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ダウンタイム削減ソリューションのご提案 Ver.2

その他

トラブル発生時の対策について

お客様の要望に合った提案をご紹介します。
 ①トラブル発生をいかに早く知るか
 ②トラブル対応をいかに簡単にするか
 ③トラブル発生をいかに防止するか

このカタログについて

ドキュメント名 ダウンタイム削減ソリューションのご提案 Ver.2
ドキュメント種別 その他
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取り扱い企業 三交企業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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一般的に生産現場のネットワークと管理部門のネットワークは分断され ていることが多く、原単位の計算に必要な生産現場のエネルギー消費量 と管理部門が持つ生産量の情報は、別々に取得してから計算しなければ 三菱FA統合ソリューション ならないことが少なくない。しかしe-F@ctoryでは、生産現場の情報と 管理部門の情報をつなぎ合わせてトータルで管理することができるため、 お客様導入事例 こうしたリアルタイムでの原単位管理が可能になるのである。 感覚的な情報もIoTで取得し 熟練技術者の不足に備える きめの細かい履歴管理でトレーサビリティ実現 e-F@ctoryによる巻きばね生産現場の見える化とトレーサビリティの確 グローバル展開強化の足がかりに 立は、まだ実現したばかりだが、部分的な効果は早くも見え始めていると情報と生産現場の機械の いう。「e-F@ctory導入後、ある加工工程で異常が発生したという報告 ~三菱製鋼株式会社~ 動作を突き合わせて管理 を受け、IoTで取得したデータを分析してみることにしました。ちょうどそするシステムで、カメラによ の工程はMiranda VRで映像を記録しているカメラを配置しているとこ 鉄鋼メーカーの三菱製鋼は、ばねを製造する千葉製作所の生産ラインに「e-F@ctory」を導入した。生産ラインの主要な部分に取り付けたセ る現場の映像も重ねて記 ろでもあったので、映 ンサから取得した加工情報を履歴として残し、トレーサビリティを実現する。さらに電力などのエネルギーデータをリアルタイムに近い形で 録できる。そのため、異常 像も見ることですぐに時に制御データだけでなく 原因を特定でき、対策 取得し、生産情報と関連付けて管理することで、細かい単位でエネルギー使用量を把握できるようにした。これにより同社がグローバル展開 映像で記録した実際の機 を打つことができまし を強化するうえで重要な知見を得られる環境が整ったという。 械の動きも分析できるのが た。データがなかった 特徴だ。 ら原因分析に時間が かかり、異常が繰り返 1. 1カ月単位の管理から1時間単位の管理へ されたかもしれませ 生産ラインからIoTで加工情報を取得し、トレーサビリティを実現 ん(」河野氏)。 事例のポイント 2. 原単位あたりのエネルギー使用量を1時間単位で管理 同社がe-F@ctoryにより見える化を果たしたのは機器の稼働情報だけ 3. 音や振動など感覚的な情報も活用へ ではない。電力やガスなどエネルギー使用量も、より細かい見える化を果 効果が出始めたことを受けて、曽田氏は既に次のレベルの見える化を見たしている。 据えている。「巻きばねの品質保証は、今はロット単位で行っています。ト レーサビリティが十分機能し、個品レベルで加工履歴を一つひとつ把握 伴い、それには限界がある。そこでIoTを活用し、生産現場のあらゆる機 同社ではそれまで、エネルギー使用量を作業者が月に1回メーターを できるようになれば、将来的には巻きばね1本単位の品質保証も可能に 器や装置から細かくデータを取得し、千葉製作所自身の改善と同時に海 チェックする形で記録していた。それを生産情報と組み合わせて生産量 なるかもしれません(」曽田氏)。 外展開に必要なノウハウ蓄積をはかることにした。そこで活用したのが の原単位あたりに換算し、エネルギーの使用効率を管理していた。しか 三菱電機の「e-F@ctory」である。 しこの方法では1カ月の中での細かい変動は分からない。原単位は現 またIoTでセンシングする対象を拡大する構想もあるという。「視覚的な 場のちょっとした改善 情報や音や振動などもセンシングし、それらをワークの異常を早期に検 個々の製品に番号を振り加工履歴とひも付ける やラインの一時的な 知することに使えないか、今後研究を進めてみたいですね(」曽田氏)。停止などでも変動す 「ばねがいつ出荷されたかなどの情報 るが、1カ月にならさ 温度や電力のように明確な数字で把握できる情報と違い、音や振動など は、従来から管理できていましたが、 れるとそれらは見えに 感覚的な情報は現場で長年の経験を積んだ技術者でなくては活用が難 加工履歴までは分かりませんでした。 くくなってしまうので しい。しかしものづくりの熟 そこで個々のばねに番号を振り、そこ ある。 練技術者不足が叫ばれる中 でIoTで収集した機器や装置の情報 でそれは容易ではない。熟 三菱製鋼は特殊鋼鋼材事業を中心とした鉄鋼メーカー。その特殊鋼の と組み合わせて、どのばねが何度で加 e-F@ctoryで刷新し 練技術者でなくては不可能 品目の中でも主力製品と位置付けられているのが、自動車や建設機械な 熱されたのか、焼き入れ時の油の温 た新しいエネルギー な情報分析もe-F@ctoryで どで使われる巻きばねだ。千葉市にある同社千葉製作所はその巻きば 度は、など加工履歴を残せる仕組みを 管理システムでは、エ 実現しようという同社の取り ねを製造する。 目指したのです」(千葉製作所製造部 ネルギー使用量の収集を自動化することで、1時間単位で把握できるよ 組みが実を結べば、千葉製 生産技術グループ長の河野一博氏)。 三菱製鋼千葉製作所製造部生産技術 うにした。さらに管理部門から生産量の情報も自動的に取得して、エネ 作所を核に目指す三菱製鋼 グループ長の河野一博氏。 同社は中期経営計画で「グローバル ルギー消費量と突き合わせて原単位化。細かい変化が分かるように のグローバルサプライヤ化も サプライヤ化」を目指す方針を打ち出 巻きばねは棒材を加熱しコイル状に なった。 一気に加速することだろう。 している。人口減などで国内市場の 巻いた後、焼き入れや焼き戻し、ばね 長期的な縮小が避けられない中、海 をいったん圧縮するセッチングや塗装 外での事業拡大は製造業に共通する などの工程を経て完成する。それぞ テーマであり、同社も海外での生産を 三菱製鋼千葉製作所の主力製品の一 れの工程をワークが通った際のパラ 拡大することで海外事業の推進をは つ、自動車用の巻きばね。 メータなどをIoTで収集し、ワークの かろうとしているところだ。千葉製作 個体番号とひも付けて管理すること 所は生産の海外展開の中でマザー工 で見える化し、品質向上のための基礎 巻きばねは棒材を加熱後コイル状に巻 くことで作られる。 場と位置付けられている。 データとすると同時に、トラブル時の ためのトレーサビリティ確立をはかることにしたのである。 海外工場にとって規範となる生産拠 点とするには、千葉製作所自身のもの その新たな生産システムとして同社が採用したのがe-F@ctoryだ。もと づくりを従来にないレベルにまで高度 もと同社は生産現場の制御システムとして三菱電機のシーケンサを古く 化しなくてはならない。そのために同 から活用している。「今回は新たなシステムを早期に立ち上げる必要が 社ではIoTによる「見える化」に着手す あり、e-F@ctoryならばシーケンサのメーカーである三菱電機から手厚 ることにした。 三菱製鋼技術開発センター副センター い支援を得られると考えたのです。また効果的なソリューションパッケー 長の曽田裕二氏。 ジが揃っていたのも、e-F@ctoryにした理由の一つです」(河野氏)。 同社は以前からも見える化に取り組んできたものの、「精度的に十分なも のではなく、品質改善などに生かし切れていないと感じていました」と三 そのソリューションパッケージとして同社が選択したのが、トレーサビリ 菱製鋼技術開発センター副センター長の曽田裕二氏は振り返る。また ティシステム「Traceabia」と、シーケンサのデータを生産現場のデータ 海外工場への技術移管には国内で経験を積んだ熟練技術者の稼働が を収集する「Miranda VR」だ。Miranda VRはシーケンサによる制御 18
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三菱FA統合ソリューション お客様導入事例 一般的に生産現場のネットワークと管理部門のネットワークは分断され ていることが多く、原単位の計算に必要な生産現場のエネルギー消費量 と管理部門が持つ生産量の情報は、別々に取得してから計算しなければ ならないことが少なくない。しかしe-F@ctoryでは、生産現場の情報と 管理部門の情報をつなぎ合わせてトータルで管理することができるため、 こうしたリアルタイムでの原単位管理が可能になるのである。 感覚的な情報もIoTで取得し 熟練技術者の不足に備える e-F@ctoryによる巻きばね生産現場の見える化とトレーサビリティの確 三菱製鋼は生産現場の制御に三菱電機製シーケンサを長年使用している。 立は、まだ実現したばかりだが、部分的な効果は早くも見え始めていると 情報と生産現場の機械の いう。「e-F@ctory導入後、ある加工工程で異常が発生したという報告 動作を突き合わせて管理 を受け、IoTで取得したデータを分析してみることにしました。ちょうどそ するシステムで、カメラによ の工程はMiranda VRで映像を記録しているカメラを配置しているとこ る現場の映像も重ねて記 ろでもあったので、映 録できる。そのため、異常 像も見ることですぐに 時に制御データだけでなく 原因を特定でき、対策 映像で記録した実際の機 を打つことができまし 械の動きも分析できるのが 収集した生産現場の情報をGOTにリアルタイムで た。データがなかった 特徴だ。 表示。 ら原因分析に時間が かかり、異常が繰り返 1カ月単位の管理から1時間単位の管理へ されたかもしれませ ん(」河野氏)。 Miranda VRで映像をもとに異常原因をいち早く解明でき 同社がe-F@ctoryにより見える化を果たしたのは機器の稼働情報だけ るようになった。 ではない。電力やガスなどエネルギー使用量も、より細かい見える化を果 効果が出始めたことを受けて、曽田氏は既に次のレベルの見える化を見 たしている。 据えている。「巻きばねの品質保証は、今はロット単位で行っています。ト レーサビリティが十分機能し、個品レベルで加工履歴を一つひとつ把握 伴い、それには限界がある。そこでIoTを活用し、生産現場のあらゆる機 同社ではそれまで、エネルギー使用量を作業者が月に1回メーターを できるようになれば、将来的には巻きばね1本単位の品質保証も可能に 器や装置から細かくデータを取得し、千葉製作所自身の改善と同時に海 チェックする形で記録していた。それを生産情報と組み合わせて生産量 なるかもしれません(」曽田氏)。 外展開に必要なノウハウ蓄積をはかることにした。そこで活用したのが の原単位あたりに換算し、エネルギーの使用効率を管理していた。しか 三菱電機の「e-F@ctory」である。 しこの方法では1カ月の中での細かい変動は分からない。原単位は現 またIoTでセンシングする対象を拡大する構想もあるという。「視覚的な 場のちょっとした改善 情報や音や振動などもセンシングし、それらをワークの異常を早期に検 個々の製品に番号を振り加工履歴とひも付ける やラインの一時的な 知することに使えないか、今後研究を進めてみたいですね(」曽田氏)。停止などでも変動す 「ばねがいつ出荷されたかなどの情報 るが、1カ月にならさ 温度や電力のように明確な数字で把握できる情報と違い、音や振動など は、従来から管理できていましたが、 れるとそれらは見えに 感覚的な情報は現場で長年の経験を積んだ技術者でなくては活用が難 加工履歴までは分かりませんでした。 くくなってしまうので しい。しかしものづくりの熟 そこで個々のばねに番号を振り、そこ ある。 練技術者不足が叫ばれる中 でIoTで収集した機器や装置の情報 でそれは容易ではない。熟 三菱製鋼は特殊鋼鋼材事業を中心とした鉄鋼メーカー。その特殊鋼の と組み合わせて、どのばねが何度で加 e-F@ctoryで刷新し 練技術者でなくては不可能 品目の中でも主力製品と位置付けられているのが、自動車や建設機械な 熱されたのか、焼き入れ時の油の温 た新しいエネルギー 電力やガスの原単位あたり使用量を1時間単位で集計し な情報分析もe-F@ctoryで どで使われる巻きばねだ。千葉市にある同社千葉製作所はその巻きば 度は、など加工履歴を残せる仕組みを 管理システムでは、エ 表示。 実現しようという同社の取り ねを製造する。 目指したのです(」千葉製作所製造部 ネルギー使用量の収集を自動化することで、1時間単位で把握できるよ 組みが実を結べば、千葉製 生産技術グループ長の河野一博氏)。 うにした。さらに管理部門から生産量の情報も自動的に取得して、エネ 作所を核に目指す三菱製鋼 同社は中期経営計画で「グローバル ルギー消費量と突き合わせて原単位化。細かい変化が分かるように のグローバルサプライヤ化も サプライヤ化」を目指す方針を打ち出 巻きばねは棒材を加熱しコイル状に なった。 一気に加速することだろう。 している。人口減などで国内市場の 巻いた後、焼き入れや焼き戻し、ばね 長期的な縮小が避けられない中、海 をいったん圧縮するセッチングや塗装 外での事業拡大は製造業に共通する などの工程を経て完成する。それぞ ●創業:1917年 テーマであり、同社も海外での生産を れの工程をワークが通った際のパラ ●事業内容:特殊鋼圧延鋼材、ばね、建設機械部品、自動車部品用品、精密部品、 拡大することで海外事業の推進をは メータなどをIoTで収集し、ワークの 精密鋳造品、鋳鋼品、鍛造品、磁性材料、粉末製品、機器装置 かろうとしているところだ。千葉製作 個体番号とひも付けて管理すること ●URL:http://www.mitsubishisteel.co.jp/ 所は生産の海外展開の中でマザー工 で見える化し、品質向上のための基礎 場と位置付けられている。 データとすると同時に、トラブル時の ためのトレーサビリティ確立をはかることにしたのである。 海外工場にとって規範となる生産拠 点とするには、千葉製作所自身のもの その新たな生産システムとして同社が採用したのがe-F@ctoryだ。もと づくりを従来にないレベルにまで高度 もと同社は生産現場の制御システムとして三菱電機のシーケンサを古く 名古屋製作所 〒461-8670 名古屋市東区矢田南5-1-14 化しなくてはならない。そのために同 から活用している。「今回は新たなシステムを早期に立ち上げる必要が 社ではIoTによる「見える化」に着手す あり、e-F@ctoryならばシーケンサのメーカーである三菱電機から手厚 三菱 FA 検索 ることにした。 い支援を得られると考えたのです。また効果的なソリューションパッケー ジが揃っていたのも、e-F@ctoryにした理由の一つです」(河野氏)。 www.MitsubishiElectric.co.jp/fa 同社は以前からも見える化に取り組んできたものの、「精度的に十分なも インターネットによる情報サービス「 三菱電機FAサイト」 のではなく、品質改善などに生かし切れていないと感じていました」と三 そのソリューションパッケージとして同社が選択したのが、トレーサビリ 三菱電機FAサイトでは、製品や事例などの技術情報に加え、トレーニングスクール情報や 菱製鋼技術開発センター副センター長の曽田裕二氏は振り返る。また ティシステム「Traceabia」と、シーケンサのデータを生産現場のデータ 各種お問い合わせ窓口をご提供しています。また、メンバー登録いただくとマニュアルや 海外工場への技術移管には国内で経験を積んだ熟練技術者の稼働が を収集する「Miranda VR」だ。Miranda VRはシーケンサによる制御 CADデータ等のダウンロード、eラーニングなどの各種サービスをご利用いただけます。 2018年2月作成 19
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