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【アプリケーションノート】FT-NIRを利用する理由はなんでしょう

その他

FT-NIRテクノロジーには、従来の湿式化学分析やクロマトグラフィーと比較して、多くの利点があります。迅速で、ランニングコストが安く、有害な化学物質を使用しないので安全です。

サンプルによる各波長での近赤外光の吸収を測定するだけです。記録されたNIRスペクトルは、C-H基,N-H基,O-H基等の基準振動の倍音や結合音で特徴づけられ、NIR分光法は化学工業や製薬、食品・飼料・農業分野の有機物質の分析では、第一の選択肢となっています。

◆NIR分光法の優位性
◆簡単で正確な分析
◆キューブコーナー設計
◆キャリブレーションデータを直接移設可能 ―標準化は不要
◆サンプルの前処理が不要

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このカタログについて

ドキュメント名 【アプリケーションノート】FT-NIRを利用する理由はなんでしょう
ドキュメント種別 その他
ファイルサイズ 386.1Kb
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取り扱い企業 ブルカージャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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Application Note AN N283 FT-NIR を利用する理由はなんでしょう FT-NIRテクノロジーには、従来の湿式化学分析やクロマトグラ ナーミラーを採用しています。 キューブコーナーミラーは外部 フィーと比較して、多くの利点があります。迅速で、ランニング からの振動が発生しても、干渉計を通過する光を極めて精密 コストが安く、有害な化学物質を使用しないので安全です。 に誘導します。 サンプルによる各波長での近赤外光の吸収を測定するだけ です。記 録されたNIRスペクトルは、C-H基,N-H基,O-H基 等の基準振動の倍音や結合音で特徴づけられ、NIR分光法は 化学工業や製薬、食品・飼料・農業分野の有機物質の分析 では、第一の選択肢となっています。 NIR分光法の優位性 FT-NIR分光法は、他の分析手法と比べて下記の優位性があり ます。 平面鏡では鏡が僅かに傾くと光は正しくない方向に反射されます。キューブ・コーナー・ミラーは傾きの影響を受けません。 簡単で正確な分析 NIR法は試料の調製を必要としないので、サンプリングによる キャリブレーションデータを直接移設可能 ―標準化は不要 誤差は非常に小さく、分析の精度と再現性が改善されます。 いわゆる「フーリエ変換」(FT)テクノロジーは、波数正確性が高 く、一台のFTの装置から他のFTの装置に検量モデルを移設す キューブコーナー設計 る際、時間のかかる標準化作業は不要です 従来の「マイケルソン干渉計」が平面鏡を用いているのに対 し、ブルカー社の特許の「ロックソリッド干渉計」はキューブコー サンプルの前処理が不要 ガラスは近赤外領域でほとんど吸収をもたないため、サンプ ルをバイアル瓶やシャーレに入れて測定できます。 近赤外光 は物質の表面だけでなく、より深くまで透過しますので、不均 質なサンプルの測定に最適です。 さらにフーリエ変換型の分 光計では、サンプルを回転させながら測定することにより、サ ンプルの広い面積を測定することができるため、より多くのサ ンプルを代表した分析値が得られ、正確性が高くなります。 最新のソフトウェアのインターフェースで、分析操作をステップ・バイ・ス テップで進めます。
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光ファイバー スペクトルを測定するだけで、全項目の定量結果を得ることが 光ファイバープローブを使用す できます。 食品や飼料といった一般的な製品では、ブルカー社 ることで、容器に入った固体や は検量モデルを含めたソリューションをご提供いたします。 検 液体から直接NIRスペクトルを 量モデル付きで装置を導入しても、ユーザーが検量モデルを作 測定することができます。 プ 成しても、複数項目の同時分析ができますので、時間とコスト ロセス中の測定では、分光計 の節約になります。 から遠く離れた反応容器にプ ローブを設置して、近赤外光を インラインのプロセス制御 照射・検出することができま 光ファイバプローブを反応槽や容器に直接挿入して測定するこ す。(100m以上の遠隔測定が バイアル瓶を用いて測定すること とができます。 可能) で、傾きの影響を受けやすい試料 調製が容易になります。 モニタリングの例: アプリケーション g 化学反応 固体および液体の測定は1分以内に完了し、1回の測定で複数 g 混合プロセス の成分を分析することができます。 このことからFT-NIRは、倉 g 蒸留と精製 庫内での原料検査やプロセス制御、最終製品の品質管理に幅 g 晶析 広く利用されています。 g 乾燥プロセス 原料確認試験 プロセス中にリアルタイムで、成分の濃度や品質パラメータを直 全ての有機化合物は、物質特 接測定できますので、時間のかかるラボ分析は不要になります。 有のNIRスペクトルを持ってい 分析結果は数秒のうちに出ますので、統計的に優位なデータが ます。 そのためNIRは入荷す 得られます。 このためNIR分光計は多くの分野のプロセス制御 る原材料の検査に、信頼でき に適用され、サイクルタイムを短縮し、製品品質を向上し、規格 るツールとして広く利用されて はずれのバッチの削減をもたらしています。 います。 完全自動のルーチン 用のソフトウェアで測定すれ まとめ:低コストで迅速・簡便な分析 ば、測定した原材料が期待さ 湿式の化学分析と比較して、NIRは実用的で経済的な利点があ れる物質と同一であるかどう ります:: かの結果を即時に表示します。 g サンプルの調製が不要です 。 複数項目の定量分析 g 正確性の高い結果が得られます。 サンプルが吸収する光の量は、その成分の濃度に依存します。 g 検量モデルを移設することができます。 (Beerの法則) 異なる成分の量を定量分析するには、分光計で g 不均一なサンプルの測定に適しています。 各物質に関係した波数の光の吸収を測定します。 NIRスペクト g 迅速な測定で複数項目の結果が得られます。 ルは全ての成分の情報を含んでいますので、オペレータは1回 Bruker Optik GmbH ブルカー・オプティクス株式会社 Ettlingen ·Germany 〒221-0022 神奈川県横浜市 [大阪オフィス] 〒532-0004 Phone +49 (7243) 504-2000 神奈川区守屋町 3-9 大阪府大阪市淀川区西宮原1-8-29 Phone 045-450-1601 テラサキ第2ビル Fax +49 (7243) 504-2050 Fax 045-450-16029 Phone 06-6394-8118 info.bopt.de@bruker.com info.bopt.jp@bruker.com Fax 06-6394-9003 Bruker Optics is continually improving its products and reserves the right to change specifications without notice. © 2018 Bruker Optics BOPT-4001191-01