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設計製造現場の技術者100名に聞きました これはすごい!PLC・シーケンサー技術

ホワイトペーパー

注目のPLC関連技術や機能、企業、産業用PCの活用についてインタビューしました

長年、工場内の設備稼働を支えてきたPLCですが、近年のビジネスや機器にIoTシステムが導入され、スマート化が加速するにつれ、ラダーのような機械系言語で操るしくみから、C言語やPhysonなどソフトウェア系言語でのプログラムが求められています。
また、ネットワーク通信が前提となる、「つながる」仕組みが必須となってきていることから、PLCの通信規格の統一化も望まれるところです。
今回は、自分たち注目しているPLC技術や企業について尋ねてみました。

<目次>
▼実態調査:アンケート結果
 ■回答者のプロフィール
 ■PLC関連で注目している技術
 ■最も注目しているPLC関連企業
 ■最も注目しているPLC製品
 ■「これはすごいぜ!」と思った情報、ニュース
 ■PLCと産業用PCについて
▼実態調査:技術者インタビュー
 ■「異なるメーカーのPLC同士でスムーズに通信できるようになってほしい」Aさん 機械設計 技術者歴:約35年 製造業(産業機械)(社員数 5,000〜9,999人)
 ■「三菱電機のPLCは、自分が欲しい機能を次機種で確実に実装してくる」Bさん 電機 /制御設計 技術者歴:約20年 製造業(産業機械)(社員数 100〜299人)
 ■「複数のシーケンサー同士が自律制御で連携し合う仕組みがほしい」Cさん 電機 / 制御設計 技術者歴:約30年 製造業(産業機械)(社員数 500〜999人)

<概要>
調査時期:2022年6月7日〜6月15日
対象者: 設計技術者、生産技術・管理、品質管理・保証など製造業技術者の方
回答数:125
有効回答数:96

このカタログについて

ドキュメント名 設計製造現場の技術者100名に聞きました これはすごい!PLC・シーケンサー技術
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
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取り扱い企業 株式会社アペルザ (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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アペルザ様_wp31_01[表1]

設計製造現場 の 技術者100名に聞きました! これはすごい! PLC・ シーケンサー技術
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アペルザ様_wp31_02[はじめに]

は じ め に 長年、工場内の設備稼働を支えてきたPLCですが、スマート 化が加速するにつれ、ラダーのような機械系言語で操る仕 組みから、C言語やPhysonなどソフトウェア系言語での プログラムが求められています。 また、ネットワーク通信が前提となる、「つながる」仕組みが 必須となってきていることから、PLCの通信規格の統一化 も望まれるところです。 今回は、注目しているPLC技術や企業について尋ねてみま した。 目 次 実態調査:アンケート結果 ・回答者のプロフィール……………………………………………03 ・PLC関連で注目している技術……………………………………04 ・最も注目しているPLC関連企業…………………………………05 ・最も注目しているPLC製品………………………………………06 ・「これはすごいぜ!」と思った情報、ニュース…………………07 ・PLCと産業用PCについて………………………………………09 実態調査:技術者インタビュー ・「異なるメーカーのPLC同士でスムーズに通信できるように なってほしい」  Aさん 機械設計 技術者歴:約35年 製造業(産業機械)  (社員数5,000~9,999人)…………………………………………10 ・「三菱電機のPLCは、自分が欲しい機能を 次機種で確実に実装してくる」  Bさん 電機/制御設計 技術者歴:約20年 製造業(産業機械)  (社員数100~299人)………………………………………………11 ・「複数のシーケンサー同士が自律制御で連携し合う仕組みがほしい」  Cさん 電機/制御設計 技術者歴:約30年 製造業(産業機械)  (社員数500~999人)………………………………………………12 概 要 調査時期:2022年6月7日~6月15日 対象者:設計技術者、生産技術・管理、品質管理・保証など製造業技 術者の方 回答数:125 有効回答数:96 02
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アペルザ様_wp31_03[アンケート]

回答者のプロフィール 製造業の生産技術、生産管理、品質管理・保証、保守・保全、 設計開発の従事者96人の方に、 注目しているPLC技術や企業についてお尋ねしました。 Q 所属する企業の業態を 教えてください。 産業機械 その他 21% 28% 食品 2% 電子部品・デバイス・電子回路 医薬品 3% 14% 部品加工・生産 4% 自動車 14% 家電、事務機器 5% 化学、材料、素材 9% Q 所属する企業の 従業員数を教えてください。 1~9人 3 10~19人 2 20~49人 7 50~99人 5 100~299人 14 300~499人 8 500~999人 18 1,000~2,999人 11 3,000~4,999人 3 5,000~9,999人 13 10,000~19,999人 3 20,000人以上 9 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 Q あなたの職種を その他 3% あなたの職場では何を 教えてください 評価設計 Q 製造していますか? 開発(メカトロニクス)→自動化推進 生産管理 2% 経営 回答の一部を紹介します。 営業 2% 生産技術 主 な 製 造 物 製造 3% 31% ● 工場の量産ライン設備  ● 放送機器、道路計測車両 機械設計 ● 工作機械、レーザー加工機  ● 主に自動車関連の検査設備 5 ● 主に塗装ブース・乾燥設備  ● 自動車用電子部品、モジュール % ● パワー半導体モジュール組立製品   ● 熱可塑性プラスチックシート生産 ● ゴルフカート自動運転制御システム  ● セラミックコンデンサ等の電子部品 品質管理/ ● 製品の組立にかかわる生産設備の製作  ● ラベル、プリンタ、リボン、ラベラーほか 品質保証 電機/ ● 電線、光ファイバ、工具、デバイス製品  ● プラスチック製品(精密ギア、レンズ等) 7 制御設計 ● % 医療用ディスプレイ、車載用電子基板ユニット 22% ● 高機能フィルム、高密度磁気記録テープ、医薬ほか 保守/メンテナンス 研究開発 ……など、他にもさまざまな製品があがっていました。 8% 16% 03
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アペルザ様_wp31_04[アンケート]

PLCの技術について注目していること Q PLC 関連で、あなたが注目している技術を教えてください。 「IoTへの対応」が最多、次に「無線接続」と、通信機能関連について関心が高いことがうかがえます。 その他 3 とくになし 3 HD-PLC 3 SCADAなどの中央監視装置への対応 15 エッジコンピューティング 19 PLC計装 20 C++やpythonなどのPC系言語への対応 24 無線接続 47 IoTへの対応 61 0 10 20 30 40 50 60 70 その他 ● 設備の正常運転と異常発生時の差異をモニタリングする機能 ●モーション制御、位置決め ●サイバーセキュリティー Q PLC関連で、 あなたが注目している技術を教えてください。 IoT への対応 ● 遠隔支援  ● 全体最適  ● AI活用など  ● 長納期のため  ● 稼動データ収集  ● 時代とのマッチ  ● 最近注目されている ● 自動化を進めているため  ● 製造現場での省人化が課題  ●見える化が有効であるとわかった ● 切り口がどんどん変化してきている  ●メンテナンスや管理に役立ちそうだから  ● 捨てている品質情報・稼働情報が多いため ● 当社オリジナル機器からの置き換えを検討  ● さまざまな機器との通信による情報収集等必要だから ● IoTでのマネタイズとセキュリティ対策が課題だから ●センシングとしてIoTが進んでおり、そのデータを活用するようにする手助けが必要 無線接続 ● 遠隔での管理が可能なため  ●レイアウトの自由度が向上する  ● 配線の煩わしさを回避するため ●ラダーのリモートモニターのため  ● 計測データの収集が容易になるから  ● 設置場所を問わずに使用できるので ● 系統的な生産システムの構築が望ましいから  ● 現在は有線LANでネットワーク構築しているため ● 立ち上げや立ち上げ後のデバック時にPCにケーブルを接続する作業が手間だから ● 配線工数の削減。稼働中の故障で、センサ故障に次いで多いのが配線による故障。ワイヤレスで接続できれば、故障率低減のほ かに今とは違った使い方、機械設計が可能となる C++やpython などのPC 系言語への対応 ● 使い慣れた言語  ● UI画面設計簡易化  ● 最近特に興味を持っているため ● AI、機械学習を通じて、製品品質の安定化を図りたい。  ● 市販のPLCは価格が高く、内作のPCボードを活用するため PLC 計装 ● 検査の自動化  ● 制御装置の作成  ● 生業としているから  ● PCやサーバーと違い、高信頼性・安価なため SCADA などの中央監視装置への対応 ● SCADAを進めているため  ● 上位PCを無くし、PLCだけで構成したい 04
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アペルザ様_wp31_05[アンケート]

Q あなたが最も注目する、 あるいは期待しているPLC関連企業を1つ教えてください。 「三菱電機」と「キーエンス」が同数で1位でした。 三菱電機 28 キーエンス 28 オムロン 14 日立製作所 2 パナソニック 2 その他 9 0 5 10 15 20 25 30 その他 ●ジェイテクト  ●リンクス  ● ロックウェル  ●コンテック  ●シーメンス  ●マイクロチップ・テクノロジー ●安川電機  ● 岩崎通信機  ● 三菱電機ITソリューションズ 三菱電機 理 由 ●ラインアップが豊富  ● 過去の資産が有効に活用できる  ● 客先要望も多く使用率が高いから ● 現在使用しているPLCは三菱が多数を占めている  ● 多く使っているから  ● 長年使ってきて、慣れている  ● 弊社実績 ● MELSECは旧来から各工場設備で大量に使用されており、既設更新で最も意識する必要があるPLCの代表であるため  ●いつも使っています ●サポート体制が整っている  ●シーケンサーで有名だから  ● よく使う  ● よく使用するから  ● 頑張ってもらわないと困るから ● 現在、多用しているため  ● 現在、同社のPLCを多く使用している  ● 現在使用しているメーカーだから  ● 国内ではシェアが高いと思っている ● 国内のリーダー的位置づけのため  ● 三菱電機のPLC導入率が高く、今後も三菱電機で行きたいと思っているから  ● 使い慣れているから ● 自社で一番使用しているから  ● 小規模から大規模までシリーズ構成が豊富なためシステムを構築し易い  ● 信頼性  ● 親会社 ●日本国内有名、技術力高い  ● 弊社使用標準品のため  ● 老舗企業で信頼できる 期待していること ● 耐久性を上げてほしい  ● 復旧(原因発見)や、予防保全に役立てられそう ● PLCオープンをもっと広めて欲しい。もっとお手軽にモーション制御が設計できるように ●安価でさまざまな機能を持ち、簡単に操作(ブログラム編集など)ができるもの  ● 価格と性能  ● 納期短縮  ●安心・安定 ●今よりさらに既設更新しやすい仕様にUPDATEされることを期待する  ● 小型化  ●サポートは継続してほしい  ● C言語のプログラムの応用 ●リモート利便性を高める。三菱電機自体でリモートサービスを提供してくれる  ● もっと使いやすくして欲しい  ● 納期短縮、低価格化 ● 旧機種との互換性の推進。操作の容易化。他メーカー製品との連携  ● FAとITの統合、およびMESへの発展  ●安価、無線LAN関連 ● 最新技術への対応  ● 業界全体の標準化  ●プログラムの簡素化、および計装制御機能の充実・データ収集機能や解析機能の充実化 ● IoT技術の進歩(接続のしやすさなどを含む)や、ロボット連携など  ●安価になる  ● PLCの計装化  ● 先進技術 ● 総合的なネットワーク構築  ● IoT化  ● 検査不正をなくしてほしい  ●安定供給 キーエンス 理 由 ● 従来のPLCメーカーにはない発想で新機能を追加しているため  ● IoT化の商品が面白い  ● PLCの機能に優れている ● UIが分かりやすい製品が多いから ● オムロンとか三菱電機に縛られていない ● キーエンスしかPLCを入手できない状況だから ●センサーなども含めたネットワーク構築ができたり、対応が早い  ●ソフトが使い易いしアフターフォローも万全だから ●ドライブレコーダー機能等他社とは違う機能があるため  ● ニーズをよく汲み取っている ● ユーザーの困ったところ、ニーズにこたえた商品を提供してくれている  ● 開発力があるので  ● 現在使用している実績があるから ● 後追い企業ながらもユーザーが使いやすい設計にしているため。またデータ解析機能に興味があるため ● 後発だが、色々なアイデアがありそう ● 三菱より納期に関して信頼できる  ● 使い勝手が良い、バージョンアップしてもソフトがガラッと変わらないところ ● 市場ニーズへの対応のはやさ  ● 私とキーエンスの取引が長いため  ● 処理速度の速さ ● 創業当初から使っており、ビルトイン型に発展した当初からユーザとしてアドバイスを積み重ねてきた。近年の発展、多機能、高性能化で さらに使いやすくなったから ● 即納体制が整っている  ● 納期  ● 納期と新技術導入の頻度  ● 半導体不足時でも安定供給可能だったため ● 魅力的な製品をリリースし、ファブレスで高利益率を誇る優れた企業なため 期待していること ● 設備担当者の負担をかけずにデータ収集可能にする仕組み  ● 簡単なセッティング ●コストをなるべくかけずに既存装置のIoT化を実施したい  ● 他の技術との連携 ● 最先端の技術をわかりやすく実装できるようにしてほしい ●通信機能 ●プログラミングではなく、パラメータやリストで設定できるようにしてほしい ● 斬新なアイデアの商品を低価格で供給  ● さらなる使いやすさと拡張性  ● さらなる高速化  ● 新システム  ● 納期、在庫関係 ● 信頼性の向上、低コスト化  ●データ収集、高速通信、無線化  ●データ解析機能  ● 短納期 ●日本人向け、かつ外国仕様みたいな感じでソフトを作って欲しい  ● 価格  ●Windowsソフトとの連携 ●ドライブコントローラーをはじめとする専用コントローラーとのリンクを期待したい  ● 緊急時の対応(即納等) ● どうしても超納期になっているため  ● 機能がスリム化され、必要分のみ追加ユニットで補う製品の安価版  ●安定供給の継続 ●タッチパネルとセットになった使いやすいPLC製品の開発・販売  ● エンドユーザ(使用する側)の立場での提案 05
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アペルザ様_wp31_06[アンケート]

オムロン 理 由 ● メジャー ● 小規模から、コンパクトなコンセプトがいい ● 長年使用している ● 5Gの取り組みなどに積極的であるため ● 協働ロボットなどを実際に導入しているから ● 業種が近い ● 三菱電機よりはグローバルだから ● 使いやすいため ● 使用し慣れている  ● 自社であるから  ● 製品を利用していて、使いやすいシステム構築が容易にまとめられる ● 内製設備での実績があるので  ● FA(ファクトリーオートメーション)のパイオニア 期待していること ● 無線通信の容易化  ● AIのロボット制御の発展 ● PLCとスイッチング電源の接点について検討していただきたい ●グローバルなリーディングカンパニーになって、日本が国際標準になってほしい  ●保守  ● 納期・価格 ●先進、かつ使いやすいこと ● オールインワンPLC計装装置の登場  ●プログラミングの簡略化(深い知識が無くともプログラミングができる)  ● 協調ロボット 日立製作所 理 由 ● 信頼性  ● 総合技術力 期待していること ● ロングライフ  ● PLCをもっと簡便に使えるようにしてほしい パナソニック 理 由 ● 大手  ● 現場発のソリューション多数、同業領域あり 期待していること ● 通信速度  ● 自社製造で効果が大きいものの外販 Q いま最も注目している、PLCの製品名(型番でも結構です)や システム名、技術名を教えてください。 『KV-8000』(キーエンス) 後述のとおり『KVシリーズ』全体としても、多数の回答がありました。 理 由 ● 正常運転状態を記憶し、異常発生時との差異をモニタリングしてくれる機能がある  ●ドラレコ機能 ● 色々なことができそう  ● 保全、品質向上に役立てられる機能が搭載されているため ●ドライブレコーダー機能など、新しい機能が豊富  ● 新規で導入 期待していること ● 異常が出た箇所を発見しやすい  ●予兆保全  ● 複雑な操作なしでラダー作成など ●予知保全、品質向上  ● 無線化  ● 簡易モデルの開発  ●今後の価格の低下 『KV Nano』『KV-XD02』(キーエンス) 『KV Nano』 理 由 ● 安いし、割付が決まっているから  ● 高速応答、コンパクト 期待していること ● 簡単な制御はシンプルにできそうだから  ● 拡張性の向上 『KV-XD02』 理 由 ● 現場の見える化を簡単、かつ自分たちで構成できる  ● 自動機の監視等がパソコン無しで容易のため 期待していること ● 装置・設備の可視化(見える化) ● Wi-Fiを利用しスマホやPCのブラウザから自動機の監視ができる 06
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アペルザ様_wp31_07[アンケート]

『KVシリーズ』全体(キーエンス) 理 由 ● オプション、サポート体制が整っているから ● キーエンス製品との連携が優れている  ●レコーダー機能 ● 多機能、高性能、監視機能が充実している  ●入手しやすい  ●データ収集の汎用性が高い 期待していること ● 小型化、軽量化  ●プログラム言語への対応、メンテナンス性の向上  ● ロボット等との連携 ●今後の対策を検討しやすい  ● 高級言語への対応やスクリプト、ライブラリーの充実 ● 作りやすさ  ● 簡単なセッティング ●ラダー作成なし、通信設定もほぼ自動でできるなど、設備担当者の手を煩わせることなくデータ収集ができること。PCで 言えばBluetooth機器のような簡便さが欲しい 『MELSEC iQ-R』(三菱電機) 理 由 ● 現使用機器の後継機種だから  ● 一応、今時点で最新 ● MELSECの最新型式であり、当面はこれを基軸にUPDATEされるため ● FAを超えてエッジコンピュータに近い存在になりつつある  ● 三菱電機 最新の機種であるから ● 最近使う機会が増えたから  ● 最新機種だから 期待していること ● DX関連  ●安価化と、他メーカーPLCや機器との親和性 ● 既設の仕様が大きな改修無しにそのまま引き継げる機能を有すること ● FA領域でのDCS~SCADAへの発展性  ● 直感でプログラミングやデータ収集機能が構築できること ● もっと使いやすくして欲しい  『MELSEC-Q』(三菱電機) 理 由 ● 使い慣れている  ● 生産性と保守コストのバランスが良さそう  ● いつも使っています  ● 処理速度 期待していること ● 安定供給  ● 投資対効果 「これはすごいぜ!」と思った情報 Q PLCが絡む事例や技術など関連のニュースなどをご覧になっていて、 「これはすごいぜ!」と思った技術や製品について教えてください。 ●VPN接続  ● HD-PLC  ● 簡易統計解析  ● 三菱の無線PLC編集  ● キーエンスXDユニット  ● 三菱電機3Dシミュレータ ● 産業用ロボットのとの協働  ●シュナイダーのタッチパネル  ● 従来のラダーではなくC言語で動く ●ドライブレコーダー機能です  ● 三菱の稼動状況を吸い上げるユニット  ● キーエンスのタイムチャートレコーダー ●フエニックスコンタクトのPLCnext  ● 三菱製PLCでC言語対応していること。  ●センサもリモートI/Oもプログラムレス通信 ● IDEC FC6A形プログラマブルコントローラ  ● キーエンスの波形監視やデータ分析のラダーを無償提供 ● パナソニックのWEBサーバー化したPLCで簡単に読み出せる ● 別メーカーのタッチパネルでアクチュエータのポイント変更ができること ● Panasonic FP7。ワイヤレス接続の実際の使われ方が、よく考えられていた。 ●シーメンスとイタリアの3DプリンターメーカーRobozeの戦略パートナーシップ契約締結 ●できるだけ、PLCやPCを使わず、動力も使わない、ゆわゆる「からくり」自動化 ● KEYENCEのドライブレコーダー以来、特にすごいと思った事例や技術はありません ● キーエンスのKV8000のデータロガーにはついにここまで来たかと思った ● オンライン(遠隔からのリモート)でプロラム変更可能な技術(メーカ忘れました)  ●音声で答えるディスプレイ ● IAIの無線I/Oシステム  ● 国内から海外へのリモート操作  ● MELSEC デバイス録画機能  ●シュナイダーのパネル接続方法 ● ベッコフ社のEtherCAT通信  ● 高級言語との組み合わせが可能である  ● キーエンスの異常発生時の巻き戻し確認機能 ● 専用の作画ソフトが不要になるWEBブラウザ対応  ● キーエンスの波形監視やデータ分析のラダーを無償提供 ● C++やpythonなどPC系のプログラミング言語との連携 ● Panasonic FP7。ワイヤレス接続の実際の使われ方が、よく考えられていた ● 画像センサの映像もタッチパネル1台に集約(キーエンス) すごいと思ったニュース 【トピック】コンセントに挿すと通信できる「PLC」、再び注目の理由とは? 電波法改正で新たな用途- 家電 Watch https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/topic/topic/1352034.html 07
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アペルザ様_wp31_08[アンケート]

すごいと思った製品や技術のページ PUSHLOG https://www.gugen-inc.com/about/pushlog 産業用途で運用可能なラズベリーパイ - 産業用ラズパイ https://www.harting.com/JP/ja/solutions/raspberrypi CC-Link IE Field Network Basic https://www.cc-link.org/ja/cclink/cclinkie/cclinkie_f_b.html 計装ソリューション(MELSEC計装/二重化システム) https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/sols/sol/process/feature/index.html プロセスCPU/二重化システム/SIL2二重化システム(MELSEC iQ-Rシリーズ) https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/sols/sol/process/base_conf/index.html デジタルツイン - シーメンスが考える競争力強化のための装置設計のデジタル化 https://www.takagishokai.co.jp/product-search/2019/08/20/255 3Dシミュレーションで開発期間短縮・設計品質向上(オムロン) https://www.fa.omron.co.jp/product/robotics/lineup/integratedcontroller/featured-products/3d-simulation/ おしえてJSS PLCとは?導入メリットや選定のコツ、おすすめメーカー5選 https://jss1.jp/column/column_132/ PLC(シーケンサ)今後どうなる?現在の機能から見た未来 https://jss1.jp/column/column_188/ シーケンス制御の基礎を解説!ラダーやPLCとの関係とは https://jss1.jp/column/column_198/ すごいと思った事例 ●リモートトラブル対応 ●アマゾンデジタルツイン ● 絶縁監視装置につないで、閾値を超えたときにメールでお知らせ。結構簡単 【導入事例 医薬】ステリクリーンロボットによるヒアルロンゲル充填 https://ptj.jiho.jp/product/145583/product-service/146815 「海外における IT 障害の影響及び対応策に関する事例調査」報告書 https://www.ipa.go.jp/files/000026797.pdf 「雪見だいふく」工場で進むスマート化、“完全自律運転”を目指すその第一歩 https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/compass/casestudies/custom/ccase43/index.html すごいと思った事例集 マシンオートメーションコントローラ - 改善・活用事例集 https://www.fa.omron.co.jp/product/applications/automation-systems/machine-automation-controllers/ アプリケーション事例 製品特長 シーケンサ MELSEC https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/cnt/plc/pmerit/case.html 08
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アペルザ様_wp31_09[アンケート]

PLCの話題 Q あなたの職場では、 「どちらもある」が最多。「PLC」という回答が次に多くなりました。 以下のどちらで呼んでいますか? 「シーケンサー」は三菱ユーザーに多いようです。 その他 3% シーケンサー14% どちらもある 49% PLC 34% その他 ● 三菱電機はシーケンサ。その他のメーカはPLC。  ● 制御ボード  ● どっちでもない Q 「PLC」と「産業用PC」では、どちらを使いたいですか? 「PLC」と回答した方が7割でした。 PLC その他 7% 72% 産業用PC 21% その他 ● ケースバイケース  ●ワンボードマイコン  ● どちらでも  ● 両方 産業用PC PLC ● PLCが高価  ●コストと機能 ● 場所をとらない  ●信頼性が高いから  ● 誰でも扱えるため  ● 両方の良いところ ● AIPCへの期待 ●デバッグ環境の充実  ● 革新的だと思うから  ●入出力の接続が簡単  ● PCはスペースが必要 ●信頼性が高いため ●セキュリティ、その他 ●ユニットで交換できる ● 専用で使用できるため ●より複雑なことができそう ●シェアが大きいから ● 制御で色々とリンクできる  ● 長期安定性(故障しない)  ● 小型、扱いやすい、多機能化 ●高速処理が必要なため ● PLCの方が設計しやすいから  ●コンパクトに使えそうなので  ● 現状こちらを使用しているから ● PLCに限界を感じている ● PLCの方が使い慣れているから  ● 産業用PCの更新に費用がかかる ● 長期安定供給を期待できる ● 産業用PCは使ったことがありません ●デバック・プログラム変更がしやすい ● 生産中止になるまでの製造期間 ● 産業用PCにあまり詳しくないため  ●信頼性の高さ、保全担当者の「慣れ」 が長い ● 耐環境性能、高信頼性、セキュリティ  ● 長期信頼性とOSアップデートの有無 ●VisualStudioでプログラム可能 ● 機能の拡張性、プログラミングの容易さ  ● 産業用の目的ならばPLCで十分なため ● PCの方がデータの保存や取り ● PLCの方が信頼性が上のイメージがある  ● ユニット化されたPLCが使いやすいから 扱いの点で汎用性が高いため ●ラダーは移植が簡単で、扱える人材も多い  ● 現在のところ、安い。将来は分からない ●レスポンスが良ければPC。使い ●今から新しい技術を習得するのは難しい  ● 産業用PCのプログラム作成が、できない 慣れているのと汎用性 ● エンベデッドモデルは十分理解できていない  ● なじみがあり汎用性と認知性が高く話が早い ●ラダープログラムに関する知識 ●管理の手間が少なそうなイメージがあるため  ●大げさで無い、気軽に使えるPLCがいい がない。PCを使ったほうが汎用 ●使い慣れているから、PCは壊れるイメージ  ● 産業用でもPCは安定性に欠けるイメージがある 性がありそう ● PLCとPCは、もともと使い方や使用目的が異なる ● PLCの方が丈夫でプログラムの改造が簡単そうだから ● 量産現場では数十年の長期運転 ●プログラムの組み込みが容易であるため。速度が速いため とトラブルなしを要求されるため、 ●やはり産業用PCのOS保証期間と更新時のリスクが大きい 汎用より産業用に開発された ● PLCの利用が必須である PCのOSベースでは不可解な不具合が生じる経験が多数ある ● 関連のベンダーや機器メーカーは産業用PCは未対応、かつPLCが使いやすく実績豊富 ● PCでのソフトウェアは、世代の移り変わりが激しい。PLCの方がソフト製作の上で、寿命が長い ● PLCは上位互換製品が出やすいがPCは個々の機能により共通化が難しいので、PLCを選択します ● PLCは産業用PCのようにITを活用しデータを収集したり検査を行ったりすることができるようになってきた ● 産業用PCは遅いイメージがある。また、OSが変わるサイクルが早めで壊れた時に同じものが手に入らないことが多い ● 産業用PCは、OSのWindowsのサービスパックやバージョンアップが煩雑で、直にメンテ困難に陥る可能性が高いため ● 産業用PCよりPLCの方が、使用できる年数が長い、交換がしやすいと考えるから。PC制御の機械もあるが、産業用PCは入れ替えが難しい ●PLCが耐環境性に優れることと、産業用PCが高額であるため、およびPCはOSのマイクロソフト社のセキュリティサポートがすぐ切れる ため。ウィルスの感染の危険性 09
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アペルザ様_wp31_10[インタビュー]

interview 01 回答者プロフィール Aさん 機械設計:約35年 仕事の内容 製造業[産業機械] (社員数:5,000~9,999人) 加工機械の開発(現在は現場教育に携わる) PLC派? シーケンサー派?: PLC派 今回のお話 異なるメーカーのPLC同士でスムーズに通信できるようになってほしい Q 30年以上、加工機の設計開発に携わって やPythonなどソフトウェア系の言語の対応も いらっしゃるということですが、 必須だ。 加工機自身も、設計の仕方も大きく また、加工機はさまざまなメーカー製の設備 変わってきましたでしょうか。 と連携するため、PLCのメーカーもそれぞれ 加工機も、メカだけではなく、ソフトウェア になる。PLCは各メーカーで通信の規格や使 や制御、回路設計との連携が重要になり、仕事 い勝手が統一されていないため、相互連携が の仕方も大きく変わった。昔のようにシリン しづらく、それが製品の付加価値を生みづら ダーなどの機構部品を選定したりするだけでは くしている面があると思う。規格の統一や、 なくなった。また装置やユニットを開発する際 異なるメーカー器同士の連携機能を進化させ には、メカやソフト、制御、保守、営業とさま てほしい。 ざまな部門の人を一挙に集めて議論するように なってきている。 Q PLC 技術関連の企業としては、 どこに注目していますか? Q PLC の技術としては、 今も半導体不足や地政学的な状況などの影響 どこに注目されていますか? で、当社がこれまでよく使用してきた三菱電機 無線接続やIoTへの対応。集塵機やチラーな のPLCが調達がしづらく、「どの企業に注目す どの電力監視をすることで、保守部品や消耗 るか」というよりは、「調達可能なもの」を探 品の交換時期を事前に知らせる予兆保全の さざるを得ない状態だ。そういうこともあり、 サービスや、遠隔から設備を集中監視可能な やはり「メーカーを変えても、互換性がある 遠隔監視システムを提供しようと開発を進め ようにしていただきたい」に尽きる。 てきた。そうした仕組みが、保守部品の営業 公になっている事例やニュースでも、やはり、 にも役立てられる。省コストや省電力は、 相互通信しやすいPLCの技術、省スペースの ユーザーの関心が非常に高いため、使用状況 PLCなどに注目している。 に応じてPLCが自動制御できる仕組みも検討 している。またPLCを遠隔で制御して、機能 のバージョンアップも、WindowsのPCのよ PLC と産業用 PC は うに行えるようにしたい。 Q どちらを使いたいですか? 従来のラダーシーケンスによるPLCでは、 自分自身は、PLC。製品の量産を考えた場 何か問題が起これば動作を止めるしかなかっ 合はその方が都合がよい。 たが、IoTのシステムがあれば、設備を止めず に保守・保全ができるようになる。 PLCの役割が、加工機や集塵機の動作制御 をするだけではなくなっている。制御のオン オフをコントロールするだけではIoTの処理を するには従来型PLCでは機能不足であり、C言語 10
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アペルザ様_wp31_11[インタビュー]

interview 02 回答者プロフィール Bさん 電機/制御設計:約20年 仕事の内容 製造業[産業機械] (社員数:100~299人) 製造ラインの設計 PLC派? シーケンサー派?: どちらもある 今回のお話 三菱電機のPLCは、自分が欲しい機能を次機種で確実に実装してくる PLC 関連で注目している技術について、 いくつかの簡単なプログラムを作れば、従来 Q 「IoT への対応」「PLC 計装」「C++や 以上に自由にコントロールできる、そういう python などの PC系言語への対応」と PLCになっていってほしい。 選択していただいていました。 それらを必要としている理由について 教えてください。 Q 注目している 企業は? PLCの制御に20年くらい関わっている。関 わりだした当時、自分の現場ではラダーすらな 三菱電機。『MELSEC』は、以前から多くの く、I/Oの接点制御を行っており、PLCという 企業で使われてきており、同社も多岐にわた 呼び名も使われていなかった。その後、ラダー る分野のユーザーの事情を把握していると思 による制御に変わっていき、制御ソフトウェア う。例えば、今使っている機器で、欲しい機 も機器に組み込まれたものを使用した。2000 能がなかったとしても、次の製品でさっと実 年代になると、量産設備で大量・高速・正確に 装してくるようなイメージだ。また、あえて 「刷新しないでほしい」ところをよく理解して 生産することが求められるようになり、PLC くれていてありがたい。小規模な設備向けか が制御の中心になっていったが、ラダー以外の ら、原子力発電所などの大規模な設備向けま 制御方式への対応が必須となった。 で、ラインアップも幅広い。他社では、追従 ライン設備入れ替え(既設工事)があるたび できていないほどではないだろうか。 に、我々が「打ち込み」と呼んでいるプログラ ムを修正するのは非常に骨が折れる作業だ。何 カ月も顧客の元に泊まり込み、寝ずにプログラ 注目している製品としても、同社の ム修正の作業をすることもあった。それを何年 Q 『MELSEC iQ-R』と各機能モジュール も当たり前のようにやってきたが、このままで と回答いただいていました。 は身体を壊す、と。 今の制御では、いろいろなところから信号を 以前からラダー以外にFortranやBasicなど 集めてきて、それをいかにスピーディーに演算 の言語も対応した装置があったが、これはそも をして、次へ渡すかということが重要である。 そもラダーを大量に書く必要がない場合の代替 一つ前の機種でのスピード感には、正直不満が 手段だった。今、IoTへの対応が必要になり、 あったが、最新機種では、とてつもない容量の 大容量のデータ通信を、多数のPLCに対して 仕事をスピーディに処理するようになっていて 驚いた。また、C言語へも他社製品よりいち早 行わなければならない時代になっている。その く対応しており、ラダー時代よりも格段に早く ため、C++やpythonなどの言語が対応して 改修に対応できる見通しが立った。 いる機器や計装の新技術の情報を常に意識して いる。さまざまな場面で、少しずつそうした技 術が使われ出している。 PLC と産業用 PC、 また、若い人を中心に、そうしたソフトウェ Q どちらが使いたいですか? ア系の言語でのスキルを積んでいる人が増えて 以前は、産業用PCが非常に高価だったが、 いる。特に、これからの自社を支えるエンジニ 最近は価格がだいぶ落ち、手が届くように アにとっては、そのような仕様の方が使いやす なった。自分自身は正直、PLCの方が慣れて いだろうと思う。その方が、工数も少なくなる いるが、若い人たちは産業用PCの方が扱いや だろうし、トラブルシュートもしやすいだろう。 すいのではないかと思う。 11
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アペルザ様_wp31_12[インタビュー]

interview 03 回答者プロフィール Cさん 電機/制御設計:約30年 仕事の内容 製造業[産業機械] (社員数:500~999人) 加工機械の開発(現在は現場教育に携わる) PLC派? シーケンサー派?: シーケンサー派 今回のお話 複数のシーケンサー同士が自律制御で連携し合う仕組みがほしい Q 注目している Q 注目している 技術について。 企業は? 「PLC計装」「IoTへの対応」「C++やpython 三菱電機とカナデン。というか、それしか などのPC系言語への対応」「SCADAなどの 今まで使っていないため。 中央監視装置への対応」。 シーケンサーの操作はGUIで分かりやすく 「これはすごい」と なってきているが、中の処理は複合的に行われ、 Q 思った技術について。 複雑であり、過去にもプログラムで苦労してきた。 とある遊園地のアトラクションでは、複数の そのため、シーケンサー自身が状況に応じて パフォーマーの演技の裏で複数のクレーンを制 中のプログラムの中身を自律的に書き替える 御して操っており、そこでもシーケンサーが使 ような仕組みができてほしい。シーケンス同士 われていた。シーケンサーが状況に応じて、パ がコミュニケーションを取りながら、それぞれ フォーマー同士がぶつかったりなどの事故が起 が独立した考えを持つ、人の手があまり介在 こらないように自律制御しているわけではなく、 しなくて済むような仕組みができてほしい。例 あらかじめ事故を避けられるようにプログラム えば、機器同士の接触を自動で避けるなどだ。 が組まれていただけだった。そのため、機械に 自分の研究開発では、目的に応じてさまざ 経年劣化が生じれば、制御もくるってくる。そ まな装置を開発しており、PLCのメーカーも うした制御の苦労もあってか、やがてその仕組 規格もプログラムもそれぞれである。そうした、 みはなくなっていた。 メーカーごとに規格がばらばらであることも、 例えば、そのショーを自律的に制御できる シーケンサーごとのスムーズな連携を妨げて シーケンスがあったなら、他の分野でもいろい いる。この状況も、30年くらいずっと変わっ ろ使えるだろう。 ていない。 今後、トラブルの予兆を検知してアラートを 出すような仕組みも実装したいと考えている。 トラブルがあった際、設備を止めてから対応は、 やはりしたくない。そのためにも、AIによる 学習機能を取り込んだシーケンスを、1つの ボードで載せられるのか気になっている。 12
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アペルザ様_wp31_13[奥付]

技術者 100 名に聞きました! これはすごい! PLC・シーケンサー技術 発行日:2022年7月1日 発行:株式会社アペルザ 問合せ先:aperzacatalog-mail@mail.aperza.jp   リクエスト募集中! ぜひお声をお聞かせください https://forms.gle/e2M17aghUfWaFeyD8