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安全管理をアップグレード!欧⽶基準のモニタ付きダブルバルブを導⼊しよう
⾃動⾞産業を始めとし、⽇本はものづくりにおいて世界をリードしてきました。しかし、ものづくりの現場における安全管理については課題があり、⼗分な安全が確保されていないケースが多くみられます。現場の安全管理を⾼い⽔準に引き上げなければ、死亡事故などの重⼤事故を減らすことはできません。
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このカタログについて
ドキュメント名 | 安全管理をアップグレード!欧⽶基準のモニタ付きダブルバルブを導⼊しよう |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 379.4Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ロス・アジア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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安全管理をアップグレード!欧⽶基準のモニタ付きダブルバルブを導⼊しよう
⾃動⾞産業を始めとし、⽇本はものづくりにおいて世界をリードしてきました。しかし、ものづくりの現場における安
全管理については課題があり、⼗分な安全が確保されていないケースが多くみられます。現場の安全管理を⾼
い⽔準に引き上げなければ、死亡事故などの重⼤事故を減らすことはできません。
ここでは、⽇本の安全管理の現状について、そして安全管理の基準を⾼めるための⼀例として、「モニタ付きダブ
ルバルブ」についてご紹介します。
■変化してきた⽇本の安全管理意識
世界の先進国と⽐べると出遅れているといわれる⽇本の安全管理意識ですが、2011 年の東⽇本⼤震災を契
機に変化が起きています。
東⽇本⼤震災以前の⽇本では、「作業員がミスをしないこと・機械の故障がないこと」を安全基準としてきました。
しかしこれはすべてのミスや故障、事故、災害が「想定内」に収まることを前提としており、「想定外」の出来事が
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あった際に安全性を確保するのが⾮常に困難になります。東⽇本⼤震災後は「想定内」「想定外」という⾔葉が
ニュースを騒がせ、多くの⽅の印象に強く残っているのではないでしょうか。
甚⼤な被害をもたらした⼤災害を経験したことから、もう⼀歩踏み込んだ「作業員のミスや機械の故障があったと
き、それでも安全を確保するにはどうするべきか」という考え⽅が広がりました。このようなリスクアセスメントを実施
することが、ものづくりの現場においても重⼤事故の防⽌につながるのです。
■アメリカ・ヨーロッパと⽇本の安全管理を⽐較
上記のように変化を⾒せている⽇本の安全管理ですが、依然としてアメリカやヨーロッパからは遅れているといわれ、
両者の間には数⼗年の開きがあるといわれることもあります。
分かりやすい例として、プレスに搭載されるクラッチ/ブレーキ制御⽤バルブの違いが参考になります。プレス機器の
運転・停⽌に関わるバルブは⾮常に重要な部品であり、安全管理における焦点のひとつ。バルブの安全性を⾼
めるためにはシングルバルブよりダブルバルブが優れており、故障を⾃動で検知するモニタがあることで安全性がさら
に⾼まります。アメリカやヨーロッパではダブルバルブのモニタ搭載が義務化されていますが、⽇本では必須項⽬で
はなく、多くのバルブがモニタ無しの状態で運⽤されているのです。
他には、機械内の空気圧を抜く「残圧排気弁」の有無があげられます。機械のメンテナンスをする際、アメリカ・ヨ
ーロッパでは機械内の空気圧を抜く「残圧排気」が義務化されていますが、⽇本では必須の処理ではないため
電源を切るだけの場合もあります。空気圧が残った状態でメンテナンスをすると、不慮の事態でエアが漏れたとき、
思わぬ事故を招く可能性があります。
このような例から分かるように、⽇本の安全管理は重⼤事故を防ぐためには不⼗分だといえます。この点において
はアメリカやヨーロッパの基準に倣うことで安全が確保されることが多く、まずはその基準まで引き上げることが⼤切
です。
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■⾼い安全性を保証する「モニタ付きダブルバルブ」
上述したモニタ付きダブルバルブについて、どのように重⼤事故を防ぐのかをご紹介します。
ダブルバルブに取り付けられるモニタは、故障を感知して再起動を防⽌する機能を持ちます。故障したままプレス
機械が稼働してしまうと事故発⽣の可能性がありますが、モニタはダブルバルブ内の電気回路や空圧回路を遮
断することで事故を防ぐことができるのです。ダブルバルブの故障時は排気ポートからエア漏れが発⽣するため、作
業員が注意深く観察することでも事故防⽌は可能ですが、⼈の注意⼒に依存した安全管理では⾒逃しなどの
リスクがあります。このような特徴から、モニタ付きダブルバルブは⾼い安全性を確保できるといえるのです。
どの⼯場においても、さまざまなシステムや規律を導⼊することで安全管理を⾏っているはずです。しかし、その安
全管理で本当に⼗分な安全が確保できているのかについて今⼀度検討し、リスクアセスメントを実施することが
重要といえます。ロス・アジアであれば世界基準の製品を数多く取りそろえているため、安全性に不安があればぜ
ひ⼀度ご相談ください。
コンタクト: ロス・アジア株式会社
北村 英造 (マーケティング部)
Email : eizo.kitamura@rosscontrols.com
TEL : 042 – 778 - 7251
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