2022年10月5日発行のFA・自動化の専門メディア「オートメーション新聞」PDF版です。

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（3）　　　２０２２年（令和４年）１０月５日 FA業界掲示板 ■ アズビル、アジャスタブル近接センサが 出勤・失効年次有給休暇積立・フレックスタ 興を目的とする連携協定を締結した。 いただけるよう基礎から分かりやすく解説 行ってきたが、新型コロナウイルス感染症の SICE「新製品開発賞」受賞 イムなどの制度の整備有無によって認定基準 　両社は地域企業の困り事収集と関係作りを していますので、お気軽にご視聴くださ 影響があり、検査装置を開発・販売する上で 　アズビルは、計測自動制御学会（SICE） があり、すべて満たしているためプラチナに 行い、ものづくりや製造業のノウハウを持っ い」としている。 の経営環境の厳しさが増したことから検査事 の2022年度の学会賞として、アジャスタブル 認定された。 ているベテラン人材を活用する形で、DX/ ■リ タール、ブログ「標準化の意義や業務に 業を譲渡し、コアビジネスとして推進してい 近接センサ「形H3C-H」が新製品開発賞を ■ 萩原テクノソリューションズ、アドバンテ IoT活動支援の推進や取引先の経営課題解決 もたらすメリット・デメリットとは？」掲 る情報装置事業に経営資源を集中することに ックと認定パートナー契約締結 と地域活性化を進める。 載 なった。 　対象となるのは、電子部品・デバイス製造 　リタールは、同社ブログに「標準化の意義 　検査事業の22年3月期の売上高は16億6676 業、電気機械器具製造業、機械修理業、ソフ や業務にもたらすメリット・デメリットと 万4000円、営業利益は7657万1000円。 トウエア業、デザイン業、機械設計業、その は？」を掲載した。 ■ナ ブテスコ、オーストリア風力発電機用ス 他の工学製品の設計・製造・修理に関する事 　ひと口に標準化といっても、企業や部所に マートセンサー開発スタートアップと共創 業など。 よってさまざまな取り組み方や基準が存在 　ナブテスコは、コーポレート・ベンチャー ■ 明治電機工業、豊田支店新社屋で水素利活 し、標準化とはどのように定義され、どのよ ・キャピタルであるNabtesco Technology 用を検証 うな意義を持つのかを見ながら、標準化によ Ventures L.P.を通じて、オーストリアの風 　明治電機工業は、環境省の脱炭素社会構築 ってもたらされるメリットを考える内容とな 力発電機用スマートセンサー開発のスタート に向けた再エネ等由来水素活用推進事業に採 っている。 アップeologix sensor technologyに出資 択され、豊田支店の新社屋で水素利活用の実 ■ 名古屋電気工業、検査事業をテクノホライ し、事業提携を結んだ。 受賞した。 証実験を行う。 ゾンに譲渡 eologix社は、風力発電機ブレードの着氷検 　同製品は、1台で2つの出力を保有し、検出 　同支店に水素製造装置や純水素型定置式燃 　名古屋電気工業は2022年10月1日付で、売 知を始めとする高度な状態監視により、風力 領域内でティーチング方式によって最適な動 料電池発電機を設置し、ピークカットやデマ り上げの約10％を占める検査事業をテクノホ 発電機の発電効率向上を可能とするスマート 作点を設定する自動チューニング機能を搭載 ンドレスポンス、BCP運転などさまざまな ライゾンに譲渡する。譲渡価格は非公開。 センサーを提供し、すでに欧州で700基以上 している。2つの出力は動作モードを組み合 　萩原テクノソリューションズは、アドバン オペレーションを実施し、設備機器の効率や 　同社の検査事業は、1987年に世界初のレー の風力発電機に設置されている。ナブテスコ わせることができ、1台で最大4エリアの判別 テックと「アドバンテックグローバルパート 耐久性などの性能を評価する。 ザ式プリント基板外観検査装置を開発し、車 は風力発電機用設備管理機器と診断サービス ができ、これまで2台の近接スイッチが必要 ナープログラム」の認定パートナー（Focus 　設備機器の構成や施工方法、メンテナンス 載および電機メーカーに販売を開始した。そ を提供しており、今回の提携により両社で高 だったアプリケーションを1台で対応でき ed Channel Partner）契約を締結した。 手法などの低コスト化に向けた検討を行い、 の後も、ＳＭＴラインにおけるプリント基板 度な状態監視システムや発電効率向上システ る。さらに、パソコンの専用設定ツールで、 　組込市場に向けた商品力、ユーザーに対す 今後の水素利活用モデル普及に向けたノウハ の実装検査工程や半導体製造の検査工程に対 ムを開発していく。 センサのチューニング状態の余裕度を可視化 る製品サポートのグローバル化を目指す萩原 ウを蓄積し、水素・燃料電池戦略ロードマッ 応する、各種検査装置の開発・製造・販売を でき、短時間で安定した検出状態に調整する テクノソリューションズと、中部地方の市場 プ実現に向けた設備開発、施工、メンテナン ことができる。 拡大を目指すアドバンテックが製品の販売強 ス手法の確立につなげる。 ■横 河電機の小野寺薫氏、SICE「国際標準 化で合意した。 　事業は、トヨタ自動車と中部電力ミライズ 化賞 功績賞」を受賞 ■ NECとNECフィールディング、量子コン が協力する。 価格を改定する。押しボタンスイッチ、照光 　横河電機の小野寺薫が、計測自動制御学会 ピューティングを使った保守部品の配送計 ■ エム・システム技研、計装情報のWEBマ セミナー・イベント情報 式押しボタンスイッチ、タクティルスイッ （SICE）の学会賞「国際標準化賞 功績賞」 画立案システム導入 ガジン「MST2022年10月号」発行 チ、タッチパネル、リレー、表示灯、付属品 を受賞した。 　NECと、ICT機器の保守サービスを提供 　エム・システム技研 ■ ミマキエンジニアリング、オンラインイベ の全商品を対象とし、規格認定品と特注品も 　小野寺氏は、IEC（国際電気標準会議）の しているNECフィールディングは、量子コ は、計装情報を紹介する ント10月20日～21日開催 含む。一部例外あり。価格改定率は、現行価 テクニカルコミッティの一つで、工業用プロ ンピューティング技術を活用した保守部品の Webマガジン「MSTエ 　ミマキエンジニアリングは、10月20日～21 格に対し15%以上アップする。 セスの計測、制御、オートメ―ションの標準 配送計画立案システムを構築し、10月から東 ムエスツデー」10月号を 日にオンラインイベント「Mimaki Global ■戸 上電機製作所、防爆製品の価格再改定 化を行うIEC TC65委員会に、エキスパート 京23区内における保守部品配送を対象に本格 同社WEBサイトに掲載 Innovation Days」をオンライン配信で開催 　戸上電機製作所は、防爆製品の価格を再度 として参画。スマートマニュファクチャリン 導入した。 した。 する。参加料無料（事前登録制）。 改定する。一部機種で2022年4月で価格改定 グの基盤技術である国際標準規格IEC 62832 　両社は、量子コンピューティング技術で大 　製品レビューとして、 していたが、原材料・部材価格の高騰が想定 シリーズの開発とその広報に貢献してきたこ 規模な組み合わせ問題の超高速処理を実現す 扱いやすいグラフ画像を を超えたため。 とが評価された。 るNEC Vector Annealingサービスを活用し 添えて異常発生時の状況 　対象製品は、耐圧防爆形操作開閉器（鋳鉄 ■N KE、Webカタログサービス開始　PDF た実証実験を行い、量子コンピューティング を知らせるグラフィカル 製）のCZ形、PZ形、PBZ形、耐圧防爆形操 カタログを閲覧可能に 技術を活用し立案した配送計画が熟練の作業 メール通報装置「GM30」や、電力マルチタ 作開閉器（アルミ合金製）のEP形、ED形、 　NKEは、同社ウェブサイトでPDF形式の 者と同等程度の内容であることを確認。実運 ンシマル（電力マルチ変換器）用コンフィギ HP形、防爆形配線用遮断器のNZ形、耐圧防 Webカタログを閲覧できるサービスを開始 用への第一段階として、立案作業効率化・属 ュレータソフトウエア「PMCFG」などを紹 爆形電磁開閉器がMZ形。10月注文分から平 した。ダウンロードページで確認できる。同 人化解消に向け約50件の翌日分の配送計画へ 介。そのほか、IoTが可能にした電力監視の 均20％程度の値上げとなる。 社Webカタログページのほか、Webカタロ の適用に同システムを導入した。 実例、新作動画「既設装置の電力集中監 グ一覧サービス「iCata」からも見られる。 ■ ABB、鉄道向け電源コンバータメーカー 視」、計装豆知識「冷却塔 その1」などを掲 　新製品のライブデモや業界動向、活用事例 オープン・移転情報 　ボトルチャックや3爪平行チャックなどパ PowerTech Converter社を買収 載している。 などのウェビナー、導入企業による活用事例 ーツハンドリング機器や、コンベアなど搬送 　ABBは、鉄道業界向けの補助電源コンバ ■北 陽電機、コラム「距離センサーの原理と 紹介、課題解決につながるソリューションな ■キ ッツ、中部支社移転 機器、LANインターフェースやゲートウェ ータメーカーのドイツPowerTech Conver 活用」掲載 どを紹介する。 　キッツは中部支社を移転した。新住所は、 イなど省配線機器ユニライン、CO2れんら君 ter（ PTC）社を買収する。同社の本社はド 　北陽電機は、同社WEBサイトにコラム 〒460-0002名古屋市中区丸の内1-9-16丸の内 などネットワーク機器、腰サポータなど作業 イツ・ベルリンにあり、軽量鉄道車両や地下 「距離センサー（TOF）の原理と活用」を 価格改定・納期情報 Oneビル6階、電話番号は052-204-1060、 支援機器のカタログを公開している。 鉄向けの補助電源コンバータとアフターサー 掲載した。 FAX番号は052-204-1063。 　また、iCataはデバイス間の付箋やメモの ビスを提供している。 　距離センサーの原理「タイムオブフライト ■オ プテックス・エフエー、LED照明用電源 　中部支社内の名古屋第一営業所の電話番号 共有、最新情報や更新のお知らせ機能、各社 ■ アルプスアルパインと七十七銀行、地域も （TOF）」を図解で説明するとともに、距 ・オプション品価格改定 は052-204-1061、FAX番号は052-204-1063、 の掲載カタログ何千冊をアプリひとつで持ち のづくり産業振興で連携協定 離測定の活用方法として、幅や長さの測定、 　オプテックス・エフエーは、販売している 同じく名古屋第二営業所の電話番号は052- 運べるなど、便利な機能がたくさんついた 　アルプスアルパインと七十七銀行（仙台市 衝突防止、位置制御などを紹介。関連製品と LED照明用電源とオプション品（拡散板、 204-1062、FAX番号は052-204-1064。 Webカタログサービス。 青葉区）は、地域のものづくり産業などの振 して距離センサー「LX1シリーズ」「LX2シ 偏光板等）について、11月1日注文分から価 ■星 和電機、タイ・バンコク駐在員事務所を ■オ ータックス、かながわ治療と仕事の両立 リーズ」「PGLシリーズ」を挙げている。 格改定する。LED照明コントローラ「OPPD- 移転 推進のプラチナ企業に認定 ■ ヒルシャー・ジャパン、YouTube動画 15」が1万7800円から2万500円、拡散板 　星和電機は、タイ・バンコクにある駐在員 　オータックスは、かながわ治療と仕事の両 「丸わかり！ゲートウェイの動作原理」　 OPDR用「DF□□-OPDR-32-10」が1200円 事務所を移転した。新住所は、2 Jasmine 立推進企業（プラチナ企業）に認定された。 ヒルシャー・ジャパンは、同社ウェブサイ から 2 2 0 0円、偏光板OPD R用「P L - City Building, 25th Floor, Sukhumvit Soi 　ガン患者の治療と仕事の両立に資する休暇 トにYouTube動画「丸わかり！ゲートウ OPDR-32-10」が1800円から2200円など110 23（ Prasarn Mitr）,Sukhumvit Road, 制度や勤務制度を整備していることが評価さ ェイの動作原理」を掲載した。工場の自動 製品超が対象となっている。 Klong Toey Nue, Wattana, Bangkok れた。 化やIoT実現に向けて活用が進むゲートウ ■ NKKスイッチズ、全商品を対象に15％超 10110。新しい電話番号は+66（0）2-639- 　時間単位または半日単位の年次有給休暇制 ェイの動作原理を紹介。「産業用通信イン の値上げ 7223。 度、傷病・病気休暇制度、短時間勤務・時差 ターフェースに馴染みのない方にもご理解 　NKKスイッチズは、11月受注分から商品

２０２２年（令和４年）１０月５日　　　（4） 鉄道車両、建設機械などのインフラ産業に使われる軸 水力発電等の再生可能エネルギーの積極的な活用によ 工場新設・増設情報 10月第1週 受用部品を製造しているNSK富山は、高岡工場の新 り環境負荷軽減を進める。 棟（富山県高岡市戸出徳市188-2）を竣工した。生産 　敷地面積は4万2457平方㍍、建築面積は7262平方 品目は軸受用の鍛造加工品と旋削加工品で、建築面積 ㍍、延床面積は2万1091平方㍍の3階建てで、竣工予 【国内】 へのタイムリーな対応や、国内2拠点からの供給が可 は1万9311平方㍍。 定：2023年10月の竣工予定。2024年4月稼働開始の予 ■トヨタ、日米の車載用電池生産に7300億円投資 能となり、現在の生産本部（新潟県上越市）と合わせ ■ナカニシ、栃木県鹿沼市に加工部品の新工場「A1 定。投資金額は100億円。 　トヨタ自動車は、需要が拡大するバッテリーEVの た製品供給の安定化を図る。土地面積は約2万6178平 ＋」が竣工 ■新日本科学、鹿児島県鹿児島市宮之浦町に研究棟建 供給に向け、日本と米国で最大7300億円（約56億 方㍍、取得価額3億9267万円。 設 ㌦）を投資し、2024年から2026年の車載用電池生産 ■NOK、鳥取県西伯郡南部町の鳥取事業場で電気自 開始を目指す。 動車向け防振・防音製品の設備増設 　日本では、プライムプラネットエナジー＆ソリュー ションズ姫路工場とトヨタの工場・所有地に合計約 4000億円、米国ではToyota Battery Manufacturing, North Carolina（Toyota Motor North America, Inc. 90％、豊田通商10％出資）に約3250億円（約25 億ドル）を新たに投資し、車載用電池生産を増強す る。 ■トクヤマ、茨城県神栖市の鹿島工場に歯科充填用コ ンポジットレジン生産の新棟建設 　NOKは、自動車電動化への対応を強化するため、 NOK鳥取事業場内（鳥取県西伯郡南部町原1000）で 設備投資を行う。2021年度から2023年度の3年で、電 気自動車向け防振・防音製品を製造する設備を増設す 　医薬品開発業務の受託研究を行う新日本科学は、鹿 る。投資額は約5億円。 児島県鹿児島市宮之浦町2438に本社ビルと研究棟な ■DAIZ、日清製粉グループ本社と事業提携。熊本県 　医療機器メーカーのナカニシは、2021年11月から どを建設する。 上益城郡益城町に新工場建設 建設を進めてきた加工部品の新工場「A1＋」（栃木 　新築する鹿児島本社、新社屋研究棟の建物は、RC 　発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・ 県鹿沼市深程990）が竣工した。延床面積は約5500平 造地上8階建て延床面積1万3018平方㍍。総工費は付 製造するDAIZは、日清製粉グループ本社と資本業務 方㍍。投資金額は18億円。 帯設備工事を含めて約54億円を予定しており、年内 提携し、熊本県上益城郡益城町の現工場の近隣に新工 ■サトウ食品、新潟県北蒲原郡聖籠町のパックごはん に着工し、2024年6月の完成を目指す。 場を建設する。 専用工場に45億円の新生産ライン ■東芝エレベータ、山梨県上野原市の製造拠点内に昇 　新工場は、4万平方㍍の敷地（熊本県上益城郡益城 降機の信頼性評価センターを新設 　トクヤマと子会社のトクヤマデンタルは、鹿島工場 町の現工場の近隣）に建設を予定し、最大で年間2万 　東芝エレベータは、山梨県上野原市の製造拠点内 内（茨城県神栖市砂山26）に新棟を建設し、歯科充 ㌧のキャパシティとなる。日清製粉グループの日清エ に、信頼性試験の実施と評価を行う「信頼性評価セン 填用コンポジットレジン・CAD/CAMハイブリッド ンジニアリングの食品工場のノウハウを活かしたもの ター」を新設した。同施設は20年度の下期に着工 レジンブロック等の製造能力を強化する。地上2階建 となる見通し。 し、設備を順次稼働させながら23年度の完成を予定 てで延床面積は約6000平方㍍。2023年4月着工し、 ■ニッパツ、長野県駒ヶ根市の駒ケ根工場・神奈川県 している。 2024年10月生産開始を予定している。 愛甲郡愛川町の厚木工場に設備投資 　建築面積693平方㍍、建物高さ約20㍍の実機試験棟 ■武州製薬、福島県会津若松市の三和化学研究所の医 　ニッパツ（日本発条）は、自動車電動化のキーパー を増設し、高揚程エスカレーターとエレベーターの安 薬品製造工場を事業承継 ツ製品の増産に向け、駒ケ根工場（長野県駒ヶ根市赤 全装置の評価を実施する。また既存建屋内にも新たな 　武州製薬は、福島県会津若松市の三和化学研究所の 穂1170-1）、厚木工場（神奈川県愛甲郡愛川町中津 エレベーターとエスカレーターの試験塔や、ソフトウ FUKUSHIMA工園の事業譲渡を完了し、工場名を 4056）で約20億円をかけて設備投資を行う。 エアシミュレーター試験室等の設備を導入。また他拠 「武州製薬　会津工場」に変更して稼働を開始する。 駒ケ根工場では、動力であるモータへの電力供給や制 点の評価技術者を同施設に集結させ、環境配慮型製品 同工場は、錠剤を約10億錠、ゼリー剤を約3400万カ 御を行うパワー半導体に自動車電動化のキーパーツ製 やDX推進による商品の開発品質向上を進める。 ップの生産能力を持ち、錠剤（素錠、フィルムコーテ 品使用される金属基板を製造している。さらなる小型 ィング錠、有核錠）、ゼリー剤、顆粒剤を製造する。 化と高機能に対応する金属基板の生産に対応するた 　サトウ食品は、パックごはん専用工場の聖籠ファク ■ステラケミファ、大阪府堺市の三宝工場の半導体用 め、生産力を増強する。竣工は2023年9月の予定。 トリー（新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目626番23） 高純度薬液の中小型充填設備を刷新 　厚木工場では、パワー半導体の冷却効率を高めるた に新生産ラインを増設し、現在の1ラインから2ライ 　ステラケミファは、大阪府堺市の三宝工場（大阪府 めに制御素子ユニットと冷却機構との密着度を高める ンとする。これにより同社の米飯ライン数は9ライン 堺市堺区海山町7丁227番地）で半導体用高純度薬液 目的で使われる「押えばね」を製造している。同製品 から10ライン体制となり、パックごはん「サトウの の中小型容器の充填設備を刷新する。 は2024年度には22年度比で約5倍の伸びが見込まれる ごはん」の生産能力は、現在の日産約103万食から 　設備刷新によって充填能力は大きく向上し、現在の ことから、今回の増産により需要拡大に対応する。竣 123万食へ大幅に伸長する。2023年3月着工予定、 24時間稼働の充填能力に対し、12時間稼働でも約2倍 工は2023年6月の予定。 2024年2月生産開始予定。投資額は約45億円。 を実現。効率化により人員配置や勤務体制の見直しで ■カネカ、大阪府摂津市の大阪工場で液晶TV向けア ■富士フイルム九州、熊本県菊池郡菊陽町に最先端半 工程費の削減や人的資源の有効活用が可能になる。ま クリルフィルム用樹脂の生産能力増強 導体材料に対応した生産設備を新設 た津波や水害を想定して電気設備を上層階に配置し、 　カネカは、大阪工場（大阪府摂津市鳥飼西5-1-1） 　富士フイルムは、電子材料事業をさらに拡大するた 建物周囲に止水板を設置することで災害対策を強化し で液晶TV向けアクリルフィルム用樹脂の生産能力増 め、約20億円を投じて最先端半導体材料に対応した ている。 強する。プロセスの自動化などを進め、生産能力を約 生産設備を熊本県菊池郡菊陽町津久礼2900（富士フ 　投資額は約54億円。2023年1月の着工、2024年3月 40%増強。2023年秋の稼働を予定している。投資額 イルム九州の工場内）に新設する。 の竣工を予定している。 は約15億円。 　今回、電子材料事業の中核会社である富士フイルム ■東海理化、秋田県横手市に自動車部品の新工場 ■日本精工、富山県高岡市の高岡工場の新棟が竣工　 エレクトロニクスマテリアルズが、熊本県に立地する 　東海理化は、秋田県横手市に新会社を設立し、新工 軸受用加工品を製造 当社生産子会社の富士フイルム九州に、半導体製造プ 場を建設する。 　日本精工（NSK）のグループ会社で、風力発電、 ロセスの基幹材料であるCMPスラリーを生産する最 東北地方には顧客であるトヨタ自動車グループが生産 新鋭設備を導入。2024年1月の稼働を予定で、同社と 拠点を設けており、今回は同社として東北地方初の生 しては国内初のCMPスラリー生産設備となる。 産拠点となり、アウターミラーや電気信号式のシフト ■キョーリン製薬グループ工場、富山県高岡市の高岡 レバーなどを生産する。 新工場が着工 　土地面積は約2万400平方㍍、延床面積、約6800平 　キョーリン製薬ホールディングスの子会社のキョー 方㍍、生産開始は2025年1月の予定。投資額は約32億 リン製薬グループは、富山県高岡市ＩＣパーク８番に 円。 所有する土地に、新工場となる高岡工場の建設を開始 ■小野建、佐賀県佐賀市の佐賀大和IC工業団地に進出 ■JCU、熊本県上益城郡益城町に半導体関連薬品の研 した。 協定 究開発・新工場に向けた用地取得 　新工場は、GMP（医薬品等の製造管理および品質 　鉄の加工・販売を行う小野建は、佐賀県佐賀市大和 　JCUは、半導体関連産業が集積している熊本県上益 管理の基準）のレベルアップを実現できる施設とし、 町の高速道路のインターチェンジ付近に整備した工業 城郡益城町に、半導体関連薬品の研究開発と、それら 各種作業の省力化や製造効率の向上を図り、安定供給 団地に工場を建設する予定。敷地面積は約1万9000平 を含めた製造拠点を設立するための工場用地を取得す と低コスト生産を目指す。環境面でも、既存の生産拠 方㍍で、2023年6月ごろに着工し、2024年2月頃の操 る。 点よりもCO2排出量を大幅に削減することに加え、液 業開始を目指す。 　熊本県に製造拠点を新設することにより、顧客要請 化天然ガス（LNG）などクリーンなエネルギーや、

（5）　　　２０２２年（令和４年）１０月５日 し時ス　 て、ト利 多そを益 くの下を 儲かるメーカー の具げ上 101  工体るげ 改善の急所 場的必る 項 でな要た 、方がめ 日本カイゼンプロジェクト 作法出に 会長　　柿内幸夫 業とたコ 工場新設・増設情報 10月第1週 だ　が向ト作しち改能 け作潜にダ業てょ善率 に業ん行ウ能しっがの 着能でっン率まと行向 急所74 【海外】 定。 る。敷地面積は約1万5000平方㍍。 目率いてに向い極わ上 しをましは上ま端れに コ本 ■ユニチカ、インドネシアでナイロンフィルムの新 　ラミネート接着剤は、主に軟包装材の複層フィル ■ブリヂストン、ブラジルのバイーア工場の乗用車 て上すま間にすなて力 しげ。う違よが言いを ス物 生産設備が稼働 ムの貼り合わせに用いられ、アジア地域の人口増加 用タイヤ生産能力を増強 まる 危っる、いま入 トの 　ユニチカは、インドネシアのナイロンフィルム製 にともなってレトルト食品用途やPTP包装シート 　ブリヂストンは、ブラジルのグループ会社のブリ いこ 険たコこ方すれ 、と 性方スのを。る ダ 造・販売子会社であるエンブレムアジア（インドネ 等の医薬品用途などで市場が拡大している。同工場 ヂストン　ド　ブラジル　インドゥストリア　イ　 考減がトりレてた在能 ウ シア共和国西ジャワ州ブカシ県MM2100工業団地 は、アジアのラミネート接着剤製品のマザー工場と コメルシオ・リミターダの乗用車用タイヤと小型ト えら、生替スき改庫率 ン 内）でナイロンフィルムの新たな生産設備を稼働開 して高機能製品を中心にアジア全域に製品を供給し ラック用タイヤを生産するバイーア工場（ブラジル てせ段産え工ま善がは 、ば取をを程し活増上 始した。増設後の生産能力は、年産1万6500㌧から ていく。 ・バイーア州）の生産能力を増強する。 一能り 実でた動えが 回率替し行こ。をるっ 年産2万6500トンとなる。 ■東海カーボン、タイのシラチャにカーボンブラッ のがえていしま例多結た ■UBE、タイ・ラヨーンでポリカーボネート次オー クの新工場建設 生上の てめえく果も 産が回た小にば見にの ルの製造設備を増設 　東海カーボンは、連結子会社で自動車用タイヤ等 ロる数もロ段、かなの ッとをのッ取プけっ、 　UBEは、タイ現地法人のUBE　Fine　Chemi ゴム製品の補強材として使用されるカーボンブラッ 例在コ cals（Asia）（ウベファインケミカルズアジア）の クを製造しているタイ・Thai　Tokai　Carbon　 す例ト 。をサ 外庫ス ポリウレタン原料のポリカーボネートジオールのⅢ Productがタイ・シラチャに新工場を建設し工場を 計見イ 算 ズ な削ト 期製造設備（タイ・ラヨーン）の増強を行う。生産 移転する。 上たこを く減は 能力は現在の年産8,000㌧から年産12,000㌧規模と 　新工場の生産能力は、現工場と同じ年産18万トン 、 大 能とき 下を生、 なり、稼働は2023年8月を予定している。 からスタートし、最新設備を導入することで、環境 率がく が同 あ 負荷を軽減しつつ、生産性の向上と品質の改善を目 は し 産 上りた る時 。に性 指す。建設予定額は99億バーツ（約346億円）敷地 がま事 行向 面積は20万2458平方㍍。着工は2023年7月、竣工は 　投資額は約2.7億ブラジルレアル（約73億円）で、 ピ増り 上 年 月。 昨年 月に発表した生産能力増強の投資額と合算し 士務術本く（【 ーえま え 2025 4 7 マ経り株 ドまし ばと ■東洋紡、インドネシアで包装用ポリエステルフィ て総投資額は約9.7億ブラジルレアル（約（所 262億円） 略 経所イ団の） アした 歴 ッたが 、 ルムの生産能力増強 となる。2024年第1四半期までに増強を開始し、 営長ス連改柿 工　タの善内】 プ。在 　東洋紡は、インドネシアの大手フィルムメーカー 2024年末までにバイーア工場の生産能力は現在の年 学改ー研を幸柿 にあ庫 内 よるが PT.TRIAS　SENTOSA,Tbk.との合弁会社である 間約350万本から約）善（修通夫 500万本となる予定。2024年末ま 、コ平講じ技幸 るい大 作は幅 PT.TRIAS　TOYOBO　ASTRIA（TTA、Desa でに稼働開始の計画。 多ン成師て術夫 摩サ29も、士　 業スに 　Keboharan　KM26Krian,Sidoarjo61262,Indone 　今回の設備投資により同地域での雇用が260人以 大ル年務世事１ 学タ度め界務９ てでいれしド生ま能 sia　TRIAS敷地内）に、包装用ポリエステルフィ 上増加し、グリーン＆スマート工場化も進めてい ビン）る中所 もす込ばまの産う率 ５ 在。んコい向性現向 ルムの製造設備を新たに増設する。投資額は約100 く。グリーン化ではCO2排出抑制技術を導入し、ス ジト、。で　１ ネ、柿経実所 庫しでス、上向場上 億円。2024年春の着工、2025年秋の稼働開始を目指 マートかでは自動化技術にデジタル技術を加えて ス工内済践長年 がかいトスと上もに 東 増しるがピ単を見突 す。 AI制御によって暗黙知を形式知かするなどで属人 ス学幸産しと ク博夫業てし京 えい人下ー純生てっ れくもがド解産い走 ■住友化学、米国テキサス州に半導体用プロセスケ 的なものづくりからの脱却を図る。 ー士技省いて生 ル　術先るモま ばら多るが釈スまっ ミカルの新工場を建設 ■ローツェ、ベトナム・ハイフォン市の半導体製造 客技士進。ノれ 運速いと上しピすて 　住友化学は、100%子会社である韓国の東友ファ 装置用ロボット新工場が完成 員術事技日づ。 搬くの思がてー。し くだ　コ持あ早キや インケムを通じて米国テキサス州に新会社を設立 　ローツェは、グループ会社のRORZE　ROBO 実「「フ岡Ｂ教 、け生スちとくャ管 し、半導体用プロセスケミカルの工場を建設する。 TECH　CO.,LTD.がベトナムハイフォン市野村工 現ち儲ォ大Ｓ授 運を産ト無の作ッ理 すょかー学）、 搬見性は沙作業シの 　同社は、アリゾナ州にある子会社の住友化学アド 業団地内に建設を進めていた新工場「RORZE　 るこるド客特慶 やて向下汰業がュコ 42っメ発員別應 管の上がにが終がス バンストテクノロジーズで化合物半導体事業を展開 ROBOTECH　A10」が完成した。同社として8棟 のとー　教招義 理判とりななわ減ト しており、今回の新工場建設で、米国半導体産業の 目の工場となる。敷地面積は約1万平方㍍、延床面 ヒ改カ企授聘塾 ま断はまるけっりが ン善ー業。教大 でで作せだれてま増 集積地であるテキサス・アリゾナ両州に拠点を築 積は約3万平方㍍の地上5階建。2022年9月稼働開始 トが　に著授学 、は業んけばもすえ 」企改 き、米国での半導体ビジネスの展開を一層加速させ 予定。 な業善イ 書（大 そな面。で手、。、 ノ「２学 ていく考え。新工場の稼働開始は2024年度を予定し どをのベカ０院 すいたモくな向でし 。変急ーイ１ビ 。流だノりっ上考て ている。 え所シゼ１ジ れけをでてでえキ ■パナソニック、チェコ工場でヒートポンプ式温水 　今回の設備投資によりグループ全体のポリエステ る〈 ン〜ネ 」造最いしなたャ ：１ョ４２ス をれ小いまいトッ 暖房機に200億円投資 ルフィルムの生産能力が向上し、環境配慮型フィル 大０ン・０ス 追るののいとーシ き１を０１ク 求「工でま意タュ 　パナソニックは、欧州で需要が拡大しているA2W ム製品のグローバルな需要に対応する供給体制の強 な項起―６ー す止程、す味ルの こ （Air　to　Water：ヒートポンプ式温水暖房機）の 化を図る。 変〉 ス）ル るまで売。がのこ 革」すタ、（ のら売れゆな効と 生産体制強化に向け、チェコ工場（U　Panaso ■テルモ、カルタゴ州コスタリカで心臓外科手術製 を、、」ン静Ｋ でなれるっく率ま niku1,320　84Plzen,CZECH　REPUBLIC）に対 品の新工場 マ目　一 な立　 して2025年度までに約200億円を投資する。今回の 　テルモは、心臓外科手術関連製品を手掛ける子会 ッ指改般 「でコ チし善社 生きス 投資によって現在の室内機生産に加えて、来年度に 社のTerumo　Card i ova scu l a r　Sys tems ン、の団 産なト グ２実法 性いダ は室外機の生産も開始し、2025年度には年産50万台 Corporation（テルモカーディオバスキュラーシス か０行人 向とウ 規模の体制にまで引き上げる。 テムズ、米国ミシガン州）が、カルタゴ州のコスタ ら１を日 上思ン 問９通本 とわと ■東洋インキグループ、マレーシアでラミネート接 リカに新工場を開業した。総投資額は4200万米国㌦ 題年じカ 在れは ・６てイ 庫が、 着剤の生産設備を増強 （約60億円）で、心臓血管カンパニーカーディオバ ■いカシど企報供課月日ゼ 削ち両 　東洋インキSCホールディングスは、グループ会 スキュラー事業の中核製品の生産拠点として位置付 詳るイョ勉業提、題に本ン 細。ゼッ強間供新へ設をプ に減 社のトーヨーケムスペシャリティケミカル（マレー けている。8月3日に初期稼働を開始する。完成した 　同社はモータ制御機器、半導体製造装置用ロボッ ・ ンプ会の、たの立さロ 真を 入 指、、ワそなソ。らジ の同 シア）のラミネート接着剤の生産設備を増強し生産 製品は主に米州に供給し、2023年初旬から順次、欧 トの製造、ロボット用機械部品等を製造している。 会 導工セイれ技リ企にェ 解時 能力を2倍に拡大する。23年第3四半期に稼働開始予 州や中東、アフリカ、豪州への輸出を予定してい ・ は 会場ミワら術ュ業良ク がに こ な見ナイのやー間くト あ行 ち ど学ーガ基素シビす るう ら を会・ヤ礎材ョジる の」 行、ワガとへンネこ でと っ公ーヤなののスと すこ ・ て開クなる情提のを 。ろ h t t p s : / / w w w kaizenproject jp/

２０２２年（令和４年）１０月５日　　　（6） ア 製造業DX・産業IoTに向けネットワーク機器の提案強化 ド バ 　製造業DXやデータ活用の実現に向け、いま設備投資が盛んに行われているのが、ITとOTとそれらをつなぐ「ネッ マネージドスイッチシステム構成図 ン トワークの整備」。ネットワークは情報の通り道、大動脈であり、高信頼性が求められる。アドバンテックは、産業 テ 用PCの世界トップシェアの一方で、産業ネットワーク機器でも世界上位に入り、DXやIoTの進展にともなってシナ システム図 ッ ジー効果で両事業を拡大させている。日本国内でも需要拡大にともない販売代理店やSIerといったパートナー連携を PoE 銅線 光ファイバー 強化し、さらなる普及に努めている。 シリアル ク スイッチ、ゲートウェイなど豊富な製品ラインアップ いても、フィールドバスゲートウェイ「EKI-1000シリーズ」と「ADAM 産業用PC世界トップシェア＆産業ネットワーク機器でも世界上位 ファミリー」をラインアップして容易にイーサネット化することが可能に なっている。Modbus RTU/TCP、Ethernet/IP、PROFINET、 　同社は、産業用PCのグローバルシェアで39.5％を占める産業用PCのト EtherCAT、BACNET、OPC UA対応フィールドバスゲートウェイに加 ップメーカー。毎年2000機種を超える新製品を市場に展開し、その産業用 え、RS-232/422/485対応のシリアルデバイスサーバーがあり、プロトコ PCは工場の生産設備のIoT端末やコントローラ、HMI、画像検査や計測 ルを気にせずに複数のネットワーク接続を可能にしている。 機器に採用され、またビルやインフラ、鉄道などあらゆる産業で使われて 　このうち「ADAMファミリー」は、プラントを中心に採用されている いる。 シリアルデバイスサーバー（リモートI/Oモジュール）で、1993年から発 　産業用PCの競争力が圧倒的に強いため、同社は産業用PCメーカーとし 売を開始して来年で30周年を迎えるヒット商品だ。Modbus/RTU、 て見られがちだが、実際のアプリケーションで産業用PCがスタンドアロ Modbus/TCP、EtherNET/IP、PROFINETのフィールドバス・産業 ーンで使われるケースはほとんどなく、必ずネットワークにつなげて使わ Ethernetのプロトコルに対応し、MQTT、SNMP、RESTful API、 れる。そのため同社はスイッチをはじめ産業ネットワーク機器の製品ライ Modbus/TCP、Azure、AWS、OPC UAをサポートし、SCADAやIoTア ンアップを200製品以上と豊富に展開しており、産業用PCと一緒に組み合 プリ、クラウドなどにも簡単につなげることができ、産業IoT市場の拡大 わせて採用されるケースが多く、産業ネットワーク機器のシェアでは世界 にともなって出荷台数も増加している。 　近年増えている駐車場の稼働監視システムでは、産業用PoEスイッチを でも上位の有力メーカーでもある。 使ったシンプルなシステムを構築。現場には産業用PoEスイッチを設置 　製造業や産業でDXやデジタル化、IoTの需要が高まり、工場やフィー 産業利用に適した堅牢・高耐久・防水防塵性 し、そこからネットワークカメラ数台を接続して広範囲をカバー。PoEな ルドでの産業ネットワーク構築に注目が集まるなか、同社のIIoT事業部 ので電力供給と通信が1本のケーブルで済み、システム構築と運用の手間 のなかで産業ネットワーク機器などを主に取り扱うDCG（デバイスアン 　いずれの製品も、もともと産業IoTメーカーとして製造現場やインフラ を省けるシステムとなっている。 ドコネクティンググループ）ではマネージドスイッチ、アンマネージドス などの過酷環境でも信頼して使い続けられる産業スペックにのっとったつ イッチをはじめとする有線ネットワーク機器、Ethernet機器の提案に力 くりになっており、工場やインフラなどの止まることが許されない用途で PoEシステム構成図 を入れている。 安定した通信を実現しつつ、使いやすいものとなっている。堅牢な金属ケ ースで内部を保護し、周囲環境の変化にも強く、使用温度範囲はマイ ナス40℃か ポート数など幅広いラインアップから選べる産業用ネットワーク機器 ら75℃まで対応。防塵防水性能はIP30とIP67対応の水やチリほこりにも システム図 強く、ノイズからも保護し、通信の安定性を担保している。 PoE 銅線 光ファイバー シリアル 福岡県直方市に工場兼サポート拠点。手厚い技術サポート 　またサポート体制に関しても、製品自体に5年間の長期保証を付けてい ることに加え、国内では福岡県直方市に自社工場とサポートセンターとな る「アドバンテック直方事業所」を構えている。同事業所はもともとオム ロン直方として産業用電子機器の受託設計・製造事業を行っていたものを 2019年に事業承継し、現在はEMS事業に加え、国内のサービス・サポー ト拠点として製品の修理や組立検査、出荷工程といったサービス部門を担 い、日本メーカーと同等のサービスを受けることが可能となっている。 電力や鉄道、工場など豊富な導入実績 　同社の通信ネットワーク機器は幅広い産業で採用されて実績も豊富にあ 　具体的には、スイッチとしてイーサネットスイッチと産業用PoEスイッ るが、より高い信頼性や耐久性が求められる鉄道のEN50155、電力およ チ、ゲートウェイとしてフィールドバスゲートウェイとシリアルデバイス び発電設備のIEC61850-3の国際規格にも適合し、鉄道や電力施設などで 産業IoT普及に向けて顧客提案、販売パートナーを強化 サーバをラインアップ。いずれも通信速度は10Mbpsから10Gbpsをカバー も多く使われている。 し、幅広いポート数の製品群を揃え、そのなかから用途に応じて選ぶこと 　例えば、鉄道では安全運行や車内保安のためにカメラや通信設備の搭載 　製造業DXやIoTの進展にともないネットワークへの設備投資が増える ができるのが特長だ。また制御盤や接続箱などの小型化・省スペース化に が増えており、車両メーカーからはEN50155対応し、かつ振動、防塵、 なか、DCGでは、①EthernetやRS-485/422/232、USBなど有線接続機器 優位な縦型の小型サイズも用意し、DINレールで簡単に取り付けできるよ 防水に対応した強固な製品が求められる。同社はEN50155対応製品をシ と、②セルラーやWi-Fi、LoRa、LPWANなど無線ワイヤレス接続機器、 うDINレールマウント対応も揃えている。 リーズ化しており、多くの鉄道車両で採用されている。車両内の通信はイ ③PCに対してPCI/PCIEボード搭載やUSBで接続する機器の3本柱で展開 　イーサネットスイッチ「EKI-2000/5000～9000シリーズ」はL3マネージ ーサネットで構成されており、イーサネットスイッチを中心にカメラ、各 し、顧客への提案・導入強化とともに、販売パートナーやシステムインテ ドスイッチと、L2マネージドスイッチ、アンマネージドスイッチをライ 種センサ、制御機器などを接続している。さらに、衛星やインターネッ グレーターの拡大を進める。 ンアップしている。最小6ポートから最大28ポートを揃え、いずれもラッ ト、クラウドと制御に使用するエッジの機器を組み合わせ、連携したシス 　同社は「当社のイーサネット製品は、産業向けの幅広いラインアップを クマウント型とDINレールマウント型の両方を用意し、システム変更や拡 テムを実現している。 持ち、産業用PCと一緒に使われ、世界中で多くの実績がある。イーサネ 張などスケーラブルな展開で使いやすい製品群となっている。 　また、工場や物流倉庫では、現場にある多くの装置と集中管理センター ット製品を検討する際や、古い既存設備をイーサネット化する際には有効 　1本のEthernet通信線で通信と電力供給ができる産業用PoEスイッチ をイーサネットで接続し、リモートモニタリングを実現している。集中管 となる。また日本市場での販売強化に向けて販売パートナーも募集してい は、マネージメントスイッチとアンマネージメントスイッチの両方を開発 理センターには10GbpsのラックマウントのL3マネージメントスイッチを る。当社は産業用PCから産業用ネットワーク機器、IoTプラットフォー し、最小8ポートから最大20ポートのなかで、必要なチャンネル数と光フ 使用し、装置間の接続には、通信障害の際でも自動的に10ms以内でバッ ムまで産業IoTに必要な要素を揃えており、ぜひ活用してほしい。新製品 ァイバポートを組み合わせた製品を提供している。 クアップ経路に切り替えて復旧できるX-Ringを搭載したL3マネージメン として、CC-LinkIE TSN Class A,Bに対応したEKI-8510を10月にリリー 　また、既存設備に多く使われているフィールドバスやシリアル通信につ トスイッチを使い、安心安全なネットワークを構築している。 ス予定しており、ビジネスの幅を広げる計画だ」としている。