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ロボット導入・自動化お役立ち情報 基本編④

ハンドブック

ロボットを使った工場等の自動化に関するお役立ち情報をまとめました。

⑴ロボットケーサーとは?
 ①ケーサーとカートナーの違い、その他類次工程
 ②ロボットケーサーのメリット・デメリット
 ③ロボットケーサーの設計事例
⑵産業用ロボットの特別教育とは?
 ①産業用ロボットの特別教育とは?
 ②特別教育を受講しなければいけない対象者について
 ③産業用ロボットの特別教育の実施内容について
 ④産業用ロボットの特別教育が受けられる場所・費用について
 ⑤特別教育修了者におすすめの「ロボット・セーフティアセッサ資格」
 ⑥作業員の教育コストも考慮した上で導入の検討を
⑶ロボットシステムインテグレーション導入プロセス標準(RIPS) とは?
 ①ロボットシステムインテグレーション導入プロセス標準の概要
 ②RIPS の導入プロセス
 ③RIPS における注意点
⑷物流の効率化を可能にするパレットの積みパターンについて解説
 ①パレタイズを行う上での基本的な注意点
 ②6 個のパレットパターンとその特徴
⑸マテハンとは何か?
 ①マテハン導入のメリット・デメリット
 ②マテハンに関連する業務と導入される搬送装置

このカタログについて

ドキュメント名 ロボット導入・自動化お役立ち情報 基本編④
ドキュメント種別 ハンドブック
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取り扱い企業 株式会社JRC(ALFIS) (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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ロボット導入 自動化 お役立ち情報 基本編④ 06-6543-8180 〒 550-0011 大阪市西区阿波座2丁目1番1号 CAMCO西本町ビル9階
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ ロボットケーサーとは? 箱詰め作業の種類とロボット導入事例をご紹介 多くのメーカーで製品の出荷時に段ボールで梱包を行っており、製品を段ボールに詰める作業 を自動化する装置のことをケーサーと呼びます。 これまでは詰め方が特殊だったり、製品の形にばらつきがあるなどの理由から段ボール詰め工 程を自動化できていなかった現場に向けて、ロボットを使用して段ボール詰めを行うロボット ケーサーが開発されています。 この記事では、ロボットケーサーについて解説いたします。 1 ケーサーとカートナーの違い、 カートナー その他類次工程  カートナーとは、個装箱や中箱に詰める工  箱詰め作業を自動化する装置としてメ 程を自動化する装置です。完成した製品の包 ジャーなものに、「ケーサー」と「カートナー」 装、あるいは製品の保護や陳列等の目的で中 があります。ケーサーとカートナーの違いに 箱に詰める作業を自動化します。 ついて説明するとともに、それ以外の箱詰め ワークとしては個包装された食品や薬のPTP の類似工程を紹介します。 シートなどがあり、横ピロー包装機や縦ピ ケーサー ロー包装機の後に設置されることもよくあり ます。  ケーサーとは、段ボール箱(外箱ともいう)  包装資材の業界では段ボール箱のことを に詰める工程を自動化する装置です。出荷用 「カートン」と呼ぶことがあり、中箱と区別 の梱包をする工程なので、ケーサーのワーク するために中箱を「インナーカートン」、外 は箱や容器に入っていたり、袋詰めなど包装 箱としての段ボール箱を「アウターカートン 済みの状態のものが大半です。 (アウトカートン)」とする呼称もあります。  段ボール詰め工程の前には段ボールを組み カートナーのカートンとはインナーカートン 立てる製函工程、後にはテープで封をする のことになります。 封函工程があり、前後工程もまとめて装置 1 トレー詰め 台で行うケーサーをセットアップケーサーや ラップアラウンドケーサーといいます。ロ  製品を個装箱や袋に詰める際に、一度プラ ボットケーサーの場合は前後工程までまとめ スチックや紙製のトレーに詰めて整列した状 て 1台で行わず、製函機と封函機の間に設置 態で詰めるという包装形態があります。クッ されるケースが多いです。 キーのような柔らかいお菓子などでよくみら れる形です。  トレーに整頓された状態でさらに梱包を行 1
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ うため、カートナーやピロー包装等の前に行 ▹複雑な詰め方 う包装準備の工程となります。  1段ごとに互い違いになるよう向きを変え  容器に製品を詰める工程という点ではロ たり、合紙(間紙)をはさむといったように、 ボットケーサーと類似しており、製品をハン 同じ製品を同じように詰めるだけではない複 ドリングするためのツール選定など流用でき 雑な詰め方をしたい場合、それに合わせた設 るノウハウがあります。 計が可能です。 番重詰め ▹製品・段ボールの大きさの幅が広い  段ボールの大きさに合わせて調整できる  「番重(ばんじゅう)」という薄型のコンテ ケーサーもありますが、ロボットであれば ナ容器があります。食品業界で最もよく使用 ワークや段ボールサイズの多少の変化にはプ されており、プラスチック製のものがよく出 ログラムで対応でき、さらにハンドツール等 回っていますが、他の材質としてはアルミや ユニット交換により同じようにつかめないほ 木材があります。 どサイズ・形が異なる製品でも対応できる場  何段も積み重ねて効率よく保管・搬送を行 合があります。 うための容器で、食品メーカーと販売店や飲 ▹供給方法がバラバラ 食店、工場内の別工程との間の通い箱のよう  ロボットではないケーサーでは、詰める際 に使用されます。 の向きが決まっている製品の場合は正しい向  番重詰めも箱詰め工程という点ではロボッ きで整列させて供給しなければならないた トケーサーの工程と似ていますが、 め、供給するコンベヤに工夫をしたり整列さ 段ボールとは違い浅く平たい容器なので、縦 せるユニットが必要になったりします。ロ にたくさん積み上げるようなことは有りませ ボットケーサーとカメラセンサを組み合わせ ん。 ると、製品の向きや間隔が不揃いのまま供給  移動の際には番重をカートなどの上に積み されてもカメラが検知し、ロボットが整えて 重ねることが多いため、番重詰めの前後工程 詰めるといった動きが可能です。 としてはからの番重の段ばらし、満載の番重 ロボットケーサーのデメリット の段積みがあります。  同じ製品を同じ箱に詰め続ける一般的な大 2 ロボットケーサーの 量生産の工程においては、ロボットではない メリット・デメリット ケーサーが高効率で稼働できるため、ロボッ トを導入するとコストメリットが低くなって  ケーサーにロボットを使用するメリットと しまいます。 デメリットについて説明します。 また、製函・封函工程を一体で行うことは難 ロボットケーサーのメリット しく非常に時間がかかってしまうため、併せ て自動化したい場合は、製函機・封函機を別  専用機として設計されたケーサーと比較し 途導入する必要があります。 て、ロボットケーサーは自由度の高さがメ リットです。例えば、以下のような場合には ロボットケーサーがおすすめです。 2
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 3 ロボットケーサーの設計事例 テムと合わせて導入することで工程の省人化 が進みました。  JRC【ALFIS】で設計したロボットケーサー の事例を紹介します。 菓子大袋パックの段ボール詰め  大袋入りのお菓子パックを段ボール詰めす る工程を自動化しました。お菓子の袋は重さ の割に大きいのですが、ワークが大きいと ワークをつかむハンドツールも大きくなりが ちです。  高速稼働可能なパラレルリンクロボットと 軽量なハンドの設計ノウハウにより、素早く 箱詰めを行う小型のロボットケーサーを設計 しました。 ドリンク瓶の箱・ケース詰め、パレタイズ  瓶を詰める容器として段ボールと瓶ケース の 2種類があるため、ロボットケーサーで箱 詰めを自動化しました。  ラベルがこすれて傷つくと不良品となって しまうため、きれいに箱詰めするための専用 ガイドを設計。箱詰め後の段ボール及びケー スをパレタイズするロボットパレタイズシス 3
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 産業用ロボットの特別教育とは? 実施内容と費用相場・受講場所を解説 近年、産業用ロボットは、技術の発展、導入コストの低下、法整備の改定などにより生産現場 への導入が急速に進んでいます。特にここ数年、ロボットの出荷台数の伸びは著しく、稼働台 数が増えるにつれて、事故件数の増加も懸念されています。産業用ロボットを安全に運用する ためには、産業用ロボットそのものや、その取り扱い方法、メンテナンスに関する知識や技術 が必要なことから、「産業用ロボットの特別教育」の受講が必要とされています。 そこで、この記事では、産業用ロボットの特別教育の実施内容や費用相場、実際に受講できる 場所について具体的に解説します。 1 産業用ロボットの特別教育 たっては、安全に作業を行うための「特別教 とは? 育」を受けることが法律で義務付けられてい ます。  産業用ロボット特別教育とは、産業用ロ 労働安全衛生法 ボットの運用に関わる作業を行うために受講 が必要な教育のことです。事業主に対して、  事業者は産業用ロボットに関わるすべての 当該業務に関わる従業員には特別教育を受講 従業員に対し、特別教育を受講させなければ させることが法令(労働安全衛生法)で義務 いけません。これは法令(労働安全衛生法) 付けられています。 で明確に定められています。  自動車免許の取得時に教習所へ通うよう 以下、『労働安全衛生法第 59 条 3 項』の抜 に、産業用ロボットも使用する前に「学科」 粋です。 と「実技」に関する「特別教育」を受ける必 要があるということです。 事業者は、危険又は有害な業務で、厚生 産業用ロボットの取り扱いには特別教育が必要 労働省令で定めるものに労働者をつかせ るときは、厚生労働省令で定めるところ  産業用ロボットの導入により、生産工程の により、当該業務に関する安全又は衛生 省人化・省力化、人為的ミスの防止など多く のための特別の教育を行なわなければな のメリットがもたらされる反面、人命に関わ らない。 る重大事故に発展する可能性があるため、正 しい知識と技術を習得した上で取り扱う必要 があります。過去には、重量のあるマニピュ レータ(人間の「腕」に当たる部分)と人が 接触し、死亡事故に至った事例もあります。  そのため、産業用ロボットの取り扱いにあ 4
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 2 特別教育を受講しなければい ることもあるため、産業用ロボットの可動範 けない対象者について 囲内で作業を行う人以外にも、可動範囲外に おいて可動範囲内の作業者と協力して作業す  特別教育で必要とされる教育内容は、『労 る人も対象となります。 働安全衛生規則第 35 条』において、機械の 出力 80W未満の産業用ロボットの場合 危険性や安全装置、作業手順・点検など、大 きく 8つの項目が定められています。(参考:  産業用ロボットに関わる作業には特別教育 厚生労働省「労働安全衛生関係の免許・資格・ の受講が必要ですが、「協働ロボット」と呼 技能講習・特別教育など」) ばれる出力 80W未満の産業用ロボットは対  そのうち産業用ロボットの取り扱い業務に 象外です。 関連する特別教育については、同 36 条で記  従来、産業用ロボットと人が同じ現場で作 載されており、『安全衛生特別教育規程』に 業を行う場合、安全柵などを設けて作業場所 よって以下のような作業に従事する人の受講 を分離する必要がありました。(労働安全衛 が定められています。 生規則第 150 条の 4) 産業用ロボットの教示(ティーチング)等の  一方、協働ロボットは人と同じ環境で作業 をすることを目的として低出力で開発されて 業務 おり、万一、作業者と接触した際にもリスク  産業用ロボットの教示等の業務とは、産業 が押さえられるよう、緩衝材や自動停止プロ 用ロボットに動作のプログラミングやカス グラムなど安全面に配慮された設計・製造と タマイズを行い、適切な処理を教えていく なっているため、安全柵が不要で設置場所を 「ティーチング作業」を指します。具体的には、 選ばず、作業員と一緒に作業を行えます。平 マニピュレータの動作の順序、位置や速度の 成 25 年 12 月 24 日付基発 1224 第 2 号通達 設定、変更、確認などの作業が該当します。 により、リスクアセスメントによってロボッ  作業は産業用ロボットに近づいて可動範囲 トと人との接触による危険がないと判断され 内で行うケースが多く、ロボットと作業員と た場合は、同一現場で協働することが認めら の接触事故が起こりやすい場面のため、産業 れています。 用ロボットの可動範囲内で作業を行う人のほ か、可動範囲外で可動範囲内の作業者と協力 3 産業用ロボットの特別教育の して作業に当たる人も対象となります。 実施内容について 産業用ロボットの検査等の業務  産業用ロボットの教示等の業務と産業用ロ  産業用ロボットの検査等の業務とは、産業 ボットの検査等の業務のいずれの特別教育 用ロボットの検査や修理、調整とこれらの作 も、安全衛生特別教育規程や労働省告示第 業の結果の確認業務を含めたメンテナンス作 49 号で、科目や時間数などの実施内容が規 業を指します。検査を行う際は、産業用ロ 定されています。ここでは、特別教育の具体 ボットを停止して行うことが、安全衛生規則 的な内容を紹介します。 第 150 条にて原則とされています。  しかし状況によっては稼働したまま検査す 5
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 産業用ロボットの教示等に係る特別教育:実施内容 概要 対象 講習時間 ・産業用ロボットの種類 産業用ロボットに関する知識 ・各部の機能 2 時間 ・取り扱いの方法 学科 産業用ロボットの教示等の作業に ・教示等の作業の方法 関する知識 ・教示等の作業の危険性 4 時間 ・関連する機械等との連動の方法 関係法令 法、令及び安衛則中の関係条項 1 時間 産業用ロボットの操作の方法 ー 1 時間 実技 産業用ロボットの教示等の作業の方法 ー 2 時間  産業用ロボットの教示等の業務の特別教育は、以上のように学科と実技の講習が行われます。  作業用ロボットの教示等の作業は、作業用ロボットのすぐ近くで行うことが多く、接触事故 が起こる危険があります。産業用ロボットの知識や操作の方法、教示に関する知識、作業方法 を習得することで、安全な作業に必要なことを身につけられます。 産業用ロボットの検査等に係る特別教育:実施内容 概要 対象 講習時間 ・産業用ロボットの種類 ・制御方式 産業用ロボットに関する知識 ・駆動方式 ・各部の構造及び機能 4 時間 学科 ・取り扱いの方法 ・制御部品の種類及び特性 産業用ロボットの検査等の作業に ・検査等の作業の方法 関する知識 ・検査等の作業の危険性 4 時間 ・関連する機械等との連動の方法 関係法令 法、令及び安衛則中の関係条項 1 時間 産業用ロボットの操作の方法 ー 1 時間 実技 産業用ロボットの検査等の作業の方法 ー 3 時間  産業用ロボットの検査等の業務の特別教育は、以上のように学科と実技の講習が行われます。  産業用ロボットの検査等の業務には、内部構造や部品の種類などに関する知識が必要になる ため、教示等の業務よりも講習時間が長く設定されています。 6
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 4 産業用ロボットの特別教育が 育は、メーカーによって対象者や設定してい 受けられる場所・費用について るコース、費用などに違いがあります。 以下、主なロボットメーカー4社の特別教育  産業用ロボット特別教育を受講できる場所 の講座をご紹介します。 は全国各地にあります。各都道府県の労働基 準協会連合会や、JISHA(中央労働災害防止 ■カワサキロボティクス 協会)のほか、導入する産業用ロボットのメー  カワサキロボットスクールは、川崎重工が カーが主催する特別教育を受講する方法もあ 運営する産業用ロボットの特別教育スクール ります。開催元によって講座内容が大きく変 で、兵庫県、愛知県、栃木県の 3 カ所で開 わることはありませんが、法律で定められた 催されています。受講対象者は川崎重工のお 科目と所要時間を満たしているかどうかの確 客様に限定され、各クラスはハンドリング、 認が必要です。 ピッキング、塗装、スポット溶接、アーク溶  また、規定人数が満員の場合や、規定人員 接、duAro(人共存)の用途ごとに分かれて 未満で参加できない場合もあるため、複数の います。クラスは 1 つあたり 4 ~ 8 人の少 講座を検討し、開催日や募集人数、責任者の 人数制で、教示と検査の 2つのコースがあり、 方は受講者全員の受講費用も確認しておくこ 理解度に応じてクラスを分けることもありま とが重要です。ここでは、産業用ロボットの す。 特別講習を提供している主な受講場所(連合  講習の内容は、受講者の要望に応じて調整 会・協会・ロボットメーカー)及びその費用 され、柔軟に対応することが可能です。また、 についてご紹介します。 業務で使用するロボットに近い機種を使用し 都道府県の労働基準協会連合会で受講する場合 ており、より実践的な教育が受けられます。 なお、公式サイトにて「カワサキロボットス  全国に支部を持つ労働基準協会連合会で クールの受講対象者は川崎重工のお客様に限 は、各都道府県で産業用ロボットの特別教育 定されています。」と注意書きがある通り、 を実施しています。都道府県によって内容は 一般の方は受講できませんのでご注意くださ 異なりますが、「産業用ロボットの教示・検 い。詳しくは公式サイトをご確認ください。 査等の業務に関わる特別教育」として、教示 等・検査等の業務の特別教育の「学科のみ」 ■デンソー をまとめて行う場合が多いです。例として、  デンソーの「特別教育(教示)コース(WEB 埼玉労働基準協会連合会では「学科のみ」を 版)」は、関係法令や産業用ロボットに関す 受講できます。 る知識、そして産業用ロボットの教示等の作  ロボットメーカー等で「実技」を別途受講 業に必要な知識についてWeb 上で視聴して する必要がありますが、講義日数が1日で終 学ぶことができます。ただし、このコースは わるため、時間の確保が難しい人などでも受 「教示等の作業」の学科に特化しており、「検 講しやすくなっています。 査等の作業」には対応していません。また、 産業用ロボットメーカーで受講する場合 受講に必要な資料として、中央労働災害防止 協会から発行されたテキストが必要です。な  産業用ロボットメーカーが実施する特別教 お、受講料は無料ですが、デンソーのロボッ 7
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ トスクール基本コースを受講済みであること メントやリスク低減に関する知識と能力を保 が受講の条件となりますのでご注意くださ 有する人に与えられる資格です。監督者がこ い。詳しくは公式サイトをご確認ください。 の資格を持っていると、従業員に対してより 安全に産業用ロボットを運用する指導を行う ■ファナック ことができるとされています。  ファナックの研修コースでは、産業用ロ  ただし、この資格単体では産業用ロボット ボットの教示や検査等の業務に必要な特別教 の作業を行うことはできず、特別教育を受講 育を受けることができます。ロボット教示・ した人が、より安全に産業用ロボットを取り 操作基本コースは、産業用ロボットの教示や 扱うために取得するものであることが強調さ 操作からプログラミング方法、日常点検など れています。 を習得することができ、4日間の講習で受講 費用は 11 万円です。 6 作業員の教育コストも考慮し ロボットの種類や目的に応じた研修コースが 多数用意されているため、必要な研修コース た上で導入の検討を を選択することができます。詳しくは公式サ  産業用ロボットを導入する場合の注意点を イトをご確認ください。 3つにまとめると、以下の通りです。 ■安川電機 ①特別教育の必要性:産業用ロボットの導入  安川電機は自社で開発した産業用ロボット にあたっては、産業用ロボットを扱うすべて の利用者向けに特別教育を提供しています。 の作業員に特別教育の資格取得が義務付けら この特別教育には、教示コースと検査コース れており、導入前にその教育コストも含めて の 2種類があり、関東や関西、中部、九州など、 考慮する必要があります。 5箇所で開催されています。  教示コースは 2 日間、検査コースも 2 日 ②実務レベルの作業へのスケジューリング: 間の講習を受けることができます。教示コー 特別教育を修了しても、実務レベルの作業を スの受講費用は 4万円、検査コースの受講費 行えるわけではないため、検討段階からその 用は 5万円です。詳しくは公式サイトをご確 スケジューリングを行うことが重要となりま 認ください。 す。 5 特別教育修了者におすすめの ③リスクの把握と理解:ロボット導入に伴う 「ロボット・セーフティアセッ コストだけでなく、すべての規定を正しく理 サ資格」 解することが大切であり、投資に見合う価値 を見出すことができなければ、経営に大きな  産業用ロボットをより安全に運用するため 負担をかける可能性があります。事前にリス に、特別教育を受けた従業員には「ロボット・ クを把握し、シュミレーションと検討を重ね、 セーフティアセッサ資格」も取得することが しっかりと準備を行うことが必要です。 推奨されています。この資格は、機械安全に 関する知識や、ロボット特有のリスクアセス 8
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ ロボットシステムインテグレーション 導入プロセス標準 (RIPS) とは? 近年、さまざまな業界でロボットシステムが活用されるようになっています。その導入には設計、 試作、製造、テスト、運用といった多くの工程が必要となります。そこで、「ロボットシステム インテグレーション導入プロセス標準(RIPS)」が登場しました。この記事では、RIPS とは何か、 どのような目的があるのか、そしてどのようなメリットがあるのかについて、分かりやすく解 説します。 1 ロボットシステムインテグレー 減することができるため、製造業をはじめと ション導入プロセス標準の概要 する多くの業界で採用されています。   ロボットシステムインテグレーション導入 なぜ RIPS が必要なのか、従来の背景と問題点 プロセス標準 (RIPS) は、ロボットシステム  従来、工場の自動化におけるロボットシス を導入する際の最適な手順やフェーズごとに テム導入にあたっては、標準的な構築プロセ 求められる成果物に関する標準化されたガイ スを管理する手法が存在しませんでした。 ドライン(工程管理手法)のことです。ロ  自動化システムの導入経験が少ないユー ボットシステムインテグレーター(ロボット ザーでは、省人化、生産効率化、重労働から SIer)と発注者間で両者納得のいく仕事を進 の解放、などの大目的のみで、具体的な仕様 めるため、2017 年に経済産業省と日本ロボッ 定義(要求仕様)まで提示できないことが多 ト工業会によって検討・提案されました。 く発生していました。そのため、顧客である ユーザーとロボット SIer 間の合意形成、作  ロボットシステムを導入するために必要な 業工程(プロセス)ごとの状況確認が曖昧と プロセスを 7つに分け、各プロセスにおいて なり、システム構築終盤での認識の食い違い 必要な作業工程と作成するドキュメントを標 から、変更・追加・改修などの手戻りが発生 準化することで、作業の見える化や顧客との するという問題がありました。 合意形成を行い、ロボットシステムのスムー  一方で、ロボットシステムを開発する側も ズな構築を目指しています。システムを構築 さまざまな課題点がありました。例えば、各 する際の具体的な手順を明確化し、導入プロ メーカーが独自の開発プロセスを持っている セスを体系化することで、その進行状況が一 ことで、システム間の互換性が低くなってい 目で把握できるようになります。不確実性を ることや、開発の煩雑さ、コストの高騰など 減らし、品質の向上や納期の短縮などを実現 が挙げられます。 することを目的としています。  これらの課題を解決するため、専門家や  RIPS に基づくシステム導入により、ロボッ ユーザーなどからの意見を取り入れた結果、 トシステムの導入にかかる時間やコストを削 作業工程及び作成するドキュメントを標準化 9
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ する RIPS が導入されました。 についてすり合わせを行います。これにより、 RIPS の適用範囲と想定ユーザー ロボット SIer はよりユーザーの現場ニーズ に合致したロボットシステムの提案が可能と  RIPS は工場で使用されるロボット及び自 なります。 動化設備を含むロボットシステム全般に適用  顧客は、提案依頼書(RFP)を作成し、発 されます。具体的には、メカニカルな部分で 注先候補のロボット SIer に依頼します。中 あるロボット自体や周辺の自動化設備、電 小企業や初めてロボットシステムを導入する 気や制御を担当する部分などが含まれます。 ユーザーは、ロボット SIer に相談して一緒 ユーザー側は、ロボットシステムを実際に使 に RFP を作成することもできます。細かな 用して運用を行うため、運用の実現性や操作 要件やニーズ(何をしたいのか)を元に、ロ 性、性能などを評価する必要があります。 ボット SIer が最適なロボットシステムを提 案していきます。  想定ユーザーは、新たにロボットシステム  提案書には、導入するロボットシステムの を導入する中小製造業や三品産業などです。 構想の全体イメージと概算見積もりが含まれ それらのユーザーは一般的に、実績が少ない ます。提案書の内容に合意した場合、さらに ことで導入後のシステム運用をイメージ化す 企画構想のステップに進み、より深く内容を ることが難しく、実際に運用してから問題が 検討していくこととなります。 発生することが多い傾向にあります。 ② 企画構想  そこで、ロボット SIer はビジュアルツー ルを活用して、ロボットシステムによる運用  次に、ロボットシステムを導入するための を明確にイメージできるようにし、プロジェ 具体的な企画を構想します。この段階で、具 クトの進め方や確認すべきポイントについて 体的なロボットシステムの用途や目的、要件、 プロジェクト推進中も情報を共有すること およびシステムの設計方針を検討します。企 で、認識違いなどによる手戻りを軽減するこ 画構想の重要性は、システムの成功に大きく とが特に重要となります。 関係しています。  この段階では、以下のことを検討し、企画 2 RIPS の導入プロセス 提案書を作成します。  ・ロボットシステムの使用目的や必要性  RIPS の導入プロセスは、以下の 7つのス  ・システム要件や機能要件 テップから成り立っています。  ・ロボットシステムの選定  それぞれの段階ごとに、どのような作業が  ・予算やスケジュールの策定 あり、ロボットシステムを導入されるのかを  ・システムの設計方針 確認していきましょう。 ③ 仕様定義 ① 検討・引合  顧客と合意した企画内容を基に、納入仕様  検討・引合のフェーズでは、顧客と企業が 書や製作仕様書を作成し、作業内容やスケ ロボットシステム導入における目的を明確化 ジュールを確定します。このプロセスによ するとともに、具体的な課題と運用イメージ り、顧客とSIer双方のリスクを軽減できます。 10
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ また、システム構築に必要な見積もりを補正 件は、テスト計画で定義されます。 することもできます。  出荷前テストが完了した後、ユーザーによ  このプロセスは非常に重要であり、運用イ る立会検査を行い、検査が合格した場合に、 メージを明確にするために、3D図面やシミュ 製品を実際の顧客の設置先に移送・設置しま レーションツールを活用することが推奨され す。 ます。このように、顧客とロボット SIer が ⑥ 総合テスト コミュニケーションを十分に取り、明確な仕 様を定義することで、システム構築作業をよ  顧客の立ち会い検査が終わった後、ロボッ りスムーズに進めることができます。 トシステムを顧客の設置場所に搬入して調整 ④ 基本設計・詳細設計 を行います。その後、ロボット SIer による 最終テストを行います。  この段階で、基本となるコンセプト設計を  このテストでは、基本設計で立案した項目 行い、システム方針を明確にし、その後の総 に加え、出荷前テストで確認できなかった問 合テスト項目を立案します。同時に、自動化 題についても重点的に検証します。 設備の安全リスクを明確にし、顧客の承認を  この段階で問題がなければ、以降はユー 得て、安全対策を設計に反映させます。 ザー主体でのテスト実施となります。  このリスクアセスメントシートは、後の出 ⑦ ユーザーテスト 荷前テスト及びユーザーテストのタイミング で見直しを行います。  ロボットシステムの本格稼働に先立ち、数  次に、図面一式を承認図として、顧客の承 量を減らして動作確認を行います。 認を得た上で、詳細設計・購入品手配に着手 動作確認では、性能、運用性、信頼性、安全 します。この段階で、基本設計の内容を掘り 性、メンテナンス性だけでなく、不具合発生 下げ、より具体的なシステムの定義づけを行 時の対応方法も確認します。 います。  問題がなければ、本格稼働に移行します。  同時に、出荷前テスト仕様を設計し、出荷 前の最終確認事項を明確化した上で、製造へ 3 RIPS における注意点 と移っていきます。 ⑤ 出荷前テスト  ロボットシステムの構築において、RIPS は標準化された手順の 1つにすぎず、必ずし  システムの詳細設計に基づき、ロボットを も全ての企業やプロジェクトに適用できるわ 組み合わせたシステム全体としての動作確認 けではありません。RIPS を有効に活用する を行い、問題がないことを確認します。 には、プロジェクトの状況に合わせて柔軟に  次に、顧客やユーザーが立ち会って行われ カスタマイズすることが重要です。 る検査を実施し、検査が完了したらユーザー  また、ロボット SIer のスキルだけに頼る 指定の現場や設置先に移ります。 のでなく、発注者であるユーザーも課題を明  設置先では、製造時に単独で動作確認を 確化し、ロボットシステムの導入に役立つ情 行った装置を組み合わせて、システム全体の 報収集し、ロボット SIer とのコミュニケー 動作確認を行います。この動作確認の完了条 ションを密にすることで、導入するシステム 11
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ への理解を深め、正確な情報伝達を行うこと が重要なポイントとなります。 12
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 物流の効率化を可能にするパレットの 積みパターンについて解説 物流業界においてパレットは荷物の荷扱い、移動、保管、管理を効率的に運用するために必要 不可欠なものです。しかし、入荷した商品をパレットに積みつけるパレタイズを誤った方法で 行ってしまうと荷崩れなどのトラブルに繋がってしまいます。 今回はパレタイズを行う上での基本的な注意点や、より効率的にパレタイズを行う上で使用さ れている 6つのパレットパターンを紹介したいと思います。 1 パレタイズを行う上での基本 2 6 個のパレットパターンとそ 的な注意点 の特徴  パレタイズが原因で発生するトラブルで代  パレットパターンとはパレットに荷物を積 表的なものが荷崩れです。 む際の並べ方の事をいいます。パレットパ 荷崩れを起こすと商品が傷んでしまうだけで ターンの種類は多く、それぞれに特徴やメ なく、最悪の場合、運搬トラックの事故など リットが異なります。 に繋がる可能性もあります。  安定し、また積載効率の良いパレタイズを  その荷崩れを起こさないためにも下記のこ 行うためには、荷物にあったパレットパター とには最低限注意する必要があります。 ンを選択する必要がございます。ここでは代 表的なパレットパターンとその特徴を紹介し ▹重い荷物は下に置き、軽い荷物は上に置く ていきます。  逆にすると軽い荷物が重い荷物に潰され、 ブロック積み 全体のバランスが崩れます。 ▹重しになる荷物を最後に上に乗せる  上の荷物が軽い場合は、例外として荷物が つぶれない程度の重めの荷物を一番上に乗せ ます。理由としては、重しがないと強風や横 揺れで落下してしまう可能性があるためで す。 ▹荷物の角の部分が空中にはみ出た状態 (オーバーハング)にならないようにする  ブロック積みとは、荷物を同じ方向に並べ  はみ出た部分が上からの圧力で潰れ、全体 た積み方で、「平積み」と呼ばれています。 のバランスが崩れてしまいます。  シンプルな特徴であるため、デパレタイズ の際にも縦にまとめて荷物を取り出すことが でき、生産性が向上につながるというメリッ 13
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ トがあります。 させます。  一方で同じ荷物を同じ向きで積み重ねる棒  前述の交互列積み同様に棒積みではないた 積みのため、横方向の力に弱いデメリットも め、横向きの力に強く、多少の振動では荷崩 あります。 れしません。また全ての荷物が外側から見え  パレット自体を移動させない運用であれば るため検品がしやすいというメリットがあり 問題ありませんが、フォークリフトやトラッ ます。 クで運搬するパレットでは避けた方が良い積 窓積み み方です。 交互列積み  窓積みは、レンガ積みの横向き部分を 2列 に増やした積み上げ方法で、積み上げる際も  交互列積みは、1段目は横向き、2段目は レンガ積み同様に各段で 180 度回転させて 縦向き、3段目は横向きといったように段ご 重ねて行きます。 とに向きを90度変えて積み上げる方法です。  レンガ積み同様に荷崩れしにくいことや、  この方法は前述のブロック積みと異なり棒 全ての荷物が外側から見えるため検品しやす 積みではないため、横向きの力に強いという いというメリットがあります。 メリットがあります。しかし、荷物の形が正 ピンホール積み 方形だと棒積みになってしまうなど限られた サイズの荷物でしか使えないといったデメ リットもあります。 レンガ積み  ピンホール積みは荷物を風車の形のように 縦横に組み合わせた積み方です。その形から 「風車積み」と呼ばれることもあります。  中央に空気の通り道ができることから、冷  レンガ積みは、1つの段で荷物の縦と横の 蔵倉庫や低温輸送などで荷物を一定温度に保 向きを変えて積み上げる方法です。また積み ちたい場合にとても効果的です。 上げるごとに段の向きを 180 度反対に回転  一方で中央に隙間が出来てしまうため、積 14
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ 載率が下がってしまうというデメリットがあ ります。 ダブルピンホール積み  ダブルピンホール積みは、ピンホール積み の発展型で、中央の隙間部分を 2つにした積 み方です。  上記のピンホール積みの一つの荷物を起点 に、もう一つピンホール積みを行い、残った 角の部分に荷物を置きます。  ピンホール積みの中央に空気の通り道がで きることから、冷蔵倉庫や低温輸送などで荷 物を一定温度に保てるメリットに加え、ピン ホール積みでの課題点であった積載率も解決 できます。  しかしその分積み方が複雑なため、手作業 で行う際は生産性が落ちてしまう事が懸念さ れます。 15
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦ マテハンとは何か? 物流業務を変える搬送装置の選定とメリット マテハンとは「マテリアルハンドリング」の略語で物流や製造の現場で使われます。 本来の意味は、材料や製品などのモノを運搬する作業全般のことを表しますが、一般的にはこ れらの作業を行うマテハンに用いられる機器(マテハン機器)のことを表すことが多いようです。 本記事ではマテリアルハンドリングを行う機器という意味でのマテハンを紹介していきたいと 思います。 1 マテハン導入のメリット・ マテハン導入のデメリット デメリット ▹導入コストが安価ではない  長期的に考えるとマテハン導入はコストの  マテハンを導入する際に発生するメリッ 削減に繋がりますが、導入には相当のコスト ト・デメリットについて簡単にご紹介させて が掛かってしまいます。そのため導入の際に いただきます。 は、その機器への投資分を回収するまでにど マテハン導入のメリット のくらいの時間がかかるかといった費用対効 果をよく検討する必要があります。 ▹省力化によるコスト削減 ▹トラブルが発生した際などは業務が  マテハン導入におけるもっとも大きなメ  ストップしてしまう リットは、省力化とコストの削減です。  マテハン機器が担う作業が多ければ多いほ  現場環境に適した機器を導入する事によっ ど、不具合などで稼働が停止した時の対応が て作業効率を上げ、従業員への肉体的負担を 困難になってしまいます。トラブルが発生し 軽減することが出来ます。 た際のコストやリスクを最小限にする方法な  その結果、人的コストの削減、さらには生 どを導入前から検討する必要があります。 産量の増加に繋がります。 ▹人的ミスや人災を防ぐことができる  物流や製造の現場での運搬作業では、従業 2 マテハンに関連する業務と導 員への負担が大きくなってしまいます。その 入される搬送装置 結果、ミスや事故が発生してしまう可能性が 積み込み・積み下ろし あります。  人間にとって負担の大きな作業をロボット ▹パレタイザ・デパレタイザ にて自動化することによって、上記のような  パレタイザとは、パレットへ荷物を積み込 リスクを軽減する事が可能です。 む機器のことを表わします。一方、パレット から荷物を下ろす機器をデパレタイザといい ます。 16
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株式会社 JRC ロボットSI 事業本部 ロボット導入・自動化お役立ち情報⑦  重量のある荷物を積み上げ下ろすといった ために使用されます。 単純作業を自動化する事に繋がります。  ロボットアームで 1点ずつ掴むロボット式 と段ごとにまとめて運ぶ機械式があります。 ▹フォークリフト  車体前面下部にあるツメを使ってパレット などを持ち上げて運搬する車両です。運転に は免許が必要になってきます。また最近は無 人の機器も登場してきています。 運搬・搬送 ▹コンベヤ  荷物を一方向に運搬する機器で、各マテハ ン機器の間をコンベヤで繋ぐことにより、多 くの業務を一貫して自動化する事が出来ま す。  またコンベヤには「ベルトコンベヤ」や 「チェーンコンベヤ」「ローラコンベヤ」など の様々な種類が存在し、現場の環境や運搬す る荷物の特徴によって使い分けられます。 ▹搬送系ロボット  GTP と呼ばれる商品の入っている棚ごと 搬送を行うロボットや従業員のピッキング作 業をフォローする協働ロボットなどが登場し てきています。 保管 ▹パレット  荷役、輸送、保管が可能な構造の荷物を載 せる台です。プラスチック、木製、金属など さまざまな材質のパレットがあります。また 日本国内では「T11 型パレット(イチイチ)」 と呼ばれる横 1100mm×奥行き 1100 ×高 さ 144mmの大きさのものが一般的に使用さ れています。 ▹ネステナー  パレットをセットして使用する金属製の保 管ラックです。パレットの保管効率を上げる 17