1/2ページ
カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(297.1Kb)

AutoFarm( ParaDymeシステム)の採用事例

事例紹介

AutoFarmは、アナログ・デバイセズのMEMS慣性センサー技術を使用することで、 超高精度の自動農業を実現

GPS対応のAutoFarmParaDymeシステムにより、農業機器を1インチ以下の精度で容易に自動操舵可能。

現代の商業的農業は、従来の農業手法を基礎としながらも、ロボティクスから工業用オートメーションに至る他の主要産業の特徴である高精度オートメーションと同様に管理されています。大規模経営であっても利益幅の小さいこれらの市場の企業は、プロセス効率を高めて全体的な生産性と収益性を向上させる機会を絶えず求めています。その結果、こうした企業はいち早く、全地球測位システム(GPS)を利用して重機(トラクターから商用航空機まで)を適切に配置・誘導することで最適動作が確実に行われるようにする、最新の機械制御技術を取り入れました。

◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

このカタログについて

ドキュメント名 AutoFarm( ParaDymeシステム)の採用事例
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 297.1Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 アナログ・デバイセズ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

このカタログの内容

Page1

採用事例 | Share on Twitter | Share on LinkedIn | Email AutoFarmの採用事例 AutoFarm®は、アナログ・デバイセズのMEMS慣性センサー技術を使用することで、 超高精度の自動農業を実現 ̶ GPS対応の AutoFarm ParaDyme™ システムにより、 精密農業に向けたアナログ・デバイセズの 農業機器を1インチ以下の精度で容易に自動操舵可能。 先進のMEMS慣性センシング 現代の商業的農業は、従来の農業手法を基礎としながらも、ロ AutoFarmのParaDymeシステムは、アナログ・デバイセズ ボティクスから工業用オートメーションに至る他の主要産業の の超高精度iMEMS ±1.7g2軸慣性加速度センサーとiSensor 特徴である高精度オートメーションと同様に管理されていま ±80°/secヨー・レート・ジャイロ・センサーを使用して、車 す。大規模経営であっても利益幅の小さいこれらの市場の企業 両の動きと方向をそれぞれ計測します。アナログ・デバイ は、プロセス効率を高めて全体的な生産性と収益性を向上させ セズのこれらの精巧な慣性センサーはAutoFarmの先進の る機会を絶えず求めています。その結果、こうした企業はいち Logic7D®技術において不可欠な要素であり、貨物重量、車両 早く、全地球測位システム(GPS)を利用して重機(トラクター に取り付けられた農耕具、作業場所の地形などの動作条件の変 から商用航空機まで)を適切に配置・誘導することで最適動作 化を補償する、高精度なリアルタイムの車両制御を可能にして が確実に行われるようにする、最新の機械制御技術を取り入れ います。内蔵GPSと連携したiSensorジャイロ・センサーによ ました。 り、ParaDymeシステムはヨーを常時追跡して、正確な「軌道 取得」精度を確保することができます。一方、iMEMS加速度 Novariant™の一部門であるAutoFarm®(カリフォルニア州フ センサーにより、ParaDymeシステムは前進と後退の両方にお リーモント)は、その先進的な機械制御技術により「精密農業」 いて、車両の速度の変動を検知し調整することができます。 の最先端に位置しています。農業用車両向けにAutoFarmが展 開する自動操舵およびデータ・モニタリング・ソリューション GPSの接続が連続して途絶えた状態が長引くと、ParaDymeシ のポートフォリオを活用すれば、農作物の全サイクルを通じ ステムの性能が低下する可能性があるため、AutoFarmの製品 た精密耕作を確保できるため、耕起、植え付け、施肥、収穫な 設計チームは、GPS信号の完全性を維持できるセンサーを求め どの作業を、時間、労力、原料投入量を最小限に抑えながら作 てアナログ・デバイセズに目を向けました。GPS信号が途絶え 物の生産性と収穫高を最大化するように実行できます。また、 た場合、アナログ・デバイセズのMEMSセンサーは車両の定位 AutoFarmの自動操舵システムは、燃料の使用量を削減し、過 を維持する「フライホイール」として作用し、位置決めを正確 剰な化学肥料の施肥を抑制することで、農作業が環境に与える に行う手助けとなります。 影響を著しく低減します。 AutoFarmのParaDyme自動操舵システムは、 農業用車両の屋根に取り付けるよう設計されています。 AutoFarmのParaDyme™システムは、アナログ・デバイセズ の先進のMEMS慣性センサー技術の助けもあって、農業用車両 に対して前例のないレベルの自動操舵制御を可能にします。ア また、アナログ・デバイセズのこれらのMEMSセンサーにより、 ナログ・デバイセズの高精度iMEMS®加速度センサーおよび ParaDymeシステムは丘陵の斜面などの地形で車両のヨー(ま iSensor®ジャイロ・センサーをシステムの中心に据えることで、 たは「斜め走行」)を検出し、補償することができます。これ 農業用車両を希望の経路から1インチ以内の誤差で自動誘導す は、車両が斜面の移動中に(貨物や器具を牽引している場合で ることができます。 も)目的の走行経路を維持し、作物列の間の溝や列の重なりを analog.com/jp
Page2

最小限にできる重要な機能です。更に、アナログ・デバイセズ サーで、すべての機能が単一のモノリシック集積回路に組み込 のMEMSセンサーを使用することで、ParaDymeは、システ まれています。この高精度慣性センサーは±1.7gのフルスケー ムのGPSアンテナと車両のヒッチ点の間のレバーアームの動 ル・レンジで加速度を測定するもので、動的な加速度(振動な 作を補償することができます。 ど)と静的な加速度(重力など)の両方を測定できます。 iSensorジャイロ・センサーには、シリアル・ペリフェラル・ アナログ・デバイセズの高性能、高精度のiMEMSおよび インターフェース(SPI)を内蔵したフル機能の角速度センサー iSensor技術がAutoFarmのParaDymeシステムに統合された を構成するために、アナログ・デバイセズの高度な表面微細加 ことで、農場所有者や農業従事者は車両を比類のない正確さで 工プロセスが採用されています。アナログ・デバイセズのジャ 自動操舵できるようになり、農作物の耕作サイクルを通して生 イロ・センサーは、小型のフォーム・ファクタで低消費電力を 産性を最大限に高めることができます。先進の機械制御技術と 実現し、農業機器のように衝撃/振動が大きく熱が多く発生 最新の農業技術の融合により、ParaDymeは精密農業の動向の するアプリケーションにも耐えるよう、2000gの耐衝撃性と 牽引役として際立つ存在です。 105℃の温度耐性を備えています。 iMEMS加速度センサーは、シグナル・コンディショニングさ iMEMSおよび iSensorはアナログ・デバイセズの登録商標です。 れた電圧出力を備えた高精度、低消費電力の2軸加速度セン 2015年4月 本    社 〒105-6891 東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワービル10F 大阪営業所 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-5-36 新大阪トラストタワー10F 名古屋営業所 〒451-6040 愛知県名古屋市西区牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー38F ©2019 Analog Devices, Inc. All rights reserved. 本紙記載の商標および登録商標は、 各社の所有に属します。 Ahead of What’s Possible は アナログ・デバイセズの商標です。 www.analog.com/jp MEMSAUTOFARMJP-0-10/19