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非接触・非破壊で可視領域および目では見えない近赤外領域の2次元スペクトルデータを取得可能!
■SPECIM FX
可視域~中赤外域まで高速測定が可能!
ハイパースペクトルカメラのアプリケーション例として以下をご紹介しています。
●プラスチックの識別
●ブラックポリマーの識別
●反射郷土分布の測定
●フィルムの膜厚測定
●パッケージの評価
●異物検査・成分評価
●油などの汚れの付着状況
●コーティング上の欠陥
●塗工工程スラリー均一性
このカタログについて
| ドキュメント名 | ハイパースペクトルカメラ SPECIM FX |
|---|---|
| ドキュメント種別 | 製品カタログ |
| ファイルサイズ | 1.9Mb |
| 取り扱い企業 | コニカミノルタジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド 1
ハイパースペクトルカメラ
インライン 高速測定!
堅牢構造
小型サイズにより
フレキシブルに
生産ラインに設置できます!
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スライド 2
ハイパースペクトルカメラで出来ること
ハイパースペクトルカメラは、幅広い波長域で分光スペクトルを非接触で高速に取得することができ、
人の目で出来ない高度な判別・検査ができます。
全ての材料・化合物は特有の分光波形(反射・吸収特性)を持ち、そのスペクトルを捉えます。
通常のカメラ画像 波長データの読み取り 解析画像
同じように
ハイパースペクトルカメラで 成分の違いが
見える物質
撮影・解析 明らかに!
ハイパースペクトルカメラの測定原理
1ラインずつ計測 2次元の分光スペクトルを取得
画素毎の
動いてる 分光データ
サンプルを
そのまま
計測できる
測定部位毎の分光データ 波長毎のデータ
移動
サンプル移動による2次元分光測定 ×××nm 〇〇〇nm
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スライド 3
SPECIM FXシリーズの波長範囲と主な用途
ハイパースペクトルカメラ「SPECIM」には使用シーンよって最適なカメラを選択頂けるよう
豊富なラインアップを取り揃えています。可視域~近赤外域まで広い波長範囲を高速測定、
主にインラインで活用される「SPECIM FXシリーズ」をご紹介いたします。
中赤外 2500 – 25000 nm
可視 380 – 780 nm 近赤外 780 – 2500 nm 遠赤外 4000 – nm
380nm 780nm 2500nm 5000nm 25000nm
400 - 1000 nm 2.7 – 5.3μm
(2700 - 5300 nm) 食品
900 – 1700 nm
農業
製薬
FX10 樹脂
FX17 FX50
リサイクル
SPECIM FXシリーズの主な特長
小型、軽量
SPECIM FXカメラは、小型、軽量設計のため、検査ラインの省スペース
化に貢献。FX17は、150×75×85mm、1.56㎏。
そのため既存選別ラインおよび新しい選別ラインにも簡単にフレキシブル
に設置できます。
高速測定
670FPSの高速測定が可能です。 ※FX17の場合
更に、複数の関心領域(MROI)モード(※任意の波長を選択可能)の
場合、記録されるデータの量を削減でき、最大15,000FPS以上の高速
測定も可能です。
複数台でのデータ比較も安心
個々の SPECIM FX カメラ間の波長キャリブレーションを統一すること
で、異なるユニットから受信したデータを比較できるようになります。
1つのシステム内の異なるカメラユニットはシームレスに連携されるため
カメラの追加は簡単で、キャリブレーションも必要ありません
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スライド 4
ハイパースペクトルカメラのシステム構成
参考:電極の洗浄性評価デモ機 構成
FX17
カメラリンク
ケーブル CUBE
GigEケーブル
PC
スペクトル取得 分類画像生成 (判定) & 表示
ハイパースペクトルカメラによる樹脂の選別例
1 ソフトを用いてオフラインで 分 類 モ デ ル を作成 識別したい材質の
スペクトルを
分類モデルとして登録
分類モデル
作成のための ソフトウェア
テストデータ
識別条件の 可視化
Datasets 分類モデル
設定 確認 選別システムの
インラインセンサーとして
選別イメージ
2 分類モデル をCUBEに転送
3 リアルタイムで画像を取得し、識別 照明
供給
装置
SPECIM
選別
高性能演算処理ユニット システム
画像 分類モデル 出力
補正 による処理 プロトコル
PP
分類結果の出力 PE
選別システム など PE PP
どれがPPなのか
PEなのか
瞬時にわかる!
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スライド 5
ハイパースペクトルカメラのアプリケーション例
プラスチックの識別
通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる解析画像
FX17
■PET
■PP
人の目では同じ白色に見えているが、SPECIMカメラを使用するとPETが赤色、
PPが黄色というように瞬時に識別できる。
ブラックポリマーの識別
通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる解析画像
FX50
■PS
■ABS
■PE
近赤外では困難だった黒色プラスチックも、
中赤外の波長領域を持つFX50ならPSなのかABSなのか、瞬時に識別できる。
反射強度分布の測定
発光デバイス SPECIMカメラによる解析画像
FX10
光源の反射強度分布が確認可能、しかも近赤外(1000nm)まで測定できる。
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スライド 6
ハイパースペクトルカメラのアプリケーション例
フィルムの膜厚推定
通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる
正反射スペクトル
膜厚分布 FXシリーズ
正反射のスペクトル干渉を取得することで1.5~90μmまでの膜厚を推定。
スポットでなく面での膜厚の分布状況がわかる。
パッケージの評価
通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる検査
FX17
○は、
噛み込み部
パッケージの嚙み込みを検出することでシーリングの性能が評価できる。
印字してあるものも検査可能。
異物検査・成分検査
通常のカメラ画像 異物検査 成分評価
FX17
■肉&脂肪 ■プラ ■木片 ■肉 ■脂肪(含有率15%)
人の目ではわからない、プラスチック(青色)・木片(黄色)の異物を検出。
また成分評価もできるため赤色が肉の部分、緑色が脂肪の部分と可視化できる。
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スライド 7
ハイパースペクトルカメラのアプリケーション例
油などの汚れの付着状況
通常のカメラ画像 SPECIMカメラ画像
正反射スペクトル FX17
FX50
RGBカメラで撮影した画像では、加工時に付いた油脂の付着状況の見分けは
困難だが、ハイパースペクトルカメラの画像では明確に違いが分かる。
コーティング上の欠陥
通常のカメラ画像 SPECIMカメラ画像
FX17
RGBカメラで撮影した画像では、加工時に付いたコーテイング上のキズの見
分けは困難だが、ハイパースペクトルカメラの画像では明確に違いが分かる。
塗工工程スラリー均一性
測色計や水分計 SPECIMカメラ画像
FX10
FX17
塗工したスラリーのL*a*b*分布からスラリーの状態をリアルタイムに監視できる。
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スライド 8
SPECIM FXシリーズ
産業用および実験室用に設計されています。ラインスキャンモードで動作します。
インライン測定 R&D評価システム
仕様 FX10 FX17 FX50
測異定物波長選範別囲/成分分析/40シ0 ー– 1ル00チ0 nェmック 900 – 1700 nm成分分析 2.7 – 5.3 μm
画素数/ライン 1024 pixels 640 pixels 640 pixels
半値幅 5.5 nm(平均) 8 nm (平均) 35 nm (平均)
フレームレート 527 FPS (GigE)
( 330 FPS 380 FPS
full range) 670 FPS (Camera Link)
波長バンド数 224 bands 224 bands 154 bands
測定波長間隔 約 2.7 nm 約 3.5 nm 約 16.9 nm
大きさ 150×85×71mm 150×75×85mm 280×202×169mm
本体質量 1.3kg 1.56kg 7kg
使用温湿度範囲 温度: 5~40℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと
保管温湿度範囲 湿度: -20~50℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと
・色彩計測、管理 ・食品成分評価
・異物の検査 ・化学物質評価 ・リサイクル
主な用途 ・二次元分光測定 ・リサイクル(樹脂、布) (黒樹脂)
・水分量推定 ・異物の検査 ・鉱物
・膜厚評価 ・二次元分光測定
●このチラシに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
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