな作業に適しています。 ・梱包とパレタイジング:  決められた設定に則って、正しく、安全かつ確実に作業します。 ・ラボ分析および試験:  広いスペースを必要としないため、柔軟かつ効率的に施設を使用できることにな ります。ラボ周辺機器とのシームレスな統合を必要とする、複雑で難しい研究プロ ジェクトを自動化する際に理想的です。 ・研磨:  ロボット内蔵のフォース制御により、平坦でない表面でも一貫した研磨作業を行 うことができます。
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・ねじ締め:  理想的なトルク・レベルを維持しながら、一貫した手順で正確にねじを締められ るようになります。 ・品質管理:  品質管理工程を自動化することで、生産量が安定し、製品品質を最大化すること ができます。 ・NC加工機のマシン・テンディング:  必要に応じてエンド・エフェクタを交換したり、画像処理システムを取り付ける ことができます。迅速に再プログラミング出来るため、素早く効率的に行うことが できます。 ・接着、溶接:  高精度に作業を行うことで、余剰材料を削減し、危険な業務から作業員を解放し ます。 ・組み立て:  プラスチック、金属部品の組み立ても可能です。生産速度や工程品質を向上さ せます。 ・射出成形: 少量バッチでの試作や、量産用の射出成形を迅速かつ正確に行うことができます。
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04 ニーズを満たす理想的な 協働ロボット・ソリューション  URロボットとプラグ&プレイで使える周辺機器のエコシステムUniversal Robots+(UR+)に より、ユーザーはURロボットとサードパーティが開発した先進的な周辺機器やソフトウェアを 容易に統合し、所望のアプリケーションを実現できます。  UR+製品はユニバーサルロボットとの適合性が認証されているため、ユーザーはクイックに アプリケーションを構築することができるのです。 plug & Produce Compatibility
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さまざまな業界における 導入事例 05
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㈱ヨコタコーポレーション  ベアリングレース旋削加工や FA設備の設計・製造を行うヨコタコーポレーションは、 追加人員の投入なしに安定した生産体制を構築しました。 課題  受注増に伴い、同社はNC旋盤装置を新たに購入しましたが、人手不足で人員を確保できず、短期間のパー ト社員の投入など暫定的な対応でしのいでいました。従来型の産業用ロボットの導入も検討したのですが、ス ペースの制約があり断念していました。 解決方法 「初めてのロボット導入だったので、プログラム  同社が UR5を導入した理由は、設置面積が小さい を組む時もわからないことがありました。しか こと。ロボットが非常にコンパクトで、かつ安全機能 しURアカデミーというトレーニングプログラ が備わっているため安全柵のスペースが不要である点 を評価しました。さらに汎用性が高く、設定が簡単に ムで、学びながら進めることができました。初 行える点や、軽量で移動も楽に行なえる点も導入の決 めてロボット導入をする時にはベストな製品だ め手になりました。ダイレクトティーチングという機 と思います」 能によって簡単に位置決めができる点もメリットで す。 生産課 主査 川村 秀幸 氏 結果  ロボットの導入で生産数のばらつきがなくなり、24時間稼働になったことで 20%以上も生産性が上がりまし た。単純作業を自動化することで、人間にしかできないより重要な仕事にリソースを充てることができるのも URロボットを導入する魅力です。 動画を見る
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GKNドライブライン㈱  GKNドライブラインジャパン㈱は、URロボットにより 熟練作業者の経験と勘を自動 化することで、高品質な製品の安定供給に成功しました。 課題  熟練した作業者が高齢化するに伴い、同社は慢性的な人手不足に悩まされていました。当初は専用機の導入 も検討されましたが、人の手と同じように組み立ての際のゆるい、きつい、入りやすいなどの感覚を再現するの が非常に難しいという課題がありました。また、従来型の産業用のロボットは安全柵が必要なため、余分なスペー スを確保しなければならないことから、導入を断念していました。 解決方法  最初に導入したのはギアの組立工程です。UR+製品から選んだ外付けのトルクセンサとRobotiq社のグリッ パを使い、2か月ほどの試行錯誤の後、人の手の感覚を再現することに成功しました。安全性も考慮し、人が接 近する時はロボットの動きを低速にするなどの工夫をしています。  次に、薄い鉄板の表裏判定工程にもUR5を 2台を導入しました。 URロボットは安全柵が不要で人間とロボットが同じスペースで働くことができるため、安全性を担保したまま 省スペースも実現しています。 結果  自動化が難しいと思われていた繊細な人の手の動きを、URロ 「結果として、24時間フル稼働で月 ボットの活用で自動化することができました。また、鉄板の表裏 に 60万枚の生産能力を生み出すこ 判定工程では 24時間フル稼働が可能となり、月に 60万枚の生 とに成功しました。私たち作業者の 産能力を生み出すことに成功しました。作業者たちが、長時間に 疲労も減り、また自分たちの提案か 及ぶ単調な作業から解放されたのも収穫でした。 ら自動化が実現できてとても嬉しい です」 ePOWERTRAIN製造課班長  菊元 智宏 氏 動画を見る
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日本ゼトック㈱  歯磨きの OEMを事業の中心にする日本ゼトックは、生産ラインの人手不足解消と製 品の安定供給を目的にURロボットを導入しました。 課題  人手不足で生産ラインを動かせなければ、OEM事業が成り立ちません。また、人はフレキシブルに稼働でき る反面、急な欠勤や技術に差があるなどの側面もあり、人とロボットの良いところを取り入れた生産ラインをつ くることが、同社の目標でした。 解決方法 「設備を買うと、通常は組み立てメー  ドイツのある工場を訪れた日本ゼトックの担当者は、URロ ボットが生産ラインの至るところに配置されているのに感銘を カーに頼りきりになり自分たちの設備 受け、自社生産ラインの「歯磨きの個箱入れ工程」と「外箱の製函 だと言う自覚が持てなかったのです 工程」へのロボット導入を決意しました。 が、今回は自分たちで設計から組み立  一つの生産ラインで少量多品種の製品を生産するため、品種 てまで行うことで、自分たちの設備だ ごとにロボットのハンド部の切り替えを簡単に行えることが重 という意識が芽生えたのが一番大きな 要です。そこでハンド部を自社で製造することで、品種の切り 替えの簡易化を実現しました。安全面を考慮し、ハンドの中身 メリットでした」 を空洞にしたり強度をわざと落とすことで、人にぶつかった時 に折れて事故に繋がらないように設計されています。 生産技術部 生産技術課課長 鹿野 純一 氏 結果  従来は 2名体制だった個箱入れ工程では、1名と 4台のUR5ロボットで人との協働による自動化を実現しま した。ロボットの導入により作業員の休憩時間にもラインを止めずに済むようになり、生産速度も上がったので、 1時間あたりの梱包個数を 30%以上も増やすことができました。また、外箱製函工程では 1台のUR5ロボット で完全に自動化することができました。手の空いた人員は、資材供給や工程検査などの作業にリソースの再分 配を行いました。 動画を見る
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光洋電子工業㈱  ジェイテクトグループの一員である光洋電子工業㈱は、生産性の向上をはかるべく UR3を導入しました。 課題  需要増に伴い生産性向上が喫緊の課題となる中、まず取り組んだのが、パネルコンピュータの検査工程の見 直しでした。従来は 3人で一連の作業を行っていましたが、ネック工程の工数削減を行った結果、前工程と後 工程の作業バランスが崩れました。そこで、後工程の生産性向上を図るためにUR3ロボットを導入しました 解決方法  UR3がタッチパネルにスタイラスを当てると、品質異常がなければ表示機にOKと表示され、シグナルタワー の緑が点灯します。異常を感知すると、表示機にNGと表示されシグナルタワーの赤が点灯するとともに、ブザー が連続で鳴ります。これにより、担当者がすぐに異常に気付き、対応できるようになっています。  導入に当たっては、同社の安全基準に従いリスクアセスメントを実施し、作業者の安全確保に努めました。当 初、ロボットを高速で動かしたところスタッフが怖がったため、スピードを緩めるなどの調整を行いました。そ れでも人間より正確に、かつ安定して作業できるため、作業品質の向上につながりました。 結果  URロボットの導入により 1日あたりの作業時間が平均 10時間か ら 8時間に削減しています。また、作業品質の向上により、結果と 「UR3は人間より正確に、かつ安 して生産性が 31%向上しています。 定して作業してくれるので、結果 として作業品質の向上につながっ ています」 生産技術部係長  藤田 恭史 氏 動画を見る
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Endutec社  社内に設計事務所のある特殊用途の機械メーカーで、2名で立ち上げられた会社で す。その後 14名の作業員、独自の NC加工機とURロボットを有する製造業に発展し ました。 課題  Endutec社はかつては、特殊な部品を外部から調達していました。より自立できるよう、また生産品質を向 上させるため、同社はNC加工機を購入しましたが、個別部品を小ロット生産するのにツールの変更と再プログ ラミングが必要で、これには 2シフトを組む必要がありました。要員不足のためNC機を夜間稼働させること ができず、自動化を検討することになりました。 解決方法  Endutec社はNC加工機へのワークの供給と取り出しの自動化にUR10eを選択しました。プログラミングが 簡単でトルクセンサが内蔵されているため、加工品を正確に配置できます。  同社は、オーダーメイドのローディング・ステーションを開発し ました。ステーション内の URロボットが、棚からワークを取り出 し加工後に元に戻します。大きな部品もURロボットが楽に取り出 「URロボットの長所は、当社の作 して、また降ろせるよう配置されています。このローディング・ステー 業員が同僚として認識できている ションはスペースの節約にも貢献します。1台目のNC加工機での ところです。夕方、1日の業務を 作業を終えると、次のNC加工機で作業するためにリフティング・ カートで素速く移動させられます。 終える前に、残った仕事をロボット が夜のうちにやってくれるよう設定 してから帰ります。このような同僚 結果 を好きになれないはずはありませ  URロボットは夜間シフトに対応するだけでなく、日中のマシンの ん」 管理という単調な仕事から作業員を解放しました。作業員は空いた 時間に新しい CNCプログラムを設定することで、エラーを防ぎ効 Andreas Flieher氏、 率を大幅に向上させることができるようになりました。 Endutec GmbH社 CEO 動画を見る
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MELECS社  ジークスドルフにあるこの電子機器会社は、Melecsグループ(Melecs EWS)の一 員で、オーストリア最大の電子機器製造サービス会社です。VWや BMWなどに使わ れている電子機器の一部はジークスドルフで作られたものです。 課題  急成長する需要に対応するため、自動車部品メーカーでは従来のソリューションよりも速く、またコスト効率 よく実装できる自動化オプションを研究しました。これにより、協働ロボットがどのようにグローバルな自動化 戦略に寄与するかの評価につながりました。このイノベーション・プロジェクトには、URロボットを使用した 車両の給水ポンプの小さな回路基板の梱包プロセスの自動化も含まれていました。 解決方法  このアプリケーションでは、専用のグリッピング・ツールを つけたURロボットを使用します。このツールには、3つのレー 「当社の自動化戦略において、URロ ザー・スキャナー、3つのフロー・グリッパと 1つの真空グリッ ボットは大きな貢献をしてくれました。 パが組み合わされています。最初にレーザー・スキャナーを使 今後のプロジェクトでも必ず使用しま 用して 3つの基板を検出します。次に、3つのフロー・グリッ パがそれぞれ基板を 1つずつ吸引して取り上げ、3つの基板す す」 べてを同時にトレイに配置します。トレイがいっぱいになった ら、真空グリッパを使用してこれをクレートに収納します。ク Georg Loisel氏、品質管理および生産システム担当副社長 レートがトレイでいっぱいになると、ロボットの真空グリッパに よって蓋が閉じられます。これでクレートの出荷準備が整いま した。 結果  URロボットにより、年間約 200万個の部品が 5~ 6秒の短いサイクルタイムで完璧に詰め込まれます。 Melecs社では、URロボットを使用することで生産性を 25%増加させることができました。同社では 1年半で 投資を回収できると見込んでいます。 動画を見る
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COVAP  Covapはスペインでも最も生産量の多い農業組合で、乳製品、精肉、家畜飼料製 品を幅広く生産して市場に出荷しています。 課題  Covapは現在拡大と成長の段階にあり、2つの優先事項があります。1つ目は作業員の身体的負担を考慮し 労働環境を改善すること、2つ目は最終製品の品質を向上させることです。 解決方法  Covapでは梱包ラインにプラスチックのトレイを置くためにUR10を活用しています。これにより、品質を 損なうことなく、また労働環境に悪影響を及ぼすことなく梱包工程がスピードアップしました。狭いスペースで すが、仮想安全柵によりロボットの移動速度が制限されるため、作業員もUR10の隣で安全に作業しています。 結果  投資はたったの 16か月で回収できました。URロボットの柔軟性が非常に高いことと、作業員への身体的負 担を減らせたことが大きな利点でした。製造設備にさらに多くのURロボットを導入する計画があります。 動画を見る
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06ユニバーサルロボットのラインナップ UR3e:小さいことは美しいこと  UR3eは卓上型ロボットです。重量がわずか 11kgのUR3eは、軽量物の組み立 てや、最大 3kgの可搬重量での自動化に最適です。細かい作業は UR3eに任せ、 お客様は生産ラインの全体に集中することができます。 UR5e:中堅モデル  5kgの可搬重量と 850mmのリーチは、広範囲にわたる用途に容易に対応でき る汎用性をもたらします。バランスと汎用性は、当社のオールラウンダの一番の強 みです。 UR16e:重量級  UR16eは、重量物の搬送や、一度に複数のワークを扱う際に最適です。 900mm級のリーチを持つ協働ロボットとしては、可搬重量は 16kgと一番大きく なっています。 UR10e:協働ロボットの支柱  UR10eは確かに細長いですが、それにもかかわらず 1.3mのリーチと 10kgも の可搬重量で作業を行うことができます。離れた場所での作業が得意で、このロボッ トのアームは、人では届かない、作業場の一番遠い角まで届きます。
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お問合せはお気軽に 協働ロボットを活用した自動化の 可能性について、貴社の状況に 応じてご提案します ユニバーサルロボット 〒105-0014 東京都港区芝二丁目28番8号 芝二丁目ビル14階 6GNŢŢ 'OCKNŢŢWTLCRCP"WPKXGTUCNTQDQVUEQO WPKXGTUCNTQDQVUEQOLC FOLLOW US