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加湿機

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加湿器(かしつき、「加湿機」とも表記)とは室内気の加湿のために使う空気調和設備である。例えば日本の場合、空気が乾燥する冬季などによく使われる。機器内部に収容されている水分を空気中に放出し、加湿する。ストーブにやかんを置くといった構成も加湿器の一種といえる。また、寒い時など湿度が上昇することによって同じ室温でも体感的に暖かく感じるという利点もある。なお、除湿機能を併せもったものは湿度調和機と呼ぶ(冷暖房機能まで併せもっている場合にはエアコンに分類される)。日本メーカーの間では表記に揺れがあり、パナソニック(パナソニック エコシステムズ)、三菱電機、シャープは「加湿」と表記している。普及モデルの一部を除く大半の機種が好みの時間に加湿運転を終えられる切タイマー(2時間・4時間・6時間・8時間の選択式)を搭載しており、家庭用ハイパワーモデル上位機種と小容量パーソナルモデルでは好みの時間に加湿運転を始められる「入タイマー(2時間・4時間・6時間・8時間の選択式)」も併載している機種がある(途中「停電」・「タイマー動作前に手動で電源を切る」・「入タイマー動作前に電源プラグを抜く」いずれかがあるとタイマー設定は取り消される。入・切両方のタイマーを併用することも可能で、この場合の入タイマーは「切タイマーで電源が切れた時間から起算して動作」する。ただし時計機能は非搭載のため、入・切タイマーは「何時間後」方式の簡易タイマー。タンク・トレー内の水が途中で空になると設定時間より前に加湿運転を終えるので、特に切タイマー運転時はあらかじめ余裕を持って給水しておく)。加湿フィルターとプレフィルター(本体内へのホコリ侵入を防ぐエアフィルター)は、生産終了機種にも適合する純正品が各メーカーよりサービスパーツとして販売されている(モデルチェンジのためサービスパーツ型番・販売価格・色は当該機種発売当時と異なる場合あり。当該機種に適合するサービスパーツが生産終了となった場合は、製品自体を最新機種へ買い替える形となる。補修用性能部品は当該機種の生産終了後6年間保有)。なお加湿フィルターの寿命はメーカーにより異なっており、最長3年使えるメーカーと10年使えるメーカーとに二分されている。雑菌・カビ・水垢の繁殖と加湿器肺炎(雑菌の空中飛散による喘息など)防止のためタンクの水は毎日交換すると共に・トレーに溜まった水は毎日捨て、タンクに入れる水は必ず「塩素殺菌消毒された水道水」を用いると共に、加湿フィルター・プレフィルター・本体トレーは月1回以上洗浄するよう指示されている(健康被害防止の観点から・加湿器タンク&トレーに入っていた水は飲用に用いず、洗浄や植物への水やりなど雑用水として用いる。長期間手入れがされず・連続運転時間が約10日間=240時間経つと「お手入れランプ」が点灯し、手入れ完了後にリセットボタンを押すまで運転を強制停止。お手入れランプ点灯前に洗浄などをした場合も、手動で運転開始後にリセットボタンを押せば連続運転時間計算がリセットされる)。シーズンオフで長期保管する場合、加湿フィルター・トレー・タンクは洗浄後、カビ発生防止のため数日間陰干しで自然乾燥させる必要がある(加湿器用洗剤または台所用中性洗剤を用いてタンクやトレーを洗った場合、必ず十分にすすぎ洗剤が残らないようにする。日なたで直射日光に当てて乾燥させると変色するおそれがある他、ドライヤーなどの熱風で急速乾燥させると縮むおそれあり。加湿フィルターを本体内送風で急速乾燥可能な「フィルター乾燥ボタン」を搭載したメーカー・機種もある)。

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加湿器http://ja.wikipedia.org/)より引用

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