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【今さら聞けないOPC UA】OPC UAの歴史から現状、今後まで概要を解説

ハンドブック

スマート工場化が広がる中、注目度を高めている「OPC UA」の基礎知識編

これからのIoT時代にはかかせない通信規格OPC UAについて、「今さら聞けないOPC UA」というタイトルのもと、情報を整理し技術レポートという形で紹介します。専門用語など使わず理解をしてもらいやすい表現、内容、範囲を意識して記載しています。
1.インダストリー4.0とは
2.OPCの歴史
3.OPC UAとは
4.OPC UA導入のメリット
5.OPC UAの現状
6.OPC UAの今後

このカタログについて

ドキュメント名 【今さら聞けないOPC UA】OPC UAの歴史から現状、今後まで概要を解説
ドキュメント種別 ハンドブック
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登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社ベルチャイルド (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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今さら聞けないOPC UA Report by iBRESS事業部澤田誠 Supported by ㈱プエルト本田寿明 2021.02 IoT時代、AI時代とさけばれるようになって数年(2021.02現在) 技術の進歩はめまぐるしく速く、それらを利用するユーザからの要望は製 品等モノでいえば多品目少量、サービスやシステムでいえば企業・部門・ 拠点独自の業務要件を追加することがより当たり前になってきている。 技術者も利用者もその技術の進歩についていき、より自分(自社)にとっ て有益・有効なものを取捨選択しないといけない時代でもあるため 各種技術はより汎用性、適応性が求められるとともに、昨今では社会問題 ともなっているセキュリア性も求められてきている。 本書では前述の情勢をもとに、これからのIoT時代にはかかせない通信規格 OPC UAについて、「今さら聞けないOPC UA」というタイトルのもと、 我々が過去に得た情報を整理し、技術レポートという形でご紹介する。 技術サポートいう名ではあるが、専門用語などを多用すると判りづらくな るため、極力読者が理解をしやすい表現、内容、範囲を意識して記載する。 目次 1.インダストリー4.0とは 2.OPCの歴史 3.OPC UAとは 4.OPC UA導入のメリット 5.OPC UAの現状 6.OPC UAの今後 1 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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1.インダストリー4.0とは ドイツが政府主導で産学官連携ですすめている国家プロジェクトのことで ある。コンセプトの中心に「スマートファクトリー」がある。 ・人口の減少にともない製造業にたずさわる人が減ってきた 悩 ・少量多品種が求められる時代になってきた ・高付加価値の商品をうみださないと競争に生き残れない ・製造現場のプロセスを円滑・透明化しないといけない これらの悩みを解決し、国際的な競争力に勝つためにも、ドイツ政府は スマートファクトリー化が必要であると考えたことから生まれました。 スマートファクトリー化を実現するには ・インターネット ・IoT ・ビッグデータ ・AI ・産業用ロボット これらを活用したエンジニアリングチェーン、サプライチェーンの ネットワーク化(=すべてが繋がっている)が欠かせない。つまり、すべ てが繋がっていることで情報の連携からはじまるり、分析、発見 といった業務改善・改革につながるからである。 これら最新技術を最大限活用して“つながる工場化”を目指すのことが インダストリー4.0の骨子となっている。 誤解されがちではあるが あくまでスマートファクトリーは骨子であるため、 インダストリー4.0=スマートファクトリーではないことを理解すべきであ る。日本語でいう「第4次産業革命」であることからもわかる通り デジタルの技術を使うことで、自社が抱える悩みを解決・改善し 企業内の業務プロセスや企業間のシームレスなつなぎ(連携)、 全体最適を実現することである。 (製造業中心から生まれた発想ではあるが、非製造業にもあてはまるので ある) 日本ではどうか こまかい説明は省略するが、日本版インダストリー4.0という位置づけで 「ソサエティー5.0」というものがある。ただし、いわゆる範囲・領域が 違っており、ICT、IoTで「社会のありよう」を変えようとしている取組で あるため、人口減少や高齢化、環境、エネルギー、防災対策などの課題へ の配慮も行っている取組みのことである。 2 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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2.OPCの歴史 OPC誕生以前 1990年代中盤までの間、産業オートメーションなどにおいてはメーカ・機 器固有の通信方式でデータ交換機能を行っていた。 そのため、機器の型版やメーカが違うモノとの間でデータ交換をするには そのたびにお金や時間をたくさん使って開発する必要があった。 DATA DATA A社製品 B社製品 OPCの誕生 「安全で信頼性のあるデータ交換の実現」を目的とする標準規格として OPCは誕生した。ユーザはOPC対応製品同士であればメーカや機器を 意識(=新たにお金や時間をかける)することなく、データ交換(=本来 やりたい業務)に注力することができるようになった。 ※OPCはMicrosoft社のDCOM技術を使っている DATA OPC DATA A社製品 B社製品 OPCのジレンマ OPC(一般的に旧来のOPCをOPC UAと区別するため“Classic”と呼ぶ) は非常に有効で、プラント業界では広く多く使われ、多様な製品が世の中 で使われてきました(現在も現役な製品、システムは非常に多い) しかし、市場の変化や要望が高まってきた背景を受け、以下のようないろ いろなジレンマを抱えることになった。 ・利用シーンの拡大 ・アプリケーションの高機能化 ・全体最適化へのニーズ増 ・セキュリティ要求の高まり ・多重化機能 ・Windowsでしか動かない ・ネットワークを超えられない 次のステップへ OPC UAの誕生 3 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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3.OPC UAとは OPC UAって? 平たく言うと「OPC Classicがもつ思想に対して、機能拡張を実施し、持っ ていたジレンマを克服すべく生まれた次世代のOPC」である。 OPC UAの特徴 OPC UAはおもに以下の機能・思想的特徴をもっている。 ・プラットフォーム非依存 (WindowsでもLinux、リアルタイムOSでもOK) ・セキュア機能の確保(IT業界のもつ最新技術みを活用) ・情報モデル(標準化され拡張可能な機器の定義) 汎用・拡張・セキュア性が高いからさまざまな分野、 領域、ネットワークで使える通信手段・企画 とでも認識してくれれば大きく齟齬はないと考える プラットフォーム非依存 OT(制御システム・制御コントロールシステム)では LinuxやリアルタイムOS、独自OS、IT(情報システム、クラウド)では iOSやAndroidOSなどがWindowsとあわせて使われている。 OPC UAはこれらのプラットフォームに依存することなく利用することが できるため、数百キロバイトのメモリで動作する組込デバイスから 大規模情報、クラウドシステムなど、幅広いレイヤーで利用可能である。 4 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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3.OPC UAとは 高セキュリティ OPC UAのセキュリティは一番最先端であるIT業界の技術・思想・仕組みの を取入れている。そのため、IT業界で「脅威」ととらえている攻撃にたい する「対策」をあらかじめ標準的に取り入れている。 また、ドイツにある連邦情報セキュリティ局(BSI)によるセキュリティ評 価も受けており、その安全性は客観的にも高く評価を得ている。 (=第3者による堅牢性の評価を実施済み) ※図左の脅威に対し、図右の複数の対策を組み合わせて対抗する 情報モデル 各業界・団体にはさまざまな情報モデル (≒情報の持方・どんなデータを持つか・伝える仕組みを決めたもの) があり、これらは業務処理やデータ交換を効率よく、かつ、速く確実に行 うためのものである。情報モデルの導入前までは企業・ベンダ毎にデータ のパラメータが異なるため、人間が介在して情報を連携する仕組みを用意 することなどしかなかったが、それら問題点を解決したのが情報モデルで ある。 機器がもつ情報・データ構造を標準化したもの とでも認識してくれれば大きく齟齬はないと考える 企業 ベンダ固有の拡張モデル 企業独自の情報 独自 (Vender Specific Extensions) 業界 コンパニオン情報モデル 各業界の標準的情報 標準 (Companion Information Model) (※)コンパニオンスペック ベースモデル 共通で利用する情報 OPCUA (Built-in Information Model) 共通 メタモデル(OPC UA基本サービス) 情報を表現するための規則 (Meta Model) ※コンパニオンスペックの例(一部をご紹介) PLC(PLCopen)、ビルオートメーション(BACnet)、射出成型機 (EUROMAP)、ロボット(VDMA)、工作機械(Umati)(MTConnect) 5 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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4.OPC UA導入のメリット 前述した特徴のとおり、汎用性・セキュア性・連携性が高いため、 OPC UAは世界標準になりつつある通信規格である。 そのため、OPC UAを取入れた機器、システムにすることは企業側、利用者 側それぞれ以下のメリットがある。 ■企業側 ・WindowsやLinux等、シチュエーションや環境において 製品開発の選択肢が広がり、さまざまな製品提供が可能になる ・世界(とくに欧州、アメリカ、中国、韓国)への輸出製品にでき、 国際競争力を高めることができる。ただし最近は受け入れ先の国が 取引条件としてOPC UA化を必須条件にすることも増えているため、 メリットというよりかは当たり前になっている ・日本においては各機器メーカの対応が遅れている状況から、市場に 対してパイオニア的存在となり、イニシアティブがとれる可能性がある →現在は(特に日本では)まだまだブルーオーシャンな市場であり メーカにとってはチャンスではある。一方、レッドオーシャン化する 未来が見えているため、今のうちから対応すべきである ■利用者(ユーザ)側 ・企業独自の通信規格ではないため、製品の選択肢が広がる 例)A社の製品で揃えなくても機器間でデータ連携ができる ・製品の選択肢が広がるため、企業側のいいなりにならなくてもいい 例)価格競争も生まれやすいため、安価に機器購入も可能か ・異なるメーカ間での接続・データ連携も可能 ・OT側(現場側)にある通信経路のセキュリティ力を高められる ・IT側(情報システム)部門からの導入理解が得られやすい 例)監査制、ルール、運用、セキュア性が高いため、IT側も納得しやすく、 OT⇔IT間の連携というIoTシステム構築へのハードルを下げられる →メーカや機器にとらわれず、独自開発などを経由しないシームレスで 自由かつ安全でより安価にIoTシステムを構築するすることにつながる 高セキュ 欲しい情 自由な製 リティ (安全) 報をすべ 品展開 て取得 異なる システム メーカ同 欧州では を拡張し 士で接続 対応必須 やすい 6 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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5.OPC UAの現状 世界的にみて 前述のとおり、OPC UAは世界的にみても標準規格の最先端であり、 対応そのものが目新しいレベルから“当たり前(必須)”になりつつある。 日本 IVIにて標準プロトコルとして推奨 ヨーロッパ インダストリー4.0で必須技術 北米 アメリカにてIICで標準プロトコルとして 中国 China2025で国家規格として推奨 韓国 製造業革新3.0戦略の業務企画として使用 日本はどうなの? 本項目は定量的な統計などはなく、筆者がOPC UAに関する取組みを通して 肌で感じていること、印象、感触になることをご了承いただきたい。 日本においては明らかにOPC UAへの対応が遅れている印象である。 その理由は筆者が思うに以下が要因ではないだろうか。 ・日本独特の閉鎖性(新しいものへの取組に対する慎重さ) ・技術的な教本や文献が少なく、情報を取得しにくい ・OPC UAの技術面を理解している人が少ない ・必要性を感じられている企業が少ない(迫られていない) ・旧OPCやフィールドネットワーク側がまだまだ現役である ーゆえにー ・メーカ側の対応がなかなか進まない ・世の中に出ている製品が少ない ・利用者(ユーザ)の選択肢が少ない 活動している企業はどうなの? 同じく筆者の感触になるところではあるが、今からOPC UA対応(製品開発 や導入)への検討着手が最も多い。という印象を受けている。 それと同時にすでに製品開発が完了してリリースしていたり、それらを 導入している企業はその次の「情報モデル」への対応を進めているところ が増えてきている印象を受けている。その理由としては、とくにVDMAや EURUMAP、Umati、PLCopenなどへの対応に着手、実施している企業様 の声をよく聞く(相談)されるからであり、OPCFoundationが各団体との コラボレーショ色をより強めている傾向にあるからである。 7 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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6.OPC UAの今後 技術的な観点 OPC UAはいまでも機能の拡張が行われ、進化している通信規格である。現 在は1.04が最新版であり、過去に大きなバグなどもなくマイナーバージョ ンアップですんでいる。しかしながら現行のクライアント/サーバ方式では 要件を満たさないニーズを想定しているため、Pub/Sub方式やTSN対応( 時刻同期、遅延保証)、GDS連携といった新技術要素を取り入れたものも 今後、製品レベルで出てくる可能性がある。 (技術研究レベルはある程度終わっているが製品化まではたどり着いてい ない模様) 普及的な観点 OPC UAの普及がもっと広がれば、世界、そして日本の市場においても これら新技術要素を取り込んだ製品が生まれ出てくる。それにより市場が より成熟、活性化することで利用者(ユーザ)の選択肢も増え、やりたい こと、実現したいことがより具現化へとつながり、広い意味でのソサエテ ィー5.0につながると考えられる。2021年2月現在での日本市場においては 「普及している」とはまだまだ言えないレベルであると感じるが、それで もこの数年間の動向を見ていると、確実に浸透・普及しはじめている状態 だと言える。 最後に コンパニオンスペックに関する詳細や状況、OPC UAの基礎技術 (DA、AC、HAD、Prog)など、より技術要素の高い部分は今回、あえて 記載せず動向を含めつつ概要・概念などを中心に記載しました。 それらはまた別の機会にレポートしたいと思っています。 本技術レポートの最終校閲に協力していただいた㈱Puerto本田様、 8ページにわたるレポートを読んでいただいた読者の方には この場を借りてお礼を申し上げます。 参照:https://sgforum.impress.co.jp/article/4407 引用:https://jp.opcfoundation.org/ 8 (C) BellChild Co., Ltd. 2021 ver.1.0
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本⽥ 寿明の OPC UA 広場 Online 今回開催3回目となる "OPC UA広場 "は、OPC UAの 技術・応用・市場動向等を紹介するイベントです。 近年、OPC UA への期待はヨーロッパを中心に爆発的に広がっており、日本国内においてもその需要や関心は日に日に広がってきて います。しかし応用面や将来の発展性に関する討議はこれからです。今回、“OPC UA 広場”として、OPC Foundation 認定のエ キスパートである本田寿明氏によるオンライン・セミナーを開催することとなりました。講義だけでなくデモや参加者とのディスカッ ションにより OPC UA 技術の発展に繋げたいと考えています。産学両分野の方々のご参集を願っております。 本⽥寿明 ほんだ としあき OPC Foundation 認定のエキスパート https://opcfoundation.org/about/opc-foundation/experts/ 日本 OPC 協議会 技術部会メンバー Microsoft MVP 名古屋工業大学 橋本研究室にて博士課程修学中 株式会社プエルト 代表取締役社長 日時 2022年 4 月 21日(木)16:00 ~ 17:00 参加費 無料 ※事前登録となっております。 開催形式 Microsoft Teams(参加登録者に後日詳細は連絡) 講師 本田 寿明(日本OPC協議会 会員 ) プログラム ①OPC UAを使ったインターネット接続方法 ②OPC UAのインターネット接続動向 今後計画しているプログラム ◆ OPC UA の安全なインターネット接続 済 ◆ OPC A&E / A&C に関して 済 ◆ OPC UA のデータを Excel で処理 済 ◆ OPC UA による DB データ転送の解説 ◆ OPC UA の使用例 ◆ OPC UA の構造体を伝える仕組み解説 済 ◆ OPC UA 機器の評価試験、脆弱性試験に関して 済 ◆ OPC UA によるファイル転送の解説 ※プログラムの順序、スケジュールは未定です。  スケジュールが決定次第ご登録いただいた方に随時連絡いたします。 お申し込み⽅法 本イベントへの参加は、以下のサイトにアクセスし必要事項をご記⼊ください。 https://www.ibress.com/form/seminar/UA-online.html お問い合わせ 担当 : 臼井 株式会社ベルチャイルド E-mail:contact@ibress.com TEL:06-6356-5700
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OPC UA製品を取り揃え、 スマートファクトリーをサポート for Industry 4.0 情報システム ERP/SCM DB OPC UA Client OPC UA Server OPC UA Client PUERTO UA Recorder Historian ※他社製 PUERTO UA Monitor →P5 →P3 【HistoryRead 機能】 セキュアゾーン DMZ(⾮武装地帯) OPC UA⇔OPC DA OPC UA/DA Gateway Server/Client Firewall DataHub 制御情報システム MES/SCADA Internet DHTP OPC UA Client OPC UA/DA OPC UA/DA OPC DA Client PUERTO UA Monitor Server/Client Server/Client PUERTO UA Monitor →P2~4 DataHub DataHub →P3 【DA 機能】 制御システム Control/Filed OPC UA OPC UA OPC DA Field Bus OPC UA OPC UA OPC DA CC-Link Server Server Server Ether CAT PLC PLC PLC PROFINET OPC UA Server OPC UA OPC UA Workshop →P2~4 SKKYNET UA Lab DEVELOPMENT Server/Client (OPC UA Test Room) →P6 初⼼者向け OPC UA 基礎セミナー OPC UA Server OPC UA 開発環境 企画設計者向け H/W & S/W Development macnica Server SDK Introduction OPC UA 学習講座 ロボット ⼯作機械 開発者向け OPC UA Client MES/SCADA 開発中の製品 H/W & S/W etc. OPC UA 開発ワークショップ
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® Excel上でOPC UAサーバと簡単にデータ連携 機能 Excel® アドオン OPC UA クライアント 新バージョン 「3.0」シリーズ 発売中 プエルトユーエーモニター 「PUERTO UA Monitor」は、インダストリー 4.0 で必須とされている通信規格 OPC UA 通信を利用し OPC UA サーバとのデータを安全安心にやり取りをする Excel アドオンの OPC UA クライアントです。 データの読み込み、 ® 書き込みをいつも使っている Excel で実現します。 特徴 OPC UAサーバとのデータ連携(読込、書込)ができる Excel®にアドインするだけですぐに使える もちろん計算式やVBAも利⽤できる 設定情報を保存できる 周期、⽇時、曜⽇を指定し必要な時にデータ出⼒ができる Excel にデータを取得・活⽤ OPC UA Clients OPC UA Servers OPC UA通信 Field Bus OPC UA CC-Link Servers PLC Ether CAT PROFINET IoT OPC UA が学べるセミナー・ワークショップ 「OPC UA ってなに?」「OPC UA 製品を開発するにはどう 初⼼者向け 無料 したらいい?」「設計するにあたって必要な知識はなんだろ OPC UA基礎セミナー う」といった、これから OPC UA にたずさわる皆様の知識 企画設計者向け 有料 向上を目的としたセミナー・ワークショップを「初心者」「企 OPC UA学習講座 画設計者」「開発者」別にご用意しています。目的にあわせて 開発者向け OPC UA開発ワークショップ 有料 ご参加ください。 随時開催︕ ※個社別での開催、オンラインでの開催に関してはご相談ください。 各セミナー・ワークショップの開催場所・⽇時は WEB サイトをご参照ください。 https://www.ibress.com/support/seminar/index.html UA セミナー 検索 2
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お客様からの「履歴データを活用したい」「OPC UA サーバ製品の値変化やイベントの通知が欲しい」というニーズ、 OPC UA 市場や業界の動向より、「HistoryRead 機能」「Event 機能」などの新機能が追加され新バージョン 「PUERTO UA Monitor 3.0」になりました。新バージョンでは、「OPC DA(OPC UA 通信以前の規格)のデータ ® も同じように Excel で扱いたい」という要望、OPC UA と DA とが混在する現場が多いことから、OPC DA 通信 でのデータ取得を可能とする「DA 機能」も追加されました。 Read機能 構成イメージ OPC UA OPC UA Write機能 OPC UA クライアント サーバ (Structure機能) Event機能 開発アドオン 温度/湿度/照度 集計/監視 Excel 電流/電圧/振動 保存/操作 ⽣産データ etc etc OPC UA OPC DA ヒストリカルDB レポート 帳票 クライアント DA機能 OPC DA OPC DA サーバ Read機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ OPC UA サーバからのデータの取り込み(データはセルだけではなく図形にも表示可能) Write機能 ※1 ・・・・・・・・・・・・・・ OPC UA サーバへデータをセキュアに書き込み・関数 Call の実施 Event機能 ※1 ・・・・・・・・・・・・・・ OPC UA サーバからのイベント通知の受信 ※2 Structure機能 ※1 ・・・・・・・・ 構造体データの取り込み ※2 HistoryRead機能 ※1・・・ OPC UA ヒストリカル DB からの履歴データの取り込み ※2 DA機能 ※1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ OPC Classic(DA) サーバからのデータの取り込み ※2 トリガー機能 ・・・・・・・・・・・・・・ 曜日や時間、値といった " 条件 " をもとに動作 ※2 保存機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 作成した画面や設定した通信状態を保存、復元 復旧機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ネットワーク障害復旧時に接続状態を自動回復 セキュリティ機能 ・・・・・・・・ 多くのセキュリティ、アルゴリズム、スイートに対応 -Basic128Rsa15  -Basic256  -Basic256Sha256 -Aes128Sha256RsaOaep ※2 -Aes256Sha256RsaPss ※2 ※1:オプション機能となります。 ※2:UERTO UA Monitor バージョン 3.0 シリーズより追加の新機能です。 初⼼者向け OPC UA基礎セミナー 無 料 OPC UA の基礎知識・動向を解説します。また当社の OPC UA 関連製品をご紹介します。 ■定員 :10 名 ■参加費︓無料 ■受講対象者︓OPC UA に関する基礎概念を学びたい⽅、OPC UA の動向を知りたい⽅ ■プログラム︓1 時間 11:00 〜 11:30 OPC Classic から OPC UA の基礎知識 11:30 〜 12:00 OPC UA 製品の開発に必要な基礎知識 企画設計者向け OPC UA学習講座 有 料 OPC UA 対応を検討・実施する際に必要な基本知識や情報モデルまで幅広く学習いただけます。 ■定員 :10 名  ■参加費︓\84,000- ( 税別 )/1名 ■受講対象者︓OPC UA の基礎知識をお持ちの⽅、企画・計画・調達・設計業務などを⾏う⽅ ■教材︓オリジナルテキスト ※テキストの費⽤は参加費に含まれます。 ■プログラム︓3 時間 13:00 〜 14:00 OPC UA の 概 要  OPC UA の企画、設計に必要な知識、OPC UA 関連製品・ツールを解説します。 14:00 〜 15:00 情報モデル 設 計 に  関 す る 基  礎 知 識  情報モデルを設計するために必要な概念と基礎知識を解説します。 15:10 〜 16:00 製品認証 テストラボにて製品認証するための知識を解説します。 3 HistoryRead機能
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新バージョン「3.0」シリーズの進化ポイント 進化ポイント1 最新のニーズに対応(情報モデル・イベント通知・履歴データ) 各業界の情報モデルデータ(構造体)の取扱いが可能に OPC UAサーバからのイベント通知の受信が可能に OPC-UAヒストリカルサーバからの履歴データも取得可能 Category 区分 LINE-1-2 例 Model 形式 PLC-1-2-1 ID-Number 番号 0000345 InputBit ⼊⼒ True OPC UA PLC OPC UA Temperature 温度 24.5 Servers Servers PC RotationSpped 回転数 6000 イベント OPC UA OPC UA OPC UA Servers CNC Servers ロボット Excel 上で展開 進化ポイント2 利⽤性の強化 データ収集 帳票・レポート OPC UAサーバとの読込・書込み時に 「条件」の指定が可能に 曜⽇・時間毎に処理を⾏える設定が可能に たとえば…毎週⽉曜〜⾦曜の17時に 集めたデータの集計処理を実⾏︕ OPC Foundation 認証 PUERTO UA Monitor は、OPC Foundation 認証プログラムの認証申請中です。 OPC Foundation の認証・適合性プログラムは、高品質な製 開発元であるプエルト社は OPC Foundation の会員で、 品の開発と提供を促すためのもので「OPC 仕様の順守」「その PUERTO UA Monitor は、OPC Foundation のテスト機関 他製造供給元によるその他 OPC 製品との相互運用性」などの ( ドイツ ) で 2018 年 2 月末、2 度目の認証テストを完了し 条件を満たし、認証試験に合格した製品には認証ロゴが授与さ 認証済み製品となりました。認証期限は3年となっており、現 れます。 在3度目の認証取得手続き中です。 開発者向け OPC UA開発ワークショップ 有 料 OPC UA 製品の開発に必要な知識を学習しながら RaspberryPi 上に UA サーバを実装し、接続の動作確認まで体験いただけます。 ■定員 :5 名 ■参加費︓\98,000-(税別) /1名  ※当⽇、下記の教材をご提供します。教材費⽤は参加費に含まれます。 ■受講対象者︓OPC UA の基礎知識をお持ちの⽅、設計 ( 詳細 )、開発、テストなどを⾏う⽅ ■プログラム︓3 時間 13:00 〜 14:20 OPC UA の概要 OPC UA 製品を実装するために必要な基礎知識を解説します。 14:20 〜 16:00 OPC UA の実装 RaspberryPi 上に UA サーバを実装し、関連ソフトを使い接続確認し、 データの⾒え⽅などもあわせて解説します。 ■教材︓・RaspberryPi3 スターターキット   ・コーステキスト   ・OPC アプリケーション開発⼊⾨ ・PUERTO UA Monitor 評価版ソフト  ・Cogent DataHub 評価版ソフト ※PUERTO UA Monitor は Puerto 社の登録商標です。       ※Cogent DataHub は Cogent Real-Time Systems 社の登録商標です。 4
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OPC UAサーバのデータを簡単にDB出力 機能 OPC UA クライアント プエルトユーエーレコーダー 「PUERTO UA Recorder」は、パソコン上で常駐起動するエージェントとして機能します。 ロボットや CNC、PLC 等が対応している OPC UA サーバにある OPC UA データをテキストやデータベースに 簡単に取得・出力できます。 特徴 テキスト出⼒、データベース出⼒ができる OPC UAサーバからリアルタイムにデータを取得 ※最速100msecでデータを取得します。 SQLServerに対応(順次追加予定) ドラック&ドロップで簡単に設定ができる 周期、⽇時、曜⽇を指定し必要な時にデータ出⼒ができる DB OPC UA CSV Client OPC UA PLC OPC UA Servers Servers PC テキストや DB に出⼒ OPC UA IoT OPC UA OPC UA Servers CNC Servers ロボット OPC UA対応機器と既存システムとの連携を実現! 「UA Recorder」は、 UA Monitor(※UA 通信でデータを Excel(R) 上で読み込み、書き込みを行う製品)に興味を 持たれたお客様の「Excel(R) 機能がなくてもいい」「単純にデータをテキスト出力したい」「既存システムとの連携を 実現するため、ファイル出力できるだけでいい」というニーズから、UA Monitor で培ったノウハウを活かし機能を シンプル化させた製品です。「 UA Recorder」は、OPC UA サーバ機能を搭載した機器からデータを収集しテキスト 出力・DB 出力しますので、お持ちのツールや既存システムなどと自由に連携することができます。 5
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日本初のOPC UA製品テストラボ OPC UA を推進している OPC Foundation は第 3 者機関と して認証機関を設立しています。そこでは、OPC UA の規格準 拠テストおよび、基準となる OPC UA 製品を使った接続性テ ストを実施しています。また運用時のトラブルを避けるため、 負荷テストとリソースのリークテストを実施しています。現在、認証機関は米国、ドイツにあり、製品を持ち込む にはハードルが高いと言えます。そこで、国内外で蓄積されたノウハウをもとに開発した OPC UA 製品を認証機 関に持ち込む前に認証機関でも使用されるツールを使った事前テストサービスの提供を開始いたしました。 特徴 OPC Foundationの認証機関で⾏うテスト規格に準拠したテストを実施可能 OPC Foundationの認証機関で認証取得するためのノウハウを提供 世界6か国 25製品以上のOPC UA 機器 (※) との接続性テストを実施し、 他製品との接続レポートを提供 (オプション) ※UAサーバー製品︓15製品以上、UAクライアント製品︓10製品以上 OPC UA のコンサルティング/エンジニアリング (オプション) 設備 software UA CTT Cogent DataHub OPC Foundation Reference Server UA Server for C++ UA Camera UA Server for Ansi-C UA Server for .NET UA Server for JAVA ioLogik UA Client for C++ :MOXA UA Client for .NET UA Client for JAVA IO Link Master PUERTO UA Monitor :Comtrol Virtual Box CONPROSYS Install :CONTEC iBRESS Box :BellChild Firewall Renesas SynergyTM Test Server Forward Proxy :Skkynet HF5111A :Skkynet Test Target (UA Server and Client) Interoperability test devices 技術に関するお問合せ 販売に関するお問合せ 〒532-0003 大阪市淀川区宮原 4-2-10 PMO EX 新大阪 8F 株式会社プエルト TEL: 06-6150-5770 URL: http://ipuerto.co.jp/ 株式会社ベルチャイルド FAX: 06-6150-5775 E-mail:contact@ibress.com Email:info@ipuerto.co.jp www.bell-c.co.jp 担当 : 本田 担当 : 澤田 www.ibress.com プエルトUA 検索 6 UA-F0205