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【大豆粕用】インライン分析装置『ProFoss2』詳細カタログ

製品カタログ

インライン型 近赤外成分分析装置『ProFoss2』の大豆粕製品における用途をご紹介しています。

『ProFoss2』は、各種製品の製造プロセスにおいて信頼性の高い
データをリアルタイムに分析する、インライン型近赤外成分分析装置です。

製造工程をモニタリングすることで原料の使用量を最適化。
製造のバラツキや最終製品の不要な変動を抑え生産能力を強化できます。

また製造設備との通信接続を構築し製造機器と連動・制御することにより
測定や設備制御の人件費削減を図ることが可能となります。

【特長】
■近赤外分析法によるインライン高速連続測定
■各種製品に対応したグローバル検量線を使用した高精度測定
■高解像度ダイオードアレイ測定による信頼性の高い測定結果
■全自動連続測定のため製造管理の省力化を実現
■試薬不要のためオペレーターの安全性を確保

このカタログについて

ドキュメント名 【大豆粕用】インライン分析装置『ProFoss2』詳細カタログ
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 3Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 フォス・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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プロフォス2 インライン型大豆粕用 近赤外成分分析装置
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大豆粕の製造を次のステージへ 大豆粕の製造を厳密かつ継続的にモニタリングすることでタンパク質の目標値を毎分、毎秒ごとに調整することが できます。このようにして大豆粕を使用するお客様からのクレームにつながる最終製品のタンパク質含量のばらつ きを抑えながら、同時に歩留まりの向上を達成することが可能となります。 このような製造管理の改善に向けた積極的なアプローチは生産現場力を高めるインダストリー4.0で定義されたテ クニカルコンセプトにも合致します。 タンパク質の目標値を正確に調整し継続的な改善を行うことで製造の安全性や品質の向上、プロセスの効率化、設 備のメンテナンスなど多くの点に対する改善を期待できます。また、乾燥工程をより厳密に管理することでエネル ギー使用量を最適化することも可能となります。 近赤外分析法を用いたインライン型近赤外分析計による分析は、タンパク質、水分、油分、繊維などの主要な成分 の変動を把握してコントロールを行うことでこのような改善によるメリットを短期間でもたらします。 卓上型の近赤外分析装置で製造プロセスをモニタリングするのも一つの方法ですが、オペレーターが検体を採取し て試験を行う必要があるため当然ながら分析頻度は制限されます。 フォスのインライン型近赤外分析計プロフォスは製造ラインを流れる試料を連続的に測定することで製造プロセス をより正確に把握するための最先端ソリューションです。プロフォスは世界中の大豆粕製造工場において製品品質 と利益の改善に貢献しながら、製造工程の効率化の改善に貢献してまいりました。 プロフォス2は測定データのデジタル活用を加えデータ活用と運用の最適化を目指した最新型の大豆粕製造支援ソ リューションです。
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™ 大豆粕用インライン型近赤外成分分析装置 大豆粕の製造工程をモニタリングすることで歩留まりを改善し、製造のばらつきや最終製品の不要な変動を抑えることで利益と品質を向 上させることができます。プロフォス2は大豆粕製造プロセスにおいて信頼性の高いデータをリアルタイムに分析する最新の大豆粕製造 支援分析ソリューションです。 近赤外分析法によりインラインで大豆粕製造工程における各成分を2秒毎(1,800検体/時間)に連続測定して結果をコントロールルーム に設置したモニターに常時表示することで製造の「見える化」をもたらします。また製造設備との通信で製造機器との連動、制御するこ とで測定や設備制御の人件費削減を図ることが可能となります。 測定ポイント BEFORE AFTER 特 長 • 近赤外分析法によるインライン高速連続分析 • NIR測定波長範囲:1100-1650nm • ダイオードアレイテクノロジーによる全波長同時測定 • 512 ピクセル高解像度測定による信頼性の高い測定結果 • 全自動連続測定のため製造管理の省力化を実現 • 試薬不要のためオペレーターの安全性を確保 • 稼働パーツが無く高い耐久性を実現 • IP65規格の防塵防水設計 コスト 売上 利益 コスト 売上 利益 • 1サンプルあたり数秒の高速測定 タンパク質を目標値に0.5%近づけることで年間3,300万円のコスト削 • 安心の本体自己診断機能 減が可能となります(年間製造量10万t、大豆粕価格44,000円/t を もとに計算)。 • 予備ランプ搭載によりランプ切れの際の測定中断を回避 • デジタルサービス接続による充実の各種リモートサポート また大豆粕の水分を継続的に測定することで、クレームやペナルテ ィ、出荷停止などのリスクを負うことなく水分値を制限値に0.25%近 づけることができ年間1,100万円の節約を実現できます。
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大豆粕用グローバルアプリケーション フォスが世界各国の大豆粕サンプルをもとにサンプルの温度、原料の産 地、品種など考えられるサンプルバリエーションを反映させ開発したグ ローバル検量線(キャリブレーション)をお使い頂けます。このため、 お客様ご自身で検量線を開発する必要はなく設置当日から優れた精度で 測定を行えます。 検量線モデルのパフォーマンスデータについては別途アプリケーション ノートをご用意いたしております。 グローバル検量線モデル 測定項目 大豆粕 タンパク、水分、油分、繊維 反射型近赤外分析法 プ プロフォス2は高解像度ダイオードアレイテクノロジーによりライン内を流れる大 ロ 豆粕サンプルから超高速スキャンによってスペクトルデータを収集します。取付 セ ス 方法はプロセスラインに本体を直接取り付けてライン内を流れる原料大豆や大豆 ラ 粕を全自動で連続分析する方法(Window Reflectance)と、コンベアで運ばれる イ サンプルに対してコンベア上部に固定したプロフォス2から一定間隔をおいた状態 ン で近赤外光を照射し自動連続分析を行う方式(Direct light)から設置環境にあわ せて選択することができます。 コンベア 高解像度ダイオードアレイ(DDA) 高精度かつ安定したスペクトルデータの収集はインライン分析におけるもっとも重要な性能となります。プロフォス2は高分解能ダ イオードアレイ(DDA)センサーと最先端の回路を搭載。デジタルカメラによる撮影のように高速で流れるサンプルから全波長のス ペクトルデータを同時に測定。測定する1.1nmあたりに1ピクセルの検出器を搭載し世界最高クラスの波長分解能を備えNIRS DS3な どラボ型分析装置と同等の精度を実現しています。 また、スペクトルデータは温度により影響を受け変化しますが、プロフォス2では1℃変化した場合の波長範囲のズレを0.01nm以下 に抑えることができ、なおかつ複数台のプロフォス2における波長誤差は0.5nm以下に抑えられているため検量線の移植搭載を優れ たレベルで実現できます。 フィルター式in-line近赤外分析計 一般的なダイオードアレイ分析計 高分解能ダイオードアレイ分析計
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ISIScanNovaソフトウェア(日本語表示) PCに搭載してプロフォス2の制御及び結果を表示するた めの専用ソフトウェアです。インライン測定の運用に最 適化されたインターフェースは、測定間隔の設定、移動 平均値の表示、各成分のトレンドグラフの表示など様々 な表示を行えます。 また、製造ラインに複数台のプロフォス2が組み込まれて いる場合でも1台のPCからまとめてコントロールするこ とが可能です。 デュアルランプシステム 機器標準化機能 メインの光源ランプが切れた場合、ランプ交換することな プロフォス2は製造工場出荷時に本体の標準化調整を行ってい く予備のランプに切り替えを行えるため測定時間のダウン るため、導入時に機器調整のための作業を必要としません。こ タイムを最小限に抑えられます。また予備ランプは事前に の標準化によって同一の検量線モデルを各装置間で移植して使 メインランプと同じ出力に調整されているためランプ交換 えます。このためフォスが提供する大豆粕用グローバル検量線 後に出力調整などの作業を必要としません。 を各プロフォス2で共用して使用できます。また、修理で光学 系モジュールなどを交換した際は写真のプロフォス2用標準物 質(ERC)によって、 オペレーターによる装 置の標準化を行えるた め工場出荷時の装置の 状態を永続的に維持す ることが可能です。 防水、防塵性能 工場内の製造ラインで使用されるプロフォスは安定した 測定能力を維持するため厳しい環境での使用にたえうる ことが求められます。特に湿気が多い環境下で常に使用 される状況では水分の混入に対する確実な保護が必要と されます。プロフォス2は保護等級IP69Kを実現し過酷な 環境下での安定した運用を可能としています。 Delta IP69kテスト報告書から抜粋 プロフォス2の精度確認には革新的な性能を備えた卓上型近赤外 成分測定装置NIRS DS3Fをご活用頂けます。カップに大豆粕を 充填して水分、タンパク質、脂肪等の成分をわずか30秒で高精 度に測定します。 また、FossManagerをご利用頂くことでネットワークに接続し たプロフォス2とNIRS DS3Fでの測定結果を同一にレポートする ことが可能となり、検量線の精度、パフォーマンスを随時モニ タリングすることができます。
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™ PDXコンセプト プロフォス2からの測定結果をもとに既存プロセス制御システムとのプロトコル接続による連動を行い製造システムの自動制御にご活 用頂けます。 お客様PLC又はSCADA Beckhoff アナログ ISIScan FOSS KEP Server Nova PDx イーサネット Kepware HMS Anybus Profinet/Profibus ・PDx(Process Data Exchange):ISIScanNovaソフトウェアとKepwareのデータ中継を行います。 ・Kepwareは各種PLC及びSCADAとの通信に用います。 ・PDxはフォスから提供する全てのプロセス系装置に用いられています。 Foss Manager ISISacn Nova ISISacn Nova • プロセスの変化にリアルタイムで対応 • タンパク質、水分や脂肪分など、プロセ ス変動のわずかな変化を検知して対応 • コントロールループを作り、プロセスの SCADA 変動を削減する • 目標をスペックに近づけ、歩留まり、利 益、品質の向上を実現 ProFoss2 サービス用PC PLC
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ダブルウィンドウインターフェース プロフォス2は最新の近赤外分析技術に基づいたプロセスアプ リケーションを提供します。サンプルとの接触面は二重のサ ファイアウィンドウで構成されており、プロフォス2本体をラ インから取り外しても配管側にはサファイアウィンドウが残 っているためサンプルが流れている製造途中でもプロフォス2 本体を取り外すことが可能です。 設置事例 プロフォス2本体は側面部の固定用コネクターを活用することにより様々な方法で製造ラインに取り付けできます。
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主 要 仕 様 測定時間 2~3秒/回 波長範囲 1100-1650nm 検出器 InGaAsダイオードアレイ スペクトル分散 1.1nm/ピクセル プロセスラインインターフェース サファイアガラス12mm厚、直径45mm 食品グレードFFMP O-ringシール サンプル温度 最大150℃ 製品からの圧力 製造圧力<21bar。衝撃圧力<50bar ※VarinlineDN80以上を使用の場合は最大圧力10barまで。 制御ソフトウェア ISIscan NOVAソフトウェア 波長正確度 <0.5nm 波長精度 <0.02nm 波長温度安定性 <0.01nm/℃ ノイズ <60microAU 振動環境 0.4Grms 環境温度 -5℃~40℃ エアー冷却を行う場合は65℃まで対応 圧縮空気(冷却用)※環境温度 最低5l/min、>99.9%水分除去率、>99.9%以上の油分除去率、0.3μm以上の粒子を含まない事。 環境湿度 <90%相対湿度 寸法(幅×奥行×高さ) 420×420×135mm 重量 25kg 電源 1口,100-240VAC, 最大40VA,50-60Hz キャビネット 1.5mm厚ステンレススチール EN1.4301(SS2333) 装置区分 プロセスコントロール装置 防護規格 IP69 認証 ATEX & IECEx 衛生基準 3A 通信 KEPServerEX(イーサネット、アナログ、Profibus/Profinet,)からPLC/SCADAに接続。 Foss Manager使用。 ネットワーク 高品質LANケーブル(カテゴリ5e以上).RJ45(IP67)LAN接続 使用場所 試験室又は製造現場 規格及び認証 : ・ATEX & IECEx rating ・Low Voltage Directive (LVD) (2014/35/EU) ・EMC Directive (2014/30/EC) ・Low Voltage Directive (LVD) (2006/95/EC) ・Packaging and packing and waste Directive (94/62/EC) ・WEEE Directive (2012/19/EU) ・RoHS Directive (2011/65/EU) ・REACH Regulation(EC)No.1907/2006
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デジタルサービスは装置をリモートから監視するこ とで、故障が発生する前の装置のリスクマネジメン トをサポートしながら、故障が発生した場合にはリ 品質管理責任者 モートサポートで迅速な故障診断を実施して装置の アベラビリティ向上を目指したサービスです。 フォスのデジタルサービスは、3つの柱を基準として 製造管理責任者 います。 【フォス】 データサーバとの自動通信により測定データをクラウドサ アプリケーションサポート ーバーに保管。装置が故障してもデータは消えることがあ プロフォス2 りません。また、各工場の分析結果を一元管理し検量線の 精度確認にも役立ちます。 測定値に異常があっても機器の診断や調整をフォスのエン オペレーター ジニアが遠隔でサポート。毎月の機器状況もレポートにし NIRS DS3 て報告いたします。 ネットワーク 装置設定 レポート 検量線校正 最新の検量線開発ソフトウェアを使い簡単にオリジナル検 量線が作成できます。 データ管理 ユーザー管理 測定結果の診断 機器診断 例えば、中央部署から地方工場に設置されたプロフォス2やNIRS DS3に搭載された各種検量線のアップデート、各種設定ファイル又は バックアップデータの自動保存、機器のステータス確認など豊富なサポート機能により、装置が設置された現場側での機器管理を効率化、 軽減することが可能となります。 また、フォス・ジャパンから各装置のステータスをレポート形式で毎月送付して、お客様がお使い頂いている装置の定常状態のデータと故 障発生時のデータを履歴管理することもできます。各サービスの詳細は別紙カタログをご確認ください。 デジタルサービスを組合せたサポートプラン: フォスの分析ソリューションを安心してご使用頂けるよう装置の点検、整備、緊急修理 と各パーツの保証にデジタルサービスを組合せたSmartCareプランをご用意しております。 ネットワークに接続されていることにより、遠隔で装置の状態確認をおこない、不具合 や故障に対し迅速に対応ができ、いち早く通常分析作業に戻します。 通常、機器保証は導入後1年で終了しますが、SmartCareなら2年目以降も充実した保証 部品がついています*。保証部品が万が一故障しても追加費用を気にして頂くことなく修 理依頼を行って頂き迅速な復旧が可能となります。 *保証対象部品の詳細については、別途お問合せ下さい。 フォスのトータルサポート フォス・ジャパンでは、国内4拠点にサービススタッフを配置。機器の設置、移設のお手 伝いをはじめ緊急時のトラブル対応にも最短の対応を行えるサポート体制を構築してい ます。 分析装置を安心してご使用いただくために、フォスはメンテナンスサービス、アプリ ケーション、部品提供、コンサルティング、デジタルサービスまでトータルなサポート をお客様にご提供致します。
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各プランの内容 概要 プロフォス2のご利用状況を日々モニタリングし 装置パフォーマンス レポートを毎月お届けします。レポートでは問 毎月 毎月 - モニタリングのレポート 題が大きくなったり故障する前に警告をお知ら せ致します。 検量線パフォーマンスレポートでは、プロフォ 検量線パフォーマンス ス2の検量線を毎月検証して最適化します。レ 毎月 - - モニタリングのレポート ポートでは検量線がドリフトし始めた場合に警 告をお知らせいたします。 サービスエンジニアが機器のサービスプロトコ ルに従い機器の状態をオンラインで確認、調整 リモート機器診断サービス 1回 1回 1回 を行い、また電話で簡単なメンテナンスて準備 をオペレーターに指示することでリモートで機 器を保守します サービスエンジニアが訪問して機器の状態を確 訪問メンテナンスサービス 1回 1回 1回 認し、部品交換、性能の検証と調整を行います。 リクエストに応じたソフト ISIScanNovaをアップデートして装置の性能を 〇 〇 〇 ウェアの更新 維持します。 営業時間内または延長時間中にフォスの担当者 電話サポートの対応時間 時間延長 営業時間内 営業時間内 が電話でサポートをお受けいたします。 緊急時に4~8時間以内にオンラインでサポート できるサポート技術者を用意するよう努めてい 修理サポート(リモート) 4時間以内 4時間以内 8時間以内 ます。弊社では修理サポートに対して時間単位 で料金を申し受けます。 緊急時に4~8時間以内にオンラインでサポート 修理サポート(訪問) 48~72時間以 48~72時間 できるサポート技術者を用意するよう努めてい 72時間以内 48~72時間以内 内 以内 ます。弊社では修理サポートに対して時間単位 で料金を申し受けます。 装置導入と同時にSmartCareへご加入頂くと 部品の保証 〇 〇 - サービス契約の有効期間中、特定の部品の保証 が追加されます。 SmartCareの対象となるお客様には技術サポー 特別割引 〇 〇 - ト時間やその他のサービス項目に特別割引が適 用されます。 FossManager Pro FossManager Proはいつでもどこからでも分析 付帯 5%割引 - ライセンス 装置を直接管理することが可能となります。
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FOSS Analytical A/S Slangerupgade 69 フォス・ジャパン株式会社 DK-3400 Hilleroed Denmark 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目4-24青海フロンティアビル11階 Tel.: +45 7010 3370 Fax: +45 7010 3371 TEL:03-5962-4811 セールス・サービス拠点 札幌・大阪・福岡 info@foss.dk www.foss.dk E-mail: info@foss.co.jp