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基礎から学ぶ!、プロジェクト 生産編、生産計画・スケジューリングの教科書
Chapter
12 基礎から
プロジェクト
生産編
生産計画・スケジューリングの教科書
ぶ!
学
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イントロダクション、本書は、工場の生産計画・スケジューリングのシステム化に課題を抱える方々へ向けた実践的なガイドです。生産計画の階層、生産形態の分類、そしてそれぞれの固有の課題を体系的に整理し、Asprovaのような生産スケジューラの導入の一助となることを目的としています。、具体的には、以下の内容を掘り下げて解説します。、本書が、皆様の工場の生産計画・スケジューリングの高度化を促進し、ひいては読者の皆様のキャリアアップに貢献できることを心より願っております。
イントロダクション
本書は、工場の生産計画・スケジューリングのシステム化に課題を抱える方々へ向けた実践的な
ガイドです。生産計画の階層、生産形態の分類、そしてそれぞれの固有の課題を体系的に整理
し、Asprovaのような生産スケジューラの導入の一助となることを目的としています。
具体的には、以下の内容を掘り下げて解説します。
生産計画の全体像:大日程、中日程、小日程といった階層的な分類を解説します。
生産形態の分類:ディスクリート生産、ジョブショップ生産、フローショップ生産、プロセ
ス生産、プロジェクト生産といった主要な生産形態を網羅。さらに、ジョブショップ生産を
細分化して、プラスチック成形、金属成形加工、バッチ処理などを取り上げます。
解決すべき課題:各生産形態およびその分類ごとに固有の生産計画・スケジューリング課題
を明らかにし、具体的な解決策へのアプローチを提示します。
本書が、皆様の工場の生産計画・スケジューリングの高度化を促進し、ひいては読者の皆様の
キャリアアップに貢献できることを心より願っております。
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プロジェクト生産とは、プロジェクト生産の製品例、スケジューリングの課題、プロジェクト管理と生産スケジューラ
目次
01 プロジェクト生産とは
02 プロジェクト生産の製品例
03 スケジューリングの課題
04 プロジェクト管理と生産スケジューラ
プロジェクト生産とは
顧客からの注文に基づき、一つひとつ個別に製
品を生産する形態のことです。
多くの場合、製品は非常に大きく、複雑で、生
産期間も数ヶ月から数年に及びます。受注後に
設計が始まり、資材を調達し、生産・組立、据
付工事までを一貫して行います。船舶やプラン
ト、特注の産業用機械などがこの生産形態にあ
たります。
プロジェクト生産の製品例
代表的な製品例を挙げます
船舶・造船 プラント
タンカーやコンテナ船、豪華 発電所や化学プラント、製鉄 橋梁
客船など、同じ設計の船を複 所といった大規模な産業施設 地域の交通を支える橋もプロ
数作る場合もありますが、基 です。設計から建設、試運転 ジェクト生産の代表例です。
本的には一隻ずつが巨大なプ まで、非常に長い期間と多く 地形や地盤、交通量などの条
ロジェクトとなります。数多 の専門企業が関わる巨大プロ 件に合わせて個別に設計・建
くの部品と専門的な工程を組 ジェクトです。 設されます。
み合わせて建造されます。
プロジェクト生産の製品例
代表的な製品例を挙げます
大型建築物 産業用機械
超高層ビルや大規模な商業施 工場の生産ラインで使われる
設、競技場などが該当しま 特殊な機械や、顧客の特定の
す。一つとして同じものがな 要求に合わせて作られる一品
いオーダーメイドの建築物で 物の設備です。顧客の要望を
あり、多くの専門工事を計画 反映したオーダーメイドの製
通りに進める必要がありま 品となります。
す。
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スケジューリングの課題、■複雑な作業手順と依存関係の管理、プロジェクトは、設計、調達、加工、組立、検査、輸送、据付といった多数の工程で構成されます。これらの工程には「この作業が終わらないと次の作業に進めない」といった前後関係があり、この複雑なネットワークを正確に把握し、計画に織り込む必要があります。 この管理手法として、CPMやクリティカルパスという考え方が用いられます。、■リソースの最適配分
スケジューリングの課題
納期遵守が必須である一方、特有の要件や多くの課題も抱えています。
■複雑な作業手順と依存関係の管理
プロジェクトは、設計、調達、加工、組立、検査、輸送、据付といった多数の工程で構成さ
れます。これらの工程には「この作業が終わらないと次の作業に進めない」といった前後関
係があり、この複雑なネットワークを正確に把握し、計画に織り込む必要があります。
この管理手法として、CPMやクリティカルパスという考え方が用いられます。
■リソースの最適配分
専門的なスキルを持つ技術者や、クレーンのような大型重機など、プロジェクトで利用でき
るリソースには限りがあります。どの作業に、いつ、どのリソースを割り当てるかが、プロ
ジェクトの効率を大きく左右します。複数の作業で同時に同じリソースが必要になる「リ
ソースの競合」を解決し、リソースが遊んでいる時間をなくすことが重要。
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スケジューリングの課題、■不確実性への対応、■進捗状況の可視化と共有
スケジューリングの課題
■不確実性への対応
プロジェクト生産には、天候による屋外作業の中断、資材の納期遅れ、予期せぬ設計変更や
トラブルなど、計画段階では予測しきれない不確実な要素が常に伴います。こうした事態が
発生した際に、計画全体への影響を最小限に抑え、迅速に計画を修正(リスケジュール)で
きる柔軟性が求められます。
■進捗状況の可視化と共有
プロジェクトには多くの部門や協力会社が関わります。そのため、プロジェクト全体の進捗
状況や、各タスクの状況を誰もがリアルタイムで正確に把握できる仕組みが不可欠です。進
捗が遅れている箇所を早期に発見し、対策を講じるためには、計画と実績の差異を可視化す
ることが重要です。
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プロジェクト管理、と、生産スケジューラ
プロジェクト管理
03 と
生産スケジューラ
プロジェクト管理と生産スケジューラ
プロジェクト生産のように、大規模で複雑な計画を管理する際には、専用の「プロジェクト管理
システム」が使われるのが一般的です。これは、プロジェクト全体のWBS(Work
Breakdown
Structure:作業分解構成図)の作成、各タスクの担当者や期間の設定、予算管理、コミュニケー
ションの円滑化など、プロジェクト全体を俯瞰して管理する機能を提供します。CPMを用いてク
リティカルパスを特定し、進捗を管理する機能も備えています。
一方で、プロジェクト生産の中では、数多くの「部品」や
「ユニット」が製作されます。
例えば、プラントを建設するプロジェクトの中には、配管や
タンク、制御盤といった構成要素を製作する工程が含まれま
す。
こうした個別の製造工程における日々の詳細スケジューリン
グについては、プロジェクト管理システムだけでは能力不足
な場合があります。
プロジェクト管理と生産スケジューラ
そこで有用となるのが、「生産スケジューラ」です。
生産スケジューラは、製造現場の設備や作業員といったリ
ソースの能力や制約、作業の段取り時間などを考慮して、
分単位、秒単位の非常に詳細な作業計画を自動で作成する
ことを得意としています。
つまり、プロジェクト管理システムで全体の骨格となる計
画を管理しつつ、その中で行われる個別の部品製造の工程
では生産スケジューラを活用する、という使い分けが有効
です。
両者を連携させることで、大規模プロジェクトの納期遵守
と、製造現場の生産性向上の両立を図ることができます。
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さらに深堀りしましょう、プロジェクトの部品生産に関しては、下記の資料をご覧ください。
さらに深堀りしましょう
プロジェクトの部品生産に関しては、下記の資料をご覧ください。
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生産スケジューラに関することなら、何でもお問い合わせください
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