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eBOOK 藤本隆宏教授が語る日本の製造業の勝ち筋とDX戦略

ハンドブック

「良い設計」「良い流れ」「人づくり」に活きる3DEXPERIENCE Platform

日本の製造業は、長年にわたり現場力やすり合わせ型の設計・生産によって競争力を築いてきましたが、近年は製品の高度化や開発スピードへの要求が高まる中で、その強みを十分に成果へ結び付けにくい状況も生まれています。ものづくり研究の第一人者である藤本隆宏教授へのインタビューを通じて、日本の製造業が持つ設計力や組織能力の本質、そして今後も勝ち続けるための考え方を整理しています。
本eBOOKでは、藤本教授の考え方を現場で具現化するための一つの手段として、アルゴグラフィックスの視点から、設計・製造プロセスを横断的につなぐプラットフォーム活用の可能性にも触れ、日本の製造業DXを考えるための示唆を提供します。

このカタログについて

ドキュメント名 eBOOK 藤本隆宏教授が語る日本の製造業の勝ち筋とDX戦略
ドキュメント種別 ハンドブック
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取り扱い企業 株式会社アルゴグラフィックス (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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藤本隆宏教授が語る 日本の製造業の勝ち筋とDX戦略 「良い設計「」良い流れ「」人づくり」に活きる�DEXPERIENCE Platform
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はじめに デフレ下における過去30年間、日本の製造業は付加価値生産性を高めながらも、 価格や賃金への反映に課題を残してきた。 世界的な変革期を勝ち抜くには、自社の強みを活かした「勝ち筋」を見極める戦略 が必要である。 INDEX 01 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮4 ここでは、早稲田大学の藤本隆宏教授が提唱する、日本の製造業が目指すべき 次世代の競争戦略とデジタル技術の具体的な活用法について紹介する。 02 競争力強化に不可欠な「良い設計」と「良い流れ」 〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮9 03 製造業におけるDXの本質とは 〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮 12 �� �DEXPERIENCE Platformについて アルゴグラフィックスからのご案内 〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮〮 �� �
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藤本 隆宏 教授 ふじもと たかひろ 1979年東京大学経済学部経済学科卒業、三菱総合研究所、ハーバード大学博士課程を経て、 東京大学経済学部助教授・教授・ものづくり経営研究センター長を歴任。 2021年から早稲田大学大学院教授。 著書に『製品開発力』『生産システムの進化論―トヨタ自動車にみる組織能力と創発プロセス』 『ものづくりからの復活』『ものづくり成長戦略』『日本のものづくり哲学』など多数。 �
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�� 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 �
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�� 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 日本の製造業の現状 「失われた30年」と言われるが、実はこの間、日本の製造業の付加価値生産性は2倍に向上している。 【付加価値生産性推移】 (万円) ���� �倍 製造業 ���� ���� ��� 全体 ��� ��� 非製造業 ��� ��� ��� ��� ��� ��� � ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ���� ����(年) 内閣府HP(https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/����/����_kaku_top.html)のデータをもとに作成 ポスト冷戦期の日本製造業の付加価値生産性は約30年で2倍に しかし、非製造業の付加価値生産性は停滞。日本経済全体も 30年前の付加価値生産性は、1人あたり年間約600万円。それが2025年にはおそらく1,200万円を超えている。現場の改善努力や生産革新が貢献した結果である。 一方、長年のコスト競争による「負け癖」のため、企業努力で製品の設計品質向上を達成しても、他方で弱気の価格据え置きを続けてしまい、事実上、無駄な値下げに陥って いるケースが少なくない。世界的な変革期において日本の製造業が勝ち残るには、自社の強みを再定義し、比較優位を持つ「良い設計」の製品を「良い流れ」で生産すること に徹底集中し、その価値に見合った「良い価格」で勝負することが、次の時代の「勝ち筋」であろう。 �
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�� 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 ものづくりの2つのタイプ モジュラー(Modular・組み合わせ)型 インテグラル(Integral・すり合わせ)型 標準化された部品(モジュール)を組み合わせて製品化 各製品専用のカスタム設計部品を密接に調整、最適設計による製品化 特徴 特徴 ・ 改良や交換が容易で柔軟性が高い。 ・ 全体の性能や一体感・品質が極めて高い。 ・ 効率的かつスピーディな生産が可能。 ・ 開発には時間を要するが、他社による模倣が困難。 ・ オープン型(業界標準インターフェースで市販製品・部品をつなぐ)と、 ・ 部品間の緻密な設計調整(すり合わせ)が不可欠 クローズド型(社内共通部品の組み合わせで製品を作る)がある。 代表例 代表例 ・ パソコン ・ 自動車 ・ 自転車 ・ 精密機械 設計思想の違いである。モジュラー型は既存の部品を寄せ集めたものづくりで、柔軟性と効率、スピードを重視する。 インテグラル型は部品間の密接な連携と細かな調整、つまり時間をかけてすり合わせながら全体の性能を高めて独自の価値を持つ製品を創り出す。 �
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�� 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 国によって異なる得意なタイプ モジュラー型 インテグラル型 標準化された部品(モジュール)を組み合わせて製品化 各製品専用のカスタム設計部品を密接に調整、最適設計による製品化 得意な国 得意な国 アメリカ 中国 日本 ドイツ 大量の移民・農民の流入で高度成長した国。 既存の労働力を活用して高度成長した国。 個人の専門能力、単能工の分業、標準化を重視。 組織の調整能力、多能工のチームワークを重視。 大量の移民・農民の流入、流動的な労働市場で急成長したアメリカや中国は、流動する労働力を即戦力で使う。分業型の企業組織や、モジュラー型の製品設計と相性が良い。 日本では、戦後の高度成長期に、労働力不足を多能工のチームワークで補う調整型のものづくり組織能力が発達し、多くの調整を必要とするすり合わせ型(インテグラル型) 製品で国際競争力を発揮した。 �
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�� 日本の製造業の現状とこれからの「勝ち筋」 日本の製造業が目指すべき「勝ち筋」とは 「設計の比較優位」の原則に従い、大枠では「インテグラル型(すり合わせ型)」の製品領域に 集中する。 新興国のモジュラー型製品の技術的追い上げも踏まえ、過剰なすり合わせを抑制して要所に モジュラー設計を注入、必要に応じて新興国モジュラー型企業との連携も柔軟に考える。 経営層は「片手に設計、片手に価格」を握り、設計の良さを適正な価格設定に反映させる。 日本の製造業は、米国・中国のようなモジュラー型製品の少品種大量生産ではなく、インテグラル型製品の多品種・変種・変量生産で強みを発揮してきた。 自社の強みを軸に、設計の比較優位の原則を大枠としつつも、細部では柔軟な取り組みが必要。社長は価格と設計の両方で決定権を持つことを自覚し、流行に流されず、 「良い設計・良い流れ・良い価格」を実現する必要がある。 �
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�� 競争力強化に不可欠な「良い設計」と「良い流れ」 �
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�� 競争力強化に不可欠な「良い設計」と「良い流れ」 競争力強化に必要な2つの要素   良い設計も良い流れも、価格アップとコストダウンの両方に作用し、 その結果、付加価値が増大する。 良い設計とは? 良い流れとは? 付加価値は設計情報に宿る。設計開発力を高め、 付加価値の効率的な流れ(生産性上昇)、よどみのない流れ(リード ➀ 製品機能の向上によりそれに見合った価格を上昇させる一方で、 タイム短縮)、正確な流れ(製造品質の向上)により、コストを下げ、品質 ➁ 機能一定で構造を簡素化する価値工学(バリューエンジニアリング)で、 プレミアムと特急料金が取れれば価格を上げる。 設計内容に見合った価格上昇と、コストダウンを達成する。 設計と価格を統合的にマネージすれば、「設計改善」による製品設計の良さを価格決定に反映させる。つまり、安易な価格据置や値引を避けられる。 要するに設計改善と商売改善の連携である。 ��
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�� 競争力強化に不可欠な「良い設計」と「良い流れ」 目指すは付加価値生産性の向上 付加価値生産性を構成する3つの要素、すなわち「価格設定」「付加価値率」「物的労働生産性」それぞれの側面を改善。 効率性の追求(物的労働生産性)に加え、良い設計で適切な価格を、良い流れで付加価値を高める。 一製品における 「付加価値生産性」 設定価格 付加価値率 物的労働生産性 日本企業が得意なのは、現場の改善努力による「物的労働生産性」の向上。 これに加え、経営側が適切な「価格設定」と、「付加価値率」すなわち設計合理化(バリューエンジニアリング)およびサプライヤーの現場改善支援による製品価値の向上に コミットすれば、全体のバランスを底上げできる。 ��
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�� 製造業におけるDXの本質とは ��
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�� 製造業におけるDXの本質とは 流れづくりと人づくりに活かすことがDXの本質 競争優位 「流行っている」からのDX 「勝ち筋」の見える DXのためのDX デジタルものづくり ものづくりは「流れづくり」であり、その流れをつくる「人づくり」が肝である。 DXの役割の一つは、現場の「うんざりする仕事」を減らし、人が「付加価値の高い業務」 三位一体 に集中できる環境を整えるための手段。 流れづくり 人づくり DXの目的は、デジタル技術を活用しつつ現場改善を促進し、その結果として競争力の 流れづくりと両立する 人づくりと両立する 向上と従業員の成長実感につなげることにある。 デジタルものづくり デジタルものづくり 流れづくりを忘れたハコものDX 人をつぶすDX カイゼン意識を高めないDX モチベーションが下がるDX DX(デジタルトランスフォーメーション)の真の目的は、付加価値の流れの可視化と、改善マインドを持つ人づくりにある。 現場経験豊富な「熟練者」と「デジタル人材」を融合させ、改善の因果仮説を立てられる「ライトブルーカラー」人材を育成することがDX成功の鍵となる。 ��
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�� 製造業におけるDXの本質とは 「良い設計」「良い流れ」を生みだす統合基盤 日本の製造業の課題は、行き過ぎたすり合わせから生じる「開発期間の長期化」と「過剰コスト」。 日本ならではのこだわり設計をさらに磨くとともに、技術力を上げてきた中国型のわりきり設計にも学ぶところがあるだろう。 その解決策の一手として、エンジニアリングデータを統合するプラットフォームとデジタルツインを備えたスマート工場は有効である。 設計シミュレーションを高速化し、フロントローディングを徹底することで、開発リードタイムを劇的に短縮することが可能。 良い 設計 データの共有 データの共有 製造 (統合) エンジニアリングデータ (統合) 統合プラットフォーム CAD/CAE デジタルツイン 試作 良 設計シミュレーション い 検査 流 要件定義 検証 れ 仕様検討 生産 フロントローディング COPYRIGHT © ARGO GRAPHICS INC. 他国が「面倒だから」と敬遠しがちな“多品種変量変流生産”に、サプライヤーも含めた総力戦によって付加価値生産性を高めていく戦略こそが、日本の勝ち筋。 要所要所をモジュラー化して、リードタイムの短縮とコストダウンを図ることが肝要。 データ共有やフロントローディングを容易にするデジタル統合基盤を活用することで、「 良い設計」と「良い流れ」をつくり出せる。 ��
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�� �DEXPERIENCE Platformのご紹介 アルゴグラフィックスからのご提案 ��
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�� �DEXPERIENCE Platformのご紹介 �DEXPERIENCE Platformとは 設計から製造までの「データ、ノウハウ、リソース」を単一の仮想環境に統合するビジネスプラットフォーム。 【主な機能と価値】 グローバルR&Dの実現 バーチャルツイン データドリブン・イノベーション 世界中の拠点を共通言語「3D」でつなぎ、 現実よりもリアルなシミュレーションにより、 ダッシュボードによる迅速な意思決定と、 リアルタイムな協調環境を提供。 試作ゼロ化と品質向上を実現。 �wTagによる高速な情報検索。 ��
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�� �DEXPERIENCE Platformのご紹介 �DEXPERIENCE Platform 活用事例 自動車用内装部品を製造するA社 課題 導入 効果 開発期間の長さが 競争力低下の要因に �DEXPERIENCE Platform 設計業務の高速化と情報の一元化に成功 開発リードタイムと生産性を同時に改善 ・ 情報が部門・個人に分散し、設計ノウハウが ・ データ統合とデジタルツインによりフロント ・ 暗黙知の形式知化が進み、組織全体の知見 属人化。 ローディングを徹底。 活用が可能に。 ・ 暗黙知が共有されず、開発の手戻りやリード ・上流工程でのシミュレーションを強化。 ・ 情報収集や情報伝達時に生まれるロスや タイムの長期化が発生。 手戻りの削減で、開発リードタイムを大幅に短縮。 ・ 製品の市場投入の早期化を実現。 ��
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�� �DEXPERIENCE Platformのご紹介 アルゴグラフィックスの強み •ダッソー・システムズ社のプラチナパートナーとして、長年日本の 製造現場の課題解決に伴走してきた。 •単なるツール導入にとどまらず、設計リーダーや現場の「工場長」的 な視点でプロセス改革を支援する。 •経営と現場の両面からアプローチするコンサルティングにより、 短期間での安定稼働と全体最適を実現する。 ��
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まとめ •日本の勝ち筋は、大局においては得意とする領域(インテグラル型)に集中しつつ、細部に おいてはモジュラー型も取り入れ、双方のバランスを重視しながら「勝てる領域」を創り出すこと、 自社の強みを軸に「良い設計」と「良い流れ」をつくることにある。 •「良い設計」と「良い流れ」をつくるためには、デジタルと人間のものづくり力を融合させることが 重要である。 •経営層が「設計と価格」にコミットし、統合プラットフォーム(例:�DEXPERIENCE)を基盤として 「良い設計」「良い流れ」、そしてこれらを実現する「人づくり」を進めることこそが、グローバル 競争における日本の勝利への道筋である。 ��
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セミナー「 TRY! �DEXPERIENCE シリーズ」 開催中! アルゴグラフィックスでは、設計者主導の高速開発を肌で感じていただくために、 ハンズオン形式の無償体験セミナー「TRY! �DEXPERIENCE シリーズ」を開催しています 。 このセミナーでは、お客様のニーズに合わせた 3 つのコースをご用意しています。 初級編 価値編 MODSIM 編 �DEXPERIENCE CATIA の �DEXPERIENCE CATIA がもたらす 本 eBOOK でご紹介した、CAD と CAE の 基本的な機能をお試しいただけます。 設計業務のメリットを体験できます。 連携を実際に体験できます。 詳細・参加申し込みはこちら 東京・名古屋・大阪・宇都宮会場においてお客様のご要望に応じた個別開催も承っております。 ぜひお気軽に、お問い合わせください。 株式会社アルゴグラフィックス 各種ご相談窓口 ��-����-���� 〒���-���� www.argo-graph.co.jp 東京都中央区日本橋箱崎町5-14 アルゴ日本橋ビル e-mail marketing@argo-graph.co.jp ��