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プラットフォームベースの製造で業務を変革

ホワイトペーパー

プラットフォームベースの製造は、人、工程、データをつなぐ画期的な機会を提供して、効率を向上し、コストを削減し、長期的な競争力を確保します

掲載内容

はじめに
現代の製造における課題
プラットフォームベースのソリューションで課題を克服
お客様事例:ロボット溶接を合理化
お客様事例:デジタルでプラントレイアウトを強化
お客様事例:ネスティング検証でエンジニアをサポート
お客様事例:「余すところなく」可視化
まとめ

このカタログについて

ドキュメント名 プラットフォームベースの製造で業務を変革
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 2.1Mb
取り扱い企業 ダッソー・システムズ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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クラウドを活用して革新的な製品を開発
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ダッソー・システムズ株式会社

このカタログの内容

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プラットフォームベースの製造で業務を変革 プラットフォームベースの製造は、人、工程、データをつなぐ画期的な機会を提供し て、効率を向上し、コストを削減し、長期的な競争力を確保します 1
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はじめに 製造業界は重要な岐路に立っており、急速に進化する消費者需要、労 働力不足、持続可能性の要件、不安定なサプライ チェーン、国際競争 の激化に直面しています。20世紀後半のデジタル ツールへの移行か ら、21世紀の特定業務の自動化まで、製造企業は数十年にわたり、そ の工程を徐々に変えていくことで、このようなプレッシャーに対応して きました。しかし、横のつながりのないこうした手法は、可能性のほん の一部に手をつけたにすぎません。 ますます複雑化する現代の製造に対応するには、人、工程、データを、 統合された適応性のあるフレームワークにつなげるというパラダイム シフトが必要です。プラットフォームベースの製造というこの手法で は、製造企業が業務を合理化し、データ主導の意思決定を行い、市場 の需要に俊敏に対応できます。 このeブックでは、現代の製造企業が直面する課題や、その課題を克服 するためのプラットフォームベースのソリューションの重要な役割、そし て、その戦略的優位性を際立たせる実際の用途について説明します。 2
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現代の製造における課題 現在の製造現場には、相互に依存する課題がいくつかあり、ビジネス 上の意思決定や業務運用の成功に影響を与えています。 労働力不足 最も差し迫った課題の1つは、熟練労働者の不足です。Deloitte社の 業界展望2025年産業機械製造業のレポートによると、2024年に労 働市場はやや緩慢化しているものの、全米製造業協会(NAM)が発 表した2024年第3四半期の見通し調査では、およそ60%の製造企業 が、従業員を引き付けてつなぎ留めることができないことが最大の 課題であるとしています。 仕事と生活の期待が変化したことが主な原因で、労働力の動向は、 過去数年間で大きく変わりました。経験豊富な多くのプロフェッショ ナルが業界を離れており、若い世代は、伝統的な製造業への就業に 消極的な傾向があります。また、徒弟制度が衰退したことでスキル格 差が生じ、多くの企業が生産ニーズに対応できなくなっています。 消費者需要の高まり 消費者の行動は本質的に変化しており、これまでにないレベルのパ 現在と今後の製造業に対するプレッシャー ーソナライゼーションと効率がメーカーに求められています。eコマ ースや、Amazonなどの企業が開発した迅速な注文処理モデルの普 及により、「迅速で、カスタマイズされ、効率的」という新たな標準が 作られました。この需要が、品質やコストを犠牲にすることなく、革新 的な製品を迅速に生産するというプレッシャーを生んでいます。 3
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持続可能性のプレッシャー ます。この分断がコラボレーションを複雑にし、ワークフローの最適化を 持続可能性はビジネスに欠かせないものになっています。廃棄物や 困難にしています。プラットフォームを使用する方法は、すべての関係 排出ガスの削減から、原料投入の最適化まで、製造企業には環境に優 者をまとめて、開発工程全体を高速化します。 しい取り組みを推進するよう、ますます厳しい目が向けられています。 持続可能性は単なる環境問題ではなくなり、経済的目標にもなって 世界的な競争激化 います。効率的なリソース活用は、コストを削減し、サプライチェーン 生産能力が複数の大陸に広がっているグローバル経済において、製造 のレジリエンスを強化します。 業は競争力を維持するように常に適応する必要があります。効率的で 将来性のある工程を取り入れなかった企業には、地域や国際的な競争 消費者からは、環境に配慮した製品や倫理にかなった製造方法に対 で後れを取るリスクがあります。 する要求が高まっています。特に消費者が環境への影響を意識する ようになるにつれ、持続可能な取り組みを採用する製造企業は、より サプライ チェーンの混乱 多くの顧客を引き付け、ブランドのロイヤルティを向上させることが グローバルなサプライ チェーンにおいてコロナ禍が大きな機能障害 できます。 に拍車をかけましたが、その影響はまだ残っています。サプライチェーン は良くなってきましたが、2024年10月までに、原材料の平均供給時間が 分断されたデータと工程 81日まで落ち込みました。これは前年比2%の低下で、まだコロナ禍前の 製造業務はこれまで、エンジニアリング、生産、物流、品質保証など、複 基準には戻っていません。 数の部門にまたがっていました。多くの場合、こうした部門は別個に 機能し、異なるツールや工程を採用することで、データの分断が生じ 4
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Challenges in Modern Manufacturing、Overcoming Challenges with Platform-based Solutions、page 5

プ ラットフォームベースのソリューションで課 題を克服 プラットフォームベースの製造では、単一の接続型エコシステムを導 入し、すべての製品ライフサイクル段階にわたってデータ、工程、人 を統合します。このようなソリューションは縦割り型の従来の手法を 壊すもので、製造組織を俊敏で革新的な企業に変革します。 プラットフォームベースの製造では、「throw-it-over-the-wall」(相談な しに誰かに仕事を押し付ける)という考え方もなくなります。この考え方 はこれまで、関係を悪くし、エンジニアリングと生産間のコラボレーショ ンの課題になってきました。関係者すべてが、必要な情報にいつでもア クセスできるようになると、ミスが減少し、工程の効率が高まり、コラボ レーションが大きく向上します。 プラットフォームベースの製造では、すべての部門のデータを信頼でき る唯一の情報源に一元化します。CADモデルでも、生産スケジュールで も、ロボティクス プログラミングでも、サプライチェーン ロジスティクス でも、すべての関係者が同じデータセットにアクセスして貢献できま す。このようにデータとツールへのアクセスを統一することで、冗長な作 業がなくなり、コミュニケーションが改善され、チームが常に最新の情 報で作業するようになります。 たとえば、エンジニアリング設計ファイルで行われた変更点が、システ ム全体で自動的に更新されます。つまり、生産管理者、品質チーム、サ プライヤーが、手動で調整を加えることなく、すぐに適応できます。 5
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縦割りを解消してコラボレーションを強化 プラットフォームは、製造工程のすべての段階をつなぐことで、チー だ、「第2デジタル時代」とも呼べる段階で活動しています。手動の工程 ム間のシームレスなコラボレーションを可能にします。これは製品を はデジタル化されていますが、そうした企業のシステムは今日の要件に 効率的に作成するために不可欠です。製品エンジニアは製品を設計 合わせて最適化されていません。 し、製造エンジニアは、効率的でコスト効率の良い製品製造ができる ようにします。 プラットフォームベースのシステムは、すべてのツールを1つのデジタル スレッドにまとめて同期することで、この手法を最新化します。これによ 早期のコラボレーションは、設計変更の特定に役立つため、製造を簡素 り、製造企業は、自動化、シミュレーション、人工知能(AI)などのテクノロ 化し、コストを削減し、生産の遅延を回避できます。製造エンジニア ジーの可能性を真に活用できます。 は、原材料の選択における問題を見つけて、生産コストを最小限に 抑える製品の設計方法についての提案もできます。 持続可能性とコスト削減 プラットフォームは、使用原材料、エネルギー消費量、廃棄物量をリア プラットフォームを使用すると、ロボティクス プログラミングなどを ルタイムで明確化します。リソース計画と工程最適化のための高度なツ CADモデルに統合したり、ネスティング ソフトウェアをエンジニアリン ールを使用すると、製造企業は、過剰な原材料を減らし、環境への影響を グ デザインと統合したりできます。これにより後工程チームは、効率的 最小限に抑えることができます。この的確さは、コストを最適化しつつ、 に作業するために必要な情報を受け取ることができます。部門間が 測定可能な持続可能性目標に貢献します。 戦略的に連携することで、遅延を最小限に抑え、コストのかかるミス を防ぎます。 柔軟性と拡張性 プラットフォームベースのシステムはモジュール化されており、各企業固有 デジタル トランスフォーメーションを加速 のニーズに対応できます。ダウンタイムを減らすためのオフラインでの 「デジタル トランスフォーメーション」という言葉が何年も前から使わ ロボット プログラミングでも、生産フローを最適化するための工場レ れていますが、企業はデジタル ジャーニーにどのように取り組んで イアウトのシミュレーションでも、新しいテクノロジーの統合でも、プラ いるのでしょうか?現実に目を向けてみましょう。多くの製造企業はま ットフォームにより、進化に必要なツールを入手できます。 6
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Case in Point: Streamlining Robotic Welding

お客様事例: ロボット溶接を合理化 実際の例をいくつか見てみましょう。中規模のある製造会社がロボッ ンを採用することで、ロボット プログラミングをエンジニアリングの ト溶接機のプログラミングに課題があり、効率の低下と、ダウンタイム CADデータと直接統合しました。これにより、冗長な手順がなくなり、オ の長期化が発生していました。プラットフォームベースのソリューショ フライン プログラミングが可能になりました。ダウンタイムが減り、従業 員の安全性が向上しました。導入後、プログラミング コストが削減され るとともに、生産量が25%増えました。 7
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Case in Point: Digitally Enhanced Plant Layouts

お客様事例: デジタルでプラント レイアウトを強化 ある製造施設が、そのレイアウトを見直して工場の効率を高めようとし た。これにより、ワークフローを視覚化し、さまざまなレイアウト オプショ ました。担当チームはプラットフォームベースの手法を使用して、3次元 ンの影響をリアルタイムで評価できました。その結果、施設全体でスルー CADデータ、時間分析、運用シミュレーションを1つの環境に統合しまし プットが15%向上し、材料移動が20%減少しました。 8
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Case in Point: Nesting Validation to Support Engineers

お客様事例: ネスティング検証でエンジニアをサポート あるエンジニアリング チームが、モジュール式コンベヤ ベルトの設 ことで、エンジニアたちは、材料効率を保ったままの設計変更を評価でき 計で、製造時の材料を適合させることに苦労していました。ネスティン ました。これにより、材料の無駄を18%削減でき、生産精度が向上し、切 グされたシートのプランニング ツールをプラットフォームに組み込む 削と組み立てに関わる後工程チームの時間を短縮できました。 9
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Case in Point: Get “Stem-to-Stern” Visibility

お客様事例: 「余すところなく」可視化 ある大手の契約製造企業は、製造業向けERPシステムを採用して業務 視性と機能を提供して、コスト追跡、リアルタイムのパフォーマンス監 を変革しました。カリフォルニアとメキシコの施設全体で拡大を効率的 視、新入社員のシームレスな研修などの重要な工程に対応します。ま に管理しつつ、収益性を維持しています。このシステムは、包括的な可 た、部門間のコラボレーションを促進し、同社は、競争の激しい業界に おいて、持続可能な成長と卓越した運営を推進しています。 10
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The Bottom Line

まとめ プラットフォームベースの手法は、縦割りをなくし、チーム間の シームレスなコラボレーションを促進し、重要な情報を一元化 します。これにより、意思決定が迅速になり、コストのかかる遅 2025年は、製造業は引き続き、困難で不確実なビジネス状況になる 延を最小限に抑えられます。また、プラットフォームは、ロボット と、Deloitte社が予測しています。それは、コストの上昇、米国と世界 の統合、リアルタイムのシミュレーション、AI主導の最適化など 的な選挙後に可能性がある政策変更、地政学的な不確実性などの の高度なツールにより、イノベーションを継続的にサポートし 複合要因からです。要因の多くは企業の管理外ですが、最新のテクノ ます。 ロジー ツールやプラットフォームの導入で、それに備えることができ ます。 プラットフォームベースの製造戦略の採用は最終的に、競争力 の維持に必要なレジリエンスと適応性を企業に提供します。こ 現代の製造企業が直面する課題には、革新的で包括的なソリューション のようなシステムは、工程を合理化して迅速な調整を可能にす が求められます。プラットフォームベースの製造は、人、工程、データを ることで、差し迫った課題に対処するだけでなく、長期的な成長 つなぐ画期的な機会を提供し、効率性の向上、コストの削減、長期的 と優れた業務のための土台にもなります。 な競争力をもたらします。こうしたプラットフォームは情報を一元化 し、新たなレベルのコラボレーションを可能にすることで、縦割りを解 製品の詳細については、最寄りの販売代理店にお問い合わせく 消し、労働力不足、持続可能性の要件、グローバルな競争プレッシャ ださい。製造と生産の当社のソリューションの詳細については、 ーなどの課題への対応に、製造企業が備えられるようにします。 こちらを参照してください。 人、工程、データを単一の接続型エコシステムに統合することで、製 造企業は俊敏性を手に入れて、労働力不足、サプライ チェーンの課 題、消費者需要の変化などの混乱に迅速に対応できます。 ダッソー・システムズは、人々の進歩を促す役割を担います。1981年以来、バーチャル世界を開拓し続け、消費者、患者、そして市民のより良い生活を実現しています。 ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを活用することで、あらゆる規模、業種の37万社のお客様が、共同作業、想像、そして価値ある影響を及ぼす持続可能な技術革新を可能にしています。 詳細については、www.3ds.com(英語)、www.3ds.com/ja(日本語)をご参照ください。 11 2025 © Dassault Systèmes. All rights reserved. 3DEXPERIENCE、3DSロゴ、Compassアイコン、IFWE、3DEXCITE、3DVIA、BIOVIA、CATIA、CENTRIC PLM、DELMIA、ENOVIA、GEOVIA、MEDIDATA、NETVIBES、OUTSCALE、SIMULIAおよび SOLIDWORKSは、フランス法で法人化、およびヴェルサイユ商業登記所に登記番号322 306 440で登録した欧州会社(Societas Europaea)であるダッソー・システムズ、または、アメリカ合衆国および/またはその他の国における、その子会社 の登録商標または商標です。その他すべての商標は、各所有者に帰属します。Dassault Systèmesまたはその子会社の商標を使用するには、明示的な書面上の許可が必要です。