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ステアリング操作可能なハブ結合式シャシダイナモメータ「ROTOTEST(R) Energy(TM)」

製品カタログ

【東陽テクニカ】インダストリアル・セミ・ポータブルなハブ結合式シャシダイナモメータ

ROTOTEST® Energy™は、ハブ結合式のパワートレインダイナモメータです。
本製品を使用して加速試験、制動試験、モード走行試験など自動車の各種試験を行うことができます。
台車構造をとっているためピット工事が不要で、様々な場所で使用いただくことができます。
また走行中にステアリング操舵が可能なため、自動運転車の開発にも応用が期待されます。

【特長】
・簡単なセットアップで繰り返し精度の高い試験、台上での走行再現試験の新たな可能性を提供します
・実走行負荷を模擬できる500kW‒250kWのモデル
・環境試験室内で使用可能な-35~40℃対応モデル
・音振動の測定に最適な低騒音モデル

◆詳細はカタログをダウンロードしてご覧下さい。


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関連キーワード:自動車、自動運転、計測ソリューション、計測器、ROTOTEST、ロトテスト、シャシダイナモシステム、セットアップ、ドライビングサイクル、インダストリアル・セミ・ポータブル、ハブ結合式シャシダイナモメータ、生産性向上ツール、ローラー式シャシダイナモメータ、車、car、シャシダイ、シャシーダイナモ

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このカタログについて

ドキュメント名 ステアリング操作可能なハブ結合式シャシダイナモメータ「ROTOTEST(R) Energy(TM)」
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 8.6Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社東陽テクニカ (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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ROTOTEST社について ROTOTEST社は、1988年にスウェーデン・ストックホルム南部にて創業し、自動車会社 からのパワートレーンのエネルギーマネジメントに関する受託試験・コンサルタントを行っ てきました。試験で必要な技術を独自に開発・製品化することで、高い評価と品質を持つ グローバルな試験システムサプライヤとして多くの顧客から認知され、現在に至ります。 複数の新たな特許技術を採用した最新のシャーシ・ダイナモメータ・システム 「ROTOTEST® Energy™」を2008年からリリースしています。 フレキシブルパワートレーンシャシダイナモメータ テクニカルリサーチラボのご案内 ROTOTEST® Energy™ 東陽テクニカ厚木テクニカルセンター内ではROTOTEST の実機デモ機をご用意しております。 今後導入をご検討されているお客様を中心として約3時 間で設備の実演を含む見学が可能です。 ステアリング操作可能な ハブ結合式シャシダイナモメータ 見学をご希望される方は営業担当にご連絡いただくか、 予約サイトから直接お申し込みください。 〒243-0124 神奈川県厚木市森の里若宮11番1号 【小田急小田原線】 「東陽テクニカ シャシダイ見学」で検索してください。 本厚木駅・愛甲石田駅から タクシー15分 愛甲石田駅から 神奈中バス 愛15~18系統 東陽テクニカ シャシダイ見学 検索 若宮橋下車1分 機械計測部 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 E-Mail : web-car@toyo.co.jp www.toyo.co.jp/mecha/ 大  阪 支 店 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1(新大阪ブリックビル) TEL.06-6399-9771 FAX.06-6399-9781 名 古 屋  支 店 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-3-1(名古屋広小路ビルヂング) TEL.052-253-6271 FAX.052-253-6448 宇 都 宮 営 業 所 〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2-4-3(宇都宮大塚ビル) TEL.028-678-9117 FAX.028-638-5380 電 子技術センター 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 テクノロジーインターフェースセンター 〒103-002 東京都中央区日本橋本石町1-1-2 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645 本カタログに記載された商品の機能・性能は断りなく変更されることがあります。 ROT-4825-01-1712000-130-0.6-I3B-CA
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ROTOTEST社 ハブ結合式シャシダイナモメータ ROTOTEST® Energy™ 簡単なセットアップで繰り返し精度の高い試験、 多様な試験要求に対応可能なテストモジュール 台上での走行再現試験の新たな可能性を提供します。 ROTOTEST® Energy™のダイナモメータは4象限制御が可 計測システム リアルタイム配分 コントローラ 能な低慣性モーメントのモータシステムです。スピードやト ルク制御はもちろん、各タイヤのタイヤモデルを設定できた 大規模な設備インフラ投資が不要 りと様々な試験を行うためのテストモジュールが用意され ております。 従来のローラー式(ドラム式)シャシダイナモメータと比較して、ROTOTEST® Energy™はピット工事などの大規模な設備投資を必要としません。 ・定トルク制御、定速度制御 フラットなフロア(=ガレージ)と3相400Vの電源環境が確保できれば様々 ・スイープ試験 な台上走行再現試験を行うことが期待できます。 リアルタイムトルク配分制御 ・Road Loadシミュレーション ・四輪独立タイヤモデル制御 など ※送風機や排ガス装置などの準備はお客様の試験用途に応じて別途必 要となりますので、下記レイアウトをご参照願います。 多様な試験 ステアリング操舵可能 最小限の設備要求 ステアリング操舵 台車構造をとっているため、従来のシャシダ イナモでは実現できなかったステアリングの 操舵を±20°の範囲で行うことができます。 実路走行状態を操舵を含めた状態で再現し たり、自動運転やADAS関係の評価に使った 設置レイアウト例 簡便なセットアップ りと、台上における走行再現試験での可能性 が飛躍的に広がります。 短時間でセットアップ完了 高精度な計測 金属定盤上に固定されたハブ結合式のシャシダイナモメータでは、試験車両の設置作業時間が膨大になる場合が多々あります。 高精度且つ高い再現性を実現した測定機能 ROTOTEST® Energy™では車両が試験室内に持ち込まれてからタイヤ交換程度の作業でシャシダイナモメータへの設置が完了できる ため、試験効率を大幅に改善することができます。 こちらのダイナモメータでは車両側のハブ結合をする箇所に予め取り付けられている高精度なトルク計+エンコーダで計測、ならびに ROTOTEST® Energy™ 他社ハブ結合式CDM 制御を行います。 試験実施時間 特別にキャンバー角の調整を行わなくても測定の軸が合うような構造となっています。 セットアップ時間 10~15分間 3~6時間 設置・取り外し 加えてタイヤの影響がないため試験の再現性が高く、ベンチマークなどにも最適です。 取り外し時間 10~15分間 30~60分間 パワートレイン ダイレクト 1日7時間 車両 カップル接続 ダイナモメータ 作業人員 1~2名 2~4名 1日の設備稼働率 (2hの試験, 7h/日で計算) 約86% 約29% ※本データは欧州OEMとエンジニアリングコンサルタント企業における情報に基づく参考値です。 ROTOTEST 他社製品 弊社のHPより取付作業の動画をご覧頂くことができます。 ヘッドライトのハイビームとロービームを切 https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/ROTOTEST_Energy.html#link99 り替えた際のデータ (30km/h 定速走行時) 1 2
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ROTOTEST® Energy™( 標準モデル) ROTOTEST® Energy™ - CP(環境モデル) 実走行負荷を模擬できる500kW ‒ 250kWのモデル 環境試験室内で使用可能な -35 ~ 40℃対応モデル ROTOTEST® Energy™ 500-250 4WDは各軸それぞれ500kW, 250kWのダイナモで構成されます。試験車両に合わせて2WDと 動作温度範囲-35℃~+40℃に広げたモデルとなります。スペースなどの要件を満たしていれば、すでにお使い頂いている環境室内で 4WDを切り替えて使うこともできます。再現性も高くベンチマーク試験にも最適です。またお客様のご要望に応じた出力に対するモデル ご使用いただくこともできます。ステアリングの操舵を含めた寒冷地での走行再現試験にお使いいただけます。 もいくつかご用意しております。 四輪独立制御によるアプリケーション例 エネルギーマネジメントにおけるアプリケーション例 右のグラフは1,500rpmで定速制御をしている際に、エアコン動作 させたときのハブ端でのエネルギー状態です。エアコンでの消費電 力と発電機のロスが計測されています。タイヤによるノイズがなく、 ハブ直結で高精度にトルクを測定しているため電装品も含めたエネ ルギーフローの評価にもご使用いただけます。 ハブ直結式のため、各輪のトルクを独立に制御することができます。ある瞬間から左前の車輪以外が全て雪上に乗ってしまった状態 環境(Climate Protection)モデルの活用事例 (左図)や、ステアリングをきった際に全てのトルクが前輪にかかる状態(右図)なども再現できます。 imc社製耐環境仕様CANバス分散計測モジュールを組み合わせることで、自動車車両による 熱・エネルギーフローマネジメントに関して省配線多チャンネル計測を実現できます。 imc社製CANバス分散計測モジュールimc CANSASは各種センサ信号(例:熱伝対)をCANバス信号に変換します。 -40~125℃(モデルによる)で動作するため、環境試験室内、あるいはエンジンルーム内に設置し、1本のCANバス信号で 100ch@100Hz規模の計測を行うことができます。 imc imc CANSASfit CANSASflex 温度、高電圧、電流測定用など様々な 車両荷重と各駆動輪のタイヤ摩擦係数(μ値)を定義することで、走行抵抗を再現することができます。上の例のように例えば特定の車 モジュールがございます。 恒温槽にて-40℃環境で試験 エンジンルーム内設置例 輪だけ濡れた路面を走っている状態も模擬できます。 3 4
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ROTOTEST® Energy™ - NVH(低騒音モデル) システム基本仕様 音振動の測定に最適な低騒音モデル システムは基本的にダイナモメータ(2輪/4輪分)、システム全体を制御するシステムコントロールユニット(SCU)、各ダイナモメータの 電源となるメインパワーユニット(MPU)からなります。 共通仕様 計測精度 トルクの不確かさ: 読み値の1% 速度の不確かさ: 0.1rpm 測定の再現性・繰り返し精度:0.05 % 慣性: 0.6kg・㎡(300kWドライブユニット) 最大軸荷重: 3,500kg / 軸 動作温度範囲: +15℃~+40℃(環境・寒冷地モデルは-35℃から) 相対湿度: 10 ‒ 90%、結露なきこと 高度: 海抜1,000m未満 SCU用電源: 単相240VAC(8A)もしくは120VAC(16A) MPU用電源: 3相400VAC、50 / 60Hz 冷却方法: 空冷式 ROTOTEST® Energy™ NVHではローラータイプとは異なりタイヤノイズがありません。またダイナモメータの動作音を軽減するために 標準モデル ® ™ 空冷用のファンをなくし、遮音BOXをつけるカスタマイズをしています。半無響室などでもお使いいただけます。 システム名:  ROTOTEST Energy 500-250 4WD 構成品: RE-500(Dyno)1軸分、RE-250(Dyno)1軸分 MPU-500×2式、MPU-250×2式 音振動測定への応用 SCU-4E×1式 出力*: 2WD 500kW / 400kW   (瞬時 / 連続) 100km/h運転時の動作音は約45dBAです。このため従来タイ 4WD (50/50split) 500kW / 400kW    (瞬時 / 連続) 最大トルク:  2WD 6,000Nm / 2,550Nm (瞬時 / 連続) ヤノイズに埋もれて評価できなかった現象を評価出来るように 4WD (50/50split)   5,960Nm / 2,450Nm (瞬時 / 連続) なりました。また車両の固縛が不要なため、拘束条件による音・ 最大回転数: 2WD / 4WD 2,700rpm (ハブ端での最高回転数) 振動現象の変化を最小化することが出来ます。 最高車速: 2WD / 4WD 330km/h (ホイール径650mmの場合) 使用例 環境モデル ・電動パワーステアリング作動音の評価 システム名:  ROTOTEST® Energy™ 230-CP 4WD ・吸排気系やパワートレーン系ノイズの高精度な評価 構成品: RE-230-CP(Dyno)2軸分 MPU-230CP×4式 ・インドアパスバイ試験における寄与度評価 SCU-4E×1式 出力*: 2WD 230kW / 120kW   (瞬時 / 連続) 4WD(50/50split)   460kW / 240kW    (瞬時 / 連続) 振動騒音(NVH)モデルの活用事例 トルク: 2WD 2,800Nm / 1,200Nm (瞬時 / 連続) 4WD(50/50split)   5,600Nm / 2,400Nm (瞬時 / 連続) Müller-BBM製PAKシステムのインドアパスバイアプリケーションと組み合わせて使用することで、 最大回転数: 2WD / 4WD 2,500rpm (ハブ端での最高回転数) 最高車速: 2WD / 4WD 300km/h (ホイール径650mmの場合) 騒音源の寄与度評価を行うことが可能です。ローラータイプを用いた場合に比べて、吸排気系や 耐環境性: 動作温度範囲-35℃から+40℃、相対湿度10 ‒ 95% (結露なきこと) パワートレーン系ノイズの寄与を高精度に把握することができ、タイヤノイズの寄与は実走行データから 他の寄与を差し引くことで求めることが可能です。 低騒音モデル システム名:  ROTOTEST® Energy™ 300-NVH 4WD 構成品: RE-300-NVH(Dyno)2軸分 MPU-300×4式 SCU-4E×1式 出力*: 2WD 300kW   (5分**) 4WD(50/50 split)   600kW    (5分**) トルク: 2WD 2,980Nm 4WD(50/50 split)   5,960Nm 最大回転数: 2WD / 4WD 3,000rpm (ハブ端での最高回転数) 寄与度評価のイメージ PAKシステム 最高車速: 2WD / 4WD 360km/h (ホイール径650 mmの場合) ノイズレベル: 45 dBA 以下 *20℃での仕様です。 ** 30分以上十分に冷却された状態からの稼動可能な時間の目安です。 5 6 Aウェイティング音圧レベル