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遠心分離機が原因不明の停止 !? その正体は!!

事例紹介

1 拡大を続ける医薬品市場にノイズ
2 製薬メーカーC研究所で起きた設備の不具合
3 原因は電圧変動?
4 ベストな解決策を教えてほしい
5 電源環境の悪化は電圧変動だけではない!
6 高周波ノイズ対策で、トラブルが解決
7 まとめ

このカタログについて

ドキュメント名 遠心分離機が原因不明の停止 !? その正体は!!
ドキュメント種別 事例紹介
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取り扱い企業 株式会社電研精機研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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そ遠 の心 正分 ノ 体離 イ は機 !! が ズ 原 因 対 不 策 明 の 事 停 止 例 !?
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拡大を続ける医薬品市場にノイズ 現代は、医薬品に対する世界的な需要が高まってい らも、製薬メーカーでは、人々の健康と福祉の向上への ます。日本国内でも、少子高齢化にともなって医療に 貢献を目指して、革新的な新薬の研究開発に日夜取り 対するニーズは年々拡大し、今後もこの傾向は続くと 組んでいます。 見込まれます。 こうした状況の中で、製薬メーカー各社の国際競争は 製薬メーカーの研究開発現場では、数多くの設備が稼 激化し、1社あたりの研究開発費は20年前と比べて数 働しています。これらの設備は大変デリケートなもので 倍に高騰しています。この過酷な競争にさらされなが あり、ノイズが原因で故障してしまうこともあります。 製薬メーカーC研究所で起きた設備の不具合 C研究所では、新薬の研究開発が行われています。 れらの設備では次のような不具合が発生していました。 この研究所では多くの設備が稼働していますが、そ ・8時間連続で遠心分離機を使用した処理を行いたいが、夜間になると装置が停止してしまう。 ・導入したばかりの分析装置なのに、なぜか内部基盤に損傷が起きている。 ・複数ある分析装置の動作が不安定で、正常に稼働しない。 ・加工装置や分析装置が突然停止してしまう。 ・装置の故障が繰り返し発生し、何度修理しても壊れてしまう。
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C研究所の設備管理者様は、各装置メーカーへ不具 な苦労をされていました。 合発生の原因究明と再発の防止を要求しました。しか また、保証期間中の装置の修理は全て無償ですが、期 し、装置メーカーでも不具合発生の原因が特定でき 間を超えると有償修理となってしまい、その費用も無視 ないため、一時的な修理でお茶を濁すような状態に できないものになっていました。設備管理者様は、この なっていました。設備が故障するたびに研究を中断 事態を改善しようと、調査を開始しました。 せざるを得ず、設備を利用する研究者の皆様は大変 原因は電圧変動? 最初は、各装置自体の不具合を疑い、メーカーへ詳し にあるのではないかと推測し、電圧変動を防止するた い調査を依頼しました。しかし、複数回協議を重ねた めの安定化電源導入を提案することにしました。 結果、初期不良も無く、装置自体には問題がないこと が確認されました。 しかし、電圧変動が原因だとする設備管理者様の考え はあくまで推測の域を出ず、原因が特定されたとは言え 次に、装置そのものではなく、使用環境に問題がある ません。そのような段階では、高価な安定化電源の導入 のではないかと疑いました。使用者の操作ミスから装 はなかなか承認されず、八方ふさがりの状態になって 置の設置状況まで、様々な観点から調査を行った結 しまいました。苦慮された設備管理者様は当社へご相 果、不具合の原因は電圧変動による電源環境の悪化 談にいらっしゃいました。 ベストな解決策を教えてほしい 設備管理者様からの依頼内容は以下の通りでした。 ・なぜ設備が故障してしまうのか、原因を調べてほしい。 ・安定化電源の導入がベストな選択なのか、見解を教えてほしい。
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電源環境を悪化させる要因には様々なものがあります。 ・電圧変動 ・高調波 ・高周波ノイズ ・停電 ・落雷 などです。 これら電源環境を悪化させる外乱は、発生要因が異 について言えば、高周波ノイズが原因となっている可能 なっており、それぞれに適した対策を行う必要があり 性も考えられました。 ます。 そこでまずは、安定化電源よりも安価に対策ができる高 周波ノイズ対策製品の導入を提案し、製品試用機を提 今回見られた「装置の内部基盤に損傷」という不具合 供させていだきました。 高周波ノイズ対策で、トラブルが解決 さっそく遠心分離機に《ノイズカットトランス™》を装 なりました。以後、不具合が発生した装置に順次導入 着し、状況が変化するか確認しました。すると、毎日必 し、それらの装置でも不具合が無くなり、研究設備の安 ず起きていた不具合が、導入初日から一切発生しなく 定稼働が実現しました。 まとめ 【ポイント】 電源環境を悪化させる外乱の発生要因に適した対策を施すことが大事です。 ※            は株式会社電研精機研究所の登録商標です。 ※ 本資料における図表、波形、文章等の著作権は株式会社電研精機研究所に帰属いたしますので、無断での使用、転載を固くお断りいたします。