微圧・微差圧トランスミッタ HD402Tシリーズ

微圧・微差圧トランスミッタ ４～２０ｍＡ/ＤＣ０～１０Ｖデュアル出力 HD402T ２線式（電流ループ）４～２０ｍＡ出力 HD402AT ＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵ出力 HD402ST フルスケール５０Ｐａから２００ｋＰａまでのゲージ圧または差圧 ＤＣ０～１０Ｖ/４（０）～２０ｍＡ/ＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵ出力 測定単位（Ｐａ/ｋＰａ/ｈＰａ（ｍｂａｒ））、フルスケール（大・中・小）の設定が可能 正（０～＋ＦＳ）、正負スケール（-ＦＳ～０～＋ＦＳ）の設定が可能 ＨＤ４０２Ｔシリーズは５０Ｐａから２００ｋＰａまでのゲージ圧または差圧の 測定に適した圧力トランスミッタです。高精度で温度補正を備え、リニアリ ティ、再現性、長期安定性に優れたシリコンタイプのピエゾ感圧センサを 使用しています。 センサの出力信号は、機種により、以下の出力信号に変換されます： ・ 電圧ＤＣ０～１０Ｖまたはアクティブタイプ電流０/４～２０ｍ Ａ出力 （ＨＤ４０２Ｔ） ・ ２線式（電流ループ）４～２０ｍＡ出力（ＨＤ４０２ＡＴ） ・ ＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵ出力（ＨＤ４０２ＳＴ） 電流出力信号はノイズ等の干渉に対する耐性があり、長距離の伝送が 可能です（最大距離は負荷や接続ケーブルの断面積によりますが、一 般的に何百メートルもの距離が許容されます）。 ＨＤ４０２Ｔシリーズはフルスケール（Ｆ.Ｓ.）の他、正スケール（０～＋Ｆ.Ｓ.） あるいは正負スケール（-Ｆ.Ｓ.～０～＋Ｆ.Ｓ.）測定範囲の設定も可能です。 設定はＰＣＢ上に実装されたディップスイッチ、またはシリアルポートをＰＣ に接続することによって行えます。 ■テクニカルデータ 使用している感圧センサの特性により、トランスミッタは取付け方向、位置を センサ 高信頼ピエゾ感圧素子 選びません。さらに、センサの経年や温度変化に対する高い安定性により、 ０～５０Ｐａから０～２００ｋＰａまでのゲージ圧および差圧 測定範囲 表１参照 経年ドリフトやゼロ点補正のためのメンテナンス作業が著しく低減されます。 分解能 表２参照 ＨＤ４０２Ｔシリーズではオプション（Ｌ）でＬＣＤディスプレイ（４桁表示）付 ±１.５％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ１ 精度（２５℃にて） が準備されています。 ±０.７５％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ２ トランスミッタは出荷前に工場で校正を行ってから出荷されますので、そ ±３％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ１ 精度（２５℃を除く ±１％ＦＳ： Ｈ Ｄ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ２、ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ３、 のまま使用できます。 ０～５０℃にて） ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ４、ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ５ HD４０２Ｔシリーズは、ＰＣＢ上のディップスイッチによるトランスミッタの設 長期安定性 ±０.５％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ１、ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ２ 定に加えて、ＰＣでの設定を行うためのシリアル出力も装備しています。 （１０００時間、 ±０.３５％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ３ ２５℃にて） ±０.２５％ＦＳ： ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ４、ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ５ 主なアプリケーションは空調・換気機器・フィルタの制御、クリーンルーム ＨＤ４０２Ｔ： 電圧ＤＣ０～１０Ｖ（ＲＬｍｉｎ=１０ｋΩ）、 のモニタリング、空圧機器の制御、呼吸装置、噴霧器、気化器などです。 ０～２０ｍＡまたは４～２０ｍＡ（ＲＬｍａｘ=５００Ω） 出力信号 ＨＤ４０２ＡＴ： ２線式（電流ループ） ４～２０ｍＡ（ＲＬｍａｘ=（Ｖｄｃ-１２）/０.０２２） ＨＤ４０２ＳＴ： ＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵ ■ご注文コード ディスプレイ表示更新： ０.５秒 応答時間 ＨＤ４０２Ｔ ゲージ圧・差圧測定用圧力トランスミッタ、空気・非腐食性ガ トランスミッタ出力： ０.１２５、１、２または４秒に設定可能 ５０ｋＰａ： フルスケール１０ｋＰａまでの機種 ス用、φ６.２ｍｍ（内径５～６ｍｍチューブ接続用）ツバ付接 最大過負荷 ２００ｋＰａ： フルスケール１００ｋＰａの機種 続ポート、ＤＣ０～１０Ｖ、０/４～２０ｍＡ、２線式（電流ループ） ４００ｋＰａ： フルスケール２００ｋＰａの機種 ４～２０ｍＡアナログ出力またはＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵデ ＨＤ４０２ＴおよびＨＤ４０２ＡＴ： ＲＳ２３２Ｃシリアルポート、 ジタル出力、動作温度-１０～＋６０℃ ＰＣとの接続 ＣＰ２７ケーブル（オプション）でＵＳＢポートに接続可能 標準付属品： シリコンチューブ（φ５.０/φ８.０ｍｍ）Ｌ＝２ｍ ＨＤ４０２ＳＴ： ＲＳ４８ケーブル（オプション）でＵＳＢポートに接続可能 （１本）、樹脂製チューブ接続具ＨＤ４３４Ｔ.５（２個） オートゼロ機能 マニュアル 測定対象媒体 空気および非腐食性乾燥ガスのみ ＨＤ４０２ Ｔ - ＨＤ４０２Ｔ： ＡＣ２４Ｖ±１０％またはＤＣ１８～４０Ｖ 記号なし＝ディスプレイなし 供給電源 ＨＤ４０２ＡＴおよびＨＤ４０２ＳＴ： ＤＣ１２～３０Ｖ Ｌ＝ディスプレイ付 ＨＤ４０２ＴおよびＨＤ４０２ＡＴ： ＜１Ｗ、ＤＣ２４Ｖにて 消費電力 公称フルスケール（Ｆ.Ｓ.）： ＨＤ４０２ＳＴ： ＜１００ｍＷ、ＤＣ１２Ｖにて １＝±２５０Ｐａ/２.５ｈＰａ 圧力接続ポート 真鍮ニッケルメッキ、φ６ｍｍ 出力： 電気的接続 ネジ式端子ブロック、最大線断面１.５ｍｍ２、ケーブルグランドＰＧ９ ２＝±１０００Ｐａ/１０ｈＰａ 動作条件 -１０～＋６０℃、０～９５％ＲＨ（結露なきこと） 記号なし＝電圧/電流アナログ出力 ３＝±１０ｋＰａ/１００ｈＰａ 保管温度 -２０～＋７０℃ Ａ＝２線式（電流ループ）４～２０ｍＡ出力 ４＝±１００ｋＰａ/１０００ｈＰａ ケース外形寸法 ８０×８４×４４ｍｍ Ｓ＝ＲＳ４８５ Ｍｏｄｂｕｓ-ＲＴＵ出力 ５＝±２００ｋＰａ/２０００ｈＰａ 保護等級 ＩＰ６５ アクセサリ： ＡＰ３７２１ 樹脂製ダクト用２連サンプリングパイプ、 φ４/φ６ｍｍＰＶＣチューブ１ｍ×２本 ＲＳ２７ ＲＳ２３２Ｃヌルモデムシリアル通信ケーブル、 Ｄサブ９極メスコネクタ ＣＰ２７ ＵＳＢ/ＣＯＭ ＡＵＸシリアル接続コネクタ （ＵＳＢ/ＲＳ２３２Ｃコンバータ内蔵） ＲＳ４８ ＵＳＢ/ＲＳ４８５コンバータ内蔵ケーブル、ＰＣ接続用ＵＳ Ｂコネクタ、トランスミッタ接続用リード３線付 108 SAKAKI CORPORATION ▼ ▼ ▼ ▼

表１：フルスケール値および測定単位 表２：分解能 型式 Ｐａ ｋＰａ ｈＰａ 型式 Ｐａ ｋＰａ ｈＰａ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ１ ５０/１００/２５０ ― ０.５/１/２.５ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ１ ０.１ ― ０.００１ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ２ ２５０/５００/１０００ ― ２.５/５/１０ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ２ １ ― ０.０１ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ３ ― ２.５/５/１０ ２５/５０/１００ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ３ ― ０.０１ ０.１ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ４ ― ２５/５０/１００ ２５０/５００/１０００ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ４ ― ０.１ １ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ５ ― ５０/１００/２００ ５００/１０００/２０００ ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ/ＳＴ５ ― ０.１ １ 以下の表は各機種のアナログ出力に対応する測定範囲とディップスイッチの ■取付けおよび外形寸法 位置を示しています。各表の最上行はディップスイッチ番号です。 ＨＤ４０２Ｔシリーズのトランスミッタはすべて、センサ、電子回路部とも保護等級ＩＰ６５の 表３：ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ１ 丈夫な樹脂製ケースに内蔵されています。本体ケースの上部カバーを外すと、パネルま たは壁面取付用のφ３ｍｍのネジ穴が２箇所設けられています。 ６ ２ ３ ４ ５ ４ ５ ＯＦＦ ＯＦＦ ON ON 44 84 65 Ｐａ ｈＰａ Ø 3 ＯＦＦ ON ０～５０.０Ｐａ ０～０.５００ｈＰａ ON ＯＦＦ ０～１００.０Ｐａ ０～１.０００ｈＰａ ＯＦＦ ＯＦＦ ＯＦＦ ０～２５０.０Ｐａ ０～２.５００ｈＰａ ON ON ＯＦＦ ON -５０.０～＋５０.０Ｐａ -０.５００～＋０.５００ｈＰａ ON ＯＦＦ -１００.０～＋１００.０Ｐａ -１.０００～＋１.０００ｈＰａ ON ＯＦＦ ＯＦＦ -２５０.０～＋２５０.０Ｐａ -２.５００～＋２.５００ｈＰａ Ø 3 ON ON Ø 6 表４：ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ２ ６ ２ ３ ４ ５ ４ ５ Ｆｉｇ.１　外形寸法 Ｆｉｇ.２　取付け穴寸法（ｍｍ） ＯＦＦ ＯＦＦ ON ON ＨＤ４０２Ｔシリーズの取付け方向は自由ですが、特に制約がなければ、垂直面に圧力 Ｐａ ｈＰａ ポート部を下にして取付けてください。取付け位置によるゼロ点のズレはＣＡＬ ＺＥＲＯボ ＯＦＦ ON ０～２５０Ｐａ ０～２.５０ｈＰａ タンによって補正できます。 ON ＯＦＦ ０～５００Ｐａ ０～５.００ｈＰａ ＯＦＦ ＯＦＦ ＯＦＦ ０～１０００Ｐａ ０～１０.００ｈＰａ 6 ON ON ＯＦＦ ON -２５０～＋２５０Ｐａ -２.５０～＋２.５０ｈＰａ ON ＯＦＦ -５００～＋５００Ｐａ -５.００～＋５.００ｈＰａ ON ＯＦＦ ＯＦＦ -１０００～＋１０００Ｐａ -１０.００～＋１０.００ｈＰａ ON ON 表５：ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ３ 3 ６ ２ ３ ４ ５ ４ ５ 43 137 ＯＦＦ ＯＦＦ ON ON ｋＰａ ｈＰａ Ｆｉｇ.３　ＡＰ３７１９　方形・円形ダクト用２連通気パイプ ＯＦＦ ON ０～２.５０ｋＰａ ０～２５.０ｈＰａ Ø 4.5 ON ＯＦＦ ０～５.００ｋＰａ ０～５０.０ｈＰａ ＯＦＦ ＯＦＦ ＯＦＦ ０～１０.００ｋＰａ ０～１００.０ｈＰａ ON ON ＯＦＦ ON -２.５０～＋２.５０ｋＰａ -２５.０～＋２５.０ｈＰａ ON ＯＦＦ -５.００～＋５.００ｋＰａ -５０.０～＋５０.０ｈＰａ ON ＯＦＦ ＯＦＦ -１０.００～＋１０.００ｋＰａ -１００.０～＋１００.０ｈＰａ ON ON 表６：ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ４ ６ ２ ３ ４ ５ ４ ５ ＯＦＦ ＯＦＦ ON ON ｋＰａ ｈＰａ ＯＦＦ ON ０～２５.０ｋＰａ ０～２５０ｈＰａ ON ＯＦＦ ０～５０.０ｋＰａ ０～５００ｈＰａ 13 6 135 31 ＯＦＦ ＯＦＦ ＯＦＦ ０～１００.０ｋＰａ ０～１０００ｈＰａ ON ON Ｆｉｇ.４　ＡＰ３７２１　樹脂製円形ダクト用２連通気パイプ ＯＦＦ ON -２５.０～＋２５.０ｋＰａ -２５０～＋２５０ｈＰａ ON ＯＦＦ -５０.０～＋５０.０ｋＰａ -５００～＋５００ｈＰａ ON ＯＦＦ ＯＦＦ -１００.０～＋１００.０ｋＰａ -１０００～＋１０００ｈＰａ ON ON 表７：ＨＤ４０２Ｔ/ＡＴ５ ６ ２ ３ ４ ５ ４ ５ ＯＦＦ ＯＦＦ ON ON ｋＰａ ｈＰａ ＯＦＦ ON ０～５０.０ｋＰａ ０～５００ｈＰａ ON ＯＦＦ ０～１００.０ｋＰａ ０～１０００ｈＰａ ＯＦＦ ＯＦＦ ＯＦＦ ０～２００.０ｋＰａ ０～２０００ｈＰａ ON ON ＯＦＦ ON -５０.０～＋５０.０ｋＰａ -５００～＋５００ｈＰａ ON ＯＦＦ -１００.０～＋１００.０ｋＰａ -１０００～＋１０００ｈＰａ ON ＯＦＦ ＯＦＦ -２００.０～＋２００.０ｋＰａ -２０００～＋２０００ｈＰａ ON ON SAKAKI CORPORATION 109 Ø 60 Ø42 N° 3x120° Ø5,5 80 69 H L FLOW 88 50