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印刷方法の1つとしてオフセット印刷がある。オフセット印刷は水と油が反発する性質を利用して印刷する技術である。その為、水と油(インキ)を安定的に供給することが重要となり、特にインキを搬送するロールをインキ受渡ロール(単に受渡ロール)と呼ばれている。銅は鉄などに比べ親油性が高く、油(インキ)との相性がよい。その為ロール自体は鉄で製作し、その上に銅めっきを施工することで、母材を銅で製作するよりも安価にロールを製作することが可能となる。またインキを定量的に搬送するために、銅めっきの表面には指定サイズの溝加工(彫刻加工)を施している。彫刻加工することで表面積(容積)が多くなり搬送できるインキの量も増やすことが可能となる。溝の彫刻方法は銅めっき面に彫刻駒を押し付ける「篆刻(てんこく)」という技法を採用している。金属製の彫刻駒を押し付けて加工するため、鉄(ロール本体)よりも柔らかい銅めっきを対象とすることで彫刻加工性向上にも銅めっきが一役かっている。インキ受渡ロールへの表面処理として銅めっきを採用することで、必要スペックである親油性をもちながら加工性もよく製作コストを抑えることもできるため非常に理にかなっている。
このカタログについて
ドキュメント名 | 印刷機向け銅めっき彫刻ロール |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 489.5Kb |
取り扱い企業 | 株式会社野村鍍金 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |