同期生産でシートを出荷輸送トラブルの対応に課題【IT-G500ハンディターミナル】
【同期生産でシートを出荷輸送トラブルの対応に課題】
同工場では1989年から「同期生産」という緻密な生産態勢をとっている。これはシートの納品先となるスバル矢島工場から自動車1台単位で生産データを受け取り、同じ順番でその自動車に取り付けるシートを生産する方式。三浦氏は「シートの生産自体には革新的な生産技術は必要ありませんが、同期生産でものづくりを進化させることで差別化を図っています」と強調する。
「同期生産の難しさは、輸送中にトラブルがあるとシートを供給できなくなってしまうことです」と指摘する。完成品シートの在庫は必要最小限なので、渋滞や事故で到着が遅れると生産ラインが止まってしまうことにもなりかねない。
さらに課題となっていたのは、時間通りにシートを出荷しても、「輸送途中がどうなっているか把握できない」(浜田氏)ことだった。従来はドライバーから渋滞の報告を受ける、または戻りのトラックが遅いことに気付いてドライバーに連絡を取るなどして、トラブル発生を把握していた。ひとたび大きな渋滞や事故があれば、6台のトラックのドライバーや矢島工場と常時連絡を取り合う必要が生じる。特に昨年、雪による渋滞が発生した際、生産ラインが止まることこそなかったが、シートの欠品を防ぐための運行管理には非常に苦労したという。
このような課題を踏まえ、ニッパツ群馬工場はトラックの運行管理をシステム化して効率化を図ることを決断し、同じシート生産本部のシステム課に開発を依頼。今年5月に「同期便運行管理システム」が開発・導入された。矢島工場周辺での大々的な道路工事を控え、渋滞発生が見込まれたこともこの決断を後押ししたようだ。
(冒頭部分より抜粋)
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【IT-G500ハンディターミナルの用途例】
部品混入管理 | ポカよけ | 製品シリアル記録 | 在庫照会 | 巡視点検 | 検針 | 工程管理 | トレーサビリティ | 作業指示
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このカタログについて
ドキュメント名 | 【ハンディターミナル 導入事例】自動車用シート輸送で 動態管理、 ハンディ端末連動で 進捗把握を効率化! |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 4.6Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | カシオ計算機株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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