1/9ページ
ダウンロード(1.8Mb)
産業用コネクタ、カップリングに関する工場現場でのタクトタイム短縮に関する事例をご紹介
1.車載モータ検査工程でのコネクタ着脱の自動化でタクトタイムを9割削減できた事例
2.食品工場でヘルール接続箇所をワンタッチ化し、作業性と安全性を向上させた事例
3.窒素リークテストとエアパージ用の配管接続箇所をそれぞれワンタッチ化し、作業時間を半分以下に短縮できた事例
4.製鉄所内の熱間圧延機の制御ボックスのコネクタをマルチ化し、作業性と安全性を改善した事例
5.40Aの配管切り離し箇所をワンタッチ化させた化学工場での事例
【産業用コネクタ.com】https://industrial-connectors.com/
このカタログについて
ドキュメント名 | タクトタイム短縮事例集 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.8Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ソルトン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ

このカタログの内容
Page1
スライド番号 1
生産技術・設備技術・開発設計・保全 ご担当者のための
タクトタイム短縮事例集
0
Page2
スライド番号 2
0.目次
1.タクトタイム短縮事例
・車載モータ検査工程でのコネクタ着脱の自動化で
タクトタイムを9割削減できた事例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.2
・食品工場でヘルール接続箇所をワンタッチ化し、
作業性と安全性を向上させた事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.3
・窒素リークテストとエアパージ用の配管接続箇所を
それぞれワンタッチ化し、作業時間を半分以下に短縮できた事例・・・・・・・p.4
・製鉄所内の熱間圧延機の制御ボックスのコネクタをマルチ化し
作業性と安全性を改善した事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.5
・40Aの配管の切り離し箇所をワンタッチ化させた化学工場での事例・・・・・p.6
2.工場生産性UPのご提案 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.7
3.株式会社ソルトンについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.8
1
Page3
スライド番号 3
1. タクトタイム短縮事例
車載モータ検査工程でのコネクタ着脱の自動化でタクトタイムを9割削減できた事例
自動車の電動化で手作業では追い付かなくなってきた・・・
関東地方にある車載モータメーカーの検査現場。ここでは、モータの検査工程に国内メーカーの丸型
のメタルコネクタを使用していました。このメタルコネクタの着脱方法はねじ込みタイプで、1つの
治具に対してコネクタを3か所、手動で嵌めていました。
斜めに挿入し端子が曲るのを防ぐために、時間をかけて丁寧に作業をしなければなりませんでした。
しかし、それでは時間がかかってしまいます。コネクタを1か所着脱するのにおよそ10秒、3か所で約
30秒。この作業を複数のラインで行わなければなりません。
また昨今の自動車の電動化に伴い、車載モータの
生産量が飛躍的に増えたことで、検査項目も
増加傾向にあります。従来からのコネクタの
着脱作業に時間がかかっていたのに加え、
検査項目の増加で手が回らなくなってきました。
スライドイン接続に対応したワンタッチ式コネクタの導入でタクトタイム9割減
そこで、手動着脱から自動着脱による設備の自動化を推し進め、モータを搭載した治具をスライドさ
せて検査装置と自動で着脱できるようにしました。
従来より使用していたコネクタでは自動着脱に対応できないので、ソルトンのワンタッチ式のコネク
タを導入。スライドイン接続に対応したワンタッチ式コネクタにより、元々複数の作業者で行ってい
た作業を完全に自動化することができました。
それまでコネクタの着脱作業に1か所あたり
およそ10秒程度かかっていましたが、自動化することで
1か所あたり1,2秒の着脱で済むようになりました。
これによりタクトタイムが9割程短縮でき、検査工程での
人手もこれまでほど必要なくなったことで他の作業工程に
人手と時間を回すことができるようになりました。
Page4
スライド番号 4
1. タクトタイム短縮事例
食品工場でヘルール接続箇所をワンタッチ化し、作業性と安全性を向上させた事例
ヘルールクランプでの着脱作業に時間がかかっていた・・・
ある関東の食品工場では、コーヒー抽出回路の配管接続箇
所でヘルールクランプを使用しています。配管サイズは
1.5インチでヘルールクランプの着脱頻度は1日に1~2回
程度でしたが、その着脱をおこなう箇所が脚立を使用した
2.5mほどの高所作業で、かつ腕を伸ばした状態で着脱作
業をおこなう必要があり作業に時間が掛かっていました。
また、ヘルールクランプでの着脱作業では着脱する度にネ
ジやガスケット等の部品が下に落下する恐れがありました。
万が一、落下してしまうと食品に異物が混入してしまう場
合があります。部品を床に落下させないように気を付けな
がら、かつ配管の気密精度が一定に保てるように慎重に作
業をおこなっていました。
ワンタッチカップリングで作業性と安全性が向上!
そこで、ヘルール接続箇所をワンタッチ接続化できるソルトンのカップリングのサンプルと比較動画
で提案を受け、試験導入を決定しました。高所での腕を伸ばした状態での配管着脱作業もワンタッチ
で非常に楽になり、またネジやガスケットといったカップリング本体から外れる部品が無いため、部
品を床に落下させるという事故も全く無くなりました。
配管を着脱する作業時間も熟練作業者で従来2~3分掛かっていたものが約30秒に短縮することができ、
かつ作業もより安全におこなえるようになりました。
実際の比較動画を
左記のQRコードからご覧いただくことが可能です!
https://youtu.be/ChOVupkmnBk
Page5
スライド番号 5
1. タクトタイム短縮事例
窒素リークテストとエアパージ用の配管接続箇所をそれぞれワンタッチ化し、
作業時間を半分以下に短縮できた事例
窒素リークテストとエアパージ用にレバー式カップリングを使用していた
ある関東の臨海工業地帯にあるケミカルタンクターミナル内のローリー充填場では、タンクローリー
へ危険物、指定可燃物、毒劇物等の製品を充填する際に窒素でローリー内のリークテストとエアパー
ジをおこなっています。
ローリーに充填した製品が窒素タンク内への逆流等を防ぐため、窒素リークテストとエアパージ用の
各配管にはそれぞれ接続箇所を設けており、そこに工業用継手であるレバー式カップリングを使用し
ています。こちらの現場で使用している配管サイズは1/2インチで、1日あたり10回程度着脱作業を
10か所で実施していました。
このレバー式カップリングで配管の着脱をおこなう際は、
カップリングに付いている両側のレバーを同時に
押し下げたり引き上げたりする動作が必要で、
1か所あたりおよそ7~8秒の着脱時間が掛かっていました。
レバー式カップリングをボタン操作式ワンタッチカップリングに切り替え、
作業時間が半分以下に短縮
そこで産業用コネクタ.comを運営するソルトンより窒素にも対応するボタン操作式のワンタッチカッ
プリングとフレキシブルホースの提案を受け、まず配管接続箇所2か所での試験導入を決定しました。
いざ試験導入してみるとホースの取りまわしが楽になり、配管の着脱作業が片手でもワンタッチ操作
で作業ができるようになりました。1か所あたりの着脱時間もおよそ2~3秒と大幅に短縮することが
可能になりました。
配管を着脱する作業時間を7~8秒から2~3秒の
半分以下に短縮することができ、作業もより
安全におこなえるようになったと現場作業者から、
喜びのお声もいただけました。
Page6
スライド番号 6
1. タクトタイム短縮事例
製鉄所内の熱間圧延機の制御ボックスのコネクタをマルチ化し
作業性と安全性を改善した事例
コネクタの着脱に時間がかかったり、
コネクタ自体が破損したりと問題が多発していました・・・
関東のある熱間圧延の工程では、熱間圧延機の制御ボックスにネジ込み操作で着脱する一般的なコネ
クタを6個使用していました。熱間圧延機の周辺には製品の鉄板が冷めないよう、近くに溶鉱炉もあ
り高温多湿の環境でありました。その環境の中でコネクタの着脱頻度は1~2週間に1回あり、1回あた
り作業時間は2~3分の作業でした。
コネクタ着脱が6か所もあるため、誤接続防止のためにコネクタ本体に色を付けて区別していました。
しかし、その色が見えなくなってしまい誤接続の作業ミスが頻繁に発生したり、制御ボックス周辺に
は粉塵や汚れたミストが舞っておりコネクタロック部分に
ゴミが溜まりコネクタ自体が破損したりと、社内でも
問題となっていました。
マルチカップリングコネクタを導入し、作業効率が大幅にアップ!
そこで、コネクタを集約させるためソルトンのマルチカップリングコネクタを採用したところ、今ま
で問題となっていた懸念事項を払拭することに成功しました。
合計6個のコネクタからマルチカップリングコネクタ2個に集約したことにより、1回あたりの全ての
コネクタの着脱作業時間が従来の2~3分から約30秒と
大幅に短縮することができました。この作業性の
向上により、溶鉱炉付近では夏場は短時間の作業でも
脱水症状になる危険性もありましたが、それも改善
することができ安全性も向上しました。
マルチカップリングコネクタのロック機構が
レバーハンドル式であるため、コネクタのネジ山を
破損させることもなくなり、誤接続といった人為的な
作業ミスを無くすことにも成功しました。
Page7
スライド番号 7
1. タクトタイム短縮事例
40Aの配管の切り離し箇所をワンタッチ化させた化学工場での事例
配管着脱作業に非常に手間がかかっていた・・・
西日本にある化学工場内に塩化ビニール製造ラインに可塑剤という添加剤を供給する工程があります。
その工程ではこれまで1種類の添加剤だけの取り扱いであったため特に配管の切り離しは必要なかっ
たのですが、同じ工程で複数の添加剤を扱うことになり、それらの添加剤を切り替えるため、40Aの
配管を着脱させる作業が必要となりました。
はじめはフランジ接続箇所で着脱をしており、1回の着脱作業に
5分程度時間がかかっていました。さらにその都度、シール交換、
液の拭き取り等に5分程度かかっていました。
また、1日の作業回数が当初の4~5回から10回程度に増え、
何か改善できるものはないかと常に考えていました。
着脱時の液だれを防止し、安全性、作業性、耐久性が大幅に向上!
ある日展示会でたまたま産業用コネクタ.comを運営するソルトンのブースを見学しました。40Aの配
管着脱作業を簡素化できないかと相談すると、その場で40Aのインチクラスの配管の着脱でも外部へ
の液ダレもなくワンタッチ着脱ができるというカップリングの提案を受けました。
ソルトンのカップリングを導入以降、煩わしかったロックの確認はバイヨネット式ロック機構により手の感覚と目視で簡単に
確認できるようになり、1回の着脱作業に10秒程度しかかからなくなりました。また、着脱時の液ダレもほとんどなく、毎
回のシール交換や液の拭き取り等のメンテナンス作業がなくなりました。配管の切り替え作業の時間が大幅に短縮する
ことができ、安全性、作業性、耐久性において非常に満足しています。
実際のカップリング動画を
左記のQRコードからご覧いただくことが可能です!
https://youtu.be/Sx5rJ4GOlVs
Page8
スライド番号 8
2. 工場生産性UPのご提案
4倍以上長寿命の高品質製品
ソルトンでは一般的なコネクタ・
カップリングより高品質・高耐久な
製品を主に扱っています。
部品交換の手間やコスト削減を実現し、
工場の生産性アップに貢献します。
海外サプライヤとの強力な協業体制
技術と実績のある専門メーカーと
密接にコンタクトすることにより、
お客様の問題解決の提案や最新情報を
タイムリーにお届けいたします。
技術スタッフによる迅速なサポート
特殊な仕様の変更、材質の変更など、
お客様のご要望にお答えできるように、
営業技術専任担当が
迅速にバックアップいたします。
7
Page9
スライド番号 9
3. 株式会社ソルトンについて
ご不明点等はお電話またはメールでお気軽にお問合せください
■代表
045-474-9523
受付時間:平日 9 時~ 1 7 時
sales@solton.co.jp
会社概要
社名 株式会社ソルトン
≪ 本社 ( 東日本支社・商品管理センター) ≫
〒 2 2 2 - 0 0 3 3
神奈川県横浜市港北区新横浜 2丁目 7番 2 号
≪ 名古屋支店 ≫
所在地 〒 4 6 0 - 0 0 0 3
愛知県名古屋市中区錦 1 - 2 0 - 2 5広小路 Y M Dビル 9 F
≪ 大 阪支店 ≫
〒 5 3 2 - 0 0 1 1
大阪市淀川区西中島 4 - 1 2 - 4ストーブリ本社ビル 2 F
T E L 0 4 5 - 4 7 4 - 9 5 2 3
≪ 会 社 H P ≫
h t t p s : / / w w w . s o l t o n . c o . j p
W E B
≪ コ ネクタ・カップリング専門サイト ≫
h t t p s : / / i n d u s t r i a l - c o n n e c t o r s . c o m /
メールアドレス s a l e s @ s o l t o n . c o . j p
8