1/3ページ
カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(473.3Kb)

安全なプレス加⼯を実現!モニタ付きダブルバルブの安全性を他のバルブと⽐較

事例紹介

安全なプレス加⼯を実現!モニタ付きダブルバルブの安全性を他のバルブと⽐較

主にプレス機械のクラッチ/ブレーキ⽤に使⽤される制御バルブは、安全管理の⽔準が⾼いアメリカやヨーロッパでは必須の「モニタ付きダブルバルブ」がおすすめです。モニタ付きダブルバルブを使⽤することで、作業員が注意する
だけでは防⽌できない事故も未然に防ぐことが可能になります。ここでは、、従来のシングルバルブやモニタ無しダブルバルブと⽐較し、モニタ付きダブルバルブがどのように安全性を確保しているのかについてご紹介します。



※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。

このカタログについて

ドキュメント名 安全なプレス加⼯を実現!モニタ付きダブルバルブの安全性を他のバルブと⽐較
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 473.3Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 ロス・アジア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

この企業の関連カタログの表紙
流体機械安全総合カタログ
製品カタログ

ロス・アジア株式会社

この企業の関連カタログの表紙
光学式安全装置は動作したが。。。
事例紹介

ロス・アジア株式会社

このカタログの内容

Page1

安全なプレス加⼯を実現!モニタ付きダブルバルブの安全性を他のバルブと⽐較 主にプレス機械のクラッチ/ブレーキ⽤に使⽤される制御バルブは、安全管理の⽔準が⾼いアメリカやヨーロッパで は必須の「モニタ付きダブルバルブ」がおすすめです。モニタ付きダブルバルブを使⽤することで、作業員が注意する だけでは防⽌できない事故も未然に防ぐことが可能になります。ここでは、従来のシングルバルブやモニタ無しダブ ルバルブと⽐較し、モニタ付きダブルバルブがどのように安全性を確保しているのかについてご紹介します。 ■機械故障時におけるシングルバルブ、モニタ無しダブルバルブの違い まずは、シングルバルブとモニタ無しダブルバルブが故障時にどのような動作をするのかについて⽐較してみます。 バルブにおける故障は、そのほとんどが弁体故障。つまり、供給されるエアの切り替えの役割を果たす弁が何らか の不具合で動作しなくなってしまう状態を指します。この故障は機械を ON に切り替えたとき、OFF に切り替えた ときの両⽅で発⽣します。 Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved
Page2

・ON 時故障 ON 時故障は、機械の電源を ON にしたときに弁が作動しない故障のこと。この状態だとバルブ内をエアが通り抜 けることがないため、プレスまでエネルギーが伝わりません。そのためプレスは稼働せず、停⽌の状態を保ちます。こ れはシングルバルブ、ダブルバルブ共通の特性であり、いずれのバルブも ON 時故障は事故の危険源にはなりま せん。 ・OFF 時故障 OFF 時故障は稼働中の機械を OFF にしたときに弁が作動しない故障のことで、シングルバルブとダブルバルブと では故障後のプレスの動作に違いが現れます。シングルバルブで弁が閉じないと、エアがそのままプレスまで流れ続 けてしまうため機械が停⽌しません。⼀⽅ダブルバルブであれば、⽚⽅の弁が故障してももう⽚⽅の弁からエアを 確実に排気することができるため、プレスまでエネルギーが伝わらずに安全を確保できます。これは、ひとつのバルブ に弁をふたつ持つダブルバルブならではの特性です。 このように、⽚側弁体の故障時に安全が確保できるダブルバルブは、シングルバルブと⽐べて安全性能が⾼いこと が分かります。 ■モニタ無しとモニタ付きの違い 上記のように⽚側弁体に故障が起きても安全にプレスを停⽌できるダブルバルブですが、モニタを搭載していない 状態ではまだ故障の⾒逃しのリスクをはらんでいます。 ダブルバルブが故障したとき、ON 時故障であればその場で故障したことを発⾒しやすく、機械が動かないためすぐ さま修理が必要だと分かります。⼀⽅ OFF 時故障の場合は、バルブは⽚側の弁が開いたまま停⽌しているので、 再通電した際には正常な側の弁が開いて普通にプレスが稼働できてしまうのです。この状態は⾮常に危険で、 次に残った正常なほうの弁が壊れてしまった際に⼤きな事故を誘発する可能性があります。 Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved
Page3

なお、OFF 時故障が起きたときも⼈が発⾒できないわけではありません。OFF 時故障のときは排 気ポートから連続的にエアが排気されるため、それを「エア漏れ」という形で確認することができます。ただしバルブ を注意深く⾒ていなければエア漏れの発⾒は難しく、バルブが⾼所にあったり周囲がうるさかったりすると発⾒が遅 れることもあります。この状態でしばらく稼働を続けていた、という危険な例も報告されています。 モニタ付きダブルバルブであれば、ON 時故障・OFF 時故障のいずれにおいても弁体の故障を感知する機能と再 通電時の起動を防⽌する機能が備わっています。再起動防⽌機能によりバルブ故障後に機械が稼働してしまう ことがないため、モニタ無しダブルバルブに⽐べて安全性が⾼いといえるのです。また、故障したことを知らせてくれる ため、すぐさま修理に回すことができます。 ⼯場内での作業員の安全を守るためには、より安全性能の⾼い機構を搭載することが重要です。プレス機械の 制御バルブにおいては、モニタ付きダブルバルブを導⼊することで⾼い安全性を確保できます。ロス・アジアのダブル バルブであればモニタを後付けで設置できるため、モニタ無しダブルバルブを使⽤している場合にはぜひ安全性が 向上するモニタ付きへのアップグレードをご検討ください。 コンタクト: ロス・アジア株式会社 北村 英造 (マーケティング部) Email : eizo.kitamura@rosscontrols.com TEL : 042 – 778 - 7251 Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved