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PCレスでFA装置組込に特化したマクセルの画像認識製品  画像認識ソリューション

製品カタログ

リアルタイムに見て考えるマクセルの画像認識ソリューション

画像認識システムにおいて負荷の高い画像処理演算を
専用の画像処理アクセラレータにより処理するた為、全て一枚のボードで処理が完結でき、
パソコンやシステムのCPUに負荷をかけない画像処理認識システムを導入できます。

マシンビジョン・ロボットビジョンなど多様なアプリケーションに応用可能。

名刺サイズのコンパクトモデルから1600万画素のカメラリンク対応の高性能モデルまでラインナップ

このカタログについて

ドキュメント名 PCレスでFA装置組込に特化したマクセルの画像認識製品  画像認識ソリューション
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 1.8Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 マクセルシステムテック株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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画像認識ソリューション リアルタイムに見て考える マクセルの画像認識ソリューション Visual C++ Eclipse Tool ◆高速CNNでエッジAIを可能にした組込み画像認識ボード ◆専用アクセラレータでリアルタイム画像処理 ◆高画素エリアスキャン/ラインスキャン対応 ◆豊富なI/F(USB3.0、 LAN、 I/O、 RS-232C、 SD) ◆レディメードからカスタム重視のアプリ開発まで対応
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FA向けに エッジAIを実現する マクセルの画像認識! マクセルシステムテックの画像認識ソリューションは、 「リアルタイムに見て考える」をコンセプトに、 これまでの画像処理アクセラレータによるリアルタイム画像処理方式に加えて、 AIによる推論機能を1枚のボードで独立処理することができます。 FA分野で培った技術に合わせて、これまで判別の難しかった微細な傷の分類等に応用できます。 生産ラインでの画像検査、アライメントや、セキュリティ分野での異常検知等で活用下さい。 ハードウェアによる カスタマイズ性を重視した 高速画像処理 アプリケーション開発環境 画像認識システムにおいて負荷の高い画像処理 Windows OS と C++プログラム環境により自由にアプリケーション 演算を専用の画像処理アクセラレータ(ハード 開発ができる<SDK>(ソフトウェア開発キット)を提供いたします。 ウェアコア)により処理する為、全て一枚のボード 内で処理が完結できます。 <SDK>は500程の画像処理コマンドと専用ドライバなどで構成されて います。 また、パラメータや映像の検討、アルゴリズム開発、デバッグ等 パソコンやシステムのCPUに負荷をかけない の開発を効率よく行う為のツール類も提供いたします。 画像認識システムを導入できます。 Ax400シリーズではフローツールにより簡単に評価環境を構築でき ます。 エッジAIに対応 Ax400シリーズではディープラーニングの推論環境をボード・ユニット単体で動作可能なエッジAI検査システムに対応します。 PCで作成した学習モデルをNVPに搭載している専用の画像処理アクセラレータ(ハードウェアコア)で動作する高速なCNN処理環境 へ変換し実行します。 対象物の高精度検出、人や障害物などを検出するシステムで活用できます。 【エッジAIによる検出システム】 【アプリ例】 NVP-Ax430/435のみで 学習モデルに基づきAI推論(CNN処理) ①対象物高精度検出 PCで作成したAI学習モデルをNVP用に変換 ②人や障害物の検出 装置組込みなのでリアルタイムに 学習・データーベース作成・管理 分析・判断が可能 (Chainer 等 AI環境)
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アプリケーション開発環境 組込みアプリケーションの開発がPCで手軽にできる! ソフトウェア開発キット〈SDK〉は、Windows上で画像処理コマンドを実行できるリモートコマンド機能を装備しています。 ソフトウェア開発環境画面 評価ツール画面 Visual C++ 画面 Eclipse 画面( Ax400シリーズ) 評価ツールでアルゴリズムを検討することにより、 コーディングとデバッグを行います。 ARMターゲーットのLinux実行モジュールを 開発を効率化できます。 作成します。 開発環境 画像処理コマンド例 種 類 名 称 用 途 項 目 主な機能 アプリケーション VPMaster 画像処理評価 前処理 マスク処理、濃度変換、ビット反転 作成ツール ProGen 実機環境設定済みソースファイル構築 後処理 絶対値化、正規化、濃度変換、2値化 DbgTermNT 実機上のシェル実行 画素変換 定数発生、定数加算、定数減算、MIN/MAX xTerm 実機モニタリング 画像間算術演算 加算、減算、定数積和、乗算、リカーシブFLT VPSetup 実機ブートファイル編集 画像間論理演算 論理積、論理和、排他的論理和、定数論理積和 VPSetReg PC レジストリ編集 Convolution 3x3、7x7 カーネルのConvolution 処理 VPVisor 実機ストレージ内ファイル管理 正規化相関/差分累積演算 正規化相関および差分累積演算 VFWCam PC から実機へ映像入力 ラベリング処理 2値画像へのラベル付けと面積計算 IPView 実機内の映像をPCで確認 形状変換処理 細線化処理 ソフトウエア 画像処理コマンド 画像処理の各種コマンド カラー支援算術演算 UV連続入力、UV符号付濃度変換 開発キット 専用ドライバ 各種ドライバ パイプライン処理 8段同時/2値 〈SDK〉 ドキュメント 各種マニュアル ソーベルFLT支援機能 ソーベルフィルタ アプリケーションに組み込んで使用する画像処理コマンド、ドライバ(SDKに付属)はロイヤリティなしで再配布可能です。 アプリケーションの開発イメージ サンプルアプリケーション ーズ) ・ImgLocation(SVP-Ax330CL用)リ ド VP シ ー 像ボ (画 PCでアプリケーションの評価・検証 アプリケーションはオンボードで動作 登録した画像を検索しマッチングにより位置算出を行う アプリケーションです。 Step1 画像処理コマンドを使って、 ARM又はSH用クロスコンパイラアプリケーションをコーディング Step1 でコンパイル Step2 Visual C++ でコンパイル、 Step2 ロードモジュールのフラッシュリモートコマンドとリンク メモリ書込み Step3 デバッグ Step3 システムの起動 アプリケーションをそのままボードへ! ○タッチパネルで  簡単に操作できる   GUI アプリケーション アプリケーション ソ ○容易なカメラ接続 フ ト リモートコマンド コマンド Windows μITRON/Linux ドライバ ハ PC SH-4A/ARM 登録画像 検出結果ー ド 画像処理アクセラレータ
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画像認識システムの応用例 生産ライン、検査ラインでの厳しい品質管理、トレーサビリティの確保に、また、セキュリティ分野での 監視、異常検知に画像認識システムが応用されています。 ■CD/DVD文字読取装置 ■QRコード読取装置 ニューラルネット、定点サンプリング手法に 微細・傾斜 影 歪 み 薄暗状態、影有り状態、斜め より高精度の文字認識クオリティを提供し 読み(かざし読み)などの悪 ます。 条件でも安定した読取ができ ます。 IFPI L303 ■幾何マッチング ■PCB位置決め モデルのエッジ情報を元に、モデル形状 フィデューシャルマークの濃淡形状認識を行い の特徴を抽出し、マッチングを行います。 サブピクセル精度の位置情報を出力します。 回転したワークに対しても高精度に位置 マークサイズが変化しても中心位置がずれま 検出できます。 せん。 ■色検査 ■駅監視システム ■ロボットビジョン 輝度(Y)、彩度(ρ)、 移動する車両および 対象物を高精度に検 色相(θ)に変換する 転落者を検知して、 出し、ロボットの制御に ことで、輝度変化に強 LANを通してホスト 使用できます。 く、 安定した色抽出が にアラームを通知で できます。 きます。 ■簡易マウンタの構成例 複数カメラ同時取込み機能と、LAN、I/O、RS-232Cなどを用いてコンパクトにマウンタシステムの制御を実現できます。 ① ピッチ・リード数を検査 照明+カメラ ② パッケージ位置、傾き測定 ③ 基板位置を登録されたテンプレートにより 電子部品   正規化相関 OK X=..Y=.. 画像認識ユニット IC リード検査 位置決めマーク による基板位置 NVP-Ax235CL IC 位置、傾き測定カラーモニタ 測定 LAN・I/O RS-232C 照明+カメラ 基 盤 シーケンサ ■マルチコアによる並列処理 全画像保存によるトレーサビリティ構築例 NVP-Ax200シリーズは高速画像認識と平行して、通信や画像圧縮などの並列処理も実現できます。 (品質管理と安全性確保) SH-4A リアルタイム コア 画像認識 ロボット動作制御 機構制御 ARM 通信 コア 画像圧縮 全画像保存 保存 ■ Imglocationを利用した応用例 Imglocationの画像マッチングにより、位置検出や真偽判定を実現できます。 ①位置検出 ②画像マッチング 【システム構成例】 撮像 座標表示 制御 認 識 X=30 登録画像 Y=40 表示 登録画像 NG OK データ通信 操作 タッチパネル入力 検索された画像 真偽判定 認識結果の出力
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画像認識システム VPシリーズラインナップ 1600万画素CameraLink対応 高性能画像認識ユニット 1600万画素CameraLink対応 高性能コンパクト画像認識ボード NVP-Ax435CL/435FCL NVP-Ax430CL ●産業用デジタルカメラのCameraLink(1600万画素)インターフェース ●産業用デジタルカメラのCameraLink(1600万画素)インターフェース を最大4チャンネルをサポート(高速カラー取込みにも対応) を2チャンネルをサポート(高速カラー取込みにも対応) ●最大16K画素のラインスキャンカメラ、1000fps相当の高速カメラ接続 ●最新の画像処理アクセラレータを4コア搭載したハイスペックでコンパ に対応 クトなスタンドアロン型ボード(165mmx125mm) ●最新の画像処理アクセラレータを4コア搭載したハイスペックモデル ●AI推論機能をNVP内で独立処理することが可能 ●AI推論機能をNVP内で独立処理することが可能 カメラ入力 : 4ch カメラ入力 : 2ch(Base Config) (435CL・Base Config) 映像出力 : HDMI 1ch (435FCL・Full/Medium Config) I/F : LAN、RS-232C、I/O 映像出力 : HDMI USB3.0、SD I/F : LAN、RS-232C、I/O RAM : 2GB USB3.0、SD FLASH : 4GB(eMMC) RAM : 2GB FLASH : 4GB(eMMC) 500万画素CameraLink対応 画像認識ユニット 500万画素CameraLink対応 コンパクト画像認識ボード NVP-Ax235CL NVP-Ax230CL ●産業用デジタルカメラのCameraLink(500万画素)インターフェースを ●産業用デジタルカメラのCameraLink(500万画素)インターフェース 4チャンネルサポート を2チャンネルサポート ●画像処理アクセラレータを2コア搭載した高速モデル ●画像処理アクセラレータを2コア搭載した高速でコンパクトなスタンド アロン型ボード(150mm×116mm) カメラ入力 : 4CH(Base Config) カメラ入力 : 2CH(Base Config) 映像出力 : アナログRGB 映像出力 : アナログRGB I/F :LAN、RS-232C、 I/F :LAN、RS-232C、 I/O、USB2.0、SD I/O RAM : 2GB RAM : 2GB FLASH : 64MB FLASH : 64MB 超コンパクト画像認識ボード 開発環境 SDK(Software Development Kit) SVP-Ax330CL NVP-Ax430SDK ●監視用途や小型マシンビジョンに最適な超コンパクト設計 (100mm×60mm) NVP-Ax230SDK/SDK for Linux ●名刺サイズに、カメラ入力、LAN、RS-232C、I/O、SD、映像出力を装備 ●画像認識を気軽に導入できる低価格モデル SVP-Ax330SDK カメラ入力 : 4CH(NTSC)、 各シリーズで動作する 1CH(Base Config) 画像認識アプリケーションの 映像出力 : アナログRGB I/F :LAN、RS-232C、I/O、SD 開発キット。 RAM : 256MB ・ 画像処理コマンドライブラリ FLASH : 64MB ・ ハード専用ドライバー ・ 各種マニュアル が入っております。 画像認識シミュレータ 静止画 SoftVP Windows PC 動画 ●VP-Axシリーズの画像認識アプリケーションの開発をWindows PC、 Visual C++ 環境で実現 ●動画ファイルやUSBカメラの映像を処理 SoftVP ●そのままPCを画像認識システムとして使用可能 USBキー ●SoftVPで開発したアプリケーションをVP-Axシリーズ上で動作可能 USBカメラ
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VPシリーズ仕様一覧 品 名 NVP-Ax430CL NVP-Ax435CL/435FCL*2 NVP-Ax230CL NVP-Ax235CL SVP-Ax330CL システム形状 ボード ユニット ボード ユニット 超小型ボード 画像認識コア 画像処理アクセラレータ IMP-X4 画像処理アクセラレータ IMP-X3 IMP-X2 CPU ARM Cortex-A15 1.4GHz Quad SH-4A 750MHz、 ARM Cortex-A9 1GHz Quad SH-4A 533MHz OS Linux4.4 μITRON仕様OS(SH-4A用OS)、 Linux*(1 ARM用OS) μITRON仕様OS プログラム/画像 2GB 256MB メモリ フラッシュ 4GB(eMMC) 64MB 64MB LAN 1000BASE-T 100BASE-TX RS-232C 2CH 3CH I/O(入力/出力) 8CH/8CH 16CH/16CH 8CH/8CH 4CH/4CH 外部I/F ストロボ出力 2CH 4CH 2CH 2CH 1CH USB USB3.0(2CH) - USB2.0(2CH) - SD SD/SDHC/SDXC 対応 - SD/SDHC 対応 信号方式 CameraLink CameraLink/NTSC 映像入力 チャネル数 2CH 4CH/1CH*2 2CH 4CH 1CH/4CH 映像出力 HDMI(1CH) アナログRGB(VGA/SVGA/XGA):1CH ソフトウェア開発キット(SDK) NVP-Ax430SDK NVP-Ax230SDK/SDK for Linux*3 SVP-Ax330SDK 画像認識 アプリケー 開発用コンパイラ VisualC++ ション ターゲット用コンパイラ GNU Compiler Collection(GCC) SuperH RISC engine C/C++コンパイラパッケージ(SDKとバンドル販売) 開発環境 ホストPC Windows7/Windows10(32/64bit) Windows7(32bit) GR Library Package (バーコードライブラリ) ① GR-BARCODE/DECODER ライブラリパッケージ ② GR-DataMatrix/DECODER ③ GR-QR/DECODER GUI開発環境 Qt*(4 ARM用) PEG®(SH-4A用)、 Qt*(4 ARM用) PEG® オプション 電源アダプタ お問い合せください SA-35094-N2B*5 SA-35094-N2B SA-35094-N2B*5 *1 NVP-Ax230SDK for Linux で提供するLinux 環境はGPLv2(GNU Public License) に基づいて提供致します。 *2 435CLは BaseConfig 対応 4CH、435FCLは Full/MediumConfig 対応 1CHになります。詳細なカメラ対応は別途お問合せ願います。 *3 SDK for Linux は Ax200シリーズにおいて、ARMコアの Linux 動作時に使用致します。 *4 Linux 環境でのGUI 開発環境はQtを推奨致します。  *5 本体と電源アダプタの接続には別途変換ケーブルが必要になります。   アプリケーションに組込んで使用する画像処理コマンド、ドライバ(SDKに付属)は、ロイヤリティなしで再配布可能です。 開発・製造元 お問合せ・ご用命は下記まで 営業部 〒244-0801 神奈川県横浜市戸塚区品濃町549番地2 三宅ビル Tel 045-443-5840 Fax 045-443-5842 E-mail vp-support@maxell.co.jp URL  http://www.systemtech.maxell.co.jp/ 設計部 〒992-0021 山形県米沢市花沢3091-6 ※ μITRON は、“Micro Industrial TRON” の略称です。TRON は、“The Real-Time Operating System Nucleus” の略称です。 ※ Windows、Windows7、Windows10、Visual C++ は米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 ※ Ethernet は、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。 ※ PEG は、米国 Swell Software, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 ※ SD は、SD-3C, LLC の商標です。 ※ Linux は、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標です。 ※ ARM および Cortex はARM社の商標または、登録商標です。 ※ 記載時にTM、 ®マークを省略している場合があります。 このカタログに記載されている仕様、デザインは予告なく変更することがあります。 2018.10