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モバイルロボットによる自動搬送 導入事例

事例紹介

世界で最も採用されたモバイルロボットソリューション

オムロンはロボットを提供するだけではありません。様々な生産の自動化ニーズに対応した統合化されたソリューションを提供します。

◆Interactive 人と機械の新しい協調
・フリート管理コントローラ1台で最大100台のロボットを制御
・PCまたはタブレットを使って直観的に設定可能
・人と安全に協調
◆Integrated 制御進化
・コンベヤなどのカスタムペイロードと統合制御が可能
・オムロン協調ロボットと組合せ、搬送作業の高度な自動化が可能
◆Intelligent 知能化
・最も効率的なルートを自動で選択
・リアルタイムなルート検索により、状況に適応

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このカタログについて

ドキュメント名 モバイルロボットによる自動搬送 導入事例
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 6.7Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 オムロン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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1 モバイルロボット による自動搬送
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2 モバイルロボットによる自動搬送 自動化にお役立ちする パートナー オムロンはロボットを Interactive      Integrated       Intelligent      提供するだけではありません。 人と機械の新しい協調 制御進化 知能化 様々な生産の自動化ニーズに対応した − フリート管理コントローラ1台 − コンベヤなどのカスタムペイ − 最も効率的なルートを で最大100台のロボットを ロードと統合制御が可能 自動で選択 統合化されたソリューションを 制御 − オムロン協調ロボットと − リアルタイムなルート検索 提供します。 − PCまたはタブレットを使って 組合せ、搬送作業の高度な により、状況に適応直観的に設定可能 自動化が可能 − 人と安全に協調
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3 モバイルロボットによる自動搬送 世界で最も採用された オムロンは産業用モバイルロボットを最初に実用化したパイオニアです。 モバイルロボット お客様と協力しあいながら、業界最高水準のソリューションを開発 ソリューション してきた実績を持ちます。 10世界中ですでに 数千台のロボットが導入済み 00s 40か国 1997年から稼働 年以上の経験 拠点 150
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4 モバイルロボットによる自動搬送 導入事例紹介 シュコダ社は、オムロンのLD-130CTを使ってチェコ工場内での材料搬送を自動化しています。 グローバルファウンドリーズ社 シュコダ・オート社 所在地: シンガポール 所在地: チェコ共和国ブルフラビ 業種: 半導体 業種: 自動車 製品: 半導体ウェハー 製品: トランスミッション 導入年: 2013年 導入年: 2018年 搬送時間のより正確な予測と人的ミスの削減によって生産性を向上。 需要増のため工場での生産能力が増強され、製造フロアにおける物 顧客の課題: 人を付加価値の高い作業へ再配備し、労働力を最適配分。 顧客の課題: の移動量が増加。工場内のあるエリアから別の場所へと材料を運搬 する頻度が増え、労働者の安全リスクと疲労が増大した。 60台以上のLDロボットが、ウエハ容器の運搬と処理装置への移載に LDロボットが機械測定所と加工機械の間を1日に120回、総距離 用途: 使われている。ロボットは処理装置から別の装置へとウエハ容器を 用途: 35kmを移動して自動搬送を行う。 運搬し、仕掛品を工場内の様々なエリアへ移動させている。2013年 以降、24時間体制で稼働中。 オムロン製機器: OMRON LD-90 オムロン製機器: OMRON LD-130CT オムロン が 顧客は当初、無人搬送車(AGV)の導入を検討したが、フレキシブルな オムロンが 顧客は、磁気テープを使用しない自動搬送システムへと移行を検討。 選ばれた理由: 運行が可能なこと、設置の容易さからオムロンのモバイルロボットを 選ばれた理由: 特にオムロンのモバイルロボット統合ソフトウェア「MobilePlanner」 採用。LDシリーズのクリーンルーム向け性能仕様も採用の決め手に。 が採用のカギとなった。 効果: グローバルファウンドリーズ社は、シンガポールの生産性の高い半導体 効果: 工場の人件費を増加させることなく、生産能力を拡大し、労働者の 業界で大きな飛躍を遂げ、労働生産性を5%以上向上させました。 安全性も改善した。
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5 モバイルロボットによる自動搬送 業界のニーズに 世界最多の導入実績を持つオムロンのモバイルロボットは、様々な業界において、 何千種類もの用途で使われています。 沿った設計 自動車 デジタル 食品および消費財 医療 − タイヤ生産 − 半導体ウエハ製造 − 貯蔵庫内での搬送 − 無菌室内での搬送 − 自動車用電子部品 − 半導体の実装・試験 − 組立・仕分け工程への商品輸送 − 実験検体の搬送 − 自動車用アクセサリ − 携帯端末製造 − 組立・検査 − データセンタの環境監視
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6 モバイルロボットによる自動搬送 各種用途にフレキシブル対応 オムロン製モバイルロボットの ソリューションは極めて適応力が高く、 幅広い種類の作業・用途に対応します。 拡張性も高く、お客様の事業成長と 共に台数を増やすことが可能です。 お客様のビジネスの 成長を支えます − 生産を最適化するために レイアウト変更に対応 変化する環境への適応 − 組立作業工程 − クリーンルーム − 配送センタ − 倉庫 OEMソリューション お客様の用途に合わせた各種機器との組合せ カートトランスポータ LD(ESD) LD 60/90 LD 250 協働ロボット オムロンTM協調ロボットコンベアとの組合せ ロックボックスとの ソリューション と組合せたモバイル 組合せ マニピュレータ
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7 モバイルロボットによる自動搬送 モバイルソリューション ロボットは性能を最大限に 引き出せるよう設計されて OMRONのセル・アラインメント・ オムロンが特許を持つ「Acuityドライブ」 ポジショニング・システム(CAPS)は、 は、天井照明や対象物をナビゲーション・ います。オムロンのモバイル マーカーを用いてゴール地点で マーカーとしてロボットの位置を特定。 ロボットは、搬送、配達、周回 ロボットをより効果的に位置決めし、 フロアの環境が頻繁に変化しても、 荷物の積み下ろしを効率化します。 スムーズな走行が可能です。 といった単純作業を担い、 人はより付加価値の高い 作業に専念できるようになり 可搬重量が 60kg、90kg、250kgのLDは、 ます。 モバイルロボットの 業界標準です。 オムロンはロボットを提供して いるだけではありません。 様々な自動化技術をまとめて 提供します。 フリート・シミュレータは、 Fleet Operations Workspace フリートの動きを簡単に (FLOW)の世界へようこそ。 シミュレーションできるため、 オムロンのフリート管理 配備前にフリートの微調整を FLOWを使うことで生産性とシステムは、複数のモバイルロ 可能にします。 ボットを連携させ、フリート スループット、トレーサビリティー 全体の追跡性を確保し、 を向上させ、システム全体の一括 作業割当てと交通制御を行い 管理を実現します。 ます。フリート管理ユニットを 追加するとバックアップ機能を 使用できます。 LDモバイルロボットを オムロンTM協調ロボットと 統合することにより、フリート PCまたはタブレットに搭載 セキュリティ技術の強化により にモバイルマニピュレータを したソフトウェア画面から、 MES、ERP、WMSなどの 追加できます。 簡単にフリートを管理。 ITシステムと安全に接続。
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8 モバイルロボットによる自動搬送 産業向け自動化ソリューション 動作管理 オムロン のサーボおよびその他のデバイスを ロボティクス 使えば、自動運転ラインの効率を最大化し、不要な 用途に応じ、モバイルロボットと 操業停止や保守メンテナンスを削減できます。 従来のアーム型産業用ロボット、 協調ロボットをフルラインで提供 必要なのは単に高度なハードウェア できるのも、オムロンの強みです。 機材だけでなく、変化し続けるニーズ に適合して進化できる柔軟性のある 自動搬送システムです。自動化技術 領域における豊富な品揃えを持つ オムロンは、生産ライン全体の構築を 支援します。 ビジョン 工場内環境を正確に把握し、 自動化システムが施設内で 制御 スムーズに機能できるよう、 オムロンはカメラや画像 製造業において多品種少量生産を実現するた オムロンの制御ユニットは、 センサ、画像処理システムも めのニーズを追求し、人件費高騰と人材不足と 製造ラインのあらゆる要素を 生産しています。統合して、生産性を最大限に いった課題に対応できるよう支援できるのは、 高めます。多くの場合、 産業自動化分野におけるリーダーである ロボットコントローラはオム オムロンならではの強味です。 ロンのロボットに内蔵されて おり、場所も節約できます。 安全確保 オムロンはモバイルロボットのほか、制御用 オムロンは、人と機械の完全な 部品から視覚センサ、コントローラ、サーボ 調和を実現できるよう、 モータ、安全機器や従来型の産業用ロボット 安全機器とドライブも提供し まで、他に類を見ない多様な自動化関連機器 ます。 やデバイスの品ぞろえを用意しています。
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9 モバイルロボットによる自動搬送 強力なフリート管理 FLOWコア・ソフトウェアを使った オムロンのフリート管理システム は、どのようなシステム構成にお いても、最大100台までのロボット を管理できます OMRON Fleet Operations − ロボットの位置と状態を表示 Workspace (FLOW) Core − 作業の順番を表示 − 作業の優先順位を設定 OMRON のフリート・オペレーション・ワーク − 人とロボットの交通量に応じて最速となる スペース(FLOW)ソリューションは、 ルートを選択 各モバイルロボットの位置、交通の流れ、 − さえぎられた通路を特定し、代替ルートを 作業リクエストをモニタリングする 選択 インテリジェントなフリート管理システムで、 − ジョブの割当を最適化 工場の生産性を最大限に引き上げます。 − ロボットの充電場所とスケジュールを最適 管理 FLOWCoreのソリューションは、ロボット作業 を自動化することで、製造実行システム(MES) や統合基幹業務システム(ERP)における プログラミングの負担も軽減します。
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10 モバイルロボットによる自動搬送 オムロンのフリート管理 作業効率を最適化 稼働時間を最大化 柔軟性を向上 1.効率的に作業を指示 4.地図情報などを一括で更新 6.ITシステムとの接続が簡単 次の作業を考慮してムダな時間と動きが発生しないよう ラインを止めずに、地図情報の変更や新しい目的地の追加など更新。 フリート管理システムはMES, ERP, WMSなどのITシステムと接続す 最適なロボットへの作業指示を行います。 ることで、リアルタイムにすべてのロボットに対する作業指示が実現 できます。 JOBS JOB 1 JOB 1 JOB 2 JOB 3 JOB 4 JOBS JOBS JOB 6 JOBS JOB 4 JOB 5 DESTINATION ADDED JOB 1 JOB 2 JOB 3 JOB 1 JOB 1 JOBJO 1B 2 JOB 3 JOB 4 JOB 1 JOJBO 1B 4 JOB 2 JOB 3 JOB 4 JOB 4 JOB 5 JOJOB B6 4 JOB 5 JOB 6 JOB 4 JOB 5 JOB 6 MES / ERP / WMS NEXT DESTINATION ADDED DESTINATION ADDED DESTINATION ADDED FLEET JOB 4 REVISED FLOORPLAN MANAGER MES / ERP / WMS JOBS MES / ERP / WMS MES / ERP / WMS NEXT NEXT NCEUXRTRENT FLEET FLEET FLEET JOB 1 JOB 1 JOB 2 JOB 3JOB 4 JOB 4 JOB 4 JOB 4JOB 1 REVISED FLOORPLAN REVISED FLOORPLAN MANARGEEVRISED FLOORPLAN MANAGER MANAGER JOB 4 JOB 5 JOB 6 CURRENT CURRENT CURRENT DESTINATION ADDED JOBS JOB 1 JOBS JOB 1 JOB 1 JOB 1 JOB 1 JOB 2 JOB 3 JOB 4 MES / ERP / WMS JOB 1 JOB 1 JOB 2 JOB 3 NJOEXBT 4 JOJOBB 5 4 JOB 6 FLEET JOB 4 JOB 5 JOB 6JOB 4 REVISED FLOORPLAN DESTINATION ADDED MANAGER DESTINATION ADDED 2.動作の管理 CURRENT 5.充電管理 7.用途別にロMボES / ッERPト / WMをS 管理 JOB 1 NEXT FLMEEETS / ERP / WMS 同じ目的地に向かう複数のJOロBSボットが狭NEいXTスペースに集中JOしB て4 も、 ロボット単体だけでなくフリート全体の充電REV量ISEDを FL把OO握RPLしAN、作F業LEEにT 滞り MANAGER複数の種類のロボットを使用する場合、各ロボットの機能を把握し、 JOB 4 REVISED FLOORPLAN MANAGER 渋滞、スタックするこJOとB 1のないJよOBう 1動きJOをB 2管理JOしB 3ます。 CUJRORBE 4NT なく連続運用できるよう、ロボットの充電場所とスケジュールを最適 作業内容に合ったロボットに指示を与えます。 JOB 4 CJUORBR 5ENT JOB 6 JOB 1 1 2 JOB 1 管理します 3。 DESTINATION ADDED 1 2 3 1 2 3 MES / ERP / WMS 1NEXT 2 3 FLEET JOB 4 REVISED FLOORPLAN MANAGER DOCKING STATION CURRENT JOB 1 1 2 3 DOCKING STATION DOCKING STATION DOCKING STATION 1 2 1 3 2 3 DOCKING STATION 3.交通整理 各ロボットの現在位置と経路によってロボット同士の干渉が予測 1 2 3 DOCKING STATION DOCKING STATION される場合には、事前にアラートを発信して衝突・停止のないよう 効率的な経路変更を促します。 DOCKING STATION
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11 モバイルロボットによる自動搬送 高精度なパフォーマンス セルアライメント位置決めシステム(CAPS) 高精度位置決めシステム(HAPS) CAPS は、実環境の特徴を見定め、位置精度の高い HAPSは、許容誤差の小さい用途において、固定され 荷物の積み下ろしを実現します。 経路をロボットが移動することを可能にします。 オムロンの、安全でインテリジェントなナビ ゲーション機能は、速度と精度において業界 最高水準です。複数のシステムと接続して 学習し、設置後に、さらに効率性を高めて いきます。フリートに属する全ロボットが センサーの役割を果たし、狭い通路の安全 通行から最も効率的なルート選択まで、 走行が難しい環境でもマップ化して パフォーマンスを最適化します。 − 動いている障害物の回避 − ナビゲーション時間の短縮 − 滑らかな運転 − 速やかで安全に目的点に接近 − 目的地での高い停止精度 Acuity オムロンが特許取得済みのAcuity 技術は、天井に位置が固定された 照明や対象物からナビゲーション に必要なマーカーを生成します。 これらの天井固定物を基準に 追加のマップを作成することで、 床面上の環境が頻繁に変更されても フリート内の各ロボットの位置を 正確に特定することが可能です。
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12 モバイルロボットによる自動搬送 設置が容易 オムロンのモバイルロボットは、マグネット − 工事が不要テープ敷設などの工事を一切必要とせず、 − MES、ERP、WMSとの接続が容易プログラミングも最小限で済むため、すぐに − ITシステムへの接続のためにの強化された 導入できるのが利点です。さらに、オムロンの セキュリティ機能 ソフトウェアは、社内の他のITシステムと接続 − あらかじめ決められた経路やマグネット 可能なため、最短時間でソリューションを テープ、ビーコンなどが不要な自動運転 立ち上げて稼働開始することができます。 − ワークフローを維持しつつ、フリート全体に 対して自動的にソフトウェア更新を実施 開梱 工場フロアの地図作成 目的地の設定 作業の送信 モバイルソリューションに必要なすべて 工場全体を短時間で巡回した後、 簡単な操作で、荷物の オムロンのフリート管理システムと、MES の部品が揃っているため、箱を開けて ロボットは、工場の地図を作成 積み下ろしを行う目的地を設定 やWMSを簡単な手続きで接続し、 すぐに短時間でセットアップ可能 すぐにロボットが作業開始
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13 モバイルロボットによる自動搬送 安全設計 オムロンのモバイルロボットは、 作業者に役立つように 安全に設計・製造されています。 業界の最新安全要求を満たして設計された当 社のモバイルロボットは、協調的で安全な労働 環境を推進するため、人と相互にやりとりしま す。オムロンのロボットは、セーフティレーザ スキャナと超音波センサの両方で、進行方向に ある障害物を検出して衝突を回避します。 バックソナー 安全機能 超音波センサを使って 後方の障害物を検知 − 固定障害物および移動障害物の回避 − 非常停止機能を容易に追加可能 − ISO EN1525、JIS D6802、およびANSI B56.5 ライトディスク 安全規格に準拠 両側面にロボットの状態を セーフティレーザスキャナ 表示するライト 安全認証を受けたレーザスキャナで SLAM(自己位置推定と地図作成)と 安全機能を実現 フロントバンパー ローフロントレーザセンサ 障害物と接触すると停止 進行方向前方にある低位置の障害物 も検知
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14 モバイルロボットによる自動搬送 拡張された可搬重量 オムロンのモバイルロボットシリーズに 高可搬タイプのLD-250が仲間入り 高可搬タイプのモバイルロボットLD-250は可搬重量が 250Kgです。 LDシリーズで実証済みの技術を土台に、可搬重量を高め、 頑丈な金属カバーを使用しています。 ロボット上部面積も従来の2倍で、より重いもの、かさの 大きいものを運ばせることが可能になりました。 一度の搬送でたくさん運べ、搬送回数を減らせることが できるので、従来よりも少ない台数で搬送作業を自動化 できます。 LD-250はオムロンの既存のフリート管理に簡単につながる ため、モバイルロボットの経路設定や交通整理、充電管理 などのフリート管理機能が、そのまま活用できます。
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15 モバイルロボットによる自動搬送 自動モバイルロボット オムロンのAMR AGV セットアップ 簡単なマッピングで使用可能 容易 (AMR)と無人搬送車 ナビゲーション 物理的なガイドなしで自律的 マグネットテープやビーコンかつ安全に走行します などのガイドが必要 (AGV)の違いは? 障害物 停止せずに安全に障害物を 障害物を検知すると停止し、 回避 障害物が取り除かれるまで 動けない マップ変更 容易 ガイド等の再設置が必要 目的地の変更 容易 ガイド等の再設置が必要 拡張性 容易 ガイド等の再設置が必要 違いは柔軟性 一方、AMRは、マグネットテープやビーコンが なくても、安全に運転できます。AMRはまず、内蔵 コンベヤは100年以上にわたって工場や センサを使って工場内の基本地図を作成し、 倉庫で使用されてきましたが、高価であり、製品 その後は周囲環境を常に検出しながら稼働 やプロセスが変わるたびに変更するのが非常に します。工程が変更されると、AMRのシステムも 困難です。 簡単に追随が可能で、新たな経路のネットワーク を創出したり、各ロボットに新しい作業を割り振る 約10年前、無人搬送車(AGV)が材料搬送におけ ことができます。 るコンベヤの代替手段として登場しました。 自動モバイルロボット(AMR)と無人搬送車 AMRはAGVと異なり、障害物の前で停止し続ける (AGV)の違いは何でしょうか? ことはなく、固定された障害物も移動している 障害物も自動的に回避し、必要に応じて自らの AGVは、床に敷設したマグネットテープや壁に ルートを再設定します。AMRの走行経路は、 取り付けるビーコン(位置情報送信装置)などに 人が介入せずに自動変更されるため、運営が より、あらかじめ決められた経路を走行します。 フレキシブルになり、総所有コスト(TCO)の削減 したがって、AGVによる生産ライン変更は可能で につながります。 すが、経路を変更するたびに工場に新たな機材を 設置する必要があるため、その間はラインを 自動モバイルロボット(AMR)と異なり、 停止する必要があり、余分なコストがかかります。 無人搬送車(AGV)は、ガイドを必要とするため、ルートの選択肢が限られた ものとなる
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16 モバイルロボットによる自動搬送 グローバルな オムロンは世界のほぼ全地域でモバイル ロボット・ソリューションのサービスとサポートを提供しており、 お客様にとって不必要なダウンタイムを サービスとサポート 最小限にとどめます。 北米・南米 10拠点以上 アジア太平洋地域 100拠点以上 40か国以上における 150以上の拠点 欧州・アフリカ 40拠点以上 オムロン現地オフィス 近隣拠点を通じサポート提供
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17 モバイルロボットによる自動搬送 MEMO
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18 モバイルロボットによる自動搬送 MEMO
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19 モバイルロボットによる自動搬送 MEMO
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本誌には主に機種のご選定に必要な ●本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。 内容を掲載しており、ご使用上の注意事項等を 本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。●本誌にオープン価格の記載がある商品については、標準価格を決めていません。 掲載していない製品も含まれています。 ●本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性を 本誌に注意事項等の掲載のない製品につきましては、 ご確認の上、ご使用ください。●本誌に記載のない条件や環境での使用、および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・安全 ユーザーズマニュアル掲載のご使用上の注意事項等、 機器、その他人命や財産に大きな影響が予測されるなど、特に安全性が要求される用途に使用される際には、当社の意 図した特別な商品用途の場合や特別の合意がある場合を除き、当社は当社商品に対して一切保証をいたしません。 ご使用の際に必要な内容を必ずお読みください。 ●本製品の内、外国為替及び外国貿易法に定める輸出許可、承認対象貨物(又は技術)に該当するものを輸出(又は 非居住者に提供)する場合は同法に基づく輸出許可、承認(又は役務取引許可)が必要です。 ●規格認証/適合対象機種などの最新情報につきましては、当社Webサイト(www.fa.omron.co.jp)の「規格認証 /適合」をご覧ください。 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー ●製品に関するお問い合わせ先 オムロン制御機器の最新情報をご覧いただけます。 お客様相談室 クイック オムロン 0120-919-066 www.fa.omron.co.jp緊急時のご購入にもご利用ください。 携帯電話・PHS・IP電話などではご利用いただけませんので、下記の電話番号へおかけください。 電話 055-982-5015(通話料がかかります) オムロン商品のご用命は  ■営業時間:8:00~21:00   ■営業日:365日 ●FAXやWebページでもお問い合わせいただけます。 FAX 055-982-5051 / www.fa.omron.co.jp ●その他のお問い合わせ 納期・価格・サンプル・仕様書は貴社のお取引先、または貴社 担当オムロン販売員にご相談ください。 オムロン制御機器販売店やオムロン販売拠点は、Webページで ご案内しています。 ○C OMRON Corporation 2019 All Rights Reserved. カタログ番号 SBCE-117B 2019年11月現在 ①YM○O CSM_1_2_1119 お断りなく仕様などを変更することがありますのでご了承ください