設立55周年を迎えて ～ Welders be ambitious ～

おかげさまでSUZUKIDは本年ブランド設立55周年を迎えさせていただくことが出来ました。

これも偏に多くのお客様やお取引先様のお引き立てやご支援があってこそと、心より厚く御礼申し上げます。弊社は、小型・軽量・100V（＝家庭用）・ノンガスetcという、どれを取りましても溶接というものにとっては不利で困難な課題・条件に挑戦し続け、気が付けば半世紀が過ぎておりました。工業用の200Vや大きな電気容量があれば、高圧ガスがあればetcお客様にご満足頂ける能力の溶接機を創ることは、さほど困難な道ではなかったと思うのですが、当社が貫いて来た道は、あくまでも"一人でも多くの方に手に取って頂ける価格と一人でも多くの方にご使用頂ける機能・性能の両立、価値の実現"という道でした。

これまでの半世紀の歩みの中で、正直申し上げて、小型・100V・ノンガスの溶接機などは使い物にならないという厳しいご指摘、ご評価を受ける時代もございましたが、特にこの10年近くの間で、これらの溶接機は大きな進化と深化を遂げ、これまでのご指摘、ご評価を過去のものとする状況が整って来たと自負致しておりますし、時流や環境的にも、ようやく、弊社の想いを実現するために必要な基礎・土台が整いつつある時代になって来たと感じております。

また、ここ数年、ただ単に技術的な課題と向き合うだけでなく、弊社の様なメーカーだからこそ果たせる使命や役割、社会への貢献があるはずと考え、広く一般社会に対して、溶接への理解・認知を高めるための、溶接を特別なものではなく、より身近なものへと変えるための地道な活動にも積極的に取り組んでいるところでございます。

"鉄と鉄のみならず、人や社会と溶接をつなげる仕事""溶接機（モノ）ではなく、溶接（コト）を広める、売る"ことが私達の使命・役割であると信じて・・・

"溶接を仕事とする誇り"と"溶接を趣味とする喜び"というふたつの想い、ふたつの世界をつなぎ、溶接を中心とした金属によるモノづくりに携わる企業の中で、世界で一番たくさんの『ありがとう！！（感謝と感動）』と『笑顔（喜びと幸せ）』を集める企業を目指して、溶接と出逢ったキッカケ、始まりがスズキッドであったと言って頂ける事に最大の意味と喜びを見出して、これからも"溶接シーンに新しいスパークを！！"を合言葉に、100周年に向けて、社員一丸となって力強く歩んで参りたいと考えております。

つきましては、是非ともこの機会に、最新の小型溶接機・100V溶接機・ノンガス半自動溶接機の実力をご体感頂き、その可能性や役割を見出して頂ければ幸いでございます。必ずやお役に立てるものであると確信致します。そこには、ロボットや大量生産とは異なる溶接、モノづくり" Weld it yourself "という"鉄楽"の世界が無限に広がっています。