USER’S VOICE
マーカー不要で
ワンオペレーション
自動車まるごと
3Dスキャニング
製造現場の
生の声をお届けする
業界歴20年の経験豊富な
株式会社ケイズデザインラボ
製造DXリポート 兼松将堂が3Dスキャナーが活用
される現場の声をお届けします。
今回使用したデジタルツールは?
FreeScan Trak Nova
FreeScan Trak Novaは、大型対象物の高精度測定と、現場での高い取り回しやす
さを両立したワイヤレス型3Dスキャニングシステムです。動的トラッキング技術 UE Nova
により、狭所や複雑形状でも安定した計測が可能で、着脱式ハンドヘルドスキャ
ナーと広視野スキャンを組み合わせることで、細部から大物まで柔軟に対応しま
す。さらに、SHINING 3D独自のVPG(ビデオフォトグラメトリ)により、コード
ターゲットを減らしながら大物測定時の体積精度確保と段取り短縮に貢献します。 セットアップPC
TE Nova
・ワイヤレス&軽量設計で現場への持ち運びが容易
・動的トラッキングで狭所や複雑部の測定に対応
・着脱式ハンドヘルドにより細部計測と広範囲計測を両立
・VPG搭載で大物ワークの効率的な高精度測定を支援
ご協力いただいた企業様
株式会社ループグラフィクス
https://loop-graphics.com
ループグラフィクスは、自動車用エアロパーツの意匠デザインと3Dデジタルモデ
リングを専門に行っています。デザイン提案だけでなく、実車への取付精度や製作
工程まで見据えた開発に対応できるのが強みです。
車両を3Dスキャンで正確に測定し、形状や取付条件を把握したうえで、高精度な
取付設計を実現。ポリゴンモデリングを活用することで、素早いデザイン草案作成
から、有機的で滑らかさのある高品質なモデリングまで柔軟に対応します。修正や
仕様変更にも対応しやすく、自動車カスタムに詳しいスタッフが設計から製作まで
総合的にサポートします。
完成データをもとに、NC工作機で発泡ウレタンやケミカルウッドを切削し、
FRP・ABS真空成形に対応したマスターモデルを製作。さらに、生産型の製作や製
品量産まで一貫して受注可能です。
会社概要
会社名:株式会社 ループグラフィクス
所在地:〒350-2211 埼玉県鶴ヶ島市脚折町 1-36-22 El alivio 102
創立:1999年
代表者:代表取締役 秋吉 武夫
事業内容:自動車エアロパーツなどの工業製品のデザイン、デザインイラスト、
3D形状データ制作、製品の型製作、製品の企画開発コンサルティング、デジタル
3Dスキャナーによる3次元測定、広告用写真撮影、フォトレタッチ、イメージ画像
制作、デジタル印影データ制作 自社ブランド製品販売
自動車まるごと1台3Dスキャニングのワークフロー
FreeScan TrakNovaは多彩な対象物のスキャンが可能で、また対象物に応じて複数のワークフローをとることも可能です。ここではSUVなどの大型自動
車をスキャンする場合の実際のワークフローを説明します。闇雲にスキャンしてもそこそこ撮れてしまうシステムだけに、基本を押さえると通常のス
キャンよりも短時間かつ高精度のデータ生成が可能です。
1 機材の準備 2 キャリブレーション 3 スキャニング開始
FreeScan TrakNovaは、すべてが一つのキャリ キャリブレーションは基本的に作業前に毎回必 スキャンを開始する前に対象物の大きさを確認
ングケースに収まるシンプルなデバイスです。 要な校正作業です。移動中の機器に加わる振動 し、トラッキングカメラをどこに配置するか綿
必要な機材を取り出し、転がったりしない場所 などでズレがちなデバイスのアライメントを校 密な計画を立てましょう。カメラからの距離で
で取り出します。ワイヤレスで使用が可能なデ 正します。特に航空機や自動車での移動、長時 スキャナがマーカーレスで稼働できるエリアが
バイスのため、現地訪問する前に付属の各バッ 間使用していない場合などは注意が必要です。
変化します。また、身体を動かすので動線の確
テリーの充電を行います。※有線での電源供給 ※キャリブレーション作業20分 保も必要。安全のため不要な工具や設備などを
も可能です。 排除します。※スキャン1時間
4 データ確認/最適化 5 スキャニング完了 6 最終データ確認
スキャン中、何度か中断しスキャンデータの撮 スキャンが完了したら不要な部分やノイズがあ 大型対象物のスキャンは複数のプロジェクトで
れ高を確認します。複数のプロジェクトがある る部分の削除を行います。複数のデータが重 構成されます。重なった部分や不足部分がなけ
場合は位置合わせをしながら最適化を行うこと なったところ、スキャンエリアの境界などはノ ればすべてのプロジェクトを統合し、最終デー
でデータの精度がアップします。また、スキャ イズが発生しやすいです。大きく重なる部分の タ(メッシュデータ)を生成します。メッシュ
ンできていないところの発見も可能です。気軽 削除を行い、必要であれば追加スキャンも実施 化後に意図せぬエラーが発生した場合はやり直
に追加できるのもメリットです。 します。 しも可能です。
※データ書き出し10分
実際の作業の様子
#01 機材の準備
FreeScan Trak Novaのデバイス構成は大きく分けて3つ。スキャナ本体と
それをトラッキングする為のカメラ、三脚やバッテリー、Wifi用のアクセ
スポイントなどを含めたオプション群です。このデバイスは通常ワイヤレ
スで使用しますが、電波状況や電源環境などに応じて各デバイスを有線で
接続するための機器も付属しています。今回は用いませんがすべてのアッ
センブリが一つのキャリングケース(180サイズ・15㎏)一つに収まりま
す。トラッキング方式の3Dスキャナの中では世界一コンパクトです。PCと
の接続は電源を入れソフトウェアを立ち上げると自動接続。煩わしい接続
作業も皆無で到着後10分程度で作業開始可能です。
#02 キャリブレーション
通常の3Dスキャナと違い、二つのデバイスが相互に追従するため、キャリ
ブレーションは少々大がかり。トラッキングカメラ側とスキャナ側など3
回戦。左図の通り、トラッキングカメラを付属の三脚に取付け、ソフトウェ
アを起動しキャリブレーションを起動するとすべての作業がウィザード
形式で進行します。トラッキングカメラのキャリブレーションはキャリブ
レーションバーを持ってウィザードに従います。バーを持って様々な位置
に移動すると、作業者側もちょうどいいウォーミングアップになります。
所要時間はおおよそ20分程度です。
#03 3Dスキャニング/ルーフ~フロント
通常の3Dスキャナーで自動車をスキャンする場合、ボディに400~500か
所程度にマーカーシールを貼る作業が必要。貼る/剥がす作業で時間と体
力が消耗していきますが、FreeScan Trak Novaの場合はトラッキングカ
メラ方式のためマーカーを貼る作業が不要です。しかし、複数の位置にト
ラッキングカメラを移動させスキャンするため、スキャン後にソフトウェ
アによる位置合わせ作業が必要となります。精度を高めるためスキャンは
ルーフから開始します。今回のような背の高い対象の場合は脚立などを使
用しますので十分な注意が必要です。FreeScan Trak Novaの場合は完全
ワイヤレスなのでケーブルの取り回しが無く、安全度が高まります。
TIPS
ガラスなど透明パーツの
スキャニング事情はどうなっているの?
ブルーレーザーを用いた3Dスキャナは光沢や黒色などのスキャ
ンは問題なくスムーズにスキャン可能ですが、透明部分は苦手。
スキャナを対象に向ける角度によっては透明部分もスキャンで
きるのですが、データ取得に時間がかかるうえ精度も落ちてしま
うため、マスキングテープを用いてカバーするか、時間が経過す
ると昇華して消えるスプレー(AESUBなど)を持ちます。先にス
キャンを開始しあとから透明部分にスプレーするワークフロー
にすると、内装まで映りこみ不要部分の削除が必要となるため、
スキャンしながら部分ごとにスプレーしつつ進めるのがコツで
AESUB(エイサブ) ブルー
す。
スキャナー用スプレー
#04 PC作業 スキャンデータの確認/最適化
屋根を4方向からスキャンし終えたら、いったんスキャンデータを確認し
位置合わせを行います。できだけ4方向から撮ったスキャンデータのオー
バーラップが多くなるようにスキャンします。また位置合わせができてい
るか、欠けている部分は無いかなども併せて確認していきます。今回の対
象車は天井が高く、面積も広いので手のリーチがモノを言います。今回は
奥の方がとれていなかったためあとで不足部分をまとめてスキャンしま
す。
#05 3Dスキャニング/側面のスキャン①
ルーフ周りをスキャンし終えたらボディ側面に移ります。左右どちらから
でも構いませんが今回は左サイドをスキャンします。トラッキングカメラ
はボディ真横に置くと自分の身体が邪魔になってスキャンが中断してし
まいます。フロント寄り、リア寄りなどに配置すれば狭いスペースでもス
キャンが可能なのはトラッカー方式の利点です。スキャンデータは位置合
わせ後に不要な部分をカットすることが多く、ドアや窓、ガーニッシュは
一枚撮り切ってしまうのがコツです。
#06 3Dスキャニング/リア回り
スペアタイヤが装着されています。今回は外さずにスキャン。その理由は
すでに接地している4つのタイヤにこのスペアタイヤを当てはめるのが
目的。接地しているためにスキャンできない部分は、リアタイヤをしっか
りスキャンすることで補えます。スペアタイヤが無い車種の場合は、車体
全周をスキャンした後にリフトアップするか、ジャッキアップして1輪だ
け外します。
スキャン途中でジャッキアップ等をすると、ボディがわずかに歪み、位置
合わせが不可能になってしまうので注意してください。
#07 3Dスキャニング/側面のスキャン②
屋根を撮り切れなかった部分を追加スキャンしました。屋根の奥の方なの
で屋根やルーフレールに手を触れたくなりますが、荷重をかけるとサスペ
ンションが沈み、全体のアライメントがズレるため接触厳禁。注意して腕
を伸ばして作業をします。
ワイヤレスだから楽!
#08 3Dスキャニング/ボンネット・フロント回り
ボンネットも屋根同様、腕のリーチが必要です。Trak Novaのスキャナは
被写界深度も深く割と遠方までスキャンすることが可能ですが、スキャナ
から離れれば離れるほど、対象がスキャナに対して斜めになるためレー
ザー光のコヒーレントにうよる縞模様ノイズが増えていきます。できるだ
けボディに対して直交~20度程度の角度でスキャンするのがノイズ低減
の秘訣です。バンパー周りのスキャンを終えたら再度スキャンデータの位
置合わせを行い不足データエリアの確認を行います。
TIPS
うまく撮るコツは・・・・・
うまく撮るためには、車体の大きさとトラッカー
システムのスキャン可能範囲、スキャナ本体の被
写界深度の経験値を高める必要があります。
FreeScan Trak Novaの場合、スキャン可能エリア
はカメラから3.5mの範囲。全長が4mを超える車
体の場合、フロントにトラッカーカメラを置くと
クオーターパネルまでスキャンは不可能です。そ
のため、スキャン可能範囲を念頭に置き、事前にど
こにトラッカーカメラを置くかのシミュレーショ
ンが必要です。
#09 3Dスキャニング/サイドシルなど下回り
ここまででスキャンしたデータを確認しつつ、サイドシルやフェンダー周
りをスキャンします。今回は必要ありませんが、車体の下に40㎝以上の空
間がある今回の車体の場合は足回りやシャシーなどのスキャンも可能で
す。
TIPS
その他の機能
FreeScan Trak Novaの場合、トラッカーカメラ
自体とスキャナ本体もそれぞれスキャナとして
稼働します。写真のようにトラッカーカメラ
(FreeScan UE Novaを三脚架台から外し、対象物
にマーカーを貼り、2~3m離れたところから巨大
ハンドヘルドスキャナとしても使用できるため、
トラックやバスといった大型車体のスキャンも
可能な多目的スキャナ。3Dスキャナ本体
(FreeScan TE)も対象物にマーカーを貼ること ・計測範囲
:~30m
で通常のハンドヘルドスキャンとして利用可能 ・被写界深度
:2,300mm
です。 ・精度 :0.72mm
#10 作成したデータの確認
ワイヤレス3DスキャナのPC側へのデータ取り込みは、通常であれば作業
完了後にまとめて行いますが、FreeScan UE Novaの場合は作業中にリア
ルタイムにPCへ転送されているため、スキャニング作業が終了するとと
もにデータの編集が可能です。
作業が終わったら、いったんプロジェクト一式をバックアップします。
先の説明で屋根からスキャンすることをお伝えしました。その後ボディの
スキャンと各方向から撮ったデータの位置合わせを行っていきます。ドア
やパネルなど複数のデータのオーバーラップが広ければ位置合わせ作業
も容易でほぼ自動で合成されていきます。
位置合わせ後にそのままメッシュ合成作業を行うとよい結果になりませ
ん。スキャンデータの境界にはレーザーの縞模様やノイズが現れているた
め、合成時にそのままノイズが残ってしまいます。位置合わせ作業が終了
したら、メッシュ合成を行う前に左図の様に不要部分を削除します。不要
データの削除は極力ドアパネルやガーニッシュの境目でおこないます。こ
の際、#05説明した、できるだけドアなどを撮り切る事が必要な理由がお
分かりいただけると思います。
なお、位置合わせ作業前には不要部分を削除すると位置合わせの精度が落ちてしまいます(または合わせ
るための共通点が消失)ので注意してください。
こうして、不要な部分を削除しながら無用に重なる部分なども併せてトリミングし、メッシュ化し完成と
なります。なお、消しすぎたことに気付かず、メッシュ化して穴が開いていることに気づくこともありま
す。その場合は冒頭で作成したパックアップから、編集前の生データをプロジェクト単位で読み込みが可
能です。再度欠落のないように編集しメッシュ化を行うことができます。
USER’S VOICE ユーザーズヴォイス:
ゲストパートナー:
株式会社ループグラフィクス 秋吉様 有限会社アイム 前田様、河本様
FreeScan Trak Novaで車一台をスキャンして見えた、現場目線のリアルな評価
3Dスキャナーを評価するとき、スペック表だけではわからないのが現場での使い勝手です。
特に車一台のような大きな対象では、測定性能だけでなく、準備のしやすさ、取り回し、作業中のストレスの少なさ、そして「また使いたい」と思えるかど
うかが重要になります。
今回、FreeScan Trak Novaを使って実際に車一台をスキャンしたユーザーの声からは、マーカーレスの便利さだけでなく、作業全体をどう変えられるか
という実務的な価値が見えてきました。ここでは、対談内容と作業後の感想をもとに、その魅力を12の視点から整理します。
1. マーカーレススキャンに対する、現場の率直な出発点 3. 本当に価値があるのは“マーカー作業の負担を減らせること”
今回の話で印象的だったのは、現場では必ずしも「マーカーレスであること」自体が 現場で本当に負担になるのは、スキャンそのものよりも、マーカーの貼り・はがしや
最優先ではないという点です。
位置調整といった前後の工程です。
これまで大型対象物を扱ってきた現場では、「正確に取れるならマーカーを貼って 対談からは、現場が求めているのが「完全なマーカーレス」よりも、マーカー作業全
も問題ない」と考えるお客様も多かったといいます。
体の負担軽減であることがよく伝わってきます。
つまり現場が重視しているのは、新しさよりも、最終的にどれだけ安定して目的に合 たとえば、これまで10センチ間隔程度で貼っていたマーカーをもっと間引けるな
うデータが取れるかということです。そうした前提を持つユーザーが評価している ら、それだけでも準備時間は大きく変わります。Trak Novaは、そうした実務上の負
からこそ、今回の声には説得力があります。 担を減らせる可能性があるからこそ、高く評価されています。
2. 従来のマーカーレス機とは違うと感じた“精度感”
従来のマーカーレス機には、「便利ではあるが、その分、精度が少し落ちる」という印
象があったようです。
そのため、興味はあっても導入の決め手にはなりにくかったことがうかがえます。
その点、今回のFreeScan Trak Novaで強く評価されていたのは、マーカーレスであ
りながら精度もかなり出ていることでした。便利さだけではなく、実務で使える精度
があると感じられたことが、大きな違いとして受け止められています。
4. 必要以上ではなく、“必要十分以上”の精度があるという安心感 その中で、「また大きい車が来たときに、これを持って行けるのは大きい」という感想
今回の用途は、超精密な金型づくりのような世界ではなく、実務上必要な精度がきち が出ているのは重要です。これは、単なるデモではなく、実案件で使うイメージが持
んと得られるかどうかが重要です。
てたということでもあり、Trak Novaが現場投入を考えられるレベルの実用性を
その中で「、0.4まで設定できる仕様なら、かなりしっかり精度が取れるだろう」とい 持っていることを示しています。
う受け止め方がされていました。
しかも実際には、「今の用途には必要以上かもしれない」という感覚も語られていま 7. 高級車や扱いに慎重さが求められる車両での魅力
す。これは、Trak Novaがギリギリの性能ではなく、現場が安心できるだけの余裕を 今回の声の中では、高級車や、少しでも触れることに慎重さが求められる車両で、
持った精度を備えていることを示しています。 Trak Novaの価値が大きいという印象も語られていました。
従来は、マーカーを貼れない車両に対して、分解した状態で対応するなど、かなり気
5. 時間短縮がもたらす、現場の大きな変化 を使った運用が必要だったようです。
今回の体験で特に印象的なのが、作業時間の短縮です。以前なら負担に感じていた作 そうした対象に対して、新しいやり方を提示できるのがTrak Novaの大きな魅力で
業が、かなり楽になったという実感が語られていました。
す。単なる便利さではなく、これまで対応の難しかった案件に対して、より現実的な
作業後の感想でも、キャリブレーションは必要でも、現場到着後30分以内にスキャ 選択肢を与えられる点が評価されています。
ンを始められたこと、さらに大型車でも実質1時間程度で完了したことが驚きとして
述べられています。単に早いだけでなく、段取りや人的負担まで変える力がある点が 8. 車高の低い車にも対応しやすい取り回し
大きな魅力です。 車一台のスキャンでは、対象の大きさだけでなく、低い位置や入り込みにくい部分へ
のアクセスも課題になります。
今回の会話では、車高の低い車に対して、下回りをあおるような場面でも近い距離感
で問題なく取れていたことが好印象として語られていました。
車高の低い車は、持ち
上げられる限界もあ
り、機材の取り回しや
すさが作業性に直結し
ます。その意味で、Trak
Novaが近距離でも扱
いやすく、低い位置に
も無理なく対応できそ
うだという感触が得ら
れたことは、大きな評
6. 大きな車両案件での実用性の高さ 価ポイントです。
車一台を相手にしたスキャンでは、対象が大きいこと自体が大きなハードルになり
ます。広い範囲を移動しながら、安定してデータを取る必要があるからです。
さらに、取得データをプロジェクトごとに分けて保存したり、点画ピッチごとに整理
したりできる点も実務では重要です。スキャン後の確認や比較、受け渡しまで含めて
考えると、こうした運用のしやすさは現場で大きな価値を持ちます。
12. 総合的に見て、現場で試したくなる有力なデバイス
今回の体験を通して見えてきたのは、FreeScan Trak Novaが単なる新しいスキャ
ナーではなく、現場で実際に試したくなるだけの理由を持ったデバイスだというこ
とです。
9. ワイヤレスであることが、想像以上に大きな価値になる マーカーレスでの高精度、マーカー作業の負担軽減、短時間での作業完了、ワイヤレ
ス運用、大型車や高級車への適性など、複数の要素が評価を支えています。
作業後の感想では、「すべてワイヤレスで、バッテリーの耐久性も高く、電源や通信の 作業後の感想でも、最終的には「非常におすすめできるデバイス」と判断されていま
不安がなかった」といった点が高く評価されていました。
す。従来手法を知るユーザーが、実体験を通してそう感じたという点に、この評価の
これはスペック表では目立ちにくいものの、現場では大きな意味を持つ要素です。
重みがあります。
特に車一台をぐるっと回りながら作業する場面では、ケーブルに縛られず、思ったよ
うに動けることが大きな利点になります。Trak Novaは、そうした実作業の中で「自
由に動ける」ことの価値を実感させる機材として受け止められていました。 まとめ
FreeScan Trak Novaの魅力は、単に新しい方式の3Dスキャナーということではあ
りません。
10. トラッキング機能が広げるスキャンの自由度 実際に車一台をスキャンした現場の声から見えてきたのは、マーカーレスの利便性
FreeScan Trak Novaの特徴は、スキャン機能だけでなく、トラッキング機能を活か に加え、準備の負担、作業時間、取り回し、対象への配慮、データ運用まで含めて、現場
した柔軟な運用ができることです。
全体を軽くできる可能性でした。
対談では、マーカーを基準にしながら、カメラが見えている範囲であれば機器を手 とくに大型車両や高級車、慎重な対応が求められる案件では、その価値がより明確に
持ちで自由に動かせる点が紹介されていました。
なります。従来手法に慣れた現場であっても、「こういう案件では使ってみたい」と思
これにより、フロントグリルのような細かい部分にも対応しやすくなります。また、 わせるだけの実用性がある一台だと言えるでしょう。
一人が動き、もう一人がスキャンするといった運用アイデアも出ており、現場の工夫
と組み合わせることで、さらに効率の良い使い方ができる可能性が見えています。
11. 全周スキャンを支える機構とデータ運用のしやすさ
今回の対談では、先にマーカーだけを読んで空間を作る方法や、ビデオフォトグラメ
トリによる最適化、基準機構の存在など、全周スキャンを安定させるための仕組みが
具体的に語られていました。
その結果、1周少しラフに回っても、後から位置が合わなくなることが少ないとされ
ています。
自動車まるごと1台を簡単にスキャンできる時代
各メーカーからトラッカーカメラタイプの3Dスキャナが出そろい始めています。なかでもワイヤレス方式だったり、単体でもスキャン可能だったりするの
はどこも同じ。果たしてどのメーカーを選べばよいか、どの機種を選べばよいかが悩みどころです。精度や容積精度もほぼ横並びなため、使用目的やサイ
ズだけでは判断できないのも採用担当者の悩みのタネ。
Shining3D社の3Dスキャナを弊社が日本国内に初めて導いてから10年間経ちました。様々なユーザーサポートで得た知見をメーカーにフィードバックした
結果生まれたシステムがこのFreeScan Trak Novaです。3Dスキャナ業界を現場から支えているか、トラブル時の対応がスムーズか、ISOなどの精度保証が
メーカー社内で計測および認証できるかとなるとShining3D社が候補に残ります。
自動車のボディのスキャンは従来、様々な機種を併用し、数日に渡る時間を経ておこなってきた大がかりな仕事です。この10年でデバイスの進化が続き、
光沢も黒も、そして野外でもお構いなしにスキャンができるようになりました。前途の通り、一つのシステムで小さいものから大きなものまで、ボディか
ら内装までこのFreeScan Trak Nova1台で何でもカバーできます。
メリットとデメリットが共存するトラッカーカメラ方式の3Dスキャナは、経験値と技術力の合わせ技でメリット側を大幅に伸ばし、3Dスキャン技術者現
場の負担を大幅に削減します。ぜひお気軽にお問合せください。
なんでも撮ったるで!!
株式会社ケイズデザインラボ
企業名:株式会社ケイズデザインラボ
設立 :2006年2月14日
資本金:8,375万円
住所 :東京都千代田区九段南3-8-11-7F
https://www.ksdl.co.jp/ お 問 い 合 わ せ
複数のスキャンモードを搭載し、手のひらサイズか
ら数メートル級まで、 現物をそのまま高精度に3D
データ化できる次世代測定システムです。
「大きすぎて測れない」
を、過去にする。
フリースキャン
トラックノヴァ お 問 い 合 わ せ
多機能ダイナミックトラッキング&スキャンシステム
広い計測範囲
明るい環境で使用可能
簡単セットアップ UE Nova
セットアップPC TE Nova
わかりやすい
直感的なインターフェース
ポータブルなワイヤレス・トラッキング型スキャナー
最大FOVを備えるレーザースキャナー&ビデオフォトグラメト
リーモジュールをワンパッケージ化したシステムです。 お 問 い 合 わ せ
高精度スキャンを
一人でも実現可能
高精細ハンディスキャナー TE NOVA と、トラッキング機能を備えたワイドレンジ
スキャナー UE NOVA により構成されています。
トラッキングシステム、フォトグラメトリ、ワイドレンジスキャンを活用し、
部品測定から大型設備・構造物まで、高精度かつ効率的な3Dデータ取得が可能で
す。
トラッキングシステムにより
手軽に高速、高精度測定
リアルタイムトラッキング技術により、対象物や治具にマーカーを貼る手間が無く
なり短時間での測定が可能です。 明るい環境下で、一人でも計測作業可能
TE Nova + UE Nova TE Nova
大型ワークへの対応
UE NOVA はトラッキング用だけでは無くワイドレンジ対応のハンディ3Dスキャ
ナーとしても使用でき、超大型ワークや設備を少ないマーカーで効率的にスキャ
ン可能。 測定対象や現場条件に応じた柔軟な運用を実現します。
バッテリー稼働による
ケーブルレスな測定環境
内蔵バッテリーにより、取り回しの制約を減らし、狭い場所や大型ワークなど、
スペースが限られる現場でもスムーズな測定を実現します。
今まで手軽に撮影できなかったサイズが計測可能
洗練されたデザイン
コンパクトで軽量、持ち運びもスムーズなデザインで、公共交通機関でも持ち運
びが容易です。