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機械による「安全性確⽴」のヒント。安全カテゴリとは?

製品カタログ

徹底した管理体制を敷いていても、思わぬ事故は起こってしまうもの。作業員やエンジニアに対して安全管理を徹底するよう教育するだけでは、事故やトラブルを完璧に防⽌するのは難しいものです。そこで。。。



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このカタログについて

ドキュメント名 機械による「安全性確⽴」のヒント。安全カテゴリとは?
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 537Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 ロス・アジア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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機械による「安全性確⽴」のヒント。安全カテゴリとは? 徹底した管理体制を敷いていても、思わぬ事故は起こってしまうもの。作業員やエンジニアに対して安全管理を 徹底するよう教育するだけでは、事故やトラブルを完璧に防⽌するのは難しいものです。そこで重要なのは、⼈為 的な安全管理だけでなく「機械による安全性の確⽴を⽬指す」ということ。今回は、機械の制御システムに深く 関連する「安全カテゴリ」とともに、機械の安全性管理についてご紹介します。 ■機械がどれだけ安全化をみる「安全カテゴリ」について 「安全カテゴリ」とは、リスクアセスメントの結果を踏まえた安全対策の指標となるもの。安全カテゴリは下から B、 1、2、3、4 という 5 段階に分けられており、段階によって求められる安全機能が厳しくなっていくのが特徴です。 以下では、各安全カテゴリの概要をご紹介します。 ・安全カテゴリ B 安全カテゴリ B では、機械制御システムの基礎的な機能を実現することが求められます。特に重要視されるのが、 Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved
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使⽤環境ストレスへの耐久性です。薬品による腐⾷や制御回路の中断、機械振動などによるストレスなどへの 対応が求められます。最も基本となるカテゴリのため、安全カテゴリ B の機械に何らかの⽋陥が発⽣した場合は 安全機能を損なうことが⼗分に考えられます。 ・安全カテゴリ 1 カテゴリ B の要件を満たすことに加えて、より信頼度の⾼い安全確保機能が求められる段階です。例えば使⽤ する部品においても、「その⽤途で使⽤されてきた中でも幅広い採⽤例があるもの」「⾼い信頼性と安全適性が 確認されているもの」を導⼊するように求められています。この要件を満たした安全カテゴリ 1 の機械は、カテゴリ B と⽐較すると故障による安全機能への損害確率は低くなります。 ・安全カテゴリ 2 安全カテゴリ 1 と同じく、カテゴリ B の要件を満たすことが求められます。安全カテゴリ 2 の段階では、点検機器と 点検結果の出⼒機能も求められるのが特徴です。適切な間隔で、機械内の安全チェックが⾏われるよう設計す る必要があります。機械の起動時や危険状態が発⽣するときに、点検機能によって正常なチェックが⾏われる機 械であれば、カテゴリ 2 の要件は満たしているということになります。ただし、チェック間に何らかの障害が発⽣する と、機械全体の安全機能の損害が発⽣するケースが考えられます。 ・安全カテゴリ 3 カテゴリ B の要件を満たすことに加え、「単⼀⽋陥が検出されること」「単⼀故障においても、安全機能が損なわ れないこと」などの条件が求められる段階です。この条件を満たすことで単⼀故障時でも安全機能がきちんと作 動するので、その機械は⾼い安全性を保っているということになります。ただし、未検出の障害が機械内に蓄積さ れることにより、安全機能へ悪影響がおよぶ可能性が考えられる状態です。 ・安全カテゴリ 4 カテゴリ B の要件を満たすこと、⼗分に吟味された安全原則に従うことに加え、カテゴリ 3 を上回る⾼い故障検 出機能が求められます。ある程度の故障が⽣じても、安全機能は常に損なわれないよう設計する必要があるの Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved
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です。この条件が満たされることによって、機械内の障害が適時検出されるようになり、周囲へおよぶ可能性のあ る軽度・重度の危険を未然に防ぐことができるようになるのです。 こうした安全カテゴリを軸に、機械の安全機能や制御システムは構築されています。思わぬ事故や故障の被害を 最⼩限に⾷い⽌めるためには、安全カテゴリに代表される指標が必要なのです。 作業員やエンジニアへの安全教育は⾮常に重要なことですが、それだけでは⾼い安全性の確⽴は難しいのが現 状です。安全カテゴリは、機械の制御によって安全性を確保するための重要な指標。レベルの⾼い安全カテゴリ の機械を導⼊・運⽤することで、⼈為的な安全管理に頼らない現場を作ることができます。 参考サイト 「安全ソリューション」 三菱電機 http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/sols/sol/safety/supp_glos.html 2017/09/29 参考 「安全カテゴリ」 OMORON http://www.fa.omron.co.jp/solution/sysmac/safetynavigator/safety_expert/iso13849_1 _06.html 2017/09/29 参考 「安全衛⽣キーワード」 厚⽣労働省 http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo01_1.html 2017/09/29 参考 コンタクト: ロス・アジア株式会社 北村 英造 (マーケティング部) Email : eizo.kitamura@rosscontrols.com TEL : 042 – 778 - 7251 Confidential and Privileged @ 2018 Ross Asia K.K. All Rights Reserved