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色彩色差計CR-5_ユーザー事例_アルテック新材料株式会社様

製品カタログ

色彩色差計CR-5導入により、再生ペットボトルリサイクルプロセスにおける「色」評価について社内品質規格化されたアルテック新材料株式会社様の事例

このカタログについて

ドキュメント名 色彩色差計CR-5_ユーザー事例_アルテック新材料株式会社様
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 1.8Mb
取り扱い企業 コニカミノルタジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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リ サ イ ク ル P E T ボ ト ル 色彩計 ユーザー 活用事例 様 プリフォーム 再生ペレット
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ご紹介の企業様(会社概要) 本社:〒910-0315 福井県坂井市丸岡町小黒第68号12番地 事業内容 PETボトル用プリフォームの製造・販売。 徹底した品質管理により高品質なプリフォーム製造されている。 ISO 14001/9001 認証取得 環境省ローカルSDGs ふくいSDGsパートナー認定 (地域循環共生圏)企業に登録 品質管理体制 プリフォームの生産にあたり、常にお客様に安心 してご使用頂けるようお客様第一の考えにて取り 組まれている。 ISO9001による品質管理システムを基に、安定し た品質の生産方式、不良品を見逃さない検査シス テム、クリーンな生産環境を実現されています。 品質管理室 アルテック新材料様のサイトから引用
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プリフォームとは? 成型方法 PETボトルの材料となるプリフォーム PETボトルとして膨らませる前の段階の中間製品を プリフォームといいます。 プリフォームの長所は、体積の小さいことです。 最終的にプリフォームを膨らませて充填するボトルの容量 にもよりますが、”プリフォーム”と”PETボトル”を体積で比 べてみると、プリフォームはPETボトルに比べて1/5~1 /10の体積で済みます。 体積が小さいことで輸送にかかるコストと環境負荷の低減に貢献します。 次に、市場には色々な形状のPETボトルが出回っていますが、多様なデザインのPETボトルが製作 可能という点が挙げられます。PETボトルの口部は規格品として決められていますが、胴の部分の 形やデザインは各メーカーが工夫を凝らして様々に加工ができ、メーカーごとにオリジナルの PETボトルが同じプリフォームから作製可能です。 プリフォームの成型 ❶PETボトルの原料のペレット樹脂を溶かします。 ❷圧力をかけて金型に注入します。 ❸金型に流し込んだ樹脂を冷却します。 ❹試験管のような形状のプリフォームが完成します。 PETボトルの成型 ❶プリフォームを ❷プリフォームを ❸プリフォーム ❹高圧の空気を入 ❺冷却後に金型を 100℃加熱します。 PETボトル用の金 を棒で長く伸ば れて膨らませます。 開いて外してPET 型に入れます。 します。 ボトルを取り出し ます。 アルテック新材料様のサイトから引用
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測色計の導入背景と活用用途 アルテック新材料株式会社様では、再生ペレットを仕入れてプリフォームを製造されています。 近い将来、自社にて再生ペレットの製造販売もご検討されておられます。 その事業化に向けて、再生PETボトルリサイクルプロセスにおける「色」についての社内品質規格 を決めるにあたり、弊社の色彩色差計CR-5を導入頂きました。 下記のお二方にインタビューさせて頂きました。 アルテック株式会社 社長付(エンジニアリングサポート、工場技術支援) 横田 英生 様 アルテック新材料株式会社 品質管理部 次長 千鹿野 勇二 様 色彩色差計CR-5の導入目的について 「バージンペレットの場合、元々石油由来で汚れもなく色は 安定していますが、リサイクルPETボトルの再生ペレットで は色味が変わる場合があるので、基準決めが必要になります。 そのため、色の数値化をする目的で、色彩色差計CR-5を導入 致しました。再生ペレット購入品の受入検査、プリフォーム の品質検査、そして、自社製の再生ペレットの研究開発、品 ❶再生ペレット 質規格化用途で導入しました。」 CR-5の活用用途と測定方法について 「再生PETボトルのリサイクルプロセスにおける3つの状態で の色の数値化で、CR-5を活用しています。 ❶再生ペレット ❷プリフォーム ❸テストプレートの3つです。」 「❶再生ペレットでの測定方法は、目盛り付きカスタムシャー ❷プリフォーム レに再生ペレットを常に一定量を入れます。そして数回振るい を行い、5回測定により平均化したL*a*b*の値で評価してい ます。 特に、L*値とb*値に注力し、L*値は、ある値以上、 b*値は、いくら以下、というように数値で判断しています。」 「バージンペレットとの比較で⊿ E*abでの色差を見る場合も あります。」 「再生ペレットは、バージンペレットと比べて黄色っぽくなる 傾向がありますので、今後、お客様に再生ペレットを製造販売 する場合に、安定した供給ができ、ご安心頂けるためにも色に ついての品質規格を決めていきたいと考えています。」 ❸テストプレート 「❷プリフォームの透過色もL*a*b*値で評価しています。同じ 様にL*値とb*値が重要になってきます。また成型時にどの様な 色になるかを❸テストプレートで確認するための色評価も併せ て実施しています。」 「今後は、再生ペレット前のフレーク状態 での受入検査にもCR-5を活用していきたい と考えております。」
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色彩計のご活用状況 再生PETボトルのリサイクルプロセス 回収 再生 フレーク 再生 テスト PET プリフォーム 加工 ペレット プレート PET ボトル ボトル 受入検査 出荷検査 プリフォーム成型前の検査 再生ペレット プリフォーム (購入品)の (完成品)の シャーレ反射測定 再生ペレットから 透過測定 テストプレート (試験片)を 測定用に作成して 透過測定 ※標準タイプのシャーレ以外のカスタム シャーレをご活用頂いています。 反射 測定 透過 測定 測定項目:L*a*b*
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主な仕様 照明・受光光学系 de:8°(拡散照明・8°方向受光) SCI(正反射光含む)/SCE(正反射光除去)の切替機構付き DIN5033 Teil7、JIS Z 8722 条件c、ISO7724/1、CIE No.15、ASTM E 1164に準拠 積分球サイズ Φ152 mm 受光素子 デュアル40素子シリコンフォトダイオードアレイ 分光手段 平面回折格子 測定用光源 パルスキセノンランプ 測定時間 約1秒(データ出力まで)、最短測定可能間隔は約3秒 測定径/照明径 LAV:Φ30 mm /Φ36 mm、MAV:Φ8 mm /Φ11 mm(別売付属品)、 SAV:Φ3 mm /Φ6 mm(別売付属品) 繰返し性 色彩値:標準偏差 ⊿E*ab 0.04以内 *白色校正後、白色校正板を10秒間隔で30回測定したとき 器差 BCRAシリーズIIタイル12色の平均値 ⊿E*ab 0.15(Typical) (LAV/SCI) (コニカミノルタマスターボディ基準、当社測定条件による) 透過色測定方式 di:0°,de:0°(拡散照明・0°方向受光) 透過試料室 奥行き:無制限、横幅:60 mm、測定径:Φ20 mm 透過試料ホルダ(別売) シート状・板状の試料/液体試料両用(着脱可能) 表示ディスプレイ 5.7型 TFTカラー液晶 白色校正・100%校正 内蔵した白色校正板による自動校正(液体の透過測定時を除く) インターフェイス USB1.1 (PC接続、USBメモリー*1、USBキーボード*2)、RS-232C準拠(外部プリンター) 観察条件 2°視野、10°視野 観察光源 C、D65 表示 色彩値、色差値、色差グラフ、OK/NG判定、擬似カラー、色味方向 表色系・色空間 L*a*b*、L*C*h、ハンターLab、Yxy、XYZ、マンセル、 および各色差(マンセルは除く) インデックス(反射) WI(ASTM E313-73/E313-96、ハンター)、YI(ASTM E313-73/E313-96/ASTM D1925)、 WB(ASTM E313-73)、MI、ISOブライトネス インデックス(透過) Gardner, Iodine Color Number, Platinum-Cobalt Color Scale (Hazen/APHA), European Pharmacopoeia、US Pharmacopeia ユーザーインデックス 有り(ユーザーインデックスの設定には色彩管理ソフトウェアSpectraMagicNXが必要) 色差式 ⊿E*ab (CIE1976)、⊿E*94 (CIE1994)、⊿E00 (CIE 2000)、⊿E(ハンター)、 CMC (l: c) 格納データ数 測定値データ 4000データ / 色差基準色データ 1000データ 電源 専用ACアダプタ(100V~、50/60Hz) 大きさ スライドカバー閉状態:385(幅)×192(高さ)×261(奥行き)mm スライドカバー開状態:475(幅)×192(高さ)×261(奥行き)mm 質量 約5.8 kg 使用温湿度範囲 13~33℃、相対湿度80%以下(35℃のとき)、結露しないこと 保管温湿度範囲 0~40℃、相対湿度80%以下(35℃のとき)、結露しないこと ※ここに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。 お気軽にお問い合わせください! センシング事業部 https://sensing.konicaminolta.jp 東京営業所 大阪営業所 〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 〒550-0005 大阪市西区西本町2-3-10 TEL.(03)6324-1010 TEL.(06)6110-0550 名古屋営業所 福岡営業所 〒460-0008 名古屋市中区栄3-1-1 〒812-0007 福岡市博多区東比恵1-2-12 TEL.(052)559-7447 TEL.(092)415-3518