ダイジェスターシステム 湿式分解装置 総合カタログ

Digestor™ System ダイジェスターシステム 湿式分解装置

左（2501スクラバー）右（TD2520オートリフトシステム） 分解装置ダイジェスターシリーズ オペレーターの方々のご意見、ご要望を最大限に活かすことで優れた もしものときの安全機能を搭載 ユーザビリティを誇る分解装置の歴史を築きあげてきたフォスのダイ 停電時や主電源に異常が発生した場合、分解装置は自動停止します。 ジェスターシリーズ。湿式分解に求められる全ての要素を全モデルに高 また電源が復旧したあとは分解工程を再スタート。GLP（優良試験所 次元で実現しました。 規範）認証に従い排気マニホールドの継続吸引や自動サンプル放冷な 新たにラボテックシリーズをラインナップに加え、ユーザー視点の価値 ど安全性を考慮した各種対策が施されています。 ある機能と長年愛される品質をご提供します。 安心の国際認証 コンパクトなボディに高精度な分解性能 AOAC,ISO,IDF等での各種認証を取得。公的機関での認証を広く受け アルミダイキャスト製ブロックヒーターに ているため、国際成分取引においても安心してご利用できます。 よる高精度な加熱性能を実現。耐久性にも 優れたブロックヒーターは各サンプルへの 温度ムラを抑え安定した分解処理を可能と ケルテックシステムとの連動 します。 ケルテックオートサンプラーを使用する場合、分解から蒸留、滴定ま で共通のラックを使用できま す。危険なサンプルの移し替 効率的な作業を可能にする優れた拡張性 えを行う手間を省き、ラック 設定温度でサンプルを高精度に分解するベーシックモデルをはじめ、分解作業の の移動だけで全ての作業を進 全ての工程を全自動で行えるオートリフトモデルをラインナップ。リフトシステ めることができます。 ムやラッキングシステム、ガス中和装置スクラバーシステムなどの拡張オプショ ンにより作業環境にあわせた使いやすさと安全性を追求しています。 コストセービング 分解装置のご使用により硫酸消費量を節約。 プログラム設定による分解工程の自動化 1サンプルあたりの硫酸使用量 付属のアプリケーションCDから分解条件をダウンロードすることで、設定温度、 古典的なケルダール分解 7.2mL 昇温時間、保持時間など各種設定をインストール可能。オプションのリフトシス ダイジェスターを用いた分解 1.2mL テムやガス吸引中和装置スクラバーの吸引レベルなどをプログラム設定して、分 20サンプルを分解した場合、120mlの硫酸を節約することができます。 解工程を完全自動化することが可能です。分解装置本体のメモリーには最大254 種類のプログラムを保存することができます。

オートリフトモデル オペレーターの視点に立って安全性をこだわり抜いたワ ンランク上のユーザビリティ 効率的な作業を可能にするリフトシステムによる全自動分解 オートモデル分解装置（TD2508,2520,2540）にオプションのリフトシ ステムを加えることで分解工程の全自動化を実現。排気マニホールドの 装着、予備加温、ラックのリフトダウンから分解終了後のリフトアップ まで全て自動で行えます。このため熱いサンプルチューブや重たい チューブラックの取り扱いを必要とせず分解作業を安全に行えます。ま た、オートモデルに連動可能なスクラバーシステム（2501スクラバー） を併用することで、ガス吸引の強弱調整までも自動化することが可能と なります。 サンプルに応じた分解工程をプログラム設定 段階昇温、時間を自動コントロール。予備加熱により突沸性サンプルな どの過剰反応を押さえ、より高精度な加熱分解を行うことができます。 ドラフト内の省スペース化を実現 チューブラックや排気マニホールドをリフトシステム上に設置できるた め、ドラフト内のスペースを有効活用できます。 分解終了後、排気マニホールドから落ちる酸の滴がブロックヒーター上 にたれ落ちるのを防ぐ専用のドリップトレイを装着することができるた め、ブロックヒーターの保護を行うことができます。 オートラックモデル オートリフトモデルと同様に分解工程のプログラム制御が可能。リフト 機能のかわりにラックシステムを装備。排気マニホールドとチューブ ラックのセット及び取り外しを手動で行います。 ラボテックモデル 湿式分解に求められる基本性能はオートモデルと同様に、コストパ フォーマンスを実現しました。多彩な用途に適合する優れた対応性を 備えたダイジェスターシリーズのベーシックモデルです。 250mlチューブで8検体又は20検体を同時に分解することができます。 操作性を追及したシンプルボタンに高輝度液晶画面を搭載 ラボテックシリーズならではの使いや すさを追及した操作ボタンにより分解 温度及び加熱時間の設定を簡単に行う ことができます。また実際の温度、経 過時間などは見やすさに配慮した大型 液晶画面で離れた場所からでも確認す ることが可能となっています。 ヒートシールドによる効率的な加熱分解 放熱を防ぐシールド型チューブラック によって無駄な放熱を防ぎサンプルに 効率よく加熱を行うことができます。

排気マニホールド 酸性ガスを効率よく捕集しオペレーターの安全を確保します。 ケルダール分析における分解工程では腐食性酸性 ガスを発生します。排気マニホールドは酸性ガス の排気を行いオペレーターの安全性を確保します。 排気マニホールドをご使用の場合においてもGLP または労働環境保全の観点からドラフト等の局所 排気装置の中で分解装置を使用する必要があります。 リフラックスヘッド 排気マニホールドとの結合でガス冷却効果をお手軽に 水質分析における化学的酸素要求量（COD）など、分解中に常時冷却が必要な分 析を行う場合、リフラックスヘッドをご使用下さい。リフラックスヘッドを水圧 の安定した水道水に接続し、排気マニホールドとあわせて使用することでガス冷 却効果を得ることができます。コンデンサー下部のボール状接合部は専用のケル ダール分解チューブにあわせてデザインされています。リフラックスヘッドは全 ての分解装置でオプションとしてご利用頂けます。 スクラバーユニット ガス吸引調整による安心・高精度分解 加熱分解で発生した酸性ガスを水、アルカリのトラップで効率的に中和、排出。 内蔵された吸引ポンプによりアスピレーターを必要としません。また過剰な排気 による窒素成分の損失をコントロールし、より安定した分解を可能とします。 2501スクラバーユニットはオートモデルダイジェスターとの連動により、吸引 レベルのプログラム自動制御を行えます。SR210スクラバーユニット（写真左） では分解装置との連動機能をもたないため、吸引レベルの手動切り替えにより使 用します。 分解チューブ サンプルに応じて選択可能な充実のチューブサイズ フォスの分解チューブは多様なサンプルに対応するため、250ml、100ml、400ml の3つのサイズが用意されています。一般的なアプリケーションにおいてはストレー トタイプの分解チューブを使用します。大容量チューブはFIAやSFA、AA法など分 析前に既定の容量へ希釈が必要なサンプルにおいて推奨されます。リフラックス ヘッドとあわせて使用するボール状接合部をもった専用チューブは250mlサイズの みが用意されています。ケルダール分析には一般的に250mlのチューブを使用しま す。100mlチューブは少量サンプル又は公定法により100mlチューブの使用を指定 された場合などに用いることができます。 分解促進剤 ケルタブ 一般的に塩や触媒は、ケルダール分解で沸点を上昇させ反応をスピードアップす るために使用されますが、適切な沸騰状態を保ち、迅速に高精度な分解を行うた めには、触媒の量や種類を正しく選択することが必要となってきます。 今日では触媒として銅、セレン、チタンといった元素が多く使われておりますが、 ケルタブはこれらの触媒と硫酸カリウムを一定の混合比で混ぜた錠剤であり、ケ ルダール分解を効率よく行うことができます。

ティケーターオートモデル ラボテックモデル 60063212 ダイジェスター2508オートリフト 60062133 DT208ダイジェスター（写真右） 250mlチューブ 230V 50-60Hz 250mlチューブ 230V 50-60Hz 60063215 上記と同じ 110V 50-60Hz 60062134 上記と同じ 110V 50-60Hz 60063214 ダイジェスター2508オートラック 60062135 DT220ダイジェスター 250mlチューブ 230V 50-60Hz 250mlチューブ 230V 50-60Hz 60063216 上記と同じ 110V 50-60Hz 60063217 ダイジェスター2520オートリフト 250mlチューブ 230V 50-60Hz 60063219 ダイジェスター2520オートラック 250mlチューブ 230V 50-60Hz 60063221 ダイジェスター2540オート（写真右） 100mlチューブ 230V 50-60Hz スクラバー 排気装置 60063222 スクラバー2501 60062243 排気マニホールドEM2508 60063227 SR210スクラバー 60062244 排気マニホールドEM2520 25400020 排気マニホールド リフト＆ラックシステム （ダイジェスター2540）用 60062246 リフトシステムLS2500 リフラックスヘッド 2508、2520、2540用 リフトシステムはオートモデルの 60062248 RH2508リフラックスヘッド 分解装置のみに接続可能です。 60062249 RH2520リフラックスヘッド 60062247 ラックシステムRS2500（写真右） ダミーチューブ ラックシステムは全モデルの分解装置 に取り付け可能です。 500059 ダミーチューブ 1個 ハンドリングシステム 100235 ダミーチューブ 5個入 10014245 TD8用チューブラック 分解チューブ250ml 分解チューブスタンド（洗浄・乾燥用） 10014248 TD8用チューブラック 分解チューブ100ml 60040921 取手付き分解チューブスタンド20本用 10014240 TD20用チューブラック 分解チューブ250ml 60041024 取手付き分解チューブスタンド8本用 60031633 TD8用チューブラック 分解チューブ400ml 60025133 TD20用チューブラック分解チューブ400ml ケルダール分解促進剤 60025317 TD40用チューブラック分解チューブ100ml 10014006 洗浄・乾燥用リテナープレート 60046518 ケルタブCu4.5 TD2520用250mlチューブ用 4.5gK2SO4+0.5gCuSO4 60025341 洗浄・乾燥用リテナープレート 60046517 ケルタブCu1.5 TD2540用100mlチューブラック 1.5gK2SO4+0.15gCuSO4 10000460 ボイリングロッド（突沸防止用） 60046514 ケルタブCT5 10000897 ハンドリングツール（分解チューブ用） 5gK2SO4+0.15gCuSO4 10007117 ディスペンサー2-10ml,1000mlボトル 60046516 ケルタブCT3.5, Tablets 10007118 ディスペンサー10-30ml,2000mlボトル 3.5 g K2SO4 +0.105 g CuSO4.5H2O+ 0.105 g TiO2 . 60025256 コンデンサーフラスコ5L 液量の多いサンプルをスクラバーで吸引する際 に使用します。 分解チューブ 10014311 分解チューブ ストレート 100ml 8本入 10014312 分解チューブ ストレート 100ml 20本入 10000735 分解チューブ ストレート 100ml 40本入 10014278 分解チューブ ストレート 250ml 8本入 10000158 分解チューブ ストレート 250ml 20本入 60025134 分解チューブ 400ml 20本入 標線入りチューブ 10014313 分解チューブ 標線入 100ml 8本入 10014314 分解チューブ 標線入 100ml 20本入 空冷リフラックスコンデンサー用分解チューブ 10000737 分解チューブ 標線入 100ml 40本入 10014315 分解チューブ 標線入 250ml 8本入 10014316 分解チューブ接続ジョイント付 250ml 8本入 10000157 分解チューブ 標線入 250ml 20本入 10000159 分解チューブ接続ジョイント付 250ml 20本入 空冷リフラックスコンデンサー用分解チューブ 水冷リフラックスコンデンサー用分解チューブ 10014316 分解チューブ接続ジョイント付 250ml 8本入 10014317 分解チューブボールジョイント付 250ml 8本入 10000159 分解チューブ接続ジョイント付 250ml 20本入 10000611 分解チューブボールジョイント付 250ml 20本入 水冷リフラックスコンデンサー用分解チューブ 10014317 分解チューブボールジョイント付 250ml 8本入 10000611 分解チューブボールジョイント付 250ml 20本入

ダイジェスターソフトウェア（オートモデル用） 付属の専用ソフトウェアをパソコンにインストールすることで各分解工 程、スクラバーの吸引調整などのプログラム設定を行えます。設定した プログラムはRS232シリアルケーブルで接続した分解器本体に転送する ことができるため、オペレーターの方はいったん設定したプログラムを 選択してスタートボタンを押すことでオリジナルの条件に基づいた分解 作業を行うことが可能です。 また多様なサンプルに対応した豊富なアプリケーション（付属CDに保 存）をダイジェスター本体にインストールすることもできます。 主な仕様 ダイジェスター2508 DT208ダイジェスター 電 源 200-240V又は100-115V,50-60Hz 電 源 200-240V又は100-115V,50-60Hz 消費電力 1100 W 消費電力 1100 W 水 量 マニホールド欄参照 水 量 マニホールド欄参照 スクラバー使用時は0ml スクラバー使用時は0ml 重 量 10kg 重 量 10kg 寸 法 W×D×H: 300×390×140mm 寸 法 W×D×H: 300×390×140mm 環境温度 最大40°C 環境温度 最大40°C 設置場所 排気システム使用。ドラフト内使用に限ります 設置場所 排気システム使用。ドラフト内使用に限ります 設置スペース 1m/0.4m リフトまたはラック使用時 設置スペース 1m/0.4m リフトまたはラック使用時 ダイジェスター2520 DT220ダイジェスター 電 源 200-240V,50-60Hz 電 源 200-240V又は100-115V,50-60Hz 消費電力 2300 W 消費電力 2300 W マニホールド欄参照 水 量 マニホールド欄参照 水 量 スクラバー使用時は0ml スクラバー使用時は0ml 重 量 18kg 重 量 10kg 寸 法 W×D×H: 300×550×140mm 寸 法 W×D×H: 300×500×697mm 環境温度 最大40°C 環境温度 最大40°C 設置場所 排気システム使用。ドラフト内使用に限ります 設置場所 排気システム使用。ドラフト内使用に限ります 設置スペース 1m/0.4m リフトまたはラック使用時 設置スペース 1m/0.4m リフトまたはラック使用時 2501スクラバー/SR210スクラバー 排気マニホールドEM2508 電 源 100-240V,50-60Hz 水 量 3 - 4 L/分 (始動時5分） 消費電力 50W 5分以降は1 L/分 水 量 必要なし 重 量 19kg 排気マニホールドEM2520 寸 法 W×D×H: 335×485×395 mm 水 量 10 - 12 L/分（始動時5分間） 環境温度 最大40°C 5分以降は3 - 5 L/分 設置場所 排液チューブはドラフト内のシンクへ 設置スペース 0.6m リフトシステム 電 源 無し 分解装置より電源供給 消費電力 10 W 重 量 7kg 寸 法 W×D×H: 287×154×484 mm 環境温度 最大 40℃ 設置方法 分解装置本体に装着

技 術 仕 様 TD2508 オート DT208ベーシック TD 2520オート DT220ベーシック TD2540オート 温度設定範囲 環境温度～440°C 100～440°C 環境温度～440°C 100～440°C 環境温度～440℃ 設定温度再現性 1°C 1°C 1°C 1°C 1°C 温度表示 デジタル デジタル デジタル デジタル デジタル 加熱表示 LED LED LED LED LED 加熱警告 画面に表示 画面に表示 画面に表示 画面に表示 画面に表示 過熱防止機能 内蔵 内蔵 内蔵 内蔵 内蔵 温度安定性（ 100°C） ± 2°C ± 5°C ± 2°C ± 5°C ± 2°C 温度安定性（ 400°C） ± 1°C ± 2°C ± 1°C ± 2°C ± 1°C 昇温時間20～400°C （230 V） ～35分 ～35分 ～40分 ～40分 ～35分 各工程の設定可能時間 1～999分 1～999分 1～999分 1～999分 1～999分 昇温制御 あり なし あり なし あり 分解アプリケーションの保存 最大254 なし 最大254 なし 最大254 分解プロセスのステップ数 最大23 - 最大23 - 最大23 リフト接続 完全自動化 なし 完全自動化 なし 完全自動化 スクラバー制御 自動制御 マニュアル制御 自動制御 マニュアル制御 自動制御 チューブ数/バッチ 8 8 20 20 40 サンプル容量 チューブサイズ 400ml 400ml 400ml 400ml サンプル量（液体） ～15 ml ～15 ml ～15 ml ～15 ml チューブサイズ 250ml 250ml 250ml 250ml 100ml サンプル量（固形） ～5g ～5g ～5g ～5g ～1g サンプル量（液体） ～15ml ～15ml ～15ml ～15ml ～3ml チューブサイズ 100 ml※ 100 ml※ 100 ml※ 100 ml※ サンプル量（固形） ～1g ～1g ～1g ～1g サンプル量（液体） ～3ml ～3ml ～3ml ～3ml ※100ml用分解チューブの使用にあたっては以下の装備が必要となります。 10014248 100ml用チューブラック（TD2508又はDT208用） 10015085 TD2508又はDT208用100mlチューブ用排気マニホールド 10013325 100mlチューブ用インサートアダプター

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