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産業用ロボットナビ Vol2 ダイジェスト版

ホワイトペーパー

ロボット普及、本格化へ向け手元に置いておきたい一冊

今ならダイジェスト版を無料でお読みいただけます。

■ダイジェスト版 掲載内容
・世界に広がる産業用ロボット需要の波
・2017年、日本ロボット産業、7500億円市場へ 
・ロボット SI の重要性と広がるビジネスチャンス
・協働ロボットレンタルサービス続々登場
・中国・上海 中国国際工業博覧会ロボット展レポート


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【協賛企業】THK株式会社/KUKAロボティクスジャパン株式会社/株式会社ジャパンユニックス/B&R Industrial Automation株式会社/アンフェノールジャパン株式会社/川崎重工業株式会社/株式会社デンソーウェーブ/ヤマハ発動機株式会社/ABB株式会社/オムロン株式会社/オリエンタルモーター株式会社

このカタログについて

ドキュメント名 産業用ロボットナビ Vol2 ダイジェスト版
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 7.4Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 オートメーション新聞社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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別冊 Vol.2 Industrial Robots , Collaborative Robots , Industry4.0 , Smart Factory ー世界的に高まる自動化ニーズー ロボット普及、本格化へ ロボット各社2017年戦略 安川電機、ABB、KUKA セイコーエプソン、ヤマハ発動機 デンソーウェーブ ロボット SI の重要性とビジネスチャンス 協働ロボットレンタルサービス続々登場 間違いだらけのロボット導入 「つまむ・にぎる・つかむ」を1台で THKロボットハンド 中国・上海 中国国際工業博覧会ロボット展レポート 株式会社アペルザ オートメーション新聞社
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INDEX 産業用ロボットナビ Vol.2 I N D E X 世界に広がる産業用ロボット需要の波 …………………………………………………………………………………………… 1 2017年、日本ロボット産業、7500億円市場へ …………………………………………………………………………………… 2 経産省、ロボットSI事業に最大5000万円の補助金交付へ …………………………………………………………………… 3 ロボット SI の重要性と広がるビジネスチャンス ………………………………………………………………………………… 4 協働ロボットレンタルサービス続々登場 ………………………………………………………………………………………… 5 レンタルを通じて新規のロボットユーザーを開拓   戸川英明 オリックス・レンテック株式会社 事業開発本部 副担当 兼 新規事業開発部長 ……………………… 6 産業用ロボットメーカー トップが語る 2017年戦略   小川昌寛 株式会社安川電機 執行役員 ロボット事業部長   中島秀一郎 ABB 株式会社 ロボティクス&モーション 事業本部 ロボティクス事業部長 ………………………… 7   星野泰宏 KUKAロボティクスジャパン株式会社 代表取締役社長   福島米春 セイコーエプソン株式会社 取締役 常務執行役員         ロボティクスソリューションズ事業部長 第一技術開発本部長 ……………………………………………… 8   太田裕之 ヤマハ発動機株式会社 IM 事業部長   中川弘靖 株式会社デンソーウェーブ 代表取締役社長 …………………………………………………………………… 9 間違いだらけのロボット導入 ~構想設計の重要性~   天野眞也 ロボコム株式会社 代表取締役 …………………………………………………………………………… 10 「つまむ・にぎる・つかむ」を1台で実現   小澤浩司 THK株式会社 産業機器統括本部 技術本部 事業開発統括部 …………………………………… 11〜 12        永塚ビジネスユニット 課長 産業用ロボットをデータプラットフォームに   吹野豪 リンクウィズ株式会社 代表取締役 ………………………………………………………………………… 13〜 14 IoTやインダストリー4.0対応した次世代卓上型 はんだ付けロボット   株式会社ジャパンユニックス ………………………………………………………………………………………………… 15 SIパートナー15社とチーム結成 システム提案で販売力を強化   ラース・アンダーソン 有限会社グリーネプランニング 代表 ………………………………………………………… 16 ヤマハ発動機IM事業部、製造・販売・技術一体化した新拠点 …………………………………………………………………… 17 ロボットSIの役割と、現場導入までの流れ   山下夏樹 富士ロボット株式会社 代表取締役社長 ……………………………………………………………………… 18 中国・上海 中国国際工業博覧会ロボット展レポート …………………………………………………………………… 19〜 20 表紙画像 Anna Vaczi /Shutterstock 産業用ロボットナビ Vol.2  発行所:株式会社アペルザ オートメーション新聞社 発行日:2017年3月31日 価 格:1000円+税 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町23番地 日土地山下町ビル13F 電 話:045-228 -8873 FAX:045-345 -4790       メール:info@automation-news.jp オートメーション新聞WEB版 http://www.automation-news.jp/
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産業用ロボットナビ Vol.2 潮 流 世界に広がる産業用ロボット需要の波 2019年には、15年の1.5倍の年間出荷台数40万台へ  IFR(国際ロボット連盟)によると、2016年から 2019年の 4年間で、世界で新たに販売されて工場で稼働する 産業用ロボットの数は約140万台となり、2019年段階で稼働している台数は260万台と予測している。  2016年から2019年は平均で年率13%の成長を続け、2016年の年間出荷台数29万台から、2017年に32万台、 18年に36万3000台と増加し、19年には41万4000台となる見込み。ロボットへの関心の高さは日本だけでなく、 世界に広がっている。 ■世界市場ではアジアが牽引役。成長著しい中国 ンドも 26%増加している。  アジアにおける産業用ロボットの導入台数は、2010 年か  また、すでにヨーロッパでは自動化が進んでおり、ロボッ ら 2015 年の5年間で 70%増の 88 万7400台に達し、 ト密度は非常に高い。世界のロボット密度平均の 69 台を上 15 年単体の年間売上高も前年比 19%増の 16 万 600 台と 回っている22カ国のうち、14 カ国が EU 内に位置している。 なった。 最も進んでいるのがドイツで、日本に次ぐ世界 4 位の 301  国別では、全売上高の 43%を中国が占め、24%が韓国、 台となっている。 日本は3番目となる 22%。世界的にも中国が成長をけん引  トランプ大統領の誕生で注目が集まるアメリカ。世界では し、19 年までには世界供給の 40%が中国になると見込まれ 4番目に大きな市場を持つ。アメリカとカナダ、メキシコの ている。 北中米地域でもロボット需要は旺盛で、17%増の 3 万 6000 台が新規に導入された。 ■需要拡大に備えるロボットメーカー各社  小型軽量の協働ロボットにも注目  2017 年から 19 年にかけて 13%の継続的な成長が予測さ れており、ロボットメーカー各社は生産能力の向上に努めて いる。  ファナックは、2016 年6月に茨城県筑西市に 55 億円超 で新たに土地を取得。生産能力倍増のための新工場の建設と 見られている。また9月にはアメリカ・デトロイトに新工場 2005 年〜 2019 年出荷台数推移 を稼働させている。安川電機も、中国のロボット需要拡大を 受け、埼玉県に 30 億円をかけてサーボモータの新工場を建  産業別では、アジアの成長は電気・電子業界が引っ張り、 設。また中国・瀋陽にある生産子会社にも新工場を建て、生 15年の導入台数は同41%増の5万6200台に拡大。同4% 産能力の拡充を図る。さらに、ヨーロッパの需要に対してス 増の5万4500台の自動車業界向けを上回った。 ロベニアのリブニツァ市に生産子会社を設けている。  工場内のロボット密度に関してトップは韓国。1万人あた  また技術については、これまでロボットが使われて来なかっ り 531 台が稼働している。2位はシンガポールで 398 台。 た分野に対し、人と機械が協調し、設置やティーチング、操 日本は 305 台で世界3位と世界のロボット密度平均の 69 台 作などが簡素化され、可搬重量も本体も小型で軽い協働ロ を大きく上回っている。一方、中国は 36 台と低迷しており、 ボットが中心になると見込まれている。さらに、双腕ロボッ これに対し中国政府は5年間で 150 台まで増やし、世界トッ ト、移動可能なロボットなどラインナップが増え、さらに導 プ 10 入りすることを目標に掲げている。これを実現するた 入のハードルとなる価格に関しても低価格化したモジュラー めには中国全土に 60 万台〜 60 万台が必要と言われ、中国 ロボットなどにも関心が寄せられている。 のロボット需要は引き続き旺盛なまま。 ■ヨーロッパでは自動化の勢いが顕著な東ヨーロッパ  アメリカも堅調  ヨーロッパで需要が拡大しているのが東ヨーロッパ諸国。 2015 年の売上増加率は 25%と大きく伸び、2016 年も 29%を維持すると見込まれている。成長率も平均で 14%と 安定している。その牽引役となっているのがチェコとポーラ ンド。チェコは新規ロボットの設置台数が 40%伸び、ポーラ — 1 —
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産業用ロボットナビ Vol.2 寄 稿 ロボット SI の重要性と広がるビジネスチャンス ト SIer)と呼ばれる企業が、ロボットの活用法を考え、シス テムを構築して納入するという最も大切な役割を担っていま す。したがって、今後のロボット活用の裾野を広げていくには、 ロボット SIer の存在がますます重要になってくるのです。 小林寛 経済産業省 国内産業の担い手としての可能性を秘めるロボット SIer 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室 技術一係長  ロボットシステムを構築する「システムインテグレーショ ン」(ロボット SI)は、「モノ」単体を製造する行為ではなく、 人手が足りない状況が続き、 さまざまな機械設備を組み合わせ、最適な自動化システムを 労働力の確保に頭を抱える日本 提供する「ソリューションビジネス」です。ユーザーの現場 に相対して課題を分析し、ロボットシステムを構築した後も  日本では今後、働き手がますます高齢化していく一方で、彼 調整やメンテナンスが必要になります。これは、現場との幾 らが引退しても同じだけの若者が存在しなくなり、労働力の確 度もの「擦り合わせ」が重要な要素であり、現場に行かない 保がより一層難しくなると予想されています。 とできない作業です。ここに、ロボット SI ビジネスの可能性  現に企業の人手不足は深刻な状況にあり、中小企業の「従 が存在しています。 業員過不足DI」(今期の従業員数の水準について「過剰」と  グローバル化に伴い、我が国の市場構造もかつてと比べて 答えた企業の割合(%)から「不足」と答えた企業の割合(%) 大きく変容してきています。特に新興国における安い人件費 を引いた数値)は、2011 年には全産業平均がマイナス、すな を武器にした価格競争力は、日本のものづくりにおいても一 わち不足に転じ、2016 年には -10 ポイントより低い値で推移 つの脅威になっています。しかし、我が国におけるロボット するなど、一貫して人手不足感を強めている状況にあります。 SI ビジネスという点においては、必ずしもこのような一般論 つまり、人を雇おうと思っても採用することは容易ではなく、 が当てはまりません。なぜなら、ロボット SI はモノを輸出す その状況はこの先更に深刻になっていくと言えるでしょう。 るというものではなく、現場ごとに調整が必要なソリューショ 人の働き方の将来とロボット活用の可能性 ンビジネスだからです。  人件費の安い国から技術者を現場に一度派遣すれば良いと  特に人手不足を訴える現場の中には、延々と続く単純作業や、 いう類のものではなく、前述のとおり幾度もの擦り合わせが 肉体的にも精神的にも過酷な労働環境を伴うものも少なくあり 必要になってきます。海外からの移動や滞在にかかるコスト ません。こういった現場は企業の運営上は必要な場合が多いで は人件費の優位性を帳消しにするばかりか、それ以上に費用 すが、人にとっては過酷なため長続きせず辞めてしまう、しか 負担を発生させます。だから海外企業の参入障壁がとても高 し新しく人を雇うこともできず、そのため企業運営に支障をき く、国内企業に大きな競争優位が存在する、将来性のあるビ たし…というスパイラルに陥ってしまうことが、我が国にとっ ジネス形態であり、その担い手となるロボット SIer には大き て今もっとも憂慮すべき課題です。 な可能性が秘められていると言えるでしょう。  そこで、人手がより限られてくる今後においては、これまで 人手で行ってきた単調・過酷な作業には、集中力が切れず疲れ ロボット SIer の眼前に広がるビジネスチャンス を知らないロボットに担ってもらい、貴重な人材には、人にし  経済産業省では「ロボット導入実証事業」という事業を通 かできない、より付加価値の高い仕事で活躍してもらう、そう して、これまでロボットの導入が進んでこなかった領域を開 いった考え方の転換が必要ではないでしょうか。 拓する取組を実施しています。例えば、伝統的工芸品産業は  すなわち、人の絶対数が減少していくこの国の将来は、一人 ロボット未活用領域の代表的な例でしたが、本事業では、岩 ひとりがどのような働き方をしていくかに懸かっており、そこ 手県「南部鉄器」の鉄急須内面の錆止め(琺瑯:ホーロー) にロボットの活用という可能性が存在しているのです。 工程にロボットを導入したり、石川県「山中漆器」の塗装作 ロボットシステムの構築におけるロボット SIer の重要性 業をロボット化したりと、職人による作業と分業する形でロ ボットを導入し、人と協調して生産性を向上させていく事例  では、ウチの工場にもロボットを入れてみようかと思っても、 を創出しています。これらはあくまで事例の一つであり、ロ これまでロボットに触れて来なかった企業が独力で導入を行う ボット導入に向けたフロンティアはまだまだ広大ですが、そ のは大変困難です。なぜなら、ロボットは本体を買っただけで れだけロボット SIer にとってビジネスチャンスが存在してい は動かず、ハンドやカメラといった周辺機器、動き方のティー ると言えます。 チング、前後の工程との連携なども含め、全体の自動化システ  この他にも経済産業省ではロボットの普及促進に向けた ムとして構築する必要があり、ロボットや自動化に関する幅広 施策を各種実施しています。日本を「世界一のロボット利活 い技術や能力が要求されるからです。 用社会」にするという目標の実現に向けて、今後もロボット  そのため、ロボットを使用した機械システムの導入提案や設 SIer にとってビジネスがしやすい環境の整備に取り組んでま 計、構築などを行う「ロボットシステムインテグレータ」(ロボッ いります。 — 4 —
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産業用ロボットナビ Vol.2 潮 流 協働ロボットレンタルサービス続々登場 1カ月〜短期貸出、ティーチング付きなど、普及の追い風に  中堅・中小企業やこれまでロボット未導入の企業において、現場における人手不足と生産効率化に向けたロボット 導入への意欲が高まっている。しかし、どの作業でどう使うのが効果的なのか、投資に対する費用対効果、導入後の 運用やトラブル対応など課題は山積み。そんななか、製造業向けに計測器や情報通信機器のレンタル事業を行ってい るリース会社やロボットSI(システムインテグレータ)がロボットのレンタルサービスを開始し、導入のハードル、 課題解決に一役買っている。  オリックスレンテックは、2016 年から「RoboRen(ロボ ングができる点を評価している。繁忙期の生産ピークに合わ レン)」でロボットレンタルサービスを開始。ABB の双腕ロ せた「人材派遣に代わるロボット派遣」、短期間お試しからの ボット「YuMi」を皮切りに取り扱いロボットを増やし、現在 買取などを売りとしている。 では安川電機、ファナック、ユニバーサルロボット、ライフ  一方、ロボットシステムインテグレーター、ロボットを取 ロボティクスなど各社の協働ロボットを中心に、11 機種まで り扱っているエンジニアリング会社も独自にレンタルサービ 拡大している。またユニバーサルロボットのUR3を6カ月 スを展開。IDECファクトリーソリューションは、1台1 66 万円(月額 11 万円〜、ハンド別)など、一部機種でティー カ月からレンタルできるサービスを行っている。将来を見越 チング付きの6カ月レンタルパックもスタートした。 したテスト導入や短納期生産などに対応。ハンドやカメラ、 可動台車を組み合わせたプランや、強みである技術力を生か  2017 年 2 月には、東京都町田市に取り扱いロボットを展 したサポートなどで差別化を図っている。 示した体験型のショールーム「Tokyo Robot Lab.」をオー プン。連日、見学予約が殺到しているという。  2016 年9月には、愛知県一宮市に「協調安全ロボットテ クニカルセンター」を開設。同テクニカルセンターでは、ロ  三井住友ファイナンス&リースグループのSMFLレンタ ボット導入を検討しているユーザーに活用方法や安全なシス ルも、2016 年1月から協働ロボットのレンタルサービスを テム構築方策を提案し、ニーズに合った協調安全ロボットシ 開始。ファナック製ロボットの貸し出しを行っている。すで ステムを提供できる体制を構築している。ユニバーサルロボッ に同社は、2015 年 10 月からアシストリンクのアシストスー ト(デンマーク)、ファナックの協働ロボット、三菱電機の産 ツ「AWN-03」のレンタルを開始しており、製造現場に向け 業用ロボットを使用した安全柵なしのシステムを設置し、順 た効率化や作業負荷の低減に対するサービス展開を行ってい 次用途に合わせてシステムデモを設置している、。 る。  ロボットシステムを見られる展示ルーム、各社の協働ロボッ トの比較や、使い方、トレーニング、安全セミナーなどを開  伊藤忠商事やみずほ銀行を主要株主とする東京センチュ 催しているレクチャールーム、さらには材料を持参して協働 リーリースも川崎重工と共同で、16 年4月から双腕スカラロ ロボットが実際に使えるか試せるレンタルラボなども併設し ボット「duAro(デュアロ)」のレンタルサービスを開始。 ている。 キャスター付きで設置や移動が簡単で、ダイレクトティーチ ショールーム「Tokyo Robot Lab.」 双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」 — 5 —
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潮 流 中国・上海 中国国際工業博覧会ロボット展レポート 巨大なブースと派手な演出、 中国ローカルの技術進化など話題豊富  産業用ロボット需要の中心地・中国のロボット市場はどうなっているのか?2016年 11月 1日から 5日に中国・ 上海で開催された中国国際工業博覧会では、日系、欧米系ロボットメーカーの大規模なブースだけでなく、中国ロー カルメーカーも多数出展し、非常に賑わいを見せた。その様子をレポートする。 ■会場は東京ビッグサイトの5倍 けていた。現地担当者は「派手で面白いことをして動画を撮っ  2200 社 12 万人が来場する国際見本市 てもらい SNS で拡散してもらう戦略だ。まずは認知度を上  中国国際工業博覧会は、今年で 18 回目を迎えた設備製造 げないといけない。普通のことをやっても注目してもらえな 業の国際見本市。工作機械や金属加工、自動化、環境・エネ い」という。 ルギー、情報通信・IT などの展示会が合同で行われ、中国の  また、来場者特典を多く配るのも中国流。ほとんどの会社 国内外から 2200 社が出展し、12 万人が来場した。年々規 が、ブース内展示でもゲーム性の高い体験型のアトラクショ 模が拡大していて、中国市場を狙う日本メーカーにとって重 ンを設け、多くの人だかりができていた。安川電機(中国) 要な展示会として位置付けられている。 経営企画本部の松丸裕史事業企画部長は「中国の人は体験型  会場となった上海市内西部の「国家会展中心」は、屋内 のデモが大好きだ。モノがもらえることに大変喜び、昨年の 40 万 m2、屋外 10 万 m2 の合計 50 万 m2 の超巨大展示会 体験型のデモ展示も多くの人が並んでくれた」と解説した。 場で、東京ビッグサイト(8万 m2)の約5倍。今回は、こ のうち 23 万 m2 が使われていた。 ■日本とは桁違いに巨大なブース。  音と映像で派手なプレゼンテーション  日系企業が集まった7ホールではファナックが 1200㎡、 パナソニックが 800㎡、川崎重工が 600㎡、安川電機が 400㎡の巨大ブースを構え、ヨーロッパと中国ローカルメー カーが集まった8ホールでは、ABB が 1200㎡、不二越が 600㎡、KUKA が 500㎡のブースを構え、中国ローカルも 同規模のブースで大規模な PR を行っていた。 ■年々技術力を高めている中国ローカル。  ある日系メーカーの担当者によると「今年から展示ホール  見た目では遜色ないレベルまで が2つに分かれて2倍になった。各社のブースが巨大化し、  毎年、同展示会に出展してる日系企業によると、中国ロー 次回はどうなるか分からない」と懸念していた。 カルのロボットメーカーの技術力の向上には驚異的だとい  目立ったのが、メインステージの派手な演出。音と映像、 う。「5年前はまったく動かないモックアップだったのが、年々 ロボットの実機を使ったパフォーマンスで多くの人を惹きつ 改良され、いまや我々と遜色ないレベルまで来ている」と語 — 19 —
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産業用ロボットナビ Vol.2 る。その一方で、ある日系モーターメーカーは「見た目や展 ■4強が8割を占める中国市場。健闘する日本メーカー 示会場での簡単な動きは良いところまで来ている。ただ、精  中国は、年間 25 万台という巨大な市場があり、安川電機 密性や信頼性はまだまだ差がある。一度ぶつけたらすぐにダ とファナックの日系2社、KUKA と ABB の欧系2社が4強 メになってしまうなんて話をよく聞いている」と話す。特に を形成している。これらで約 75%のシェアを占めていると サーボモータと減速機は技術力に大きな差があり、現地ロー 言われ、残りの 25%を中国ローカルと他メーカーが争って カルメーカーでも日系メーカーの製品が人気だという。 いる。中国政府はこれを 2020 年末までに 50%までに引き  別のロボットメーカーは「ハンドリングであれば中国ロー 上げることを目標としている。 カルでも良い。もっと精度を求めるものは、やはり日系と欧  そんななか、安川電機の中国市場での状況は堅調。松丸事 州系メーカーが選ばれている。まだ差がある内に次の一手を 業企画部長によると「全体的に市場の伸びが停滞気味だが、 打たなければいけない」と話していた。  当社に限っては計画をクリアし順調だ。特に中国製造 2025 で国を挙げて力を入れているハイテク産業向けが良い」とい う。減税や補助金の追い風を受け、自動車メーカーの増産 や中小企業のロボットへの関心が高まり、ロボットやサーボ モータが好調に推移している。  ダイヘンの溶接ロボットも、OTC 機電(上海)の中津淳 董事総経理によると 16 年は 15 〜 16%アップだという。日 本と異なり、中国はロボットを使う産業が広く「日本ではロ ボットの8割は自動車と電子機器向けだが、中国は4割程度 しかない。これは自動車が少ないのではなく、他の産業が多 いということ」と分析している。小型溶接機の販売網を使い、 中小企業に1台ずつの販売を積み重ねているという。 ■協働ロボットやサービスロボット、自走式ロボットなど    次世代ロボットも  日本でも協働ロボットやサービスロボット、自走式の搬送 ロボットが出始めているが、中国ローカルメーカーも多くの 製品が出品されていた。 — 20 —
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力※ 最大握 30N
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産業用ロボットナビNo.2_267x180_KUKA_Outlined_Right_2017.3.15.indd 1 2017/03/15 9:36:43
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