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なるほど!地震計

ハンドブック

地震計の本当の役割は二次被害を防ぐことです

地震について
地震計の役割
地震計の選び方
地震計の国際標準化
地震計の校正とメンテナンス

このカタログについて

ドキュメント名 なるほど!地震計
ドキュメント種別 ハンドブック
ファイルサイズ 5.8Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 IMV株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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地震計の役割と地震の予備知識 IMV株式会社 ●本社・大阪営業所 〒555-0011 大阪市西淀川区竹島2-6-10 TEL.050-1745-6779 FAX.06-6471-3158 ●東京営業所 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-35-2 CIRCLE日本橋浜町7階 TEL.050-1743-7444 FAX.050-3153-0646 MAIL: infomes@imv-corp.com https://we-are-imv.com/ ※本仕様及び外観は改良のため、予告なしに変更することがあります。 DSS事業本部 MES事業本部 IMV先端技術研究所 営業本部 品質保証部 人事・総務部 CN/14640E 大阪サイト 2025年3月制作 JQA-1573 Cat No.2512②100
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Chapter 01 地震について CONTENTS Chapter 01 地震について 2 地震を表す単位 1 地震を表す単位 2 SI値について 振動数 振動数とは、1秒間に繰り返す振動の回数を表します。(単位:Hz) 3 地震計について 一般的な地震は、数10Hz以下が主成分で、水平方向より垂直方向の波の方が振動数が高くなっています。 加速度 Chapter 02 地震計の役割 4 地震の加速度を表す単位は、Galを使います。 980Gal=980㎝/s²≒1G 阪神淡路大震災、東日本大震災とも1000Galを超えた波形が記録されており、重力加速度1G以上の加速度が発生していたことが 1 地震計の設置場所 分かります。 2 地震計の役割 マグニチュード 震源地での地震そのものの大きさを表す尺度です。 一般に、震源が深くマグニチュードが大きいほど Chapter 03 地震計の選び方 7 広域に揺れが伝わります。 1 製品の比較 小 マグニチュード 大 浅い 震源 深い 2 製品ラインナップ 計測震度 観測地点の揺れの程度(強さ)を示す指標で、加速度波形を元にした演算されているため、同じ最大加速度であっても、地震の Chapter 04 地震計の国際標準化 9 継続時間や含まれる振動数の違いにより値が異なります。 震度階 気象庁が規定している値で、0~4・5弱・5強・6弱・6強・7の10段階に分かれます。【下図】 Chapter 05 地震計の校正とメンテナンス 10 震度階級 人の体感・行動 0 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。 1 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。 2 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。 3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。 4 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 5弱 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 5強 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 6弱 立っていることが困難になる。 6強,7 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 SI値について SI値とは 地震によって、一般的な建物にどの程度の被害が生じるかを数値化したもの 地震の大きさを表す指標の一つで、都市ガスのセンサーや、鉄道の地震検知システムに導入されており、 地震発生直後に建物の被害の程度を判断するために用いられます。 ? なぜSI値なのか・・・ SI値が SI値が 住宅やビル、工場などは、それぞれ特有のリズムで揺れ続けることで損壊のリスクが 低 50 高 Gal 高まります。そのリズムを数値化したのがSI値であり、SI値が大きいほど建物への 被害の大きさは一般的に大きくなります。 地震の大きさ=被害の大きさではない 建物に合わせた指標であるSI値が有効 構造物への被害が少ない地震 構造物への被害が大きい地震 1 2
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Chapter 01 地震について Chapter 02 地震計の役割 地震計について 地震計の設置場所 地震計の構成 センサー ケーブル モニター 学校 市役所 駅 + + 商業施設 有線・無線通信 3方向加速度センサ ガスタンク 生産工場 3軸センサー内蔵 震度階表示 警報接点出力 地震履歴確認 病院 加速度・波形収録 各種設定 配水池 地震計設置方法 ビル 発電所 センサー固定 ケーブル配線 モニター設置 橋梁 床面または基礎土台に 機種により最長1㎞まで 高温多湿を避け、室内の制御盤 コンクリートアカーなどで固定 延長可能です。なるべく などに組み込み、または壁面に します。 地震以外の影響を受けな 固定します。        い環境に配線します。  例)ビルの警備室、工場や配水池の監視室など 水門 危険エリア 空港 風力発電 地震発生時の流れ 地震発生 地震継続中 地震終了後 ・センサーで ・加速度リアルタイム表示 ・地震計動作リセット 地震(加速度)検知 地震計はさまざまな場所で活用されています ・震度表示 ・地震データ確認 ・警報接点出力 (演算に10秒程度かかります) 震5強 2017/6/9 11:19:23 設備停止などの 度 551.9Gal TRG 2017/6/9 11:19:23 地震監視中 EXPO2025大阪・関西万博の会場にも弊社の地震計が設置されています 緊急システム作動 3 4
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Chapter 02 地震計の役割 地震計の役割 地震計の役割 地震計の最大の役割は 二次被害を防ぐことです。 避難誘導・安全確保 使用製品:TM-0013-A(詳細P.8) 地震が発生時に私たちが即座にアクションを取れる保証はありません。地震計は、私たちに代わって緊急時にとるべきアクションの トリガーとなったり、危険を知らせたりする事で、更なる被害の拡大を防ぎます。 アナウンス装置と連動させて構内にアナウンスを流して避難を促したり、検知した地震の大きさによって信号を段階的に出力 するよう設定可能です。 緊急遮断弁の制御 使用製品:SW-74シリーズ(詳細P.8) 工場避難発動体制の活用例 ショッピングモールでの活用例 石油・化学プラント設置例 上水道設備設置例 この建物は安全です。 地震対策3号発令 !! 工場 係員の誘導に従って 地震処理装置 地震処理装置 各自持ち場の火の元を ください。 SW-74 SW-74 殺菌用塩素タンク 点検してください !! コントロールセンター タンク 地震処理装置 SW-74 サーボ式 配水池 加速度ピックアップ VP-9462 外部表示器 アナウンス装置 ED-74 ガス / 重油 / 守衛室 地震検出器 薬剤・化学品 地震検出器 事務室 VP-5232EX 緊急遮断弁 SW-72 緊急遮断弁 半導体製造設備設置例 地震の記録 使用製品:HM-0013(詳細P.8) 同じ地震でも階層によって加速度の大きさは異なります。各階に設置し、それぞれの揺れを記録する事で、耐震対策などに役立てます。 シリンダー 震度5発生! キャビネット室 全員室外へ退避せよ! 半導体工場は、地震発生時にガス漏れ事故等を未然 に防ぐための制御がかかる仕組みになっています。そ ビル 自動倉庫 のきっかけとなる信号を出すのが地震計です。    多重制御ユニット CU-5 アナウンス装置 地震計の誤作動によりラインが停止すると、莫大な 緊急遮断弁 EV-350R コストが発生します。そのような誤作動を防ぐため、 上層階 終端ユニット センサーを3台設置し、うち2台以上が検知した場合 HM-0013-E 地震処理装置 SW-74 のみ信号を送る多重制御システムが、重要設備には 終端ユニット HM-0013-E 有効です。                  地震検出器 SW-72 中間階 中間ユニット 中間ユニット HM-0013-M HM-0013-M 設備の保護 使用製品:TM-0013-A(詳細P.8) ACアダプタ (必要に応じて) 大きな地震が発生した際には、非常用の電源設備もダメージを受けている場合があります。地震計で運転を制御することで、 (必要に応じて) 電源中継BOX 電源中継BOX ACアダプタ RP-0013 安全を確保した上での運転が可能となります。      RP-0013 コンピューター 1階 中間ユニット 地震処理装置 中間ユニット HM-0013-M TM-0013-A HM-0013-M TM-0013-HM 地震検知 B階 ノード1 アドレス1 ノード2 アドレス2 発生日時 02.20.2016 11:00:36 発生日時 02.20.2016 11:00:36 震度 震度 最大加速度 4653.3 7Gal 最大加速度 4624.3 7Gal 中間ユニット ノード3 アドレス3 ノード4 アドレス4 発生日時 02.20.2016 11:00:36 発生日時 02.20.2016 11:00:36 震度 震度 最大加速度 4638.2 7Gal 最大加速度 4645.1 7Gal 地震検知 現在日時 02.20.2016 12:00:00 戻る ノード1 アドレス1 ノード2 アドレス2 発生日時 02.20.2016 11:00:36 発生日時 02.20.2016 11:00:36 震度 7 震度 最大加速度 4653.3 Gal 最大加速度 4624.3 7Gal ノード3 アドレス3 ノード4 アドレス4 発生日時 02.20.2016 11:00:36 発生日時 02.20.2016 11:00:36 中間ユニット 震度 震度 最大加速度 4638.2 7Gal 最大加速度 4645.1 7 HM-0013-M Gal 現在日時 02.20.2016 12:00:00 戻る TM-0013-HM HM-0013-M 地震検出器 非常電源駆動信号 自動ドア制御 空調制御信号 SW-52ST 保護動作 指令信号 5 6
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Chapter 03 地震計の選び方 地震計の選び方 製品の比較 製品ラインナップ 製品のより詳しい情報、またその他の製品情報については弊社HPにてご確認ください。 目的で比較 SW-74シリーズ 地震発生時に 建物・設備の揺れを 地震の被害状況を シンプルな操作の地震計のスタンダード 価格:770,000~1,100,000円 システム制御をしたい モニタリングしたい 把握したい 簡単操作 危険度を色で可視化 操作はタッチパネルで、いざというときにも 情報の重要度をバックライトの色で表示 小型センサーで建物の上下階など SW-74/72 速やかに地震データを確認できます。アラ するので、遠くからでも認識できます。 複数か所設置に最適。 シンプルな機能で、 クラウドでのデータ閲覧も可能。 SW-5033 ームなどの各種設定も画面から可能です。 初めての導入に最適 地震計測に特化する ことでコストカットと アラーム 1 50.0 Gal 10s ESC 震5強10s 度 551.9 2017/6/9 11:19:23 震5強Gal 度 551.9 Gal アラーム 2 100.0 Gal TRG 2017/6/9 11:19:R2ES3 SET TRG 2017/6/9 11:19:23 地震監視中 TM-0013-HM 小型化を実現。 アラーム 3 0.5 SCL 10s アラーム 4 30.0 Kine 0s NEXT SW-7033 &HM-0013 地震発生 地震監視中 地震確認 警報設定画面イメージ 静電容量型センサー内蔵 でよりリーズナブルに。 SW-74SI/72R SW-74シリーズに警報 TM-0013-A TM-0013-A/SW-52ST HM-5013 段数を追加して10段階 まで設定可能。 3台まで同時接続可能 無線タイプ SI値にも対応。 防爆にも対応した多機能モデル 価格:1,350,000円~ 防爆エリアにも対応 防爆センサーも対応 3か所同時監視 標準センサー以外に、防爆エリアにも対応 3台のセンサーを接続し、一つの画面で したセンサーSW-52EXもラインナップ。 監視・操作できます。 機能で比較 複数か所同時に監視できる 無線通信 防爆エリア対応 TM-0013-A/SW-52ST HM-5013 TM-0013-A/SW-52EX SW-52ST SW-52EX TM-0013-HM 小型&安価なセンサーで建物のモニタリングに最適 3台まで接続し一つのモニターで 面倒な配線不要で設置できます。 従来センサー改良により、防爆 クラウドに 同時監視が可能です。 クラウド上にデータを飛ばすことも センサーがよりリーズナブルに。 データを送れる 建物の状態監視&分析可能 最大5000件まで収録 無線タイプも! できます。 3台まで接続可能。 加速度波形確認およびFFT分析が 行えます。地震後はもちろん通常 時の建物の状態を監視することが 可能です。 コストで比較 20万円~ 70万円 150万円 SW-5033 スリーエス地震計 低 高 地域の防災ネットワークに!機能を絞ってローコスト化も実現 SW-7033 SW-5033 コンパクトサイズ 保護等級IP67 耐衝撃1000G TM-0013-A 従来の地震計センサーと比べ 防水防塵構造なので、安心して 従来品と比較して、非常に高い耐衝 HM-0013 SW-74/72 /SW-52ST 大幅にサイズダウンしました。 屋外でご使用いただけます。 撃性を実現しました。搬送・設置時 設置場所の自由度が広がります。 の負担が大幅に軽減されます。 TM-0013-HM ※上記は定価を基本とした金額です。 ※接続するセンサーの数、ケーブル長などの仕様により異なる場合があります。 7 8
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Chapter 04 地震計の国際標準化 Chapter 05 地震計の校正・メンテナンス 2024年2月に地震計システム導入に関するISO規格がISO37174として発行されました。地震計メーカーとして本規格を通し、 地震被害の軽減化や2次被害の抑止に貢献できるよう、自社製品の対応化を進めています。 1.製品保証 規格内容 当社製品は、厳密な社内検査を経ておりますが、万一故障の際は、その症状をご確認の上、営業所までご連絡ください。 ISO37174は、日本国内で広く防災用途に使用されている地震計システムを目的に応じてカテゴリA~J、サブカテゴリ +Lに分類し 保証期間 その目的に合った地震計システムが正しく社会に実装され、より多くの防災に活用される事を目指した規格となっています。 製品の保証期間は、ご指定の場所に納入後1年もしくは 2年間とします。(製品によって異なりますのでお問合せください) 保証範囲 (1)上記保証期間中に当社の責任による故障が発生した場合は、無償で修理させていただきます。ただし次に該当する場合は、   保証の範囲から除外させていただきます。 1)お客様による輸送・移動時の落下、衝撃等、お客様の取り扱いの過誤による故障、損傷 2)火災・地震・水害・落雷等の天災地変及び異常電圧による故障・損傷 3)製品に接続する機器により、誘発された故障、損傷 4)お客様による製品の分解、修理または改造をしている場合 (2)保証範囲は(1)を上限とし、当社製品の故障に起因するお客様での二次災害(装置の損傷、機会損失、逸失利益等)及び   いかなる損害も保証の対象外とさせていただきます。 2.製品点検 ■現地点検(現地にて点検実施いたします) ●実施内容 ・等価電力入力にて各部個々の機能点検 ・検定装置にて振動ピックアップを加振して、システム全体の感度校正・正能確認 ・消耗品の交換・保守 ・報告書及び成績書提出 ※修理発生・消耗品交換の際は別途お見積りいたします。 ●必要日数  お客様からのご依頼後 2 週間以内に点検終了 3 4 ■お預かり点検(弊社工場にて点検実施いたします) 4 4 4 4 4 5 4 4 3 3 5 6 6 5 4 4 6 4 4 5 4 7 7 5 5 3 3 4 4 5 6 5 4 3 3 6 4 6 3 4 5 3 3 5 5 5 4 5 4 4 5 5 5 5 5 54 4 7 5 4 4 3 5 5 6 4 4 4 6 7 7 4 4 3 3 7 6 7 8 6 7 7 3 3 8 3 5 6 5 8 8 8 8 7 3 7 3 5 4 4 7 4 7 8 8 ●実施内容 8 8 8 7 5 7 4 3 7 5 6 5 4 3 6 5 4 3 6 3 3 7 5 5 4 5 6 3 4 3 4 3 4 3 4 ・点検・調整・動作確認、総合加振構成 ・報告書及び成績書提出 ※修理発生・消耗品交換の際は別途お見積りいたします。 ●必要日数  工場受付後約 10日間 ※場合により必要日数は変動します。 保守点検内容例 時期 点検内容 交換部品 納入時 システム動作確認 1~2年 定期点検(引取/現地) 無停電バッテリー 6~7年 定期点検(引取/現地) ボタン電池・表示タッチパネル 10~ 定期点検(引取/現地) ※型式により交換部品が異なります。 点検用機器(PA05&PET03H) ※10年以降は製品の更新をお勧めいたします。 連絡先/送付先 IMV株式会社 MESエンジニアリングサービス 〒252-0185 神奈川県相模原市緑区日連 870 TEL:042-687-2431 FAX:042-687-2430 9 10