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【GIGA導入事例】河内長野市教育委員会

事例紹介

コロナ対策にも!GIGAスクール構想の高パフォーマンス環境を高信頼のパンドウイット社製Cat6A UTPケーブルで構築

河内長野市は大阪府の南東端に位置し、東は金剛山地で奈良県、南は和泉山脈で和歌山県と接する人口約10万人の地方都市です。
市域の7割が森林という豊かな自然の中に文化遺産が多く存在する「中世に出逢えるまち」である同市は、全国で3番目に教育立市を宣言。小中学校の教員用タブレットパソコンの導入、教室へのプロジェクターや大型テレビの設置、テレビ会議システムによる国際交流授業が行われるなど、ICT環境を活用した教育に早くから注力して来ました。
今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴いGIGAスクール構想が前倒しされる中で校内ネットワークの刷新を実施した同市は、ネットワーク配線をパンドウイット製品で統一し、将来にわたってハイパフォーマンス通信を提供する基盤構築を実現しました。

<ポイント>
・GIGAスクール構想が前倒しされる中、教育ネットワーク環境の全面刷新をいち早く決断
・高速ネットワーク環境の長期にわたるパフォーマンス維持には、配線品質が重要
・他市に先駆けて GIGA スクール環境の構築を完了

このカタログについて

ドキュメント名 【GIGA導入事例】河内長野市教育委員会
ドキュメント種別 事例紹介
取り扱い企業 パンドウイットコーポレーション日本支社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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導入事例 GIGAスクール 河内長野市教育委員会 GIGAスクール構想の高パフォーマンス環境を 高信頼のパンドウイット社製Cat6A UTPケーブルで構築 教育現場で長期にわたり高い通信品質を発揮するために 同一メーカー製の配線環境を採用した理由とは 河内長野市は大阪府の南東端に位置し、東は金剛山地で奈良県、南は和泉山脈で和歌山県と接する人口約10万人の地方都市 です。市域の7割が森林という豊かな自然の中に文化遺産が多く存在する「中世に出逢えるまち」である同市は、全国で3番目に 教育立市を宣言。小中学校の教員用タブレットパソコンの導入、教室へのプロジェクターや大型テレビの設置、テレビ会議システ ムによる国際交流授業が行われるなど、ICT環境を活用した教育に早くから注力して来ました。今回、新型コロナウイルス感染拡 大に伴いGIGAスクール構想が前倒しされる中で校内ネットワークの刷新を実施した同市は、ネットワーク配線をパンドウイット 製品で統一し、将来にわたってハイパフォーマンス通信を提供する基盤構築を実現しました。 GIGAスクール構想が前倒しされる中、教育ネットワーク環境の全面刷新をいち早く決断 Point 高速ネットワーク環境の長期にわたるパフォーマンス維持には、配線品質が重要 他市に先駆けてGIGAスクール環境の構築を完了 GIGAスクール構想が前倒しされる中、 導入経緯 教育ネットワーク環境の全面刷新をいち早く決断 河内長野市 河内長野市教育委員会事務局 教育推進部 教育総務課 課長の山崎広雄氏は、今回の経緯を次のように話しま Kawachinagano City す。「当市は2009年の政府のスクールニューディール政策を活用し、校内のLANや端末などの整備を他市に先 駆けて積極的に実施してきました。少子高齢化が進み、税収が縮小する中でどのように教育へのICT活用を進め ていくのかを模索していた中で今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴いGIGAスクール構想前倒しという事態 河内長野市教育委員会 が起こりました。」 所在地:大阪府河内長野市原町 GIGAスクール構想が掲げる1人1台端末に対し、市内各学校で保有する端末は約1,072台。同市は今年度中の 一丁目1番1号 残り5,586台の端末整備と共に、校内のワイヤレスネットワークの刷新をいち早く決断しました。教育推進部 教育 学校数: 20校(小学校13/中学校7) 総務課で情報専門職を務める早川卓志氏は、検討のポイントを次のように話します。「当市ではスクールニュー 生徒数: 約6,658人(R1.5.1現在) ディール政策時期から学内の無線LAN環境整備は実施済みで、2016年から3ヵ年での増強計画を進めてきまし URL: た。しかしGIGAスクールの全教室で1人1台端末を授業で使う構想となると話はまったく変わり、ネットワーク周り https://www.city.kawachinagano.lg.jp/ の根本的な見直しが必要となりました。子どもたちが近い将来、デジタル教科書や動画を活用することを前提に、 端末にはChrome Bookを選定し、同時に、ネットワークに関しても予算の範囲内ではありますができうる限り、ハ イパフォーマンスなものにしたいという思いがありました。仕様策定の中で既設ネットワークの保守業者である日 本電通の助言もあり、アクセスポイントなどの機器だけでなく、配線周りが非常に重要という結論に至りました。」
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導入事例 GIGAスクール 選定 高速ネットワーク環境の長期にわたる プロセス パフォーマンス維持には、配線品質が重要 GIGAスクール構想の標準仕様書では校内ネットワーク 簡単に変更できません。今後、5GやWi-Fi6など通信技術 整備に「10Gbpsで接続可能なCat6A以上のLANケー が進化していく中で、LAN配線には数年先の環境でも利 ブルの利用を指定する」「各教室の壁面等の情報コンセ 用できる、最高、最善のものを選んでおくべきだと考えま ント及び無線LANアクセスポイントまでの配線を実施す した。子どもたちの教育環境が大きく変わる中で端末や る。将来的に10Gbpsでの通信を見据えた対応を行うこ 機器をどうするかに注目が集まりがちですが、授業の品質 と。」と明記されています。Ca(t カテゴリ)6Aは10Gbps を高めるにはネットワーク周りの環境整備も非常に重要 河内長野市教育委員会事務局 イーサネット完全対応で超高速ネットワーク環境において です。ここへの投資を出し渋ると授業での通信パフォーマ 教育推進部 教育総務課 高いパフォーマンスを発揮する一方、ケーブル外径が太 ンスに影響するだけでなく、近い将来の機器更改時にま 課長 山崎 広雄 く、規定以上の曲げ半径では性能が保証されないなど、敷 た大がかりな敷設工事が必要となる懸念もあります。」 氏 設工事にも高い品質が求められます。そのため、コストと 最終的に同市は工事を請け負った日本電通の提案により の兼ね合いで一部に既設の配線を流用しては?との議論 品質面を重視し、Cat6A UTPケーブルを始めフロアス もあったそうですが、早川氏はこの考え方は危ない、と指 イッチやアクセスポイントと結ぶパッチコードまで、敷設す 摘します。「機器と比べ、学校の建物内のケーブル配線は る全配線部材をパンドウイット製品で統一しました。 学校 河内長野市GIGAスクール構成図 教室 LANケーブル PUR6AV04BU-G Wi-Fi 配線パッチパネル アクセスポイント 接続用パッチコード CPPKL6ATG24WB 3階 UTP6ASD1.5M フロアスイッチ HUB-BOX(盤) Wi-Fiアクセスポイント 河内長野市教育委員会事務局 LANケーブル PUR6AV04BU-G 教育推進部 教育総務課 Wi-Fi 主査 配線パッチパネル アクセスポイント 早川 卓志 接続用パッチコード CPPKL6ATG24WB 氏 2階 UTP6ASD1.5M フロアスイッチ HUB-BOX(盤) Wi-Fiアクセスポイント LANケーブル PUR6AV04BU-G WAP接続用パッチコードUTP28X3MBU 露出型情報コンセント Wi-Fi 露出型情報コンセント JOQ1H6A00 アクセスポイント JOQ6H6A00 配線パッチパネル WAP接続用パッチコードUTP28X3MBU CPPKL6ATG24WBL 露出型情報コンセント Wi-Fi JOQ1H6A00 アクセスポイント フロアスイッチ WAP接続用パッチコード 拠点ルータ 基幹スイッチ接続用パッチコード UTP28X5MBU 1階 UTP6ASD1.5M HUB-BOX(盤) 露出型情報コンセント Wi-Fi JOQ1H6A00 アクセスポイント 成果 他市に先駆けてGIGAスクール環境の構築を完了 ・ 今後 高品質な ICT基盤上で新たな学習への取り組みを推進 河内長野市では当初計画していた夏季休業期間中の敷 最後に山崎氏は「限られた予算内で学習における最善の 設工事も前倒しで実施。7月時点ですべての学校への展 ICTのハード面を整備するのが我々の職務。その点で今 開が完了しています。これについて早川氏は「全国規模で 回、他市に先駆けて早期の校内整備が完了し、高い通信 同様の工事が進行するためモノがない、人がいないとい 品質を発揮するGIGAスクール環境が構築できました。 う事態になることを予想して、早め早めで動きました。4月 今後はこのシステムをいかに教育に活用するかを学校や 中に入札仕様書の提示から業者決定まで行い、5月の休 関係課、近隣市町村とも連携して取り組んでまいります。 業期間中に現地調査から工事へと、前倒しで進めまし 日本電通とパンドウイットには引き続き、ICT利活用のさ た。」と話します。同市では残る学習指導用端末の調達を まざまな情報提供や協業に、期待しています。」と結びま 進め、年内の配備完了に向けて取り組みを進めています。 した。 構築パートナー 日本電通株式会社 https://www.ndknet.co.jp/ 「今回、河内長野市教育委員会様のご要望に沿ったハイパフォーマンスなGIGAスクールネットワーク環境を 構築すべく、Cat6A UTPケーブル(10Gbps)を始め全配線部材にパンドウイット社製品を採用しました。高品 質な敷設が求められ、また長期間にわたって高いパフォーマンスを維持するためには、最も信頼のあるパンド ウイット社製品で、メーカーを統一する選択がベストだと考えます。また、Cat6Aはケーブル外径が従来品より アドバンストテクノロジー事業部 太くなるため付帯工事費が高くなりがちなのですが、パンドウイット社のCat6A UTPケーブルは他社製品に比 アドバンストテクノロジー事業部 ICT技術統括部 べスリムなことで、コスト効果も高かったです。これからの子供たちの学びを支えるGIGAスクール構想の実現 ソリューション営業部公共営業グループ プラットフォームサービス部 シニアマネージャー 部長 において、高品質、高信頼なパンドウイット社のケーブルソリューションは、お客様のみならず我々構築パート 兼GIGAスクール推進室 室長 小峰  健 氏 ナーにとっても頼もしい存在です。」 辻田 康秀 氏 https://www.panduit.co.jp/ パンドウイットコーポレーション日本支社 ( お問い合わせ窓口 )