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ロボット導入|課題解決提案事例⑬工程間搬送編【ALFIS】

事例紹介

通い箱・オリコン・メッシュパレットなどを使用した 工程間搬送関連作業の自動化事例をご紹介。

事例1:番重詰め自動化・AMR搬送
事例2:ロボット1台でパレタイズ・デパレタイズを並行
事例3:ローラーの吊り降し・積み付け
事例4:ドリンク缶のケーサー・ピッキング
事例5:オリコンのパレタイズ

このカタログについて

ドキュメント名 ロボット導入|課題解決提案事例⑬工程間搬送編【ALFIS】
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 16.9Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社JRC(ALFIS) (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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ロボット導入 課題解決事例集 06-6543-8180 〒 550-0011 大阪市西区阿波座2丁目1番1号 CAMCO西本町ビル5F
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課題解決提案事例 番重詰め自動化・AMR搬送 Before After 空の番重を置き場から運んできて、製品を詰め、詰 積み上げられた番重はAMRで搬送し、箱詰め作業は め終わった番重を次工程へ搬送する作業を、人手で パラレルリンクロボットで自動化することで、人の作業 行っていた。 は各装置のオペレーションのみに。省人化と省力化を 実現。 ワークの種類 加工中の食品 納入先 食品メーカー 工程・用途 番重詰め / 番重の搬送 プロダクト パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム・AMR 課題 加工スペースが離れているため、前工程から次工程へ搬送する準備としての番重 詰め作業や、番重の搬送に人手がかかっていた。 ご提案 番重詰めの作業は、高速運転可能なパラレルリンクロボットで自動化。 重い番重の運搬作業はAMRで行うことで、作業負担を軽減。 AMRは目的地を設定すれば、自動で障害物をよけながら進むことができるため、 人と通路を共有することが可能。 装置の動き ①AMRが空の番重を番重詰め装置まで搬送。 ②手作業・あるいは段バラシ装置にて、番重を1枚ずつパレット上に並べる。 ③パラレルリンクロボットが加工中の食品ワークを番重の中に並べる。 ④詰め終わった番重をコンベヤで払い出す。 ⑤満杯の番重を、手作業あるいは段積み装置にて、規定数積み上げる。 ⑥着ていい数まで積みあがった番重を、AMRが次工程まで自動で搬送。 株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 課題解決事例集
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課題解決提案事例 ロボット1台でパレタイズ・デパレタイズを並行 Before After 2 名の作業員で、パレタイズ作業・デパレタイズ作業 ロボット1台でパレタイズもデパレタイズも自動化。 のどちらも行っていた。 人の作業は装置の操作とパレット交換のみとなった。 1名の省人化。 ワークの種類 段ボール / オリコン 納入先 大規模食品製造工場 工程・用途 パレタイズ / デパレタイズ / 工場内工程間搬送 プロダクト ロボットパレタイズシステム / ロボットデパレタイズシステム 課題 工場内の別の建屋に加工した中間製品をパレットに積みつけて搬送しており、 建屋ごとに発生する受け入れ時のデパレタイズ、加工後のパレタイズは手作業で行わ れていた。労災の危険のある重労働なので、省人化の必要が高まっていた。 ご提案 ロボット1台でパレタイズ・デパレタイズの両方の作業を行う。それぞれ別の ロボットを導入する場合と比べて省スペース・省コストで導入が可能。 デパレタイズ側には 3Dビジョンシステムを取り付けて、様々な積み付け方法に 柔軟に対応し、パレタイズ側は事前に積み付けプログラムを覚えさせておくことで ビジョンシステム分のコストをカット。 装置の動き ■ デパレタイズ   ①荷物が積まれたパレットを、作業員がフォークリフト等で既定の場所に設置。   ②作業員がロボット動作エリアから離れスイッチを押すと、デパレタイズ開始。   ③パレット上の荷物をすべて降ろし終えると、自動でロボットが停止。 ■ パレタイズ   ①箱(段ボール・オリコン)に詰められた中間製品が、コンベヤで運ばれてくる。   ②ロボットがコンベヤからパレットに、中間製品入りの箱を積み付ける。   ③パレットが満載になるとロボットが積み付けを停止する。   ④フォークリフト等を使用し、手動でパレットを空のものと交換する。   ⑤空パレットの設置完了後、作業員が動作エリアから離れスイッチを押すと、    パレタイズ再開。 株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 課題解決事例集
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課題解決提案事例 ローラーの吊り降し・積み付け Before After トロリーコンベヤで吊り下げられた状態で運ばれてく ロボット1台でローラーをフックから外す吊り降ろし作 るローラーを、作業員1名が手でフックから外して降 業を行い、塗装のチェックはカメラセンサとAIで行う。 ろす。もう1名が目視で塗装の仕上がりをチェックし、 判定後OK が出たローラーは、もう1台のロボットで 問題がなければメッシュパレット等へ積みつける。 積み付け作業を行う。 ワークの種類 塗装済みのローラー 長さ150 ㎜ ~1300 ㎜の間で無数に品種がある 納入先 株式会社 JRC 本社工場 工程・用途 フックから外す / パレタイズ(メッシュパレット) / ケーサー(木箱・段ボール) プロダクト 産業用ロボットを使用した自動化装置 課題 吊り降しは台の上で頭の上より高い位置にある物を両手で外す作業なので、危険 があり作業員の肉体的負担が大きい。パレタイズは繰り返しの単純作業で、 メッシュパレットの底への積み付けは腰に負担がかかるため、自動化したい。 トロリーにつられているローラは 360°自由に回転し揺れるため、正確につかんで フックから外すことが難しい。 ご提案 ロボット2台で作業員 2名それぞれの作業を自動化。 目視検査は別途カメラセンサを用いる。傷のあるワークを学習させて、AI が良否 判定を行う。 揺れるローラを外すために専用の治具と、掴んだローラに合わせてコンベヤを 追従しながら、人の手のように器用にフックから外すロボットプログラムを作成。 装置の動き ①1台目のロボットがトロリーコンベヤにつられたローラを掴み、傾けながら  フックから外し、塗装検査装置に渡す。 ②カメラでローラを撮影し、AI が塗装不良がないか判定。良品のみを積み付け  工程に送る。 ③2台目のロボットがメッシュパレット・木箱・段ボールなどにローラを積みつける。 株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 課題解決事例集
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課題解決提案事例 ドリンク缶のケーサー・ピッキング ▲ 全体図 ◀ ピッキング部アップ Before After コンテナごとに決められた個数のドリンク缶を、棚か ドリンク缶の数量データを装置が受け取ると、3台の ら1つ1つ手作業で取り出してコンテナに入れる。 ロボットが棚から取り出し、コンベヤ上のコンテナに 完了したコンテナはコンベヤに流す。 入れる。完了したコンテナはそのままコンベヤで次工 程に送られる。 ワークの種類 ドリンク缶(350ml 缶 /500ml 缶の2種)、段ボール 納入先 物流倉庫 工程・用途 ケーサー / ピッキング プロダクト ロボットケーサー 課題 日ごと・出荷先ごとに異なる数量で出荷するために、アルバイトを雇ってピッキング を行っていたが、人数が十分に確保できない日もよくあった。 ピッキングを全自動で行うためには、ドリンク缶が入っていた段ボールが空になった 時の排出も自動化することが必要。 ご提案 ロボットを土台ごと移動させ、棚1つ分の品種全てを1台のロボットでピッキング。 これを3セット設置することで、棚 3つ分すべて自動化。 1ピックで6缶ずつ取れるハンドツールを搭載。処理能力は最大で600ピック/ 1時間。 一度に最大4~5缶程度運ぶ人手での作業と比較し、作業効率が向上。 段ボールが空になると、同じロボットが段ボールをつかんで排出用シュートへ 自動で捨てる。 装置の動き ①装置がピッキングするドリンク缶の数量データを受信 ②コンベヤ上流より空オリコンを流す。 ③装置が最小オリコン数になるようにピッキングする。 ④完成されたオリコンがコンベヤ下流に排出され、内容を操作パネルのモニターに  表示する。 THK × ALFIS 本装置は導入に際し、ロボット及びロボットハンドをTHK株式会社様、 装置設計・上位システムとの連携・装置制御・ロボット制御をJRCが担当し、共同で製作・納品いたしました。 株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 課題解決事例集
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課題解決提案事例 オリコンのパレタイズ Before After パウチや箱で梱包された様々な加工食品が入った ロボット1台でパレット2枚への積み付け作業を自動 オリコンを、作業員 2名が2枚のパレットに手作業 化。作業員はロボットの開始・停止などの操作のみ で積み付けていた。 となり、省人化、作業負担が軽減された。 ワークの種類 オリコン 内容物:梱包済みの加工食品 重さ:最大 20kg 納入先 食品メーカー 工程・用途 パレタイジング / NG品排出 プロダクト ロボットパレタイズシステム 課題 重量のあるオリコンをパレット上に高く積みあげる作業は重労働なので、省人化 を希望していた。 オリコンは箱の上部と底部がスタックする形状なので、ずれないようぴったり真上 に積むためには位置精度が重要。 積み付け工程の前には重量検査を行い、重量チェックのNG品は積みつけずに 排出する必要がある。 ご提案 ロボットで積み付け作業を自動化すると同時に、秤を使って重量検査を行う。 「重量チェックNG品」の信号を受け取ったオリコンは積みつけずに、 NG品排出用コンベヤに乗せることでNG品排出も自動化。 装置の動き ①ロボットを起動し、製品情報を選択。 ②重量チェック後のオリコンがコンベヤで供給される。 ③ロボットがオリコンのふち部分を把持して持ち上げる。 ④一度オリコンを秤の上に置き、重量検査を行う。 ⑤重量検査結果がOKの場合はパレット上に、NGの場合はNG品排出用コンベヤ  にオリコンを置く。 ⑤1パレット分積み付けが完了したら、自動で2枚目のパレットへの積み付けを開始。 ⑥積み付けが完了したパレットは、フォークリフト等で空のパレットと交換する。 株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 課題解決事例集