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IoT/AIを活用して、品質検査の自動化を行った事例をご紹介いたします
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により「新しい生活様式」への切り替えが進む中で、私たちの働き方や、業務の在り方自身も見直しが迫られています。製造業も例外ではありません。
このホワイトペーパーでは、食品工場などにおける目視検査工程の課題について、IoT/AIを活用して品質検査の自動化を行った事例をご紹介することで、その課題解決のアプローチしています。
このカタログについて
ドキュメント名 | withコロナ時代の工場を考える「製造業でのIoT/AI導入事例 目視検査の効率化」 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社アイキューブデジタル (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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スライド番号 1
withコロナ時代の工場を考える
製造業での
IoT・AI導入事例
目視検査の効率化
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目次
目次
1. イントロダクション
2. 現場の抱える問題点
3. AIを活用した解決策
4. AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野
5. さらに自動化・省人化をすすめるためのヒント
6. ケーススタディ
7. まとめ
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1. イントロダクション
1. イントロダクション
食品工場などにおける目視検査工程の課題
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により「新しい生活様式」への切り替えが進む中で、私たち
の働き方や、業務の在り方自身も見直しが迫られています。
製造業における検査工程もその1つ。あらゆるメーカは従来より、不良品出荷を低減するために検査
工程の強化を図ってきました。工業製品のように傷や欠損の“有無”等で良否の判定ができるものはシ
ステム化が進んでいますが、食品のように個体差が大きなものが対象となる場合、従来のカメラ検査シ
ステムなどを用いても、“有無”や“しきい値”では判定できないため、自動化が難しく、検査を人手に頼る
しかないところが少なくありません。
ですが、この withコロナ時代、多くの企業があらゆる業務の省人化、自動化に踏み切っています。
その中で、人手による作業を続けることは、競争力低下を招く可能性があります。また、そもそも人手
による目視検査は緊張を強いられる過酷な作業であるため、安定した検査品質を保つことは難しく、
長時間作業となると従業員にとって、その負担の大きなものでした。さらに、検査結果がデータに残せな
いことから、トレーサビリティの観点からも、人手による検査には問題があると言えます。
従来のカメラ検査システムでは難しかった個体差の大きな対象物の検査。課題は多いが人手に頼る
しかなかった、応用を必要とするような判定、実は AIの得意分野 です。
AI画像判定を活用することで、withコロナ時代に対応した働き方改革を行いませんか?
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2.現場の抱える問題点
2.現場の抱える問題点
現在、均一な対象物の大量生産ラインなどにおいて、検査工程のシステム化が
一部で先行して進んでいます。ですが、多くの工場、特に食品のように個体差が
でるものの製造において、検査工程は人手で行われています。
多 人手による目視検査 少 カメラを用いた検査
• 判定基準が曖昧なものの判定 • 均一な対象物の判定
得 • 個体差が大きなものの判定 得 • 長時間対応
意 意 • トレーサビリティ対応
• つい見落とし • 画像処理技術がないと、パラメータ
課 • 精度が作業者に依存 設定が難しい
題 • 長時間による高負担
課
(働き方改革) 題 • 個体差のある対象物に対応できな人手不足 い
• トレーサビリティに対応できない
従来のカメラを用いた検査は、個体差のある対象物の検査が苦手。
個体差のある対象物の目視検査のシステム化が進まない!
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スライド番号 5
3.AIを活用した解決策
人工知能とは、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行える
ようにしたもの。大量のデータから規則性やルールを学習し、与えられた課題に対して推論や回答、情報の合成などを行う機械学
AI 習を基礎とするものが主流となっている。 ※IT用語辞典e-Words「人工知能【AI】」より一部抜粋とは?
(人工知能) つまり、曖昧なものをルール化し、それに基づいて判別
(推論)することはAIの得意分野です!
AIを用いた画像判定のイメージ
正常品の学習 判別モデルの形成 判別モデルを基に判別
NG
画
像
前 良品
処
理
NG
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3.AIを活用した解決策
3.AIを活用した解決策
AIを活用すれば人手による目視監視自動化の課題を解決できます!
人手 カメラ検査 AI画像判定
均一な対象物の判別 ◯ ◯ ◯
個体差のある対象物の判別 ◯ ☓ ◯
判別品質の安定性 ☓ 自 ◯ ◯
長時間対応 ☓ 動化 ◯ ◯
トレーサビリティ ☓ ◯ ◯
導入の容易さ - ☓ ◯
個体差のある対象 AIが曖昧さを含む人間による判定を機械学習してルール化。
物の判別 人並みの応用度の高い判別が可能。
導入の容易さ 判定基準はAIが機械学習して自動でルール化。高度な画像処理技術の知識を要するパラメータ設定が不要。
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3.AIを活用した解決策
3.AIを活用した解決策
特長①:現場のリアルタイムAI画像判定
AI画像判定サービス
• エッジ端末で、現場でリアルタイムに画像判定。
• 人の目に頼らず、AI技術(ディープラーニング)と独自の前処
本サービスで出来ること 理技術を用いて複雑なパターンも人並みに精度よく自動判定。
• AIや画像処理の専門知識がなくても、GUIから簡単に最適化
異常の検知 レベル判定 分類 の実行が可能。
特長②:使えば使うほど賢くなる、当社独自技術
• 正常な画像のみで、異常や不具合を判定可能。
適用例) 適用例) 適用例) • 類似度の低いものを自動抽出。データ分類の手間を削減。
・工業製品のキズ検出 食品加工における不具合判定 粗大ゴミの分類
・ドローン画像を用いた施設点検 (火加減自動調整) • サンプル画像の自動生成技術で、画像収集にかかる時間を
短縮。
システム構成
現場 画像前処理技術
学習用 撮影した画像に特別な加工を加えることで、特徴点を際カメラ 検査 画像データ クラウド 立たせ、高精度の判別を実現します。
・画像取得
・判別 データ蓄積&学習
エッジ端末 ・ログ送信 ・判別モデル作成 ・モデル管理
(GPU搭載)・判別結果表示 ・追加学習 ・画像閲覧 画像生成技術
判別モデル ・データ自動分類
少数の画像から自動で類似画像を生成することで、学習
用の大量の画像データ収集の手間を大幅に削減します。
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4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野①
4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野①
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4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野②
4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野②
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4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野③
4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野③
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4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野④
4.AI画像判定サービス(Y’s-Eye)の得意分野④
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5.さらに自動化・省人化をすすめるためのヒント
5.さらに自動化・省人化をすすめるためのヒント
パラレルリンクロボットなどと組み合わせることで
不良品の除去作業を自動化します
AI画像判定に基づく自動ピッキングイメージ No.1 No.2 No.1 NG
No.2 OK
No.3 OK
No.4 OK
判定モデル
No.3 No.4
AIエッジPC
NG品を
ロボットで
ロボットコントローラ 排除
ピッキングロボット
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6. まとめ
6. まとめ
目視検査工程において、人手による作業は品質の安定性、長時間対応、ト
レーサビリティの面で課題があります。
一方、一般的なカメラ検査では、これらの課題は解決できるものの、食品などの
個体差の大きな対象物には対応が難しいところがありました。
AI画像判定では、パラメータ設定(しきい値)ではなく、機械学習によって応用
度の高い判別モデルを自動生成。それにより、人並みに個体差が大きな対象
物の判別を精度よく行うことが可能となります。また、安定した品質で長時間検
査を行うこともできます。
今後、withコロナ時代の働き方改革の一環として、目視検査工程の省人化を
お考えでしたら、AI画像判定を活用した自動化が最適です。
まずは効果を確認しませんか? お気軽に検証をご依頼ください。
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問い合わせ先
問い合わせ先
株式会社アイキューブデジタル 営業推進本部
〒141-0022 東京都品川区東五反田5-22-33 WeWork TK 池田山 2階
Mail:sales-support@i3-digital.com
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※本掲載内容は、予告なく変更することがあります。
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