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生乳、乳製品、抗生物質検査ソリューション

製品カタログ

原乳から乳加工品まで幅広い成分分析機器を取り揃えております。まずはご相談ください。

【掲載内容】
・生乳検査用ソリューション
 MilkoScan(TM)FT+、Fossomatic(TM)FC
・乳、乳製品分析用ソリューション
 Milkoscan(TM)FT1、Milkoscan(TM)FT2
・プロセスソリューション
 ProFoss(TM)、Mosaic(TM)ソフトウェア
など

このカタログについて

ドキュメント名 生乳、乳製品、抗生物質検査ソリューション
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 3.8Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 フォス・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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生乳、乳製品、抗生物質検査ソリューション○ 製品カタログ○
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60年にわたり投資と開発を続けてきたフォスの最先端ソリューション。 時代を超えてお客様のニーズにお応え続けます。 原料乳 生乳受入・標準化 “生乳検査から原料乳の受入検査、そして製造管理から品質管理まで” “最新の技術で次世代のソリューションを実現します。 フォスは、酪農、乳業、乳製品業界におけるグローバル このコンセプトのもと、測定対象となるサンプル、使用目 リーダーとして、60年以上の経験と多数の業界トップ企業 的、装置に求められるニーズを徹底的に探求し続けること との長年にわたるパートナーシップをもとに生産現場から で、汎用分析装置ではなく最適な専用分析装置を開発し新 乳業プラントまで各種シーンにあわせてお使い頂けるデザ たな価値を提供してまいりました。 イン、性能、機能性を備えた分析ソリューションを開発、 今日、フォスの分析ソリューションは生乳検査、受入検査 提供してまいりました。 をはじめ製造管理、品質管理のあらゆるシーンにおけるグ フォスの分析ソリューションは、装置又は分析法を単純化 ローバルスタンダードとして世界各国の検査機関、乳業プ することで、どなたにでも簡単に、かつ迅速、高精度、安 ラントで幅広くご活用頂いております。 全に測定できることをコンセプトとして掲げています。
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プロセスコントロール 品質管理 “機器標準化テクノロジー” 装置の性能に関わらず、どのような分析装置でも時間 世界各地で運用される各装置のハードを標準化するこ の経過、機器内部の汚れにより測定値に変化をもたら とで機器の仮想ネットワークの構築を可能としました。 す可能性があります。また一般的に分析装置が工業製 フォスの分析装置がグローバルスタンダードとして各 品である限り、同一機種間においてもわずかな個体差 国の公的検査機関で認証される理由のひとつに、この は発生するものと考えられます。 「機器の標準化」テクノロジーにもとづいた信頼性の フォスはこのような課題の解決を目指し、機器の標準 高い測定値による公正な取引を行えることがあげられ 化コンセプトのもと各装置の個体差を独自の技術で調 ます。 整し、複数の装置を同期させて測定値の差を最小限に 留める標準化テクノロジーを開発。この技術により
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生乳検査 生乳検査用ソリューション フォスは、生乳検査の分野で数十年にわたり数々の技術開発に努め、 様々な技術革新により牛郡検定事業や乳質改善に貢献する最先端の生乳 検査用ソリューションを提供してまいりました。 世界の生乳検査施設において、ミルコスキャン7、コンビフォス7をはじ めとするフォスの生乳検査用ソリューションは、脂肪、無脂固形、タン パク、乳糖などの基本成分から、飼養管理及び栄養診断を目的とする乳 中尿素態窒素(MUN)をはじめ遊離脂肪酸(FFA)、氷点(加水検出)、 脂肪酸組成など最先端のアプリケーションを搭載し、生乳取引に関わる 公平性の確保、乳質の改善、向上を目的に検定個体乳、乳質評価、生乳 取引でお使い頂ける各種項目の高速、高精度な測定を可能としました。 さらに、測定装置の性能向上とアプリケーションの開発により、生乳サ ンプルの「見える化」は進み、現在では乳中ケトン体であるBHB(β-ヒ ドロキシ酪酸)の値を活用したケトーシススクリーニングやデノボ、 Mixed、プレフォームド脂肪酸の測定によるルーメンと牛の健康評価、飼 養管理の改善まで応用することが可能となりました。 また昨今では乳房の健康状態を更に正確に把握することが可能な乳中種 別体細胞(リンパ球、好中球、マクロファージ)の比率測定が可能とな り、乳房炎スクリーニングへの活用を目指し各国での評価、運用が急速 に進んでいます。
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装置標準化テクノロジーを搭載した生乳用多検体成分測定装置 IDF及びAOAC準拠のFT-IR分光分析法により乳中成分を高速、高精度に測定可能 な生乳成分測定装置。1時間あたり最大600検体の連続測定を行えます。最先端統 計解析を用いた各種検量線は、脂肪、タンパク、乳糖、固形などの基本パラメー ターに留まらず、加水(氷点)、尿素をはじめ遊離脂肪酸、カゼイン、ケトン体 (BHB/アセトン)、さらには飼養管理に役立つデノボ、Mixed、プレフォームド 脂肪酸までも測定可能となり、高品質、高付加価値のある生乳検査を実現します。 測定項目 :脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形、カゼイン、尿素、 :クエン酸、遊離脂肪酸、pH、ケトン(BHB/アセトン) :各種脂肪酸(15種)、デノボ・Mixed・プレフォームド脂肪酸 測定原理 :フーリエ変換赤外分光法 測定能力 :100、200、300、400、500、600検体/1時間あたり フローサイトメトリー法による生乳用体細胞数、種別体細胞測定装置 1時間あたり最大600検体の測定能力により生乳中の体細胞数を高速測定。また フォソマティック7DCでは新たに種別体細胞測定機能を搭載。乳牛の乳房炎対策 から受れ検査まで幅広くご使用頂けます。安全性を追求した試薬コンセプトによ り、すべての試薬は閉鎖系フローシステム内にて扱われるため、オペレーターが 試薬に触れる危険性がありません。また環境に配慮した廃液分離機能により高濃 度、低濃度の廃液を分離して排出することができ、廃液コスト節減による経済性 も追求しています。 測定項目 :体細胞数、種別体細胞(マクロファージ/好中菌/リンパ球) 測定原理 :フローサイトメトリー測定 測定能力 :100、200、300、400、500、600検体/1時間あたり 生乳検査用トータルシステムインテグレーター 圧倒的な処理能力及び測定精度、抜群の操作性を実現したフォスが誇る最先端の 生乳用成分・体細胞数連続測定装置。ミルコスキャン7RMとフォソマティック7又 は7DCにサンプル搬送装置コンベア7をくわえ、1時間あたり最大600検体の連続測 定を実現。 国内をはじめ世界各国の公的生乳検査機関におけるグローバルスタンダード機種 として、個体乳検査、牛群検定、取引検査の現場で広くお使いいただいています。 各国公的機関で認証された細菌数測定装置のグローバルスタンダード フローサイトメトリー測定機構による乳中の細菌数を高精度連続測定。バクトス キャン法による乳中の総菌数を測定することで生乳の衛生的品質を全自動で評価 する最先端の細菌数測定装置。バクトスキャンFC+では1時間あたり最大200検体 の測定を実現。また測定現場のニーズにあわせて130検体、65検体、半自動型セミ オートモデルをご用意しています。 バクトスキャンではすべての菌を分離して、個別菌数測定(IBC)を行います。ま た専用基準サンプル(バクテリアコントロールサンプル)を用いることで優れた 精度管理と主要な検査機関を中核とした精度管理ネットワークの構築を可能とし ました。
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原料乳測定、乳製品測定 乳、乳製品分析用ソリューション フォスはグローバルスタンダードを築く最先端乳成分測定装置のトップメー カーとして、永年培ってきた経験とノウハウに最先端の技術とアプリケー ションを融合し、乳成分測定装置の新たな価値を開拓してきました。 フォスのミルクソリューションが世界における90%以上の乳成分取引に用い られている今日、基本スペック、機器の操作性、測定精度の高さに留まらず、 ヨーグルト、ホエイ、アイスクリーム、デザートなど多様な乳製品に対応し たアプリケーションの搭載により活用の幅をますます広げています。 ミルク用アプリケーションでは乳中の脂肪、タンパク、乳糖、固形分をはじ め、受入検査において活用の幅を広げるカゼイン、酸度、比重、氷点、遊離 脂肪酸などにおいても高精度な測定を実現。さらに日常的な成分測定に加え、 スペクトル解析を利用した異常乳スクリーニングなどフードディフェンスに 通じる安全性のモニタリングまでも可能としました。 また、ミルコスキャンシリーズは機器標準化コンセプトのもと、マスター機 に対する各機の同期機能(特許)を備え取引検査に用いられる世界標準機と しての確固たる地位を確立。 脈々と受け継がれるフォスの技術革新への想いが生みだしたミルク用分析ソ リューションが、皆様のルーチン分析の効率化に貢献していきます。
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次世代型FT-IR乳成分測定装置 乳成分測定に求められる本質を常に追求し続けるミルコスキャンシリーズの 次世代モデル。装置の自動標準化機能がもたらす長期間にわたる安定した測 定精度、マルチプルサブサンプリングによる代表性を高めた測定結果、さら には多様なサンプルに自動対応する新型ポンプ機能など新たに搭載された 数々の新技術が、より高精度で快適な分析を実現します。 また、本体に内蔵されたICチップセンサーにより装置の異常を詳細にモニタ リングし、装置の不具合があった場合にはインテリジェンストラブルサポー トにより現場で迅速な復旧を行えます。 ミルコスキャンFT3がもつ唯一無二の機能によって、原料乳をはじめ増え続け る多彩な乳製品を1台でまとめて測定することが可能となります。 測定項目 :脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形、酸度、 比重、遊離脂肪酸、クエン酸、尿素、カゼイン、 グルコース、スクロース等 標準搭載検量線 :ミルク、クリーム、ホエイ オプション検量線 :濃縮乳、植物ベース飲料(豆乳、アーモンドミルク 等)、特殊調整乳、ヨーグルト、アイスクリーム、 異常乳スクリーニング、氷点(加水)等 大型ワイドカラー液晶でタッチ操作 脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形、氷点(加水)を測定。標準搭載されたミ ルク用の検量線を用いることで設置当日からサンプル測定を行えます。 試薬タンクを内蔵可能なコンパクトサイズのボディより省スペース化を実現。タッチ パネル搭載により制御用PCを必要としないため、限られたスペースにおいても不自 由なくご使用頂けます。また校正の手間を大幅に削減する自動標準化機能をはじめホ モジナイザーを排除したフローシステムなどによりメンテナンスコストを最小限に抑 えることが可能となっています。 測定項目 :脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形、氷点(加水) 測定対象 :ミルク 生乳の細菌数、体細胞数を同時測定 生乳中の細菌数(IBC)、体細胞数(SCC)を同時測定。最大4検体まで連続吸引、測 定。またCFU(菌群単位)での結果を同時に表示することが可能です。大型機のバク ソマティック、フォソマティックと同様にフローサイトメトリー測定機構を搭載した 安定の計測精度、タッチパネル操作、簡易な試薬の取り扱いなどどなたにでも簡単に お使い頂ける操作性で原料乳受入時の衛生検査などにご活用頂けます。 測定項目 :細菌数(IBC、CFU)、体細胞数 測定対象 :生乳
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固製形造、管粉理体、乳品製質品管測理定用 FLEXIBILITY 乳加工製品用NIRソリューション 試薬を用いず、サンプルを破壊することなくわずか1分で複数成分を同時に高 精度測定。製造管理への迅速なフィードバックと正確な品質管理において、測 定頻度を増やし、なおかつ高精度な測定結果を得ることは乳業プラントでの経 済性に多大な貢献をもたらします。 フォスが提供する乳製品用NIRソリューションは、粉体、固形、半固形サンプ ルに特化した斬新な測定機構とANN又はPLS統計解析により作成されたグロー バル検量線の搭載により、乳業プラントにおけるさまざまなご要望に高い次元 で貢献します。 お客様が独自に高精度な検量線を作成する場合、各種成分値において幅をもた せたサンプルセットと膨大なサンプル数、試料温度変化への対応を考慮した温 度安定化サンプルなど様々な条件が必要となります。 フォスは、乳業業界における世界中のお客様との協力関係により検量線作成に 必要なデータベースの蓄積を長年にわたり進めてきております。このような ネットワークにより作成された独自のグローバル検量線の提供により、お客様 自信が検量線を作成する手間を省き、機器設置の初日から高精度な測定が可能 となります。また検量線移設性を高めるフォス独自の補正標準化ファイル技術 と、工場出荷時に標準化を施された装置本体の融合によって、複数台のNIRソ リューションにおけるネットワーク運用を可能としています。
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固形乳製品の複数成分をわずか15秒で高精度に測定 各種チーズ、バター(有塩、無塩)、ヨーグルト、ホエイ粉など固 形及び半固形乳製品を対象とした近赤外成分測定装置。製造管理、 品質管理を目的に国内外で多数の導入実績を誇る乳製品用NIR測定 装置フードスキャンの後継モデルです。ANN又はPLS統計解析を施 したグローバル検量線をご使用いただくことで検量線を作成する手 間を省き、設置当日から測定が可能となっています。 フードスキャン2は専用カップ又は使い捨てシャーレに固形又は粉 砕サンプルをのせて本体にセットするだけの簡単操作により、複数 の成分をわずか15秒で測定。測定時に本体内部でサンプルカップを 1回転させることで、サンプルから複数ポイントのスペクトルを収 集し代表性の高い測定結果を得られます。また透過光を用いて測定 することで、サンプル内部の正確な情報を収集することが可能と なっています。 測定項目 :水分、脂肪、タンパク、全固形、塩分、pH 色調 測定対象 :各種チーズ、バター、ヨーグルト :ホエイパウダー 等 測定方式 :透過/反射型近赤外分析法 測定時間 :約1分 波長範囲 :850~1100nm(透過)/400~700nm(反射) 圧倒的な高性能と使いやすさを両立した近赤外測定装置の最上位機種 世界が認めた近赤外成分測定装置NIRS6500の後継モデル。新開発の高性能スキャ ニングモノクロメーターとオフセットグレーティングシステムの搭載により、最 高水準の波長分解能(0.5nm)を実現。また水冷温度安定化機構をはじめ、徹底的 に見直されたハードウェアの設計により優れた低ノイズ化を獲得しました (<20microAU)。DS3では400~1100nmの波長域と1100~2500nmの波長域を 検出可能な2つのディテクターを搭載し、全近赤外領域及び一部可視光領域を高 精度に高速スキャンできます。 測定はカップにサンプルを入れて本体にセットするだけ。また、ルーチン分析を 考慮して使いやすさを追求したISIScanNovaソフトウェアにより抜群の操作性を実 現。付属のANN又はPLS統計解析によるグローバル検量線の使用により脱脂粉乳、 全粉乳、ホエイパウダー、アイスクリームなどにおいて高精度な測定結果を提供 します。 測定項目 :水分、脂肪、タンパク、灰分、酸度、ラクトース 等 測定対象 :脱脂粉乳、全粉乳、ホエイパウダー、アイスクリーム 等 測定方式 :反射型近赤外分析法 測定時間 :約1分 波長範囲 :400~2500nm ダイオードアレイ型チーズ用近赤外成分測定装置 各種チーズの脂肪、水分をわずか45秒で高精度に測定。PC内蔵のコンパクト設計 により測定シーンを問わず省スペースでお使い頂けます。測定方法はサンプル (約200g)を専用カップに詰めて、本体にセットするだけの簡単操作。タッチパ ネル搭載、操作性に優れたソフトウェアによりどなたにでも簡易に測定が可能で す。標準付属のチーズ用検量線は世界各国のチーズサンプルをベースに作成。お 客様自身で検量線を作成する必要がなく、設置当日からご使用いただけます。 測定項目 :水分、脂肪 測定対象 :各種チーズ 測定方式 :透過型近赤外分析法 測定時間 :約45秒 波長範囲 :850~1050nm
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プロセスコントロール プロセスソリューション 原料乳コストやエネルギーコストの上昇に伴い、乳業プラントでの製造 効率化の重要性はますます注目を集めています。原料乳やエネルギーの モニタリングを高めることで、資源の有用活用に留まらず、正確なリア ルタイムデータの把握により、プロセス条件の変化に迅速に対応するこ とが可能となります。 世界各国の乳業プラントでは、品質が変動する生乳の受入れを行いなが ら、フォスのプロセスソリューションにより乳成分の自動測定、調整が 日常的に行われています。例えばオンライン型FT-IR成分測定装置プロ セススキャンの導入により、原料乳検査コストの削減、検査実施担当者 の作業削減、成分規格管理に留まらず、生乳のスタンダライゼーション による製造効率の最適化、歩留まり及び生産量の向上、より安定した製 品の製造を実現し効果的な収益回収を目指すことができます。 また各種乳加工品のプロセス管理においては、国際的にインライン型 NIR成分測定装置の活用が進み、その流れは日本国内においても一般化 しつつあります。数十分に一度、または1時間に一度のサンプリング及 び成分値の確認から、最先端のインラインモニタリングテクノロジーの 活用によるリアルタイムな連続測定に切り替えることで、製造プロセス の透明性を高め製造工程の歩留まり向上、製品の品質安定、プロセス効 率の向上に貢献し生産性をあげることができます。 フォスのプロセスソリューションは目的に応じた独自のアプリケーショ ンを備え、プラントにおける製造管理と生産性の向上を優れたレベルで 実現します。
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高解像度ダイオードアレイディテクター搭載インライン型NIR分析装置 製造ラインを流れるバター、モッツァレラ、クリーム、脱脂粉乳、全粉乳、液体 乳など各種乳製品のインライン連続測定を行えます。製造ラインを流れるサンプ ルを高速かつ連続的に測定することで、原料管理、製造工程の最適化に貢献しま す。各種サンプルに対応した専用検量線が付属しているため、最小限の調整でた だちに測定を行えます。プロフォス2はサンプリングバイパスを使うことなく、測 定サンプルの性質に最適化した専用プローブを用いて、製造ラインを流れるサン プルをダイレクトに測定。世界最高クラスの512ピクセル高分解能DDAディテク ターと堅牢設計ボディにより振動、湿度の高い場所においても安定した測定が可 能です。 ラテラルトランスミッタンスプローブ(上)は、透過反射方式による分析を行い サンプル内部の情報を最大限に収集。サンプル表面ではなくサンプル内部のスペ クトルを収集可能なため、より信頼性の高い測定結果を得ることができます。 パウダースプーンプローブ(下)は全粉乳、脱脂粉乳など粉状サンプル専用に用 意されたテフロンインターフェースにより、ライン内を流れる粉体サンプルにお いても安定した測定を可能とします。 測定項目 :水分、タンパク、脂肪、塩分 等 測定方式 :反射又は透過反射近赤外分析法 測定時間 :数秒 測定対象 :バター、モッツァレラ、クリーム、クリームチーズ、フレッ :シュチーズ、脱脂粉乳、全粉乳、WPC/MPC、練乳、 ヨーグルト、液体乳等 インライン型乳成分連続測定装置 ミルク用インライン型FT-IR成分分析装置。乳製品の製造ラインにダイヤモンド キュベットを搭載したDDPプローブを直接組み込んで、ライン内を流れるサンプ ルを連続して測定し、測定結果を制御システムへ送信します。1時間あたり500検 体の測定結果が送信され、製造システム側で受信したデータをもとにたんぱく質 や脂肪の標準化調整を自動制御することが可能となり、効率性と製品の品質向上 を目指せます。 長期間の運用に耐えるダイヤモンドキュベット、常時自動標準化機能、試薬が不 要など数々の新機能を搭載し低ランニングコストでの高精度インライン測定をも たらします。 測定項目 :脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形 測定方式 :フーリエ変換赤外分光法 測定時間 :7秒(1時間あたり500回測定) 測定対象 :ミルク プロセスライン接続型乳成分連続測定装置 ミルク及び液状乳サンプル用オンライン型FT-IR成分分析装置。乳製品製造ライン における各過程でサンプリング、測定、洗浄を自動的に行います。最先端の統計 処理を施された付属検量線により、脂肪、タンパク、乳糖、固形等の各種成分を プロセス上で高精度に測定。プラントでの製造目標に従い乳成分の標準化プロセ スを最適化します。 本体は振動及び環境温度対策を施した設計により製造現場においても安定した性 能を発揮。耐久性に優れたダイヤモンドキュベットの採用により長期間にわたり 安定した測定を実現します。サンプルは製造ラインからバイパスラインを通して 本体に吸引され全自動で測定が行われます。またCIP洗浄に対応しフローシステム を同時に洗浄することが可能です。 測定項目 :脂肪、タンパク、乳糖、全固形、無脂固形 測定方式 :フーリエ変換赤外分光法 測定時間 :30秒 測定対象 :ミルク、チーズミルク、ホエイ等
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デジタルサービス デジタルサービスは装置をリモートから監視することで、故 障が発生する前の装置のリスクマネジメントをサポートしな がら、故障が発生した場合にはリモートサポートで迅速な故 障診断を実施して装置のアベラビリティ向上を目指したサー ビスです。ハードウェアのサポート、性能のモニタリング・ 維持、キャリブレーションの開発、更新などそれぞれの目的 に応じたサービスとして、「フォス マネージャー」、 「フォス アシュア」、「フォス キャリブレーター」の3 つのサービスをご用意しています。 例えば中央部署から地方工場に設置された各装置又は制御用 PCに搭載された各種検量線のアップデート、各種設定ファ イル又はバックアップデータの自動保存、機器のステータス 確認など豊富なサポート機能により、装置が設置された現場 側での機器管理を効率化、軽減することが可能となります。 また、フォス・ジャパンから各装置のステータスをレポート 形式で毎月送付して、お客様にお使い頂いている装置の定常 状態のデータと故障発生時のデータを履歴管理することもで きます。 各サービスの詳細は別紙カタログをご確認ください。 (フォスケア) 安心の日常分析をサポートする、フォスのネットワーク 装置の導入がゴールではありません。装置の導入により最大限の費用 対効果を得て頂くこと。そこにフォスが追求するトータルソリュー ションの真髄があります。 どのような分析機器でも機器の理想的なパフォーマンスを保ち長期間 お使い頂くためには定期的なメンテナンスの実施が必要です。不測の トラブルにより機器が一定期間お使い頂けなくなる状況をさけるため、 消耗パーツの定期交換は非常に重要となってきます。 フォス・ジャパンでは、フォスの分析ソリューションを安心して導入、 ご使用いただけるよう、装置の整備、点検、緊急修理、各パーツの保 証をパッケージ化したフォスケアサポートプランをご用意しておりま す。また国内4拠点にサービススタッフを配置。機器の設置、移設の お手伝いをはじめ緊急時のトラブル対応にも最短の対応を行えるサ ポート体制を構築しています。さらに検量線の更新、新たな測定項目 に対応可能なアプリケーション専属チームを設け検量線サポート及び ソフトウェアの総合的なアフターも行っております。 セミナー、技術研修会によるテクニカルサポート 日頃の機器メンテナンスに求められるお客様自身の適正な技術習得を 目指し、定期的なセミナー及び技術研修会も開催しております。また フォス・ジャパンではご依頼に応じて各地での開催やプライベートセ ミナーの開催もお受けしております。
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湿式化学分析ソリューション 徹底的に、妥協なく安全性、効率性、測定精度を追い求めた フォスの湿式化学分析ソリューション フォスは食品や乳製品中のタンパク質、脂肪分析の分野で公定法に基づく安全で迅速、正確でかつ手間のかからない装置の開発に努 めてきました。フォスの化学分析装置は世界中のユーザーや研究者の協力を得て常に最先端の技術開発を心がけ、食品の各工程にお いて製造、品質管理の効率化に貢献しています。 フォスの化学分析ソリューションは ・最先端のテクノロジーと革新的なデザインでラボの効率化を実現します。 ・簡単操作で正確な測定結果を迅速に得ることができます。 ・全自動化によるオペレーションコストの削減 ・考え抜かれた安全設計によりオペレーターの安全性を確保 ・試薬消費量節減など分析コストを削減します。 分析あたりのコスト削減を考えて設計された各種装置によって通常は50%以上の分析コストを削減することが可能となります。 デュマテックTM8000 燃焼式(改良デュマ法)タンパク質/窒素分析装置。1サンプルあたりわずか 3~5分の高速測定により乳、乳製品の測定を行えます。デュマテック8000 では燃焼法による分析を行うため、廃液処理やドラフト設備を必要とせずオ ペレーターの安全性を確保した作業を行えます。オートサンプラー搭載によ り最大117検体の連続測定が可能です。 ケルテックTMシステム ケルダール法に基づくタンパク質/窒素分析装置です。ケルダール分析法の 蒸留、滴定、計算、結果表示をフルオートメーション化。充実した安全装置 により高レベルな安全性を確保しながら窒素及びタンパク質の測定を高精度 かつ低コストで行います。 ケルテック8400は20検体又は60検体用のオートサンプラーと接続すること で、全自動で連続分析することができます。 ダイジェスターTMシステム ケルダール分析の効率化を可能とするケルダール分解装置。プログラム設定 が可能なコントローラーを内蔵(オートモデル)した8検体、20検体、40検 体用のモデルをラインナップ。リフトシステム、ガス吸引中和装置スクラ バーと接続することでケルダール分解を全自動で行えます。また様々な試料 に対応できる豊富なアクセサリー、オプションをご用意しています。 ラボテックシリーズ 各種オートモデル分析装置の安全性、精度はそのままに抜群のコストパ フォーマンスを実現したセミオートモデルシリーズです。各分析法に応じて 測定検体数が少ない試験室などでご使用頂ける豊富なラインナップを取り揃 えています。
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残留抗生物質、阻害剤、カビ毒迅速検査 残留抗生物質検出キット チャームROSAテスト フォス・ジャパン(株)はCharm社の国内総合代理店です。 チャーム社のROSAテストシリーズは、生乳を対象としたラテラルフロー(免疫クロマト) による迅速残留抗生物質検査キットです。チャームサイエンス社では、免疫系テストに用 いる抗体の自社開発、製造を行いながら、国際的に高まる食品の安全性向上へのニーズに あわせた最先端のテストキット開発に取り組み、今日では世界で生産される75%以上の牛 乳がチャーム社のテストキットにより検査されています。 チャームROSAテストキットシリーズは、EUのMRL(残留農薬基準)、米国SafeLevels、 CODEX規格など国際的な基準にあわせた感度に調整されており、ほかにも各国の基準に調 整した独自キットもラインナップしております。 各種ROSAテストキットはサンプル注入、加温、判定の3ステップでどなたにでも簡単に短 時間(1~8分)で検査を行えます。また専用インキュベーター又はEZリーダーの使用に より、加温時間及び温度を機械的に制御できるため、人為的なミスを最小限に抑えた検査 を行えます。 MRLBLTET ベータラクタム系/テトラサイクリン系(8分) QUAD1 ベータラクタム系/テトラサイクリン系/サルファ剤/キノロン MRLBLTET2 ベータラクタム系/テトラサイクリン系(2分) QUAD2 リンコマイシン、ゲンタマイシン、タイロシン、チルミコシン、エリスロマイシン MRLBL1 ベータラクタムMRL(1分) QUAD3 スペクチノマイシン、ネオマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、ジヒド ロストレプトマイシン MRLBL3 ベータラクタムMRL(3分) PPBL ポジティブリスト、ペーパーディスク法(セファゾリン)対応ベータラクタム系 PIRL ピルリマイシン300ppb/100ppb PLABLTET ポジティブリスト対応ベータラクタム系/テトラサイクリン系 SLAFM アフラトキシンM1定量 CharmROSAアフラトキシンM1キット アメリカSL基準(500ppt)、欧州MRL(50ppt)基準に対応した生乳中の残留カビ毒ア フラトキシンM1の定量(残留濃度を数値化)検査を行えます。
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CharmEZリーダー 各種テストキットの加温、読み取り判定機能を一体化したオー ルインワンシステム。各テストキットの加温と読取判定を同時 に行えます。検査現場での使いやすさを考慮した先進の機能に より簡単操作で確実な残留抗生物質検査を実施できます。 ・検査キットの自動識別機能 ・タッチパネル操作 ・日本語表示 ・加温インキュベーター、リーダー一体型 ・チェック用専用ストリップ付属 ・専用ソフトウェアでデータをエクセル表示 ・SDカードによるデータ保存、アップデート ・プリンター接続機能 ブルーイエローⅡテスト/カウサイドⅡテスト 阻害剤全般に優れた感度を持ち、どなたにでも簡単に検査が可能なコストパフォーマン スに優れた残留抗生物質検出キットです。ベータラクタム系、サルファ剤系、マクロラ イド系、リンコマイシン系、テトラサイクリン系の抗生物質、抗菌剤をEU MRL基準に 近い感度で検出。ブルーイエローⅡ/カウサイドⅡは芽胞菌を含む培地に変色(pH)指 示薬が加えられたマイクロウェル又はバイアルを用いて検査を行います。各マイクロ ブルーイエローⅡテスト ウェルに牛乳を加え64℃で加温すると芽胞菌が発育して酸を生成します。この酸の生成 によってpH指示薬が反応しウェル内の培地を青色から黄色に変色させます。 もし牛乳中に抗生物質などの阻害物質が残留している場合、芽胞菌は発育できないため カウサイドⅡテスト (活動が抑制されるため)ウェル内部は変色せず青色のままとなります。 規定時間の加温後は、目視にて色の確認を行うかスキャナー(オプション※ブルーイエ ローⅡ)により読取を行うことで陽性又は陰性の判定を行います。 ブルーイエローⅡテスト 操作手順 ウェルをホルダーから取り外し、はさみで必要な検体数分の ホイルシールをはがし50μlピペットで生乳サンプルを採取 準備を完了したウェルを恒温器又はイン ウェルを数えてカットします。 して、ウェルに注入します。 キュベーター(64℃±1℃)に入れ約3時 間加温します。 ポケットスワブプラス、ウォータージン、フィールドプラス、アレジン プラント及び酪農現場における製造ライン清浄度検査を目的とし たATPふき取り検査キット。細菌、微生物、食品残渣などに存在 するATP(アデノシン三リン酸)を簡単、迅速に検査できます。 確認したい場所をふき取り、浸して、測定するだけの簡単操作。 ポケットスワブは乾燥した表面に、ウォータージンは濡れている 場所の検査に、フィールドスワブは集乳タンクなどの屋外施設に 使用できます。またアレジンスワブは、食物アレルビーの原因物 質であるアレルゲンのコンタミネーション防止を防ぐためアレル ゲンの検出に用いられます。判定はnovaLUMリーダー(写真左) 左から(novaLUMリーダー、ウォータージン、ポケットスワブ、フィールドスワブ、 によりわずか5秒で得られるため、例えばCIP洗浄後の汚れ(汚染 アレジン) 度)などの高感度検査を行えます。 EPICシステム マイクロプレートを用いたバイオルミネセンスによるATP測定装置。UHT乳やESL飲料をはじめ、市乳、 乳飲料、クリーム、アイスクリーム、ココナッツミルク、練乳、ヨーグルト等の消費期限の確認を行う ことができます。 一般的な検査方法に比べ、EPICシステムでは約36~48時間で確認検査を行えるため、出荷タイミング の短縮化による経済性の向上にご活用頂けます。
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FOSS Analytical A/S FOSS Alle 1 フォス・ジャパン株式会社 DK-3400 Hillerød 〒135-0064 Denmark 東京都江東区青海2丁目4-24青海フロンティアビル11階 TEL:03-5962-4811 FAX:03-5962-4812 Tel.: +45 7010 3370 Fax: +45 7010 3371 セールス・サービス拠点 札幌・大阪・福岡 E-mail: info@foss.co.jp info@foss.dk www.foss.dk