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エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出システム「MIG16 SFE」

製品カタログ

エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出を目的としたシステムのご紹介

エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出を目的としたシステムです。試験体が完全に損壊してしまう前に異常を検出することができるため、コストの削減や試験時間の短縮に貢献します。また、破損箇所を特定することが可能なので生産性を格段に向上させます。

【特長】
・計測とモニタリングを1台のシステムで実現
・モジュール形式のフロントエンドで、アナログ・CAN信号を入力可能
・加速度や回転パルスのデータから異常検出用の閾値を自動で学習
・入力信号(トルク、油温など)から稼働状況をクラス分けすることが可能。
・各クラス(稼働状況)に応じた閾値を学習
・測定値が閾値を越えた際に、アラームでの警告発生や試験をストップさせることが可能
・早期異常検出により、破損経路や破損原因を特定可能

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このカタログについて

ドキュメント名 エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出システム「MIG16 SFE」
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 13.6Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社東陽テクニカ (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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早期異常検出システム MIG16 SFE red-ant社紹介 red-ant社はドイツのミュンヘンに本社を構え、世界10カ国以上に販売 拠点を持っています。2004年に創業してから、150社以上のお客様に300 システムを超える製品を導入してきました。 エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出を目 的としたR&D向けの製品や工場のエンドオブラインにおける品質保証を 目的とした製品を取り扱っています。 機械計測部 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 E-Mail : web-car@toyo.co.jp www.toyo.co.jp/mecha/ 大 阪 支 店 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1(新大阪ブリックビル) TEL.06-6399-9771 FAX.06-6399-9781 名 古 屋 支 店 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-3-1(名古屋広小路ビルヂング) TEL.052-253-6271 FAX.052-253-6448 宇 都 宮 営 業 所 〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2-4-3(宇都宮大塚ビル) TEL.028-678-9117 FAX.028-638-5380 電子技術センター 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 JQA-EM4908 JQA-QM8795 テクノロジーインターフェースセンター 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町1-1-2 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 電子技術センター ※本カタログに記載された商品の機能・性能は断りなく変更されることがあります。 ※本カタログに記載されている社名・ロゴは各社の商標及び登録商標です。各社の商標及び登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。 RED-4894-00-1809000-640-.50-L42-CA
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早期異常検出システム フレキシブルな入力構成 閾値の学習 最大4スロットのモジュールが挿入可能なフロント MIG16 SFE 加速度もしくは回転パルスのデータを計測すること エンドは、電圧入力ボード・CAN入出力ボード・回 で、各データにおける評価指標の閾値を自動で学習 転パルス入力ボード・出力ボードの中からお客様の します。算出可能な評価指標は以下になります。 ニーズに合わせた構成でカスタマイズが可能です。 時間領域:実効値、ピーク、波高率など 7000 エンジンやトランスミッション等の耐久試験における 6000 4000 早期異常検出を目的としたシステムです。 2000 0 28.01.2014 06:14:45 06:15:10 06:15:34 06:15:59 06:16:24 06:16:49 28.01.2014 06:17:13 Zeit 試験体が完全に故障してしまう前段階である 400 300 200 初期損傷状態の異常を検知します。 100 0 -100 本システムを用いることで、 28.01.2014 06:14:45 06:15:10 06:15:34 06:15:59 06:16:24 06:16:49 28.01.2014 06:17:13 Zeit 96 90 損傷箇所や損傷部品を検出することができるため 85 80 コストの削減や試験時間の短縮など 75 28.01.2014 06:14:45 06:15:10 06:15:34 06:15:59 06:16:24 06:16:49 28.01.2014 06:17:13 Zeit 60 生産性の向上に貢献いたします。 40 20 0 28.01.2014 06:14:45 06:15:10 06:15:34 06:15:59 06:16:24 06:16:49 28.01.2014 06:17:13 Zeit 角度領域:次数比分析、回転変動 2.3 2.2 2 MIG16 SFE 1.8 1.6 ポータブルPC 1.4 1.2 1 計測とモニタリングを 0.8 0.6 1台のシステムに集約 0.4 0.2 0 0 5 10 15 20 25 30 35 40.001 Ordnung 4.8 4 3.2 稼働状況のクラス分け g 2.4 08:27:38 1.6 0.8 0 10 20 Ordnung 30 08:11:57 40 回転速度、温度、トルクなどの入力信号から稼働 状況のクラス分けを行います。各クラスに閾値を設 定することが可能なので、稼働状況に応じた閾値 が学習されます。 温度 異常の早期検出 トルク 評価指標の値が学習した閾値を越えた場合、試験 体に異常が発生したと判断します。異常を検知した 際には、アラーム信号を出力し、お客様の試験ベン 1.2.3 2.2.3 3.2.3 チを停止させることが可能です。 1.2.2 2.2.2 3.2.2 1.2.1 2.2.1 3.2.1 データ収集 1.1.3 2.1.3 3.1.3 稼働状況のクラス分け 1.1.2 2.1.2 3.1.2 1.1.1 2.1.1 3.1.1 閾値を学習 回転速度 MINI MIG コンピュータ MIG16 SFE PC 試験体の状態評価 小型タイプ 19インチラック組み込みタイプ アラーム 稼働状況のクラス分け例の図 フロー図 ■ 2 3 ■ g rms Vib1[g rms] Temp[Temp] Moment[Nm] n1[U/min]
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構成例 異常検出例 エンジン、トランスミッション、トランスアクスル、ハイブリッドカーのパワートレイン、ターボチャージャー、タービンなどを 加速度 対象とした試験への適応が可能。 回転速度 センサー入力 ギアの異常検出 ベアリングの異常検出 シリンダーヘッド MIG16 CAN/デジタル出力 対象となるギアの種類 対象となるベアリングの種類 トルク 温度 ●遊星歯車 ●ボールベアリング 警告アラーム ●平歯車 ●ローラベアリング CAN/デジタル出力 ●かさ歯車 ●テーパーローラーベアリング ●はすば歯車 ●ニードルベアリング ●ハイポイドギア ●スリーブベアリング ●ディファレンシャルギア エンジン ダイナモメーター 異常検出箇所 検出例 テストベンチ用PC ●インター/アウターリング、転がり軸受け、リテイナー ●ピッチング(くぼみ) 加速度センサーは1軸を使用 ●フレーキング(はくり) 検出例 回転信号は矩形波やパルス信号をMIG16へ直接入力 ●クラック(割れ、欠け) ●ピッチング( くぼみ) ●スコーリング( キズ) システムフローチャート ●ウェアー( 擦り減り)、クリーピング( 変形) その他部品の異常検出 連続的にデータを 計測し、蓄積 OK 対象となる部品例 ●モーター/発電機 回転速度、トルク、 現在の稼働状況は NO 新しいクラスとして 評価指標値 ●クラッチ、アクチュエータ、調速機(ガバナー) 温度などのデータから 既存のクラスに < 稼働状況をクラス分け 分類可能か? 閾値を学習 閾値 ●トルクコンバータ YES ●ハウジング ●CVジョイント、カルダンジョイント 加速度および 該当クラスにおける 評価指標値 回転パルスのデータから評価指標 評価指標の値と > (実効値、ピーク、波高率など)を計算 学習された閾値を比較 閾値 検出例 ●ウェアー(擦り減り) テストを停止させる YES 異常が検出されているか? プリアラームで警告 ●スコーリング(キズ) NO ●クラック(割れ、欠け) ■ 4 5 ■
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ソフトウェア紹介 ハードウェア仕様 基本ソフトウェア MIG16 MIG16 SFE ポータブルPCスペック プロセッサー Intel i7 Quad Core 3.4GHz データの計測・モニタリングを行うためのアプリケーション。クラス分け、閾値学習、正常/異常の診断の様子などを閲覧できます。 グラフ配置も自由に変更可能です。 メモリー 8GB OS Win7 Pro 64B HDD/SSD 1TB HDD + 120GB SSD×2 PCIボード 4 付属品 17インチモニター、キーボード 動作環境 電源供給 100V ~230V , 50Hz or 60Hz , 5A 推奨動作温度 起動時 : 0 to 40℃ ( ※オプションで、60℃まで対応可) 非起動時 : -20℃~70℃ 寸法・重量 幅×高×奥行 /重 380mm×411mm×177mm /8.5Kg データ出力形式 ファイル .tdmsファイル 電圧入力ボード 各ch・指標値などのデータをリアルタイムに表示する画面 信号入力ch数 4ch or 8ch 最大サンプリング周波数 102.4kHz システム設定 System Configurator A/Dコンバーター 24bit 異常検出に必要な各種設定を行うソフトウェア。閾値学習やアラーム出力、クラス分けの設定などを定義します。 入力電圧レンジ ±10V 入力インピーダンス 1MΩ<160pF 分析ダイナミックレンジ(fs≦51.2kHz) 130dB 分析ダイナミックレンジ(fs>51.2kHz) 118dB 入力カップリング AC / DC / ICP コネクタ端子 SMBコネクタ 回転パルス入力&トリガ入力&アラーム出力ボード 閾値設定の画面 クラス分け設定の画面 アラーム設定の画面 回転パルス入力端子 トリガ入力端子 アラーム出力端子 ※以下の機能は別途オプションが必要になります。 ch数 2ch 1ch 2ch ●インジケータOSで、次数比解析が可能なります。 ●インジケータRMSで、RMSの計算が可能なります。 ●スピード変動で、回転変動の計算が可能なります。 最大サンプリング周波数 80MHz 後処理・レポート機能 最大パルス周波数 200KHz 20KHz - Easy Reporting 出力電圧 - 0 or 5V 計測したデータに対する追加解析の結果をレポート形式で出力するアプリケーション。オーダスペクトラムの再計算や次数トラッキング等 コネクタ端子 BNCコネクタ BNCコネクタ の追加解析が可能で、特定クラスのみを抽出したグラフ描画も可能です。任意のグラフを選別してPDFファイルで出力します。 CAN入出力ボード ボーレート 500kbit/s対応 ポート数 1ポート or 2ポート コネクタタイプ D-sub 9ピン アラーム出力ボード 出力ch数 2-8ch 出力電圧 0 or 5V コネクタ端子 BNCコネクタ 計測した各ch・指標値などのデータの確認画面 計測したデータを用いた後解析の画面 ■ 6 7 ■