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カタログ 生体分子間相互作用解析システム『Octet』システム

製品カタログ

バイオ医薬品研究におけるハイスループット特性評価ツールです

ザルトリウスのOctetシリーズは、バイオレイヤー干渉法(BLI)および表面プラズモン共鳴(SPR)技術をベースにした、ラベルフリーの装置プラットフォームです。その技術は、バイオ医薬品の開発と製造におけるラベルフリー解析の業界標準となっています。

発見から開発、そして製造に至るまで、バイオ医薬品のBLIまたはSPRによる特性評価は、細胞株の開発やバイオプロセスのワークフローにおいて、生体分子の相互作用の特異性やアフィニティ、濃度や重要品質特性のモニタリングなど重要な情報を提供します。

Octetシステムは、低分子化合物から抗体、組み換えタンパク質、ウイルス粒子全体に至るまでをカバーし、バイオ医薬品業界や学術機関で広く使用されています。

このカタログについて

ドキュメント名 カタログ 生体分子間相互作用解析システム『Octet』システム
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 ザルトリウス・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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OctetⓇ Systems Simplifying Progress 生体分子間相互作用 解析システム
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Superior performance, unrivaled flexibility Octetシステムは、バイオレイヤー干渉法 (Bio-Layer Interferometry:BLI)とDip and Readアッセイによって、生体分子間の相互作用を ラベルフリーかつリアルタイムに測定し、カイネティクス解析・定量・特性分析を可能にしたオートメーションシステムです。 従来のSPR 法のボトルネックを解消し、ハイスループット、多様なサンプルへの対応、Easy to useを実現します。 ハイスループット クルードサンプルの測定 多数のバイオセンサーを使用して同時測定することで、高いスルー 細胞ライセート、ハイブリドーマ上清、血清などのクルードなサン プット、速いアッセイフローを備えています。また、複数の測定条 プルをダイレクトに測定することが可能です。サンプルの精製・希 件を同時に測定することが可能なため、実験条件の最適化が容易 釈のステップをカットし、短時間で高精度なアッセイを実現します。 です。 また、高濃度のDMSO溶液、グリセロールを含むバッファーなど を用いることができ、低溶解性のサンプルの測定も可能です。 Easy to use バイオセンサーをサンプルに浸して結合変化を測定するDip and Readアッセイにより、Octet本体にはサンプルが直接触れない サンプルの回収 ため、面倒なメンテナンスおよび煩雑なセットアップ・シャットダウン サンプルは送液されることなくマイクロプレート上で測定されるため、 作業が不要です。 測定後のサンプルを回収・再利用することも可能です。 低ランニングコスト ラベルフリーアッセイのため、ラベリングに必要な試薬と時間を 豊富なラインアップ 抑えることが可能です。再生可能なバイオセンサーはガラスファイ Octetシステムは5機種がラインアップされており、サンプル数・ バー製で低価格なため、ランニングコストを抑えることが可能です。 アプリケーション・ご予算等に応じて最適なシステムの選択が可能 再生が難しいサンプルには、センサーをシングルユースで使用する です。また、バイオセンサーは 19種類ラインアップされており、サン ことも可能です。 プルに応じて最適なセンサーの選択が可能です。 原理 バイオレイヤー干渉法 (Bio-Layer Interferometry:BLI) カイネティクス解析において従来採用されていたSPR 法とは異なる、新しい検出テクノロジーです。 Loading Baseline Association Dissociation Regenration 1 2 バイオセンサー先端の光学的厚みの RefleRcetfeledc bteedam beam 変化によるスペクトルの波長シフト 3 1.0 1.0 In白c色idI光enncitdent whitewhite 反射光 0.8 0.8 lightlight 0.6 0.6 オプティカルレイヤー センサー表面修飾分子 0.4 リガンド (固相化分子 ) 0.4 リガンドの ベース アナライトの アナライトの 再生 固相化 ライン 結合 解離 アナライト (相互作用分 子 ) 0.2 0.2 非結合分子、夾雑物 時間 (秒Time) (sec) WaveWleanvgetlhe波 n(n長gmth) (nm) センサーグラム 1. バイオセンサー上部から白色光を照射し、オプティカルレイヤーからの反射光と、分子が固相化されたレイヤーからの反射光による干渉パターンを各反応 ステップで検出します。 2. 先端部分に分子が結合 /解離した場合、分子が固相化されたレイヤーの光学的な厚みが変化することで、干渉パターンの波長シフト(⊿λ )が生じます。 3. 波長シフトを分子の結合 /解離 (縦軸:レスポンス)としてリアルタイムで計測し、センサーグラムを作成します。 Dip and Read アッセイ カイネティクス解析において従来採用されていたマイクロ流路アッセイとは異なる、新しい測定方式です。 マイクロプレートの各ウェルにバイオセンサーを直接浸すだけのシンプルなアッセイにより、クルードな サンプルの測定、Easy to use、サンプルの回収が可能になります。パラレルに同時測定が可能なバイオセン サーの数はOctetシステムの機種により異なり、サンプル数・アプリケーション・ご予算等に応じて最適な システムの選択が可能です。 2 ��はこちら https://www.sartorius.com/en/products/protein-analysis/octet-label-free-detection-systems Relative Intensity 干Re渉la波tivのe I相nt対en強sit度y レスポRンespスons(e ⊿ λ )
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Octet システム セレクションガイド モジュール交換によるアップグレード可能 Octet R2 Octet R4 Octet R8 RH16 RH96 2本 4本 8本 16本 96本 スループット(同時測定可能な最大バイオセンサー数) Octet 本体 バイオセンサートレイ(左 )とサンプルプレート(右 )を並べて設置します。Octetシステムの 機種により、設置可能なサンプルプレートのフォーマットと枚数が異なります。 ▪ Octet R2, R4, R8:1枚 (96well マイクロプレート) センサーヘッド ▪ Octet RH16, RH96:2枚 (96well or 384well マイクロプレート) Octet ソフトウェアで設定したプロトコールに従い、センサーヘッドがバイオセンサートレイ サンプルプレート の指定されたバイオセンサーを持ち上げ、サンプルプレートの指定されたウェルに移動して測 バイオセンサー 定します。サンプルプレートステージには温度制御が可能なシェーカーが搭載されており、測 トレイ 温度コントロール シェーカー 定中はサンプルの温度制御とシェイキングが行われます。 Octet R8 本体内部 Octet ソフトウェア グラフィカルなステップワイズ式のインターフェース機能を備えており、マイクロプレートのサン プル情報および使用するバイオセンサーの設定をはじめ、プロトコールの入力など、直感的に 操作することが可能です。 測定データはリアルタイムに表示され、効果的なカーブフィッティング機能により、数回のマウ スクリック操作で濃度・アフィニティ・カイネティクス等のデータが自動で算出されます。 Octet システムのすべての機種に、制御用ソフトウェアOctet BLI Discovery、解析用ソフト ウェアOctet BLI Analysis、Octet Analysis Studioが標準インストールされています。 オートメーション測定 * Octet RH16, RH96 のみ対応 Octet RH16, RH96 はオープンアーキテクチャーの採用により、マイクロプレート自動搬送ロ ボットとの連結が可能です。ドアの開閉、バイオセンサートレイとサンプルプレートの移動など、 Octet システムの動作はロボットソフトウェアにより制御されます。実験のプロトコールに関 しても、ロボットソフトウェアによってOctetソフトウェアが起動・実行されます。 これにより、複数枚のバイオセンサートレイとサンプルプレートを用いる必要のある数千以上 のサンプルのカイネティクス解析や定量を自動化することができ、研究および開発の加速化を 実現します。 オートメーションシステムが��された Octet RH96 3
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アプリケーション カイネティクス解析 生体分子間の相互作用をリアルタイムに測定することにより、アフィニティ(KD:解離定数 )だけではなく、経時的な変化とカイネティクスデータ (ka:結合速度定数、kd:解離速度定数 )を取得します。同程度のアフィニティを持つ相互作用でも、カイネティクス解析を行うことで全く異なる 結合状態として見ることが可能になります。そのため、カイネティクスの違いを見ることは、生体内における分子間相互作用のメカニズムを把握 する上で極めて重要です。 Octet システムは、生体分子間相互作用のリアルタイムアッセイと複数チャンネルの同時測定を行うことで、カイネティクス解析によるスクリーニン グおよびキャラクタライズのスループットを高めることを可能にします。 解離 ka A A + B AB 結合 kd B AB kd KD= :バイオセンサー A ka B :リガンド (A) A :アナライト (B) ベースライン ka : 結合速度定数 :複合体 (AB) kd : 解離速度定数 センサーグラム 時間 KD: 解離定数 スクリーニング 複数のリード分子に対する結合のあり/なしの確認に加え、カイネティクス測定により、最適な候補分子を絞り込みます。初期段階のスクリーニン グにおけるカイネティクス測定は、その後の特性評価および開発工程の短縮・効率化を実現します。クルードサンプル中における抗体の親和性 と解離のランキング評価による有望クローンのスクリーニング、化合物ライブラリーのスクリーニングにより、良好な結合および解離のカイネティ クスを示す候補分子の早期同定が可能です。 Octet システムは独立したバイオセンサーの複数同時測定が可能なため、キャプチャーリガンドのスクリーニング、アナライトのスクリーニング、 マルチプレックスのスクリーニング等、目的とするスクリーニングのハイスループット化に柔軟に対応します。 オフレートスクリーニング 抗原に対する抗体のオフレート(kd)を測定することにより、迅速に有望な抗体産生細胞クローンのスクリーニングを行います。 多くの場合、サンプルの高度な精製は不要で、培養上清をそのまま測定することも可能です。 Real Time Binding Chart: clones 1- 8 抗体産生細胞クローンの結合曲線とオフレート(kd)によるランキング clone 1 clone 2 clone 3 clone 4 clone 5 clone 6 clone 7 clone 8 3.00E-03 1.8 1.6 2.50E-03 1.4 1.2 2.00E-03 ビオチン化した抗原をStreptavidin バイオセンサーに固相化し、22 クローン 1 0.8 1.50E-03 についてスクリーニングを行いました。 0.6 1.00E-03 0.4 0.2 5.00E-04 500 秒の結合反応後、300 秒の解離測定を行い、オフレート(kd)による 0 -0.2 0.00E+00 01 00 2003 00 4005 00 6007 00 8009 00 ランク付けをすることができました。 Time (sec) (測定結果は8 本のバイオセンサーを同時測定したサンプルごとに3 セット表示) Real Time Binding Chart: clones 9 - 15 clone 9 clone 10 clone 11 clone 12 clone 13 clone 14 clone 15 neg 3.00E-03 1.6 1.4 2.50E-03 1.2 2.00E-03 1 0.8 1.50E-03 0.6 1.00E-03 0.4 0.2 5.00E-04 0 -0.2 0.00E+00 01 00 2003 00 4005 00 6007 00 8009 00 Time (sec) Real Time Binding Chart: clones 16 -22 clone 16 clone 17 clone 18 clone 19 clone 20 clone 21 clone 22 neg 3.00E-03 1.8 1.6 2.50E-03 1.4 1.2 2.00E-03 1 1.50E-03 0.8 0.6 1.00E-03 0.4 0.2 5.00E-04 0 -0.2 0.00E+00 01 00 2003 00 4005 00 6007 00 8009 00 Time (sec) 4 詳細はこちら https://www.sartorius.com/en/products/protein-analysis/octet-label-free-detection-systems 結合量 nm nm nm kdis (1/s) kdis (1/s) kdis (1/s) clone 16 clone 9 clone 1 clone 17 clone 10 clone 2 clone 18 clone 11 clone 3 clone 19 clone 12 clone 4 clone 20 clone 13 clone 5 clone 21 clone 14 clone 6 clone 22 clone 15 clone 7 neg neg clone 8
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アプリケーション キャラクタライズ 濃度希釈系列に対するカイネティクスを測定するフルカイネティクス解析により、信頼性の高い親和性 (KD)を算出します。Octet R8 は、最大 8 本のバイオセンサーを同時に測定することができるため、複数のアナライト濃度希釈系列 (最大7濃度+リファレンス)を同時に測定し、ハイ スループットかつ信頼性の高い評価が可能です。 抗体・タンパク質のカイネティクス 抗体やその他のタンパク質のキャラクタライズに、カイネティクス測定は広く用いられています。 1.15 Octet システムは、アフィニティ(KD)だけでなく、結合速度定数 (ka)および解離速度定数 (kd) 1.05 を正確に測定します。多種類のバイオセンサーのラインナップにより、抗体、His やGST など 0.95 0.85 のアフィニティタグ付タンパク質、ビオチン化されたタンパク質等の固相化を容易に行うこと 0.75 が可能です。抗体・タンパク質だけではなく、核酸、糖鎖、ウイルスなどのサンプルにも広く用 0.65 0.55 いられています。 0.45 0.35 0.25 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 0.15 A A 0.05 B B 0.00 0 600 1,200 1,800 2,400 3,000 3,600 4,200 C C Time (sec) D D 高分子のカイネティクス E E F F G G Sample H H Time Flow Plate Step # Step Name (sec) (RPM) Column Biosensor Assay Buffer Ligand Analyte Empty 1 Equilibration 60 1,000 1 バイオセンサートレイとサンプルプレートのレイアウト例 2 Loading 300 – 600 1,000 2 バイオセンサートレイには、アナライトの濃度希釈系列の数に合わせたバイオセンサーを縦に用意します。 3 Baseline 180 – 600 1,000 3 異なるリガンドのアッセイ、もしくは同一のリガンドでバイオセンサーの再生が難しいサンプルのアッセイ 4 Association 300 – 600 1,000 4 を連続して行う場合、別の列にバイオセンサーを追加します。サンプルプレートには、各測定ステップで 5 Dissociation 300 – 3,600 1,000 3 使用するバッファーとサンプルを縦に用意することで、測定のスループットを高めることが可能です。 代表的な測定プロトコール 低分子化合物のカイネティクス 0.25 創薬における低分子化合物の最適化において、化合物のターゲットに対する親和性測定は広 く用いられています。Octet システムでは、低分子測定用のSuper Streptavidin バイオセン 0.20 サー (SSA)にビオチン化したタンパク質を固相化することにより、低分子化合物やペプチドと の相互作用をハイスループットで測定可能です。 0.15 カイネティクス測定だけではなく、平衡値解析による親和性も求められます。低分子化合物 0.10 は水溶性が低いことも多いため、DMSO が測定バッファー中に添加されることがありますが、 Octet システムで用いているBLI 法ではDMSO の影響を受けにくいため、SPR 法などで 0.05 用いられるDMSO 補正は必要ありません。 0.00 0 100 200 300 400 Time (sec) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 A A 低分子のカイネティクス B B C C D D 0.08 E E F F G G KD= 1.9e-06 0.06 Rmax= 0.0822 H H R2= 0.9933 Super Streptavide Biosensor (SSA) + biocytin Assay Buffer 0.12 µM furosemide 3.33 µM furosemide Super Streptavide Biosensor (SSA) + biotin-carbonic anhydrase 0.37 µM furosemide 10 µM furosemide 0.04 1.11 µM furosemide 30 µM furosemide カルボニックアンヒドラーゼとフロセミドの親和性測定 0.02 バイオセンサートレイには、低分子測定用のSuper Streptavide バイオセンサー(SSA)を2 列用意しました。 1 の列はビオシチンでブロッキングした非特異吸着のリファレンス用、2 の列はビオチン化カルボニックアンヒドラー ゼを固相化した親和性測定用として使用しました。 0 サンプルプレートには、0.12 – 30 μMのフロセミド(6 濃度、N=6)を7 – 12 の列(A, B, D, E, G, H)に用意し、 0 5 10 15 20 25 30 C およびF の行をリファレンスとしました。サンプル濃度の低い方から濃い方へ、バイオセンサーの再生を繰 Molecular Concentration (µM) り返しながら測定しました。 平衡値解析による親和性の測定結果 5 Binding (nm) Binding (nm) Binding (nm)
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アプリケーション 定量 Octet システムは、ELISA アッセイに代わるソリューションを提供します。プロトコールを完全に自動化することにより、アッセイの実行に必要 な手技を大幅に減らし、高精度な定量を実現します。また、感度、ダイナミックレンジ、ワークフロー等のアッセイニーズに基づいて、最も効率的 なアッセイフォーマットを選択可能です。発現ライブラリーのスクリーニング、アップストリームにおける培地と培養条件の最適化、ダウンストリー ムにおける精製チェック、生物製剤やバイオマーカーの定量分析等のプロセス効率化と生産性の向上に貢献します。 ELISA と比較したOctet 定量アッセイの特徴 ▪ 必要な感度に応じて、3 種類のアッセイフォーマットから選択が可能 ▪ リアルタイムにデータを検出し、経時的な反応の評価が可能 ▪ IgG、組換えタンパク質、ワクチン、ウイルスなど、様々な分子の定量が可能 ▪ 短時間の測定により、安定性の低いサンプルも検出可能 ▪ オフレートが速く、ELISAでは洗い流されることがある低親和性サンプル ▪ サンプルと試薬の回収および再利用が可能 の検出 ▪ バイオセンサーの再生により、アッセイコストを削減 1 ステップ 2 ステップ 3 ステップ :アナライト :2 次抗体 :HRP 標識抗体 :基質 1. アナライトの結合 アッセイステップ 1. アナライトの結合 1. アナライトの結合 2. 2次抗体の結合 2. 2次抗体の結合 3. HRP標識抗体の結合後、基質を加えて インキュベート ▪ 30 分 (Octet R8) ▪ 1 時間 30 分 (Octet R8) ▪ 1 時間 30 分 (Octet R8) アッセイ時間 ▪ 15 分 (Octet RH16) ▪ 1 時間 15 分 (Octet RH16) ▪ 1 時間 15 分 (Octet RH16) ▪ 2 分 (Octet RH96) ▪ 1 時間 (Octet RH96) ▪ 1 時間 (Octet RH96) 定量レンジ ▪ low mg/mL – low ng/mL ▪ low ng/mL – low pg/mL ▪ low ng/mL – low pg/mL ▪ 迅速、簡便、低ランニングコスト ▪ 迅速、簡便、低ランニングコスト ▪ 低アフィニティー分子の検出 ▪ 高感度 (low pg/mL) ▪ 迅速、簡便 特長 ▪ ラベル化試薬が不要 ▪ ラベル化試薬が不要 ▪ 高感度 (low pg/mL) ▪ カイネティクスパラメーターの測定が可能 ▪ ハンドリング時間の最小化 (自動化、洗浄 ▪ ハンドリング時間の最小化 (自動化、洗浄 ▪ バイオセンサーの再生・再利用が可能 ステップ不要 ) ステップ不要 ) 1ステップ定量アッセイ A A B B バイオセンサー 0.200.20 スタンダード 4.0 4.0 リファレンス 0.106.16 サンプル 3.0 再生バッファー 3.0 0.102.12 中和バッファー 2.0 2.0 0.008.08 1.0 Standard 1.0 0.04 Standard 0.04 FitFtiitntgin Cg uCruvreve UnUknnkonwonw &n C& oCnotnrotrlol 0 0 0 0 0 20 20 40 40 60 60 80 80 100100 00 0 1010 2020 3030 4040 5050 6060 TimTeim (see (cs)ec) CoCnocnecnetnratrtaiotino (nµ (gµ/gm/mL)L) サンプルプレートのレイアウト 結合曲線 検量線 濃度既知のスタンダードを測定し、結合曲線をもとに検量線 (縦軸:Binding rate、横軸:濃度 )が自動で作成されます。 続いて、濃度未知サンプルを測定し、検量線に当てはめてサンプル濃度を算出します。Protein A バイオセンサーを用いたヒト抗体の定量において、 幅広いダイナミックレンジ (0.05 – 2,000 μg/mL)、短時間 (96well 30 分 )での定量を実現します。 バイオセンサーの種類とサンプルに応じて、バイオセンサーは再生・中和バッファーを用意することで繰り返し使用することが可能です。 6 Binding (nm) Binding (nm) Binding rate (nm/s) Binding rate (nm/s)
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アプリケーション 特性分析 Octet システムは、生体分子間相互作用のリアルタイムアッセイと複数チャンネルの同時測定により、エピトープビニング、抗体アイソタイピング、 抗体ペアのスクリーニング等のハイスループットな特性解析を可能にします。 エピトープビニング 医薬品開発の初期段階における標的タンパク質のエピトープ領域の特性解析は、多数のクローンが同じエピトープを共有しているのか、 または標的タンパク質の異なる領域を認識しているのか、を判定することができ、抗体開発のための詳細な情報を得ることが可能です。 エピトープビニングは、各抗体が結合した抗原領域またはエピトープに基づいて、抗体を分類する手法です。 異なるエピトープを認識するモノクローナル抗体 (mAbs)は、多様な機能特性を示す様々なエピトープに結合しうるため、エピトープの結合情 報は望ましい特性を持つリード抗体プールを選択する可能性を高めます。 バイオシミラーやバイオベターの開発においては、先行バイオ医薬品と類似したエピトープに結合するmAb の特定を可能にします。 また、ELISA アッセイの開発に最適な抗体ペアを特定することができ、試薬開発においても有効なアッセイです。 Octet エピトープビニングアッセイフォーマット (A) バイオセンサーに抗原を固相化し、抗原にmAb(Ab1)を飽和状態まで A.In-tandem assay B.Classical sandwich assay C.Premix assay 結合させた後、抗原にmAb(Ab2)を結合させます。 Biosensor Biosensor Biosensor (B) バイオセンサーにmAb(Ab1)を固相化し、mAb(Ab1)と抗原を結合さ せた後、抗原にmAb(Ab2)を結合させます。 1 Ag 1 Coupled 1 Coupled mAb (Ab1) 2 mAb (Ab1) (C) バイオセンサーにmAb(Ab1)を固相化し、事前に調製した抗原 Saturating Ag 2 Ag 3 mAb (Ab1) 2 3 Ag Ag -mAb(Ab2)複合体を結合させます。Premix assay は通常、他のビニン Competing Sandwiching グアッセイフォーマットから得られた結果を確認・補完するために用いら mAb (Ab2) mAb (Ab2) Premixed mAb + Ag (Ab2+Ag) れます。 In-tandem assay のセンサーグラム Baseline Baseline Baseline Antigen Saturating mAb (Ab1) Competing mAb (Ab2) 抗原の固相化、mAb(Ab1)の飽和状態までの結合、mAb(Ab2)の競合反 応の順でアッセイを行います。 4.0 mAb(Ab2)を競合させるステップにおいて、抗原とのエピトープ結合部位が mAb(Ab1)と異なる場合はレスポンスが上昇し、競合する場合はレスポンス 3.0 がない結果が得られます。 2.0 1.0 0 2000 2200 2400 2600 2800 3000 3200 Time (sec) A B Octet Analysis Studio ソフトウェア(version 12)による32 × 64 スクリーニングのヒートマップとビンチャート (A) In-tandem assay でプロファイルされた32 × 64 mAbs パネルの2 次元マトリックス。 mAb(Ab1)とmAb(Ab2)は、それぞれ行と列にリスト化されています。 赤は結合が阻害された競合ペアを示し、緑は結合ペアを示します。 設定した閾値を元に、5 段階で配色され結合の強度を解析することが可能です。 設定した閾値と同等の結合では白、差が大きくなるほど色が暗く表示されます。 (B) 各ビンは抗原と結合する部位をブロックする抗体を表し、パネル内の他の抗体と組み合わせた時に類似したプロファイルを持ちます。 7 Binding (nm)
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バイオ医薬品の研究開発におけるOctet ソリューション リード 創薬研究 スクリーニングと リードの最適化と 選 特性評価 前臨床開発 プロセス開発 品質管理と製造 択 ハイブリドーマおよび タンパク質の ファージディスプレイ ヒット化合物の 構造機能相関の解明 ライブラリー バリデーション 免疫原性試験 細胞株開発 バイオリアクターの モニタリング スクリーニング 作用機序研究 オンレート/ アフィニティ 薬物動態/ オフレートランキング マチュレーション 薬力学試験 細胞培養の最適化 製品力価アッセイ ELISAアッセイの エピトープビニング Fcエンジニアリング/ クロマトグラフィーの 開発 試験 ヒト化 最適化 不純物確認試験 カイネティクス解析 動的結合容量の Fc受容体結合 決定 アッセイ 定量 GxP コンプライアンスサポート Octet システムは、様々なアッセイで迅速に結果を提供することにより、生物医薬品の探索と開 IQOQ 発のステージを加速させます。GxP コンプライアンスを包括するツールと簡便なオペレーション および 定量および プリベンティブ カイネティクス により、分析開発および品質管理におけるレギュレーション環境での運用が有効です。アップス メンテナンス PQサービス トリームおよびダウンストリームのプロセス開発、製造における品質のモニタリングの用途で、濃 度および不純物の分析として実施されています。Octet システムは、据付時適格性評価 (IQ)と Octet CFR バイオセンサー 運転時適格性評価 (OQ)サービス、稼働時適格性評価 (PQ)サービス*、21 CFR Part 11 準拠 ソフトウェア バリデーション および サービスと のソフトウェア、バイオセンサーのバリデーションサービスを備えており、規制環境での使用に最 バリデーション テクニカル サポート 適です。 * PQサービスはOctet R8, RH16のみ対応。 Fc 受容体相互作用解析 Fc γ 受容体 (Fc γR)は、免疫系機能に関連する特定の細胞表面に見られる膜糖タンパク質です。イムノグロビンG(IgG)のFc 領域への高い 結合特異性により、Fc 受容体は病原性細胞に提示されるIgG に結合し、抗体依存性細胞障害 (ADCC)または食作用を引き起こします。Fc- 受容体相互作用は、関与する受容体のタイプに基づいて幅広い親和性でIgG に結合します。結合特性は、受容体の遺伝子多型、抗体のFc 領 域のグリコシル化パターンによって影響を受ける可能性があります。 Fcγ 受容体の特性評価におけるOctet システムの特徴 ▪ 幅広い親和性 (1 mM – 10 pM)にわたる結合相互作用を迅速に測定可能 ▪ リガンド固相化のために幅広いバイオセンサーが利用可能 ▪ グリコシル化パターンなどの変動による親和性の変動を検出可能 ▪ ハイスループット、消耗品コストの削減 A 0.30 B 0.20 0.10 0 0 20 40 60 80 100 Time (sec) Fc γRIIIa- ヒトIgG のカイネティクスアッセイ (A) 1:1 相互作用モデルを使用して親和性を決定したカイネティクス解析。 (B) A のデータを使用した平衡値解析。特に、親和性の低い相互作用を示すサンプル、非常に高速なオンレートを示すサンプルに有効です。 8 詳細はこちら https://www.sartorius.com/en/products/protein-analysis/octet-label-free-detection-systems Binding (nm)
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バイオ医薬品の研究開発におけるOctet ソリューション アッセイキット HCPバイオセンサー Cygnus社 抗HCP 抗体 (抗HCP抗体修飾 ) CygnuHs社C 抗PHCP 抗体 Anti-CHO HCP Detection Kit HCP 蛍光標識抗HCP抗体 蛍光標識抗HCP抗体 バイオ医薬品やワクチン開発において、Host Cell Protein(HCP)の HRP標識抗体 HRP標識抗体 混入は毒性や副作用を引き起こす原因となるため、HCP の検出は HRP HRP HRP HRP HRP DAB DAB ICH ガイドラインの検査項目としても採用されています。Anti-CHO HCP Detection Kit は、Cygnus Technologies社と共同開発れ た、Octet システム* 用の抗CHO HCPアッセイキットです。幅広い HCP を高感度、高精度かつ短時間に検出することが可能です。 Expected Calc. concentration concentration Recovery %CV (ng/mL) (ng/mL) 200.0 201.0 101% 2.1% ▪ 最小限のハンズオンタイムで自動検出 75.0 73.9 99% 0.7% ▪ 短時間で96サンプルの解析が可能 (Octet RH96:62 分、 25.0 25.5 102% 2.3% 8.0 8.08 101% 2.8% Octet RH16:75 分、Octet R8:90 分 ) 2.0 2.01 101% 1.8% ▪ 5 – 10% CVの高精度アッセイ 1.0 1.00 100% 1.7% 0.5 0.50 100% 3.3% ▪ 0.5 – 200 ng/mLの定量レンジで高感度検出 * Octet R2, R4 を除く HCPスタンダードの結合曲線と測定結果 (0.5 – 200 ng/mL, N=3) Residual Protein A Detection Kit RPAバイオセンサー (抗 Protein A 抗体修飾) ニワトリ抗Protein A抗体 ニワトPリr抗oPteroitnein A A抗体抗体医薬品の開発・品質管理において、Protein A カラムを用いた IgG 精製過程での残留プロテインA の検査はFDA ガイドラインで Protein A 検出抗体 Protein A も要求され、臨床的安全性を保証するために不可欠な試験となり Protein A 検出抗体 ます。Residual Protein A Detection Kit は、Protein A および MabSelect Sure™ を高感度、高精度かつ短時間に検出・定量する ことが可能なOctet システム* 用アッセイキットです。バイオプロセ スの開発および製造における、プロセス中間体およびバルク製品の試 験に使用することができます。 ▪ 最小限のハンズオンタイムで自動検出 ▪ 短時間で96サンプルの解析が可能 (Octet RH96:2 時間未満、 Octet RH16:2.5 時間未満、Octet R8:3 時間未満 ) ▪ 100 pg/mLの高感度検出 * Octet R2, R4 を除く Protein A スタンダードの検量線 (0.1 – 25 ng/mL, N=8) Sialic Acid(GlyS)Kit センサー表面修飾レクチン グリコシル化ホストセルプロテイン GlyS バイオセンサー センサー表面修飾レクチン グリコシル化ホストセルプロテイン 末端シアル酸 抗ヒト ( IgG検出抗体 レクチン修飾 ) グリコシル化ヒト IgG Fc融合タンパク質 糖鎖検出試薬 末端シアル酸 生物製剤の開発において、グリコシル化は最も重要な翻訳後修飾の 抗ヒトIgG検出抗体 一つと考えられています。性能とばらつきの大きな要因となり、製品 グリコシル化ヒトIgG Fc融合タンパク質 糖鎖検出試薬 の安全性と有効性に影響を与えるcritical quality attribute(CQA) となります。シアル酸の含有量は、単離および精製ステップ、薬物動態 の特性、およびin vitro 安定性に影響を与える可能性があるため、そ タイタ―測定 の定量は特に重要な分析項目です。Sialic Acid(GlyS)Kit は、糖鎖 定量 バイオ センサー シアル酸レベルと 末端のシアル酸を、相対的に定量することによるグリカンスクリーニン タイタ―の解析 Time (sec) グをハイスループットで行うためのキットです。クルードあるいは精製サン クルード あるいは精製 Octet Data プルに対して適用することが可能です。 タンパク質 Analysis HT グリカンスクリーニング ▪ サンプルの精製や消化が不要なため、サンプル調製時間を Protein Titer 3 時間未満に短縮 GlyS Kit Time (sec) ▪ シアル化レベルでスクリーニングが可能 Octetシステムを用いたCQA分析のワークフローと解析結果 ▪ シアル酸データとタイター測定を組み合わせた解析が可能 定量バイオセンサーを使用して測定された力価データとGlyS キットを使用して測定された糖鎖末端(Octet Analysis Studio ソフトウェア version 11.1 以上 ) シアル化レベルのデータを組合せ、CQA 解析レポートを作成します。 9 Binding rate (nm/s) 定量 Binding Binding Sialic acid level 相対 的 グリ カン スク リー ニン グ
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Octet システム 仕様 Octet システムは5 機種のラインアップをご用意し、幅広いアプリケーションとワークフローの最適化を実現します。 機種 Octet R2 Octet R4 Octet R8 Octet RH16 Octet RH96 検出原理 BLI 測定方式 Dip and Readアッセイ ラベル化 不要 解析項目 カイネティクス解析(ka, kd)、アフィニティ解析(KD)、特異性解析、定量、特性分析 測定タイプ 自動 最大同時測定数 2 4 8 16 96 > 150 Da(8, 16) * 検出可能分子量 > 150 Da > 150 Da > 150 Da > 150 Da > 5,000 Da(32, 48, 96) * 結合速度定数 ( 101 – 107 M-1 s-1 101 – 107 M-1 s-1 101 – 107 M-1 s-1 101 – 107 M-1s-1 101 – 107 M-1 s-1 ka)レンジ 解離速度定数 ( 10-6 – 10-1 s-1 10-6 – 10-1 s-1 10-6 – 10-1 s-1 10-6 – 10-1 s-1 10-6 – 10-1 s-1 kd)レンジ 解離定数 1 mM – 10 pM 1 mM – 10 pM 1 mM – 10 pM 1 mM – 10 pM 1 mM – 10 pM (KD)レンジ (10-11 – 10-3 M) (10-11 – 10-3 M) (10-11 – 10-3 M) (10-11 – 10-3 M) (10-11 – 10-3 M) 定量レンジ 0.05 – 2,000 µg/mL (Protein A (8, 16) * 0.05 – 2,000 µg/mL 0.05 – 2,000 μg/mL 0.05 – 2,000 µg/mL 0.05 – 2,000 µg/mL Biosensor for 0.1 – 700 µg/mL hIgG) (32, 48, 96) * 蒸発コントロール 無し 無し 有り 無し 無し 必要サンプル量 200 µL 200 μL 200 µL 40 µL 40 µL サンプリング 2, 5, 10 Hz(8, 16) * 2, 5, 10 Hz 2, 5, 10 Hz 2, 5, 10 Hz 2, 5, 10 Hz レート 0.3, 0.6 Hz(32, 48, 96) * 分光器数 2 4 8 16 16 測定温度 15℃~ 40℃ 15℃~ 40℃ 15℃~40℃ 室温+4℃~40℃ 室温+4℃~40℃ サンプルプレート数 1 1 1 2 2 96well 96well サンプルプレート 96-half well 96-half well 96well 96well 96well フォーマット 384well 384well 384-tilted well 384-tilted well ロボット適応性 無し 無し 無し 有り 有り サイズ (幅×奥行×高さ) 46 × 56 × 49 cm 46 × 56 × 49 cm 46 × 56 × 49 cm 80×80×77 cm 80×80×77 cm 重量 32.7 kg 32.7 kg 32.7 kg 68.2 kg 90.7 kg 200W 200W 200W 200W 200W 消費電力 100 – 240V、最大4A 100 – 240V、最大4A 100 – 240V、最大4A 100 – 240V、最大5A 100 – 240V、最大5A * Octet RH96 はバイオセンサーの最大同時測定数に応じて、検出可能分子量・定量レンジ・サンプリングレートが異なります。 Octet AS 回転数 100 – 1,500 rpm 温度制御 室温 +4℃~ 40℃ (1℃刻み ) Octet システムで使用するカスタムバイオセンサーの作成、サンプル サンプルプレート数 1 プレートのインキュベートをオフラインで最大96 本同時に実行します。 ロボット適応性 有り Octet ASを用いることで、Octetシステムでのリガンドの固相化やイン サイズ (幅×奥行×高さ) 18 × 23 × 18 cm キュベートのステップが不要となり、Octet システムの処理能力を大 重量 4.4 kg 幅に向上させます。調製に要する時間の短縮、高精度のアッセイを実 消費電力 45W 100 – 240V、5.0 - 2.0A 現します。 リガンド固相化の反応容器 バイオセンサートレイ 8 × 12 標準トレイ サンプルプレート 96well Microplate インキュベートの反応容器 96well Microplate サンプルプレート 384well Microplate 384-tilted well Microplate 10
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バイオセンサー セレクションガイド 様々なサンプル・研究用途にご使用いただくことができるように、センサー表面修飾分子の異なる多種類のバイオセンサーをご用意しています。 均一性、耐変性に優れた生体適合性マトリクスによる加工が施されており、クルードな未ろ過サンプルにおいても非特異的吸着を最小限に抑えます。 バイオセンサー グレード * センサー表面修飾分子 リガンド (結合様式、特徴 ) 再生 Streptavidin(SA) K ストレプトアビジン ビオチン化分子 (ビオチン -アビジン反応 ) タンパク質に依存 ビオチン化分子 Super Streptavidin(SSA) K ストレプトアビジン (高密度 ) (ビオチン - アビジン反応、 アナライトに依存 化合物・フラグメントなどの低分子解析 ) Fast off-ratesの場合可能 High Precision Streptavidin ビオチン化分子 (SAX) K, Q ストレプトアビジン (ビオチン - アビジン反応、 タンパク質に依存 SAセンサーのロット内高精度管理 ) High Precision Streptavidin 2.0 ビオチン化分子 (SAX2) K, Q ストレプトアビジン (ビオチン - アビジン反応、 タンパク質に依存 SAセンサーのロット間精度管理 ) Amine Reactive(AR2G) K カルボキシル基 タンパク質、ペプチド、オリゴ (アミンカップリング ) タンパク質に依存 Aminopropylsilane(APS) K アミノプロピル基 脂質、リポソーム、疎水性タンパク質 (疎水性および静電的な相互作用 ) タンパク質とアナライトに依存 Ni-NTA(NTA) K, Q ニッケルチャージ Tris-NTA Hisタグ付タンパク質 可能 (K)、不可能 (Q) Anti-Penta-HIS(HIS1K) K, Q 抗 Hisタグ抗体 Hisタグ付タンパク質 可能 (K) Anti-HIS(HIS2) Q 抗 Hisタグ抗体 Hisタグ付タンパク質 タンパク質に依存 Anti-GST(GST) K, Q 抗GSTタグ抗体 GSTタグ付タンパク質 可能 (K)、不可能 (Q) Anti-hIgG Fc Capture(AHC) K 抗ヒト IgG Fc抗体 ヒト IgG、ヒト Fc融合タンパク質 可能 Anti-hIgG Fc Capture 2 (AHC2) K, Q 抗ヒト IgG Fc 抗体 ヒト IgG 、ヒト Fc 融合タンパク質 可能 Anti-mIgG Fc Capture(AMC) K 抗マウス IgG Fc抗体 マウス IgG、マウス Fc融合タンパク質 可能 Anti-Human IgG Fc(AHQ) Q 抗ヒト IgG Fc抗体 ヒト IgG、ヒト Fc融合タンパク質 不可能 Anti-Murine IgG Fv(AMQ) Q 抗マウス IgG (Fv) 抗体 マウス IgG、マウス F(ab')2 不可能 Anti-Human Fab-CH1(FAB2G) K, Q 抗ヒト Fab-CH1抗体 ヒト IgG、Fab、F(ab')2 可能 Protein A(ProA) Q Protein A ヒトを含む生物種の IgG 可能 Protein G(ProG) Q Protein G ヒトを含む生物種の IgG 可能 Protein L(ProL) Q Protein L K軽鎖を介した生物種の IgG 可能 * K:カイネティクスグレード、Q:定量グレード。各種バイオセンサーは表記グレードでバリデーションが実施されています。 Protein A, G, L バイオセンサーと各種抗体の結合の強さ 抗体 Protein A Protein G Protein L 抗体 Protein A Protein G Protein L Rat Total IgG + ++ +++ Bovine IgG + +++ × Rat IgG1 + ++ +++ Guinea pig IgG +++ + + Rat IgG2a × +++ +++ Hamster IgG ++ ++ +++ Rat IgG2b × + +++ Pig IgG +++ + +++ Rat IgG2c +++ +++ +++ Horse IgG + +++ – Rabbit IgG +++ +++ + Donkey IgG ++ +++ – Mouse IgG1 + ++ +++ Dog IgG +++ + – Mouse IgG2a +++ +++ +++ Cat IgG +++ + – Mouse IgG2b +++ +++ +++ Human IgG1 +++ +++ +++ Mouse IgG3 +++ +++ +++ Human IgG2 +++ +++ +++ Goat IgG + +++ × Human IgG3 + +++ +++ Sheep IgG + +++ × Human IgG4 +++ +++ +++ +++:強  ++:中  +:弱  ×:結合しない 11
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アクセサリー Evaporation Cover Biosensor Dispenser Octet R8 専用のサンプル蒸発防止カバーです。サンプルの蒸発を最 バイオセンサー専用8 連マルチチャンネルディスペンサーです。 小限に抑えることができ、通常2 – 3 時間程度に制限される測定時間 バイオセンサーのストックトレイから使用する分のバイオセンサーを測 を最大 12 時間まで伸ばすことが可能です。 定用トレイに移す際、1– 8 本を同時に移すことが可能です。 Biosensor Mount Cleaning Tray Octet RH16, RH96 用のバイオセンサー接続部クリーニングトレイです。 バイオセンサーマウントに経時的に蓄積する可能性のあるバイオセンサー のプラスチック残留物を自動でクリーニングする際に使用します。多く のバイオセンサーマウントを有するOctet RH16, RH96 の定期的なメン テナンスを容易に行うことが可能です。 試薬消耗品 384-tilted well Microplate Protein A Calibrator Set Octet RH16, RH96 用のポリプロピレン製384well マイクロプレー 1 – 700 μg/mL の濃度範囲で8 段階に作成されたヒトIgG がセット ト(黒 )です。サンプル量を抑えるために底面が傾斜した形状で、40 – になった製品です(1, 3, 10, 30, 100, 300, 500, 700 μg/mL、各 100 μL で測定が可能です。その他のフォーマットのマイクロプレート 10 mL × 8 本 )。 は下記製品を推奨しております。 Protein A バイオセンサーと併せて使用することで、機器のバリデー Greiner Bio-One International GmbH 社製 ションを行うことが可能です。 ▪ 96well マイクロプレート(#655209, PP 平底 黒 100枚入 ) ▪ 384well マイクロプレート(#781209, PP 平底 黒 100枚入 ) AR2G Reagent Kit Amine Reactive バイオセンサーにリガンドをアミンカップリングで 固相化させる際に使用するキットです。 構成品 ▪ EDC, 1015 mg ▪ S-NHS, 573 mg ▪ 1 M Ethanolamine pH 8.5, 200 mL ▪ 10 mM Acetate pH 4, 200 mL ▪ 10 mM Acetate pH 5, 200 mL ▪ 10 mM Acetate pH 6, 200 mL ▪ PBS pH 7.4, 500 mL ▪ 10X Kinetics Buffer, 50 mL ザルトリウス・ジャパン株式会社 〒140-0001 東京都品川区北品川 1-8-11 TEL : 03-6478-5200 FAX : 03-6478-5494 E-mail : hp.info@SARTORIUS.com https://www.sartorius.com 掲載されている内容は、予告なく変更される場合がありますことをあらかじめご了承ください。 Specications subject to change without notice. Copyright Sartorius Japan Version 1 | 05 | 2021 12