A.MANNESMANN社製のボーリングスピンドルについて

技術概要 ボーリングマシン用スピンドル 序論 幾何学的に洗練された長尺機械部品のスペシャリストとして、A.MANNESMANN社は100年以上に わたり蓄積された専門知識により、20種以上の異なるスピンドル直径と200種以上の幅広いバ リエーションのボーリングスピンドルおよびスピンドルシステムを製造しています。ここで は、A.MANNESMANNのボーリングマシン用スピンドルの特長について説明します。 1. ボーリングスピンドル ボーリング用スピンドルは、ボーリングマシンの高精度加工ユニットであり、金属、プラスチック、さらには木材の止まり 穴、貫通穴、さらにはねじ穴などの穴の加工に特に使用されます。ボーリングツールは、対応するツールインターフェース を介してスピンドルに収容されます。中空シャンクテーパ(HSK)、テーパシャンク(SK)、コレットチャック、または油圧、 空気圧、または電気リリースユニットを備えたユーザー固有のツールインターフェースを使用することができます。 ボーリ ングスピンドルは、主にボーリングプロセスから生じる軸方向荷重と、高速での回転速度を含め、必要な高い回転速度に従 って設計されます。 2．中空スピンドル 中空スピンドルは、さまざまな目的で回転対称加工用に特別に設計された旋盤の高精度加工ユニットです。中空スピンドル として設計されたシャフトは、寸法安定性に影響を与えることなく、チャックにバー材を供給します。中空スピンドルは、 非常に強力な転がりまたは静圧でサポートされる機械アセンブリであり、その製造には特別な専門知識が必要です。ボーリ ングスピンドルおよび中空スピンドルの主な特長は以下の通りです。 ・900HV(67HRC)の窒化処理 ・直径Ø65〜Ø260mmのボーリングスピンドル ・Ø160〜Ø402mmの中空スピンドル ・最高の真円度と同心性を備えた精密研削面 ・内部研磨、ブッシュレスにより調整不要 ・最高のバランス品質と静粛性の高いパフォーマンス ・わずか数μmの潤滑膜厚のギャップ寸法でペアになったボーリングおよび中空スピンドル ・SK、HSKまたはBigPlusなど標準サイズのツーリングシステムに対応 1

3．窒化処理 窒化処理の特長 利点 材質 1.8550: 34CrAlNi7 耐摩耗性向上 900HV (67HRC) 長期に渡り精度安定 コア引張強度: 850 ～ 1000 N/mm² 長寿命 慣らし運転の影響無 4．精密研磨 精密研磨の特長 利点 高い真円性、同心性 高い表面品質(Ra=0.15) 機械の最高精度で最高の生産性能 長期耐用年数

5．典型的なスピンドルサイズ ボーリングスピンドル径 中空スピンドル径 マシンパフォーマンス 最大トルク 最大回転数rpm 最大ストローク 長さmax mm mm KW Nm min-1 mm mm 125 190 28 1 4 500 1700 130 226 60…100 1.500…2.500 1 1.200  2300 130 222 37…51 1.680…2.540 3.5 700 1800 150 222 56…77 2.760…3.200 3 800 1900  160 258 60…84 6.000…8.000 1.5 1.2 3600 160 258 60…84 6.000…8.000 1.5 1.2 1950 180 252 74…110 6 2.000…2.500 1  2100 200 330 100 16 900 1.25 3200 220 272 or 296 92…138 9.6 1.7 1.1 2220 260 402 129 25 900 1.6 2850 6．カスタムデザイン A.MANNESMANNはユーザーの仕様に応じて、特注の部品、小ロットまたは大ロットとして、スピンドルとスピンドルセッ トを個別に製造および供給します。お客様の状況に応じ、生産オプションに関する情報を提供します。ご要望などお問い合 わせください。 問い合わせ 日本シュネーベルガー株式会社 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-20-5 クレイン虎ノ門ビル7階 TEL: 03-6435-7474 FAX: 03-6435-7475 Mail: Sales-Japan@schneeberger.com URL: https://www.schneeberger.com/ja/