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難加工から量産加工まで (株式会社寿精工様|三次元門型座標測定機導入事例)
事例紹介
さらなる生産性向上を実現する三次元門型座標測定機「GLOBAL S」導入事例
株式会社寿精工様は、設立当初から、開発、製造の長年の業務において、Hexagonの検査機器の品質とサポートと共に歩んできました。
導入製品「GLOBAL S」のカタログはこちら▼
https://www.aperza.com/catalog/page/3318/53967
このカタログについて
ドキュメント名 | 難加工から量産加工まで (株式会社寿精工様|三次元門型座標測定機導入事例) |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 922.6Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | Hexagon Manufacturing Intelligence (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Case study
難加工から量産加工まで
株式会社寿精工、長野県、日本
株式会社寿精工は、設立当初から、開発、製 株式会社寿精工の木村健司社長は20代の時に、自分で構想
造の長年の業務において、ヘキサゴンの検査 した方法でモノづくりをすることを目指し、独立を決意しまし
た。1975年に会社を設立しました。 今日の寿精工は、旋盤加
機器の品質とサポートと供に歩んできました。 工から機械加工、複合材料処理まで、幅広い製造業務を行っ
ており、アルミニウムを主にあらゆる素材の切削加工に重点
を置いています。
「先進技術を駆使して、多様なニーズに応え、お客様に満足し
ていただく」をモットーに製造、開発、技術向上、製品創造に
取り組んでいます。
木村健司社長は「創業時には、加工が困難で、どこの企業も
対応できないような案件を引き受けていました」と説明してい
ます。「最近は、大量生産部品の製造に、より焦点を当ててい
ます。私たちは新しい技術に挑戦しながら、時代のニーズに
応えるために製造の範囲を拡大しています。」
初めて寿精工が導入したヘキサゴン製品は、約20年前に設置
されたマルチセンサービジョンマシンでした。「他社よりも面
のエッジを検出するのに優れていたため、私たちはヘキサゴン
の製品を選びました」と、振り返ります。
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寿精工の印象的な機械加工の現場
「製品の機能性については、ソフトウェア画面が非常に使いや たとえば、強度解析を使用して、加工負荷をかけることができま
すく、さらに測定値は他の機器の精度と一致しているのが良いと す。したがって、解析があれば、製品がどのように曲がり、どのよ
ころです。どのツールで測定しても同じ精度が得られます。 うに曲げられるかを事前にシミュレートできるため、最適な治具
を作ることができます。特に、製品がブロックではなく薄いダイ
加工業界で製品を立ち上げする際にスピードが求められます カストや鍛造製の場合、肉厚がかわるので、加工を入れると製
が、トライ加工と測定を繰り返す際に、ヘキサゴン製品は測定 品が曲がります。それをどう受けるか治具を社内で解析して作っ
の繰り返し精度が非常に良いため、寸法のマッチングと設定の たりすることで、よりいいものができます。解析して、その結果を
段階で精度が高くなり立ち上げ速度が速くなります。」 治具の設置に盛り込むことで作業工程の短縮などに結び付け
ています。」
木村健専務は、機械の「クールな外観」も社内で好評であると
語ります。「グローバルSのデザイン、更に非常に実用的なLED このようなプロセスにより、同社は製品の質を向上させ、行程を
が好きです。当社の計測室室内のデザインにもマッチします。働 短縮し、より多くの優れた製品を生み出しています。
く上で、従業員たちもかっこいい機械で作業すると、モチベーシ
ョンにも寄与しますね。」 「これもヘキサゴンのおかげです」と木村健司代表取締役は締
めくくりました。
「購入後のサポートで印象的な出来事がありました。」と木村
健専務。「昨年末に、私たち自身では解決できない問題が発生
した際にも、彼らは休日にも関わらず、私たちを助けてくれまし
た。年末であっても仕事はあり、締め切りは私たちを待ってはく
れません。必要なときに直ちに助けを得られる対応力があるこ
とは非常に安心できます。」と、ヘキサゴンの現地対応を評価し
てくださっています。 “ ヘキサゴンというのは心強いですね。いつでも質問やサービスの相談にのっ
てもらえます。”
木村 健司様
計測は一つの重要な工程ですが、大規模な生産プロジェクトを 寿精工 代表取締役社長
開始する際、事前の分析も重要です。
「私は、生産の様々な段階での分析の必要性が今後も増加し
て、製品の安定生産につながると考えています。現在では、製造
プロセスの一部で何かがうまくいかなかったことを発見するこ
とが可能になりましたが、私たちは、さまざまな技術の分析手段
を持っているため、加工中にどこに応力がかかるかを事前に確
認し、どこで応力を最も効果的に軽減し、最適な加工を得るこ
とが実現できています。
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様々なヘキサゴンの技術が寿精工の計測室で使用されています。
レーザースキャナーを備えたアブソリュートアームは、寿精工が使用するヘキサ
ゴンの最新の測定装置の一部です。
TESAマイクロメーターは、日常的に使用され、小さな部品の迅速なデジタルチ
ェックを保証しています。
寿精工の前で、木村健司代表取締役と、木村健専務取締役と一緒に
(本社・長野)。
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Hexagon はセンサー、ソフトウェア、自律型テクノロジーを組み
合わせたデジタルリアリティのグローバルリーダーです。当社は産
業、製造、インフラ、公共部門、モビリティアプリの全域でデータ
を活用することで効率、生産性、品質および安全性を高めています。
当社のテクノロジーは生産と人に関連するエコシステムを形成し、
接続と自律化を拡大し続け、スケーラブルで持続可能な未来を保証
します。
HexagonのManufacturing Intelligence 事業部は、設計とエンジニ
アリング、製造、および計測分野のデータを活用し、製造をよりス
マートにするためのソリューションを提供しています。
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