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【会期直前】業務自動化カンファレンス/IoT World Conference 2019 見どころ特集 ―次世代の働き方をテクノロジーがアップデートする

ホワイトペーパー

インタビュー|ナノオプト・メディア 大嶋康彰氏

 2019年3月5日より、東京のJPタワーホール&カンファレンス(KITTE 4F)で開催される「業務自動化カンファレンス 2019」、「 IoT World Conference 2019」、そして「金融ICTカンファレンス2019」の3つのカンファレンス。今回、アペルザでは同展の主催者である株式会社ナノオプト・メディアにそのテーマや見どころを、同社取締役 COO の大嶋氏に聞いた。

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ドキュメント名 【会期直前】業務自動化カンファレンス/IoT World Conference 2019 見どころ特集 ―次世代の働き方をテクノロジーがアップデートする
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vol. 166 発行: 2019年2月28日 アペルザ展示会レポート 「業務自動化カンファレンス/IoT World Conference 2019」連動特集 主催者インタビュー 次世代の働き方を テクノロジーが アップデートする ナノオプト・メディア 取締役 COO 大嶋 康彰 氏
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特 集 主催者インタビュー 次世代の働き方を、 テクノロジーがアップデートする ナノオプト社では、毎年6月に開 ファレンスとなる。2019年は2月 2019年3月5日より、東京のJPタ 催する『Interop(インターロッ に名古屋、3月に東京で開催する。 ワーホール&カンファレンス プ)』を中心に、ICT分野を中心と (KITTE 4F)で開催される「業務 これまで10年以上にわたって、 自動化カンファレンス 2019」、 した様々な展示会やカンファレンス 日本のIT、ICTの最先端を見てきた 「 IoT World Conference 2019」、 を展開している。今回開催される3 大嶋氏だが、これらIoT、金融、業 そして「金融ICTカンファレンス 展、業務自動化カンファレンス、 務自動化などのテーマには、実は共 2019」の3つのカンファレンス。今 IoT World Conference、金融ICT 通した“ルーツ”があると言う。それ 回、アペルザでは同展の主催者であ カンファレンスについてもその延長 は『働き方』だ。「労働人口が減っ る株式会社ナノオプト・メディア にある。大嶋氏によれば、これらは ていることとテクノロジーの活用は、 (以下、ナノオプト社)にそのテー 前回のInteropのなかでも特に盛り マや見どころを、同社取締役 COO 年々、大事なテーマとなってきてい上がったテーマ群であり、それらを の大嶋氏に聞いた。 る」と大嶋氏は言う。個別に切り出したのが今回のカン ▲ 写真:株式会社ナノオプト・メディア 取締役 COO 大嶋 康彰氏 2
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特 集 展示会 主催者インタビュー これまでナノオプト社が開催して テクノロジーを産業、 そこで大きな役割を担う技術のひと きた様々な展示会、カンファレンス 社会へ実装できる強み つがこの『eSIM』である。 においても、この『働き方』という 日本におけるIT、ICTは「産業、 我々が日常的に使うスマートフォ 大きなテーマが、日々のテクノロ そして社会への『実装力』の高さこ ンなど携帯電話の多くは、差し込み ジーの進化、時代や社会の変化を受 そが注目されるべき」と大嶋氏は言 型のSIMカードを採用している。 けながら、常にテーマとしてアップ う。「日本人は本来技術の活用は得 SIMカード上に書き込まれた情報は、 デートされ続けている。 意なはずだ。誤解を恐れず言えば、 携帯電話端末上から編集したり書き スマホブームが落ち着いた頃には “ゼロからイチ”は、諸外国が得意な 換えたりすることはできない。その 『BYOD ( Bring your own de- 場合もある。しかし、そこからカス ため、海外渡航時には現地のキャリ vice:私的デバイス活用)』として、 タマイズしてより洗練されたものに アネットワークに対応したSIMカー 震 災 後 に は 『BCP ( Business していくこと。今言われている“バ ドが必要になるし、SIMカードを変 continuity plan-ning :事業継続 ズワード”のようなテクノロジーを、 えれば基本的には電話番号が変わっ 性)』として。そして、今であれば 社会に実装していく力があるのは日 てしまう。 『RPA(ロボティック・プロセス・ 本だ。」大嶋氏は続ける。 一方、eSIMは組み込み(em- オートメーション)』がそれにあた 「海外から見ると、日本は要求仕様 bedded)型である。従来のSIM る。 が高すぎると言われる。しかしそれ カードとの大きな違いは、端末上で 今回の業務自動化カンファレンス は日々のオペレーション、つまり業 情報を書き換えることができるため、 のテーマは「RPAのその先」だ。昨 務への実装を想定しているから。日 差し替える必要がないということだ。 今、テレビや新聞のニュースでも 本の都心をあれだけの数の電車が 米Googleの『Project Fi』という RPAの言葉を見かけることが増えた。 走っているのも、テクノロジーの社 eSIMを活用した通信サービスがあ 決して技術先行のバズワードではな 会への実装力の高さ、オペレーショ る。これは、米国内の複数キャリア、 く、大手上場企業においても、定型 ンの構築能力の高さの証明でもあ 世界各国のキャリア130以上と提携 業務の効率化・自動化にRPAを導入 る。」 し、利用エリアに応じて、最適な する、導入したという事例が出始め 今回、同時開催の IoT World キャリアをネットワークから選択し ている。今回のカンファレンスは Con-ference、そして金融ICTカン 切り替えることができるというもの 「全方位的」に、製造業はもちろん、 ファレンスは、その『実装力』とい だ。 業種・業界を問わず、様々な現場業 う点でも注目される。キーワードは eSIMの登場によってメリットを 務へのRPA導入の可能性を感じられ それぞれ『eSIM(イーシム)』そ 享受するのは、携帯電話を利用する るカンファレンスとなっている。特 して『キャッシュレス』だ。 個人、一般消費者だけではない。物 に、いわゆる(カスタマー)サポー 流業や製造業をはじめ、グローバル トの領域については「RPAによる効 IoT World Conference の見どころ で人やモノが動く産業において、こ率化の余地が大きいのでは」と大嶋 れまでブラックボックス化していた 氏は語る。 今回のIoT World Conferenceの 人やモノの流れが可視化されること テーマのひとつが「位置情報」だ。 で、情報のトラッキングが、グロー 3
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特 集 展示会 主催者インタビュー バルレベルでシームレスになり、業 例だ。今後、人口が減少し、今やコ インターネットがすでに産業、社 務効率化・最適化が図られることが ンビニをはじめ様々な場所にATM 会へと大きく普及している日本にお 期待される。 が設置されているなかでは、金融機 いて、「次に必要になるのは、イン 関が各社個別にATMを設置しそれ ターネットが“道”だとすれば、“道” 金融ICTカンファレン らを維持し続けることには限界がき を照らすための“灯り”だ」と大嶋氏 スの見どころ ている。維持費を賄うためにATM は言う。そして、その“灯り”となり の手数料を上げれば、余計に使われ うるのが、今回の3展の技術トレン今回の金融ICTカンファレンスの テーマは「キャッシュレス」だ。 なくなってしまう。 ドにも共通する、センシング技術、 そしてデータの利活用だ。「今言わ キャッシュレス化のための周辺技術 実は昨今話題の「自動運転」も、 れているIoTやAIなどの新しい技術 としてバイオ認証やブロックチェー こうしたキャッシュレス化の流れに も、言い換えればセンシングとデー ンなど、注目の技術は多い。しかし 関係がある。先月ラスベガスで開催 タだ。今後、これらの技術は社会に 前述の通り、ここでもルーツにある された「CES」で展示された自動運 張り巡らされる『脳神経のような役 のは「業務自動化、労働の効率化」 転車は、乗り物ではなく“空間”で 割』を持ち、次の社会インフラを だ。こうした技術を社会にどう実装 あった。自動運転車の車両のなかは、 作っていくだろう。」と大嶋氏は言 し、課題を解決するか。「キャッ 様々なサービスが提供され、消費活 う。 シュレス化こそ、業務自動化、労働 動が行われる新しい空間となってい の効率化という意味ではインパクト く。当然ながらそこでの消費活動は IoTにおける「なんでもネットに が大きい」と大嶋氏は語る。 キャッシュレスにならざるを得ない。 つながる」というコンセプト自体は、 90年代後半からずっと話されてき 実は最近、「コンビニの24時間営 たことだった。しかし、これまでは 業が苦しい」という話があると言う。 次に必要なのは“道”を その技術的な実現性とコストが見合 人手不足も背景に、店舗の維持コス 照らす“灯り”だ わなかった。昔からあったアイデア トが見合わなくなりつつあるのだ。 Interopをはじめ、今回の3展の が、技術革新により実現できるコス 24 時 間 営 業 す る た め に は 米 ようなカンファレンスをナノオプト トまで下がった。「まずは自社への Amazon が 取 り 組 む 「 Amazon 社が続ける理由。それは、日本のIT 実装、そして社会への実装。これら GO」のような“無人店舗”のような 活用、産業、社会への実装を推し進 の技術が、どうやって次の社会を 仕組みが現実的に必要になりつつあ めること、それに「どれだけ貢献で 作っていくか、そのヒントにしてい る。そして、そのときに“レジ打ち” きるかが使命」だからだ。大嶋氏は ただけたらと思う。」大嶋氏は続け を無人化するためには、キャッシュ 続ける。「これから人口も減ってい る。「3月(のカンファレンス)は レスであることが必要条件となって く日本において、IT活用は避けられ 個別のテーマに絞り込んでいるが、 くるのだ。 ない。日本、アメリカ、中国の名目 6月のInteropにも来ていただけれ GDPの推移を見ていても、インター キャッシュレス化によって維持コ ば、より広義、より広範囲で、360 ネットができて伸びたアメリカ、ス ストを削減するという話は、コンビ 度視点で見に来ていただける有意義 マートフォンができて伸びた中国、 ニに限った話ではない。金融機関に な機会になると思う」と締めくくっ 日本だけは横ばいだった。」 おけるATMの維持コストがその好 た。 4
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アペルザ運営メディアの紹介 株式会社アペルザが創り出すサービス・メディアは、製造業に特化して情報・取引・コミュニケーションを オープンしていくことをミッションとしています。製造業におけるすべての企業・個人の方々にお使いいた だき、日々の業務にご活用いただけるよう取り組んでいます。 ものづくりポータル アペルザ アペルザは、生産設備・FA・間接材に特化して製品検索、カタログダウンロード、製品のオ ンライン購入できるポータルサイトです。電機・制御、メカ、計測器、電子部品、MROなど あらゆるカテゴリーの情報を網羅し、設計・研究開発・調達購買の業務をサポートします。 https://www.aperza.jp/ 生産財通販サイトアペルザ eコマース アペルザ eコマース(Aperza e-commerce)は生産設備・FA・間接材等の工業用資材に特化し たイーコマースサイトです。メーカー・専門商社が直接出品し販売を行う、法人向け国内最大 級のB2Bマーケットプレイス。電機・制御、メカ、電子部品、IoT、MRO、ソフトウェアな どあらゆるカテゴリの製品が揃い、納期・価格・在庫をオンライン上で確認してご購入頂けま す。https://ec.aperza.com/ 製造業向けカタログポータルアペルザカタログ 生産設備・FAの領域を主とした製造業で使われる様々な製品や技術を、カタログという形で 発信できるサイトです。エンジニアの方々の情報収集から比較選定まで、日々の業務にご活用 いただけることを目指しております。特に日本メーカーの優れた製品をアペルザカタログを通 じて世界中のエンジニアにアピールすることで、企業のグローバル化・業務拡大を支援させて いただきます。 https://www.aperza.com/catalog 現場のアイデアに、出会う場所 ものづくりニュース エンジニアの方々が日々の業務の中で活用できる知見やノウハウに特化した、ものづくりのア イデアを集めたサイトです。ものづくりの情報流通プラットフォームとして、エンジニアの 方々を支援いたします。 http://news.aperza.jp ものづくりを応援する専門紙 紙オートメーション新聞 「ものづくりを応援する」をコンセプトとし、製造業に特化した専門紙。激変するものづくり 環境に対応した、有益な技術情報や製品情報を提供。特にファクトリーオートメーション分野 に強みを持ち、業界40年の経験をもつ記者が在籍。現在は、新聞、メール版、ウェブ版と、 リアル・デジタルの両面で広く情報を提供しています。 http://www.automation-news.jp/ ものづくりの現場にIoTを、もっと身近にわかりやすくお届けします IoTナビ 製造業の現場や工場においてIoTを活用した現場の見える化、安全対策、品質管理からサプラ イチェーンにいたる業務改善・効率化を支援するための情報メディアです。最新ニュース、イ ンタビュー、コラムやIoT関連製品紹介、事例紹介からオンライン販売機能を提供いたします。 https://iot.aperza.com/
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